悶々の意味とは?使い方を例文付きで解説!類義語・対義語・英語表現も
悶々という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日常会話でも用いられることがある言葉ではありますが、いざ正しい意味を問われると分からないという人も多いことでしょう。
今回の記事では、悶々の意味や使い方、類義語、対義語、英語表現を紹介します。
Contents
『悶々』の読み方や意味をチェック!
『悶々』は、『もんもん』と読みます。
悩んで苦しんでいる状態を意味する言葉として使われています。
辛い自分を全面に出している状態ではなく、あくまで自分の心の中に苦しみを抱えている状態というのがポイントです。
悩むあまり泣いてしまったり、感情を抑えきれなくなってしまったり、表面に感情が見えている場合には『悶々』とはいわないので注意しましょう。
例文付き|『悶々』の使い方
次に、例文を見ながら悶々の使い方をおさえていきましょう。
彼が他の女性と仲良くする姿を見ると悶々としてしまう。
誰でも、恋人が他の異性と仲良くしていたり親しげな様子を見せていたりすれば気になってしまうものでしょう。
とはいえ大人ですから、「他の女性(男性)と仲良くしないでほしい」と泣きわめくことはしませんよね。
そうはいっても心の中では良くない思いがくすぶってしまうもの。
そんなときに使えるのが『悶々』なのです。
このまま悶々としているよりも、本人に聞いてスッキリしよう。
世の中には、いわなくてもいいことを言ってしまう人はいるものです。
「あの人があなたのことをこう言っていたよ」といった、他人が自分に対していっていた悪口や愚痴をわざわざ本人に伝えてくる人は、その最たるものでしょう。
愚痴や悪口をいわれて気分が良い人など、いるはずがありません。
「何かしてしまったのかな」「嫌われるようなことをいってしまったのかも」など、あれやこれ考えては『悶々』としてしまうのです。
今日は会社の飲み会なので、悶々としたまま仕事をしている。
会社で行う飲み会は、行きたい人ばかりではありません。
なかにはプライベートを大切にしたいという思いから、積極的になれない人もいるのです。
そんな人たちからすると、会社の飲み会が予定されている日はいつもよりも気が重くなってしまうもの。
『悶々』とした気持ちを抱えながら、飲み会までの時間を仕事に費やすのです。
『悶々』の類義語
悶々の類義語には、以下のようなものがあります。
- 鬱々(うつうつ)
- 煩悶(はんもん)
- 苦悶(くもん)
- 憤悶(ふんもん)
- 憂悶(ゆうもん)
- 煩慮(はんりょ)
語彙力を広げるためにも、覚えておきたい表現です。
『悶々』の英語表現
悶々という言葉を表現できる英語はいくつかあります。
- anguish
- agonize
- worry
anguishには、悶々の類義語である「(精神的・肉体的な)苦悶」という意味があります。
agonizeは「(難しい判断・選択・決定など)に苦悩する、苦悶する」、worryは「心配する、くよくよする」といった意味になります。
状況やニュアンスに応じて使い分けられるのがベストでしょう。
『悶々』の意味を覚えて使いこなそう!
悶々は、『もんもん』と読み、『心の中に悩みや苦しみを抱えている状態』を指す言葉です。
苦しみや悩みを全面的にアピールしている状態ではなく、あくまでも心の中にそうした思いを抱えていることがポイントです。
悶々には、類義語で『鬱々』や『苦悶』、『憂悶』といった言葉もあります。
それぞれの意味を併せて覚えることで、より語彙力が広まるでしょう。
まずは悶々の意味を覚えて、しっかり使いこなせるようになってくださいね!
- 悶々の読み方は「もんもん」
- 悶々の意味は「心の中に悩みや苦しみを抱えている状態」
- 悶々の類義語には、「鬱々(うつうつ)」「煩悶(はんもん)」「苦悶(くもん)」などがある
- 悶々の英語表現は、「anguish」「agonize」「worry」