気が弱い人の特徴とは?臆病になってしまう原因や弱気を克服する方法も解説
「気が弱くて言い返せない」
「あの人は見るからに気が弱そうだ」
誰しも一度は、自分や他人に対して「気が弱い」と思ったことがあるのではないでしょうか。
「気が弱い」と聞くと、決してポジティブで前向きな印象は受けませんよね。
この記事では気が弱い人の特徴や原因、気が弱い性格を克服する方法などを解説します。
気が弱くて悩んでいる人も、友達に気が弱い人がいる人も、ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
気が弱いとは
そもそも「気が弱い」とは、「自己主張が弱く、他人に対し自分の意見を強く述べたり、他人の意見を強く否定したりしない」といった消極的な性格のことを指します。
子どもの頃から気が弱い性格だったというよりは、成長過程で形成された可能性が高いです。
また、普段は気が強い人でも、体調や環境など自分のおかれた状況によって弱気になることもあります。
気が弱い男女の特徴
男性でも女性でも気が弱い人はいます。
まずはそんな気が弱い男女の特徴を解説します。
人からの頼みを断れない
気が弱い男女の特徴ランキング1位といえるのが、人からの頼みを断れないことです。
気が弱い人には優しい性格の人が多く、「ごめん、今日どうしても残業できないの!」などと同僚に頼まれてしまうと、「いいよ、気にしないで」と自分の仕事ではない業務も引き受けてしまいます。
一度や二度ならば承諾してもいいかもしれませんが、そのうち「あの人はいつでも頼める」と都合がいい人のように思われて、幾度となく仕事を押し付けられてしまうことも…。
その結果、自分の時間がなくなってしまうことも少なくありません。
声が小さく聞き取りにくい
声が小さく聞き取りにくいのも、気が弱い人の特徴です。
気が弱い人たちは自分の意見に自信を持てないことが多く、相手に意見を求められても、ついボソッと聞き取りにくい声で言ってしまいます。
「え?何て言ったの?」と聞き返されてしまうことも多いですし、聞き返されるたびに委縮してしまう人も…。
心配性ですぐにクヨクヨ悩む
基本的に心配性で、ちょっとしたことでクヨクヨ悩んでしまうのも気が弱い人の特徴です。
仕事でトラブルが発生したときや恋愛が上手くいかないときなど、自分に一切非がなかったとしても「自分に責任がある」「私が原因だ」と自分を責めてしまいます。
「私がもっと積極的に契約を取りにいかなかったのが悪い」「自分がデートでリードしなかったから浮気されたんだ」などと考えてしまうのです。
控えめな性格
気が弱い人には控えめな性格の人が多いです。
基本的に自己主張が苦手なので、何事に対しても控えめです。
仕事でも恋愛でも、自分から積極的にグイグイ行動を起こすことは得意ではありません。
たとえば新しい部署に配属されたとき、自分から周りに溶け込もうとするのではなく、ある程度周囲を観察してから必要最低限のコミュニケーションを取ります。
また、好きな人ができてもなかなかアピールできず、守りに入りがちです。
決断力がない
気が弱い人は優柔不断で、決断力がないのも特徴的です。
「デートでラーメンってナシかな」「職場の飲み会ってどこの居酒屋を予約すればいいのだろう」などと、どんな些細なことでも自分の意見に自信を持てないので、1つひとつの行動に時間がかかります。
自分で決めるよりも、他の人に決めてもらったほうが楽だし、ありがたいというのが本音です。
慎重になりすぎて、石橋を叩いた結果渡らない…なんてこともあります。
気が弱く臆病になってしまう原因
気が弱い人はどうして臆病になってしまうのでしょうか。
気が弱くなってしまう原因を解説します。
周りの目を気にしすぎているから
気が弱く臆病になってしまう原因ランキング第1位といえば、周りの目を気にしすぎていることです。
気が弱い人は、自己肯定感がとても低く、周りからどう思われているのかということばかりに焦点を置きます。
この原因は、幼少期から厳しい両親に育てられ、常に誰かと比較される環境だった可能性が考えられます。
小さい頃からそういう環境で育つと、「自分の意見を言ったら怒られる」という思考回路に陥り、上手く気持ちを言葉にして表現することが苦手になるのです。
ネガティブな思考回路だから
気が弱く臆病になってしまうのは、ネガティブな思考回路が原因の可能性もあります。
基本的な考え方が後向きのため、望む未来をイメージするよりも最悪の事態を想定します。
たとえいいことが起こっても、「この後に絶対何か悪いことが起こる」と決めつけてしまうのです。
ネガティブ思考は慎重派と言い換えることもできますが、気が弱い人の場合はネガティブ過ぎて、周りから引かれてしまうこともあります。
逃げ癖がついているから
気が弱く臆病になるのは、逃げ癖がついているからかもしれません。
周りから嫌われたり、何か自分が責任を取るということを極度に恐れているので、そういう場面に直面しそうになると、のらりくらりと逃げてしまいます。
小さい頃から人との関わりや、やりたくないことを回避している人は、問題解決の経験値が低いため、いざトラブルがあったときも対処法を見つける前に諦めてしまうのです。
よくないことだという自覚はあるため自己嫌悪し、ますます気が弱くなる…という負のループに陥ります。
逃げ癖がついていると、人間として成長するチャンスを逃しますし、周囲からも信頼されなくなって人間関係に影響が出るでしょう。
脱弱気!気が弱い性格を克服する方法
気が弱い人だって、ずっとそれでいいとは思っていないはずです。
なんとか自分を変えたいと思っている人のために、気が弱い性格を克服するための改善方法を伝授します。
自分で考えて行動する
気が弱い性格を克服するには、まずは自分で考えて行動することを心がけましょう。
気が弱い人は、どうしても周りからの指示を待ってから行動しがちですが、それでは主体性がなく、いつまでたっても他力本願になってしまいます。
些細なことでも「今自分はどうするべきか」をしっかり考えて行動することで、少しずつ成功体験を積み重ねていってください。
自分の言動に自信が持てるきっかけになるはずです。
堂々とした人になりきる
気が弱い自分の殻を破って、堂々とした人になりきることもおすすめの克服方法です。
意外と形から入ることも効果的で、パッと見堂々としている人の真似をしてみましょう。
- 誰かと話すときは必ず相手と目を合わせる
- 背筋をピンと伸ばし、常に姿勢を良くする
- 聞き取りやすいように大きな声でハキハキ話す
- 元気が出るような原色をファッションのどこかに取り入れる
身近にいる堂々とした人や尊敬している人を参考にしてみてください。
人と比べることをやめる
「自分は自分」と考え、人と比べることをやめるのも、気が弱い自分から脱却するには効果的です。
気が弱くなる理由として「いつも他人と自分を比べてしまう」という人は少なくありません。
比較することで悲観的になったりストレスを感じたりする人は、「自分はこっちの分野が得意だ」と自分ができることを思い出し、認めてあげてください。
誰かと比べてネガティブな気持ちになるタイプの人は、「自分ができること」「自分が得意なこと」にフォーカスを当てて日々生活しましょう。
ガラッと環境を変える
気が弱い性格を改善するには、ガラッと環境を変えることも非常に効果的です。
人間の性格は、ほとんどが生活環境に左右されます。
言い換えれば、あなたは今「気が弱い自分でも大丈夫」な環境にいるということです。
本当に自分の性格を変えたいと思うなら、今の職種と180度違う仕事を探し、なりたい自分になれるような環境に飛び込むのも1つの手です。
職種を変えることはハードルが高いと感じる人は、新しくコミュニティに所属することや、引越して心機一転するのもおすすめです。
「長所」として受け入れる
気が弱い部分を長所として受け入れる方法もおすすめです。
気が弱い性格だからこそ、他人の意見を受け入れることができたり、指示されたことを瞬時に実行できたりすることがあります。
自分の意見をはっきり言えることは社会人として大事なことですが、「自分の意見ばかり押し付けず、他人の意見を受け入れて行動に移せる」ということも素晴らしい才能です。
「気が弱い性格には長所もたくさんある」と開き直ることができれば、自分に自信がつき、自然と気の弱さを克服できる可能性が高いです。
気が弱い人が向いている仕事
気が弱い人が向いている職業はたくさんあります。
向いている職業一覧を紹介するので、どんな仕事がいいか迷ったときは、ぜひ参考にしてください。
- 保育士 → 小さい子のケアは優しさと忍耐が必要なため
- 看護師 → 子どもからお年寄りまで、ありとあらゆるケアに対応する必要があるため
- 事務職 → 自己主張を求められることやプレッシャーをかけられることが少ない
- 研究職 → 他人とコミュニケーションを取る必要がなく、黙々と1人で仕事が可能
- 専門職 → 顧客相談など人との関りが必要なときに、柔らかい対応が必要になる
気が弱いことは長所でもあり短所でもある
「気が弱い=自分の意見がない」と思われることがよくありますが、全ての人が自己主張し合うようになったら、世界は回らなくなります。
意見を主張する人がいて、それを受け入れる器がある人がいることで、人間関係も上手くいくのです。
気が弱いことで他人にいいように使われたり、見下されたりしている人は、自分の価値を下げるので対処したほうがいいかもしれません。
気が弱いことは長所でもあり短所でもあるので、良いバランスを見つけて、気楽に過ごせる日々を送れるのがベストです。
- 「気が弱い」とは、自己主張が弱く、他人にどう思われているかを気にしてしまう性格のこと
- 気が弱い人の特徴には、「他人からの頼みを断れない」「声が小さい」「決断力がない」などがある
- 気が弱くなってしまう最大の原因は、他人からどう思われているかを過度に気にすること
- 気が弱い自分から脱却するには、他人と比べることをやめ、環境を変えることが効果的