余計なお世話をする人の心理とは?ありがた迷惑な特徴や対処法を解説
余計なお世話とは、いらないことに口を挟んできたり、頼んでもないのにお節介を焼いてきたりすることです。
職場に余計なお世話をしてくる人がいて、ストレスを感じる人は少なくありません。
余計なお世話をする人の心理は「人のお世話をするのが好き」「承認欲求が強い」「空気が読めない」などがあります。
今回は、余計なお世話をする人の心理と特徴、その対処法について詳しく解説します。
彼らの行動原理を把握して上手に付き合っていきましょう。
Contents
余計なお世話の例は?
ありがた迷惑でストレスがたまる余計なお世話には以下のようなものがあります。
職場でデスクを勝手に片づける
人のデスクを勝手に片付けるのは、代表的な余計なお世話です。
一見散らかっているように見えても、実は仕事をしやすいように配置していたり、どこに何があるかを正確に把握していることも少なくありません。
勝手に片付けられて、逆に仕事が捗らなくなった経験がある人もいるのではないでしょうか。
とても迷惑な行為であるのに関わらず、やった本人はいいことをしてあげたと思っているところがタチの悪いポイントです。
頼まれてもいない仕事をやろうとする
頼まれてもいない仕事をやろうとするのも、余計なお世話あるあるです。
仕事には、優先順位や自分のやり方というものがあります。
それをやたらと「やっておいたよ」などとどや顔されたら、うざいと感じて当然でしょう。
気が利くつもりなのかもしれませんが、無断で仕事を進めるのは迷惑行為以外の何ものでもありません。
相談してもいないのにアドバイスしてくる
ちょっと愚痴っただけで、相談してもいないのにアドバイスしてくるのは本当に勘弁してほしいものです。
同僚に仕事の愚痴をもらしただけで、「そういうときは〇〇するといいよ。なぜなら~」と長々解決策を助言されれば、うざい…と感じずにはいられないでしょう。
ダメ出しからはじまって延々持論を語り続ける相手を見て、「もうこの人に話すのはやめよう」と思うことも少なくありません。
余計なお世話をしてくる人の心理
歓迎されないにもかかわらず、なぜ不必要にお節介を焼こうとする人たちがいるのでしょうか。
余計なお世話をしてくる人たちの心理を解説していきましょう。
他人のお世話をするのが大好き
他人のお世話をするのが大好きな人は、余計なお世話を焼きたがります。
自らの「好き」という欲求が行動原理の1つとなっているため、相手にとって必要かどうかの判断が後回しになってしまうことがあるのです。
自己満足できるまでお世話をする結果、余計なことにまで手を出してしまいます。本人に悪気がないのが一番厄介なところかもしれませんね。
承認欲求が強い
承認欲求が強い人も余計なお世話をしがちです。
周りの人から認められたい、いい人に見られたいという欲求が強く、そうしなければ自分は認められない人間だと思い込んでいるのでしょう。
人からよく思われるためにも、余計なお世話を焼かずにはいられません。自己肯定感が極端に低いことで、周りの目を過剰に気にしてしまうのです。
主導権を握りたい
主導権を握りたいという思いが強すぎて、余計なお世話をしてしまう人もいます。
自分がいなければ物事が進まないという空気感を作ろうと、率先して世話を焼きたがり、エスカレートしていくパターンです。
職場では助けを必要としていない人に口を出したり、余計な手助けをしたりして、迷惑がらわれることも少なくありません。
行動力があるためリーダーとしての資質はあるはずですが、主導権にこだわるあまり、どちらでもいいことに白黒をつけたがったり、何一つ問題がないのに難癖をつけたりと、つい周囲からうざがられるような態度を取ってしまうのです。
ネガティブ思考
ネガティブ思考が余計なお世話の原因になることもあります。何事も悪い方に考え、他人が間違ったことをするのではないかと心配するあまり、先回りしてお世話を焼いてしまうわけです。
他人のことを心配するのは悪いことではありませんが、その根本に相手の実力への過小評価があることは否めません。
後輩や新人相手であれば親切の範疇ですが、上司や年長者相手では余計なお世話と思われても仕方ないでしょう。
もっともその心配が的中することもあるので、何でも「あの人の言うことはうざい」とスルーせずに、耳を傾けてみてもいいかもしれませんね。
自分に自信がある
自己肯定感が低いと余計なお世話を焼く傾向がありますが、反対に自分に自信がある人も、お節介を焼いてしまうことがあります。
このタイプの人は、人にやってもらうより自分でやった方が早いと考えています。自信過剰な性格によって自分が正しいと思うあまり、少しでも違うやり方を見かけると間違いを正そうと手を出してしまうのです。
他人を信じて任せることができないため、自分の担当ではないことまで気になってしまい、あれこれ首を突っ込んでは煙たがられています。
空気が読めない
余計なお世話をする人は、その場の空気が読めません。
彼らは自分の欲求に気を取られ、周りを客観的に見ることができないのです。
相手の立場になって考えることができないため、全て自分が基準で行動してしまいます。
そのため、いいことをしたつもりが相手の迷惑になってしまうことが少なくありません。
しかし、相手が嫌がってることにも気付けずに「いいことをした」と自己満足をして、余計なお世話を繰り返すのです。
何事にもせっかち
余計なお世話をする人は何事にもせっかちです。
彼らは常に自分基準で考えるため、とくに他人がマイペースで仕事をしていることが理解できず、自分がやった方が早いと考えます。
その結果、担当外であろうとお構いなしに余計な手出しをしてしまうのです。
たとえ期限までに問題なく進んでいる業務でも、せっかちな性格によって「もっとスピードを上げた方がいい!」とお節介を焼きます。
確かに仕事の生産性は上がるかもしれませんが、サポートを必要としていない人にとっては迷惑でしかないので、モチベーションが下がる原因になることも少なくありません。
余計なお世話をする人は、何事も自分が心地良いと思えるペースで進んでいかないと我慢がならないのです。
余計なお世話をしてくる人の対処法
悪意からの行為ではないものの、それでもお節介を焼かれるのは面倒なものです。しかし、職場関係や友人関係の人であれば、無視するわけにもいきません。
余計なお世話をしてくる人と上手に付き合っていくための、対処法は以下のようなものがあります
- 大事なことだけに耳を傾ける
- 反対に余計なお世話をしてみる
- できるだけ自分の情報は伝えない
- 感情的な対応はとらない
- 迷惑だとはっきり伝える
それぞれ詳しく解説するので、チェックしてくださいね。
大事なことだけに耳を傾ける
お世話を焼かれるたびに相手をしていては、こちらも疲れてしまいます。そこで大事なことだけに耳を傾け、それ以外はスルーすることをおすすめします。
大切なのはきちんとお礼を言うことです。良好な関係を維持できるだけでなく、お礼を言うことで話が終わったことを相手にアピールできます。
役に立つ部分を口頭で復唱し、「ありがとうございます!後は自分でやってみます」「わからないことが出てきたら相談しますね」などと言って話を終わらせましょう。
彼らの言うことは的を得ていることもあるので、参考にできる部分を取り入れることができれば、仕事や勉強などの物事がうまく進んでいくはずです。
反対に余計なお世話をしてみる
何を言っても耳を貸してくれない相手には、反対に余計なお世話をしてみるのも手です。
自己中心的に物事を考える人は相手の立場を想像できないため、実際に経験してもらうのが一番です。
必要以上に世話を焼いて「〇〇さんにいつもしてもらっているから、たまにはお返ししますね」と笑顔で言えば、自分がお節介であることに気づいてくれるかもしれません。
中には「自分はできるけど、あなたはできないでしょ」とマウントを取ってくる人もいるので、できるだけ相手の苦手ジャンルで口出しするようにしましょう。
できるだけ自分の情報は伝えない
余計なお世話をする人は、誰かを手助けするチャンスを常に探しています。そのため、できるだけ自分の情報は伝えないようにしましょう。
愚痴のつもりで「最近、早起きできなくて…」と一言漏らそうものなら、早起きのためのレクチャーがはじまり、しっかり実践できているかどうか探られることだってあります。
たとえ社交辞令であっても、プライベートにまつわる話題は避け、天気の話やテレビの話、話題のスポットの話など、差し障りのない話題選びがおすすめです。
感情的な対応はとらない
余計なお世話のおかげで時間をとられると内心イライラしてしまいますが、感情的な対応はとらないようにしましょう。
相手は善意でやっていることですし、傍目にも親切な行為に見えるため、イラついた態度をとれば、かえってこちらが周りに悪印象を持たれてしまうこともあります。
「いいかげんにしてください!」と怒りに任せて言い放ってしまえば、余計なお世話を焼いた人との関係性が悪化することは間違いありません。
多少イライラしても、冷静に対処し、アドバイスには感謝の言葉を述べて大人の対応をした方が、人間関係に波風を立てずに不快な時間を短く終わらせることができるでしょう。
迷惑だとはっきり伝える
余計なお世話が原因でミスが起きたり、スケジュール進行が遅れてしまったりといった悪影響が出るようであれば、「迷惑だ」とはっきり伝えることも必要です。
周りが見えていない人だからこそ、必要のないお世話を焼いてしまうわけですから、他人が指摘して気づかせるしかありません。
面と向かって伝えると悪く受け止められる可能性があるなら、年長の人や上司から言ってもらいましょう。
余計なお世話をする人との恋愛を避けるための恋活・婚活方法
できる限り、余計なお世話をしてくる人との恋愛は避けたいものです。
おせっかい男子・女子を回避するには、マッチングアプリ「ハッピーメール」を活用して恋活や婚活に励むのがおすすめです。
ハッピーメールであれば、デートする前にメッセージ交換を通してある程度、相手の人柄を推測することができます。
空気が読めない言動が多ければ、余計なお世話をする人の可能性が高いので気をつけるべきでしょう。
おせっかい男子・女子が恋愛対象外な人は、ぜひハッピーメールの利用を検討してみてください。
余計なお世話をする人は基本的に悪意はない
「困っている人がいたら見捨てておけない」「悩んでいたら助けてあげたい」という気持ちから行動しているのに感謝されないどころか、うざがられてしまう人たちがいます。
頼んでもいないのに仕事を勝手に進められたり、事あるごとにアドバイスをされたりすれば、「正直言ってうざい!」と思いますよね。
しかし、余計なお世話をする人たちには基本的に悪意はありません。周りが見えないばかりにやり過ぎたり、空気の読めない行動をしてしまうのです。
ですが、根底にある彼らの心理を理解しておけば、いざ余計なお世話をされても、少しだけ穏やかな気持ちで向き合えるのではないでしょうか。
余計なお世話をする人の心理を理解して上手に付き合っていきましょう。