疲れる気にしすぎる性格は卒業！9つの特徴や原因から改善方法を学ぼう

人間関係での悩みや仕事のストレスなどは、社会人なら避けては通れないものです。

「周りの目を気にしすぎてしまう」「考えすぎて落ち込んでしまう」などストレスを溜め込んでしまうのは気にしすぎる性格が原因かもしれません。

普段から何でも気にしすぎる傾向があるため、「この性格を直したい」と望んでいる人たちも多いでしょう。

この記事では、気にしすぎる性格に共通する特徴と原因について解説します。

また、気にしすぎる性格の改善方法やおすすめの本も紹介するので、ぜひ参考にして気疲れから卒業しましょう。

【自己診断】気にしすぎる性格に共通する特徴

性格を改善する前に自分が気にしすぎる性格かどうかチェックしましょう。

ここでは、気にしすぎる性格の人に共通する9つの特徴を解説します。

当てはまる項目が多ければ、気にしすぎる性格の可能性が高いといえるでしょう。

自分に対して完璧主義

気にしすぎる性格の人には完璧主義者が多いです。

完璧主義者は結果を追求するあまり、妥協が許せなかったり、負けず嫌いだったりする傾向にあります。

「失敗できない」というプレッシャーのせいで、細かいことが気になってしまうのです。

自分自身に高いハードルを課していることや、周囲の期待が強すぎることで完璧主義に陥ってしまうのでしょう。

他人の言動が目につきやすい

人間関係で気疲れしてしまう人は多いでしょう。

他人の言動が目につきやすいのも、気にしすぎる性格の特徴のひとつです。

「目を逸したから不安なんだろう」「扉を強く閉めたから怒っているかも」など相手の顔色や仕草といった細かい部分にまで注目してしまいます。

絶え間なく情報を取り込んでしまうせいで、脳が疲れてしまうのです。

基本ネガティブ思考

仕事や恋愛などすべての物事が悪い方向へ転がるネガティブ思考は、気にしすぎる性格の人に共通する特徴です。

自分に自信がなかったり、他人を信用できなかったりするせいで、良いイメージを抱けないのです。

物事に取り組む前に悪いイメージばかりが先行するので、腰が引けて行動に移せなくなってしまうこともあるでしょう。

嫌われたくない

他人からの評価を気にしすぎてしまう人も、日々気疲れしてしまいます。

「嫌われたくない」という気持ちが強すぎて、本音が言えず、周りの顔色ばかりうかがってしまうのです。

そのせいで、自分の意見を押し殺したり、不満を溜め込んだりしてストレスを感じてしまうでしょう。

人間関係がうまくいかない

他人の評価を気にしすぎて、コミュニケーションがうまく取れず、上手な人間関係を築きにくいことがあります。

悪い方向にばかり考えてしまうせいで、周りからは根暗な人だと思われていることも…。

結果的に会社では信頼されなかったり、友人や恋人が出来にくかったりします。

人間関係を築くのが苦手なのは、気にしすぎる性格のせいかもしれません。

冗談をそのまま受け止めてしまう

他の人なら冗談として受け流すことも、気にしすぎる性格の人にとっては難しい場合もあるでしょう。

たとえば、仕事を早く終わらせたときに上司から「適当にやったんじゃないの？」と笑いながら言われたとしても、言葉通りに受け取って傷つくことがあります。

相手は冗談としてかけた言葉でも、考え込んで落ち込んでしまうのは、気にしすぎの証拠といえるでしょう。

必要以上に心配してしまう

気にしすぎる性格は、心配性な性格も持ち合わせています。

物事の悪い面ばかりが気になって、危険を侵すことができません。

リスクを避けるあまり、行動に移せないこともしばしば。

必要以上に心配してしまうせいで、新しいことに挑戦できなかったり、冒険できなかったりと経験しないことの方が圧倒的に多いでしょう。

断れないタイプ

気にしすぎる性格の人は責任感が強く、基本的にお願い事は断れません。

また、断って相手の機嫌を損ねたり、自分が断ったことで他の人が迷惑を被ったりするよりも、自分が我慢することを選んでしまうのです。

「面倒な仕事を引き受けてしまった」「乗り気でない飲み会に参加した」と普段の生活からストレスを溜め込みやすいでしょう。

HSP（英語：エイチエスピー）

気にしすぎる性格はHSPの可能性があります。

HSPとは『Highly Sensitive Person』の頭文字をとったもので、『感受性が強すぎる人』を指す言葉です。

生まれつき、外からの刺激に敏感で他人の感情に深く共感しやすい性質を持っています。

5人に1人がHSPとされ、生まれ持った繊細さが生きづらさを感じる原因になっているのです。

なぜ気にしすぎる性格になった？5つの原因

人の性格は育ってきた環境や過去の経験によって形成されることがほとんどです。

一体、どのような理由で気にしすぎる性格になってしまうのでしょうか。

ここでは、気にしすぎる性格になってしまう5つの原因を解説します。

厳しすぎる親で意見できない

厳格な家庭環境で育ったことが、気にしすぎる性格になる原因に当てはまります。

言いつけを守らないと怒られたり、自分の意見を否定されたりと厳しい親のもとでは、子どもは従うことしかできないでしょう。

親の顔色をうかがうことが癖になって、大人になっても他人の顔色を気にしすぎてしまいます。

過去の経験がトラウマになっている

過去の経験が引き金になって、気にしすぎる性格になってしまうこともあります。

自分の軽率な行動によって大切な人を傷つけてしまったり、仕事で重大なミスをしたりといった失敗体験がトラウマになっているのです。

「同じ過ちを犯したくない」と考えすぎるあまり、性格まで変わってしまうケースもあります。

切羽詰まった状態が続いている

普段は細かいことを気にしない性格であっても、追い込まれたら余裕がなくなるもの。

切羽詰まった状態が続いて心にゆとりがなくなり、細かいことも必要以上に気にしてしまうこともあるでしょう。

些細なことで苛立ったり、上手くいかないイメージばかりしてしまったりと、そのときの心理状態によって気にしすぎる人もいます。

周囲からの評価が気になる

周囲からの評価が気になることが原因で、気にしすぎる性格になるケースもあります。

昇進がかかるような重要なプロジェクトに携わっていれば、上司からの評価が気になるものです。

恋愛においても相手からどう思われているか気になって、普段より身だしなみに気を配ることもありますよね。

今後の人生を左右するような重要な局面であるほど、気にしすぎてしまうでしょう。

自己肯定感が低すぎる

自己肯定感の低さは、気にしすぎる性格の原因であり特徴といえるでしょう。

気にしすぎる性格の人は自信がないわりに、完璧主義なので失敗や周囲の目を恐れています。

そのため何事もチャレンジすることができないので、成功体験が乏しく、結果的に自己肯定感を高めることができません。

気にしすぎる性格の人は、このような負のサイクルから抜け出せない状態にいるのです。

気にしすぎる性格を改善するための方法

気にしすぎる性格のせいで「気疲れが多い」「正直、生きづらい」と悩む人も多いでしょう。

他人の顔色を気にしたり、失敗を恐れたりするのは卒業したいですよね。

ここでは、気にしすぎる性格を改善するための5つの方法を紹介します。

性格をすぐに変えるのは難しいことですが、自分らしく生きるためにも少しずつ努力してみましょう。

前向き思考に切り替える

悪い方向にばかり考えてしまうことは、気にしすぎる性格にとって悪循環になります。

前向き思考に切り替えることで、気が楽になったり、落ち込まなくなったりするでしょう。

失敗を経験することも成長の糧になるなど、ポジティブな面を探すことも大切です。

他人は気にしていないことを知る

自分が他人の言動を細かい部分まで気にしているせいで、周りも同じだと思いこんでしまっているのは大きな間違いです。

周囲の人は意外と他人のことなどそれほど気にしていないもの。

「〇〇さん今の気になったかな？」と自分で気になることがあったときは、周囲に聞いてみましょう。

周囲の反応から案外「こんなものか」と思えるはずです。

仕事・趣味・恋愛に夢中になる

気にしすぎる性格の人は、あらゆることに意識が向いて集中できない傾向にあります。

意識散漫にならないように仕事や趣味、恋愛などひとつのことに夢中になることで克服できるようになるでしょう。

とくに恋愛は男性女性どちらも、他のことを忘れてしまうほど夢中になれるものではないでしょうか。

ストレスを感じるものから意識を遠ざけるのもポイントです。

自分の長所に目を向ける

自分の性格の悪い面ばかり気にするのでなく、長所に目を向けてみましょう。

他人の顔色を気にするのは、相手を思いやる気持ちがあるからです。

また、ネガティブ思考のおかげで、事前に失敗を予測できるのは優れた才能といえます。

このように気にしすぎる性格のメリットを認めることで、自己肯定感を高めることにも繋がります。

楽しいことを第一にする

気にしすぎる性格のあまり、自分で決めたルールに縛られている可能性があります。

自分の気持ちに素直になって、楽しいことを第一にするのも効果的な改善方法です。

義務感からやっていることの優先順位を下げて、自分が楽しいと思えることに挑戦してみましょう。

気にしすぎる性格の人におすすめの本

気にしすぎる性格を改善するためには、本を参考にするのもひとつの方法です。

最後に気にしすぎる性格の人におすすめの本を紹介します。

「つい気にしすぎる自分から抜け出す本」

出典元：https://www.amazon.co.jp/dp/B07R7BSQTF/ref=cm_sw_r_tw_dp_SPHZBQTN5DJF6SZVWFVA

『つい気にしすぎる自分から抜け出す本』の著者は心理カウンセラーの原裕輝氏です。

優しさとユーモアで全国の相談者の心を癒してきた経験を活かして、気にしすぎる性格から抜け出す方法がまとめられています。

嫌われるのが怖い人や一人反省会を繰り返してしまう人におすすめの一冊です。

「気にしすぎ症候群」

出典元：https://www.amazon.co.jp/dp/4098252333/ref=cm_sw_r_tw_dp_7KJAB7Z45HDQZ6QCGMRV

『気にしすぎ症候群』の著者は心理学者の伊東明氏です。

SNS疲れや実生活での生きにくさに焦点をあてた本書は、心理学的に気にしすぎるメカニズムを解説した一冊。

厄介な性格とうまく付き合っていく方法が詳しく書かれた「気にしすぎる人の取り扱い説明書」といえます。

病気じゃない気にしすぎる性格とうまく付き合おう！

気にしすぎる性格の人は仕事やプライベートでも絶えずストレスを抱えているでしょう。

「性格を直したい」と思っても病気の治療に使われるような特効薬はありません。

自分の気にしすぎる性格を否定することは悪循環を生むだけです。

性格を直すのでなく、気にしすぎる性格とうまく付き合っていく方法を見つけましょう！

気にしすぎる性格には必ず良い面もあります。

自分で自分を認めることで「気にしすぎる性格で良かった」と思える日がくるでしょう。