ウェイ系の特徴&心理・よく使う言葉・上手な付き合い方を徹底紹介!
最近よく見聞きするようになった「ウェイ系」という言葉をご存知でしょうか?
大学生に多いタイプを意味する若者言葉なのですが、明るいイメージがある一方で、必ずしも誉め言葉というわけではないようです。
今回の記事では、ウェイ系の特徴や心理、彼らがよく使う言葉について徹底紹介します。
また、身近にいるウェイ系との上手な付き合い方も解説するので、気になる人は要チェックです。
Contents
ウェイ系の意味とは
「ウェイ系」とは、遊び好きでハイテンションな人たちのことをいいます。
もともとはネットスラングでしたが、近年リアルでも使われることが増えてきました。
ウェイ系と呼ばれる理由は、彼らが盛り上がったときに「ウェーイwww」と歓声を上げるところから来ています。
もっとも「ウェイ」は挨拶代わりにも使われます。
目が合ったらとりあえず「ウェーイ」と言えば、コミュニケーションが取れるというわけです。
従来の日本語でいえば「どうも」に近い使い方かもしれません。
人と会ったら「どうも」と挨拶すれば良好な関係が維持できるのと同じと考えれば、イメージしやすいのではないでしょうか。
似た言葉に「パリピ」がありますが、これは「パーティーピープル」を英語っぽく発音した「パーリーピーポー」の略語です。
どちらもハイテンションなところはよく似ていますが、パリピがクラブやフェスなどのイベントに集うイメージがあるのに対し、ウェイ系はリーズナブルな居酒屋にたむろする印象が強いです。
両者の見分け方は経済力の違いといってもいいかもしれません。
うざい?楽しい?「ウェイ系」の特徴
「ウェイ系」に対する世間の反応はさまざまで、うざいと見る人もいれば、楽しいと見る人もいます。
「ウェイ系」の特徴について詳しく見てみましょう。
その場のノリを大切にする
ウェイ系にとって一番大切なのは、その場のノリです。
その瞬間が楽しければいいという刹那主義なので、行動の結果を深く考えることはありません。
全員で「ウェーイ!」と叫んで近所迷惑になろうが、大通りではしゃいで通行の妨げになろうが一切気にせず、一度盛り上がったら全力で騒ぎます。
良くいえば陽キャラといえますが、周囲の常識ある大人からしたら「厄介者」以外の何者でもないでしょう。
コミュニケーション能力が高い
ウェイ系の特徴の1つにコミュニケーション能力の高さがあります。
とてもフレンドリーな彼らは、ノリさえ良ければ他人を排除するようなことはありません。
むしろ他人を巻き込んで場を盛り上げたいと思っており、誰とでも分け隔てなく仲良くなれる高いスキルを持っています。
基本的に人見知りをすることもないので、初対面の人ともすぐに打ち解けることができるのです。
飲み会が大好き
ウェイ系と呼ばれる人たちは飲み会が大好きです。
その場のノリ次第ではコーラでもハイテンションになれるウェイ系ですが、酔えば理性を飛ばしてくれるアルコールは、彼らにとってなくてはならないものです。
大学のサークルやゼミの新歓コンパ、合コンなどの飲み会では、仲間とともに盛り上がっているウェイ系大学生を数多く見ることができます。
新入社員が飲み会ばかり開催する場合は、もしかしたらウェイ系なのかもしれません。
周囲の目を気にせずに騒ぐ
ウェイ系は楽しく盛り上がるのが大好きです。
そこが店だろうが交差点のど真ん中だろうが、自分たちが楽しければ周囲の目を気にせず騒ぎます。
彼らにとって重要なのは自分たちがいかに楽しむかで、それ以外のことにはあまり関心がありません。
周囲から不審な目で見られても、むしろ観客がいることでテンションは更に上がり、悪乗りはエスカレートしていきます。
ポジティブ思考
明るく陽気なウェイ系は、基本的にポジティブ思考の持ち主です。
彼らは「なんとかなるっしょ」と常に根拠のないハッピーエンドを信じており、他人が冷ややかな目で見ても「注目されてる!」と無邪気に喜べるメンタリティを持っています。
一緒に騒ぐ分には楽しい彼らですが、何でも自分に都合のいいように考えるため、こちらの事情を察して自重してくれるということはまずありません。
気持ちが暗くなったときは、明るい気分になれていいかもしれませんが、大人の対応が求められるシーンでは、一緒にいると恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。
服装はトレンドを意識している
人目を気にしないウェイ系ですが、ファッションには高い関心を持っています。
服装はトレンドを意識していることが多く、男性でも女性でも自宅に全身を映せる姿見があり、ショーウィンドウに自分の顔が映るたびヘアスタイルをチェックする傾向があります。
ブランド物も大好きですが、学生が多いため経済力に限りがあり、その分センス勝負なところがあるでしょう。
ウェイ系は周囲の目をあまり気にしない割に、仲間内での評判には敏感で、ダサく思われないようにトレンドを意識しているのかもしれません。
基本的にチャラい
ウェイ系は基本的にチャラいです。
髪は金髪したり、耳にはピアスをつけたりと、風貌からしてチャラさ全開です。
さらに高いコミュ力に物を言わせて、初対面の相手にもゼロ距離で接してきます。
清潔感とは無縁で全体的にルーズな印象があり、それが敬遠される理由になることも少なくありません。
また、ルーズな部分は異性関係にも表れます。
性欲が強いうえにお酒好きなため、その場のノリで初対面の異性と一夜を共にすることは日常茶飯事です。
勢いに任せて自分の性欲を満たすので、朝起きたときに隣にいる人を見て、「自分はこの人と寝たのか…」と微妙な気持ちなる人もいるでしょう。
ウェイ系がよく使う言葉
ノリ重視のウェイ系な人たちは、使う言葉も独特です。
ウェイ系がよく使う言葉をいくつか紹介しましょう。
「ウェーイ」
使う頻度の高さでいえば、やはりその名の由来となった「ウェーイ」が一番でしょう。
盛り上がれば「ウェーイwww」、顔を合わせても「ウェーイw」と四六時中使います。
ウェイ系に遭遇したら、とりあえず「ウェーイ」と言えば仲良くなれます。
「それな」
同意する際に使われるのが「それな」です。
ノリが何より大切なウェイ系同士の会話では、同意と共感の意思表示はかなり重要で、「それな」もかなり頻繁に使われています。
もともとは関西の方言だったものが若者を中心に流行り、全国区になったといわれています。
ちなみに2020年上半期「インスタ流行語大賞」では20位にランクインしており、ウェイ系だけでなく、若い世代に幅広く使われているようですね。
「あーね」
納得したときに使われるのが「あーね」です。
「あーなるほどね」の略語ですが、博多弁をはじめ各地で方言として昔から使われていたともいわれています。
「あーね」は2011年から2年連続で「女子中高生ケータイ流行語大賞」6位にランクインしている若者言葉です。
ウェイ系は「それな」と同様に、相槌として「あーね」という言葉を多々口にします。
「ワンチャン」
ワンチャンはone chance(ワンチャンス)の略語で、もしかしたらいけるかもしれないといった場面で使います。
あまり期待はできないけれど可能性はゼロではない…といったニュアンスです。
「あの人にワンチャンアタックしてみる!」「授業が終わったらワンチャン飲みに行けるかも!」などと使用することができます。
「ウケる」
「ウケる」もウェイ系の会話によく登場する言葉です。
面白く感じる、笑えるという意味で、若者言葉というわけではありませんが、場を盛り上げる際によく使われます。
あまり面白くないことでも「マジウケるwwww」と笑いを共有することで、その場のテンションを維持できるのでしょう。
接し方に困る!ウェイ系男子・ウェイ系女子との上手な付き合い方
ゼロ距離で絡んでくることが多いウェイ系だけに、対処法に困る人も少なくないでしょう。
最後に、ウェイ系男子・ウェイ系女子と上手に付き合う方法を解説していきます。
できる限り距離を置く
ウェイ系はノリが命ですから、その場にいる人すべてを巻き込もうとします。
彼らのノリについていけないと思ったら、できる限り距離を置くようにしましょう。
彼らはノリが悪い相手と絡もうとはしません。
なぜなら集団行動において1人でもノリが悪いと、自分たちのテンションも落ちてしまうからです。
そのため、できるだけ距離を取って、ノリの悪い人間と認識してもらうといいでしょう。
適当にノリを合わせる
距離を取るのが難しければ、適当にノリを合わせるようにしましょう。
彼らはできるだけ大勢と騒ぎたいだけで、個人的に仲良くなりたいわけではないケースがほとんどです。
ウェイ系とどうしても絡まないといけないときは、強引な誘いを頑なに拒否して険悪になるよりも「ウェーイ」と合わせてやり過ごした方が無難です。
飲み会には同席しない
ウェイ系にとって酒の席で何よりも大切なのは一体感です。
全員で楽しい雰囲気を共有したい彼らは、仲間外れが出ないよう、ノリが悪い相手には積極的に絡んできます。
それは彼らなりの気遣いなのですが、酒が入るとどうしてもウザ絡みになってしまうので、できるだけ彼らが参加する飲み会には同席しないのが賢明です。
しつこく誘ってくるようなら「アルコールが飲めない」と伝えましょう。
下戸ではウェイ系独特のノリについていけないので、きっと諦めてくれるはずです。
ウェイ系は大学生に多いが社会人にも存在している!
ウェイ系といえば大学生のイメージがありますが、実は社会人にも存在しています。
社会人彼氏や彼女がウェイ系だったらびっくりしてしまうかもしれませんが、節度あるウェイ系は有能な営業マンとしての資質を秘めているともいえます。
高いコミュ力があるうえに、若い世代が敬遠しがちな飲みニケーションにも抵抗がない彼らは、営業先や上司、他部署の人たちとも親しくなれるため、社内外での人間関係づくりに長けています。
かといって楽しいことが大好きなので仕事人間では終わりません。
社会性が場合は困りものですが、ウェイ系が持つ多様性は見習ってもいいかもしれませんね。