「喪男（もお、もおとこ、もだん）」とは？特徴や意味をわかりやすく解説

ネット上には、一見しただけではよく分からない言葉がたくさんあります。

「喪男（もお・もおとこ・もだん）」も、よく見かける代表的なネットスラングですが、正しい意味は知らないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、「喪男（もお・もおとこ・もだん）」の意味や正しい使い方、さらには喪男に当てはまる人の特徴について詳しく解説していきます。

喪男とは

まずは「喪男」の意味や由来について見ていきましょう。

喪男の意味

「喪男」は、モテない男性を意味するネットスラングの1つです。

単にモテないというよりも、「彼女いない歴＝年齢の男性」「本当に恋愛と縁のない男性」という意味合いで使われることが多い言葉だといえます。

また、恋愛経験のなさから自虐的になったり自己否定的になったりしている男性にも使われることがあります。

単純に恋人がいないというよりは、「人生の中で女性に全く縁のない男性」という意味合いが強い言葉だといえるでしょう。

喪男の読み方

「喪男」の読み方には、「もお」「もおとこ」「もだん」などがあり、使用者の間でも統一されていません。

ちなみに、モテない女性は「喪女（もじょ・もおんな）」と呼ばれています。

喪男の元ネタや由来

「喪男（もお・もおとこ・もだん）」は、巨大掲示板2ちゃんねる（※現5ちゃんねる）の「モテない男板」というスレッドで生まれた言葉だといわれています。

「喪」という漢字のネガティブなイメージと、モテない男性のイメージが重なり合っていることから、「モテない男＝喪男」の漢字が当てはめられたと考えられます。

掲示板内での「喪男」の定義は厳格であり、女性と付き合ったことがないだけでなく、告白された経験もゼロでなければ、喪男として認められないとされるのが一般的です。

【自己診断】喪男の特徴12選

では、どのような男性が「喪男」と定義できるのでしょうか。

ここでは、詳しい喪男の特徴を紹介していくので、自分自身も当てはまっていないか気になっている人はぜひチェックしてみてください。

女性と付き合ったことがない

喪男というからには、女性と付き合ったことがないのが大前提です。

一度でも交際経験がある場合は、いくら彼女がいない歴が長かったとしても「喪男」としては定義されません。

女性と付き合ったことがないということが喪男の絶対条件なのです。

女性から告白されたことがない

喪男の定義には、「女性から告白されたことがない」というのもあります。

一度でも告白された経験のある人は、それなりに魅力があるということになるので、喪男の定義からは外れてしまいます。

告白されても交際につながらなかった場合は、グレーゾーンではあるといえるでしょう。

しかし、厳格に定義するなら、やはり告白された経験もないのが真の喪男だといえるのです。

受け身で引っ込み思案

喪男は、受け身で引っ込み思案な性格をしています。

自分から行動しようという発想が乏しいので、相手から話しかけられるのを待ってしまう傾向があるのです。

そのため、人間関係を広げるのは苦手であり、女性ともなればなおさら交流することはありません。

こうした引っ込み思案の性格ゆえに、周囲からは「大人しい人」「暗い人」という印象を持たれてしまうことが多いでしょう。

女友達と呼べる相手がいない

女友達と呼べる相手がいないのも、喪男の特徴です。

そもそも交友関係が狭く、自分から女性に話しかけるようなことは皆無なので、当然女性との交流は生まれません。

とくに好きな相手でなくても、女性というだけで意識してしまい、上手に話すことができません。

逆に、彼女いない歴＝年齢であっても、特定の女友達が存在する人は「喪男」の定義からは外れるというわけです。

すぐに女性に惚れてしまう

女性との縁がない喪男は、普段接する機会がないだけに、ちょっと女性から優しくされるとすぐに惚れてしまう傾向があります。

とくに、モテないものの女性との交際願望がある喪男の場合、ちょっとでも交流のあった女性のことをすぐ好きになってしまいがちです。

しかし、喪男なので自分からアピールすることはありません。

そのため、ほとんど自然消滅してしまうことが多いでしょう。

クールなふりをする

クールなふりをするのも喪男の特徴です。

喪男にはプライドが高い人が多く、本当はモテていないのにモテるふりをする人が多い傾向があります。

自己評価は低いのに「見栄だけは張りたい」というアンバランスな心理を持っているので、人によっては虚言のような発言が目立つこともあるでしょう。

身の丈に合わないクールなふりは、周囲から引かれる要因になりかねません。

生活習慣が乱れている

喪男には生活習慣が乱れている人が多いです。

「どうせモテないから何をしてもムダだ」と思っているので、自分のケアが疎かになってしまうのでしょう。

ファストフードやカロリーの高い食事ばかりになったり、睡眠習慣が乱れていたりする人も少なくありません。

そうした生活習慣の乱れが肥満や肌荒れとして現れ、より見た目に無頓着になるなど、喪男を加速させる要因にもなりがちです。

中途半端にプライドが高い

中途半端にプライドが高いのも喪男の特徴です。

本当にプライドが高ければ、より良い自分になるために自分磨きは欠かさないでしょう。

しかし、プライドが高い一方で「努力はしたくない」「自分が認められないのは周囲の無理解のせいだ」と思っているので、自分を変えようとは思わないのです。

喪男であることがコンプレックスだったとしても、自分から改善して「モテるようになろう！」とは考えないことが多いでしょう。

自分の話をしない

喪男は自分の話をあまりしません。

自己開示が苦手であり、自分から心を開くことがないので、周囲の人と交流を深めるのは難しい傾向にあります。

さらには、心のどこかで「自分のことを知られればバカにされる」「受け入れてもらえるはずがない」という恐れも抱いています。

引っ込み思案で消極的な性格も手伝って、自分から自身の話をすることはないのです。

女性を下に見た発言をする

喪男の中には、女性を下に見た発言が目立つ人もいます。

心のどこかで「女性にモテない自分を認めたくない」「価値のない人間だと思いたくない」と思っているのでしょう。

そのため、自分を認めてくれない女性がダメなのであって、そうした女性たちは自分よりも劣っている、と解釈するようになるのです。

「女なんて男の顔とか金しか見てない」「女と付き合うくらいなら1人でいたほうがマシ」といった発言は、喪男のコンプレックスによるものだと考えられます。

自虐的な言動が目立つ

自虐的な言動が目立つのも、喪男の特徴の1つです。

「一生女と縁がなく死んでいくしかない」「喪男が発言するだけで女性が引いていく」など、極端にネガティブな発言をすることが多い傾向にあります。

しかし、こうしたネガティブな言動は周囲にはあまりいい印象を与えません。

女性からも「一緒にいても楽しくなさそう」と思われるので、余計にモテなくなる要因になってしまうでしょう。

2次元の相手に恋をしてしまう

2次元の相手に恋をしてしまうタイプの喪男もいます。

現実の女性との交流はほとんどなく、むしろ「リアルな女性は怖い」とすら思っている喪男にとって、2次元の女性は安心できる相手です。

現実の女性と違い、2次元の女性は容姿・性格ともに理想を叶えてくれる存在といえます。

また、アニメやゲームの中にはたくさんの2次元の女性がいるので、喪男の好みにぴったりな相手も少なくないでしょう。

ただし、2次元の女性と現実の女性を比べ始めると、どんどん理想が高くなってしまいます。

結果として、現実の女性との距離が広がり、さらに喪男として突き進むことになりかねないのです。

喪男はモテない男性のことを指すネット用語

「喪男」とは、モテない男性を意味するネット用語です。

女性と一度も付き合ったことがなく、女性と縁が全くない男性のことを指す言葉だといえます。

彼らは控えめである反面、案外プライドが高い部分もあります。

そのため、たとえ彼女が欲しくても「彼女がいないほうが楽」などといって、現状維持を続ける人がほとんどです。

もし喪男から卒業したい気持ちがあるのなら、喪男になった原因をしっかり見つめなおすことが大切になるでしょう。

喪男が悪いわけではありませんが、もし恋人が作りたいのなら「喪男的な部分」を改善していくことを目指してくださいね。