人といると疲れるのはなぜ?原因と疲れやすい人の特徴&対処法を解説
人間は他者との関わりなしには生きていけません。
しかし、普段の生活の中で「他人といると疲れる」「できれば1人でいたい」という気持ちが強くなることもあるでしょう。
今回の記事では、人といると疲れる原因や疲れやすい人の特徴、疲れた時の対処法について解説していきます。
人間関係を円滑にするためにも、人に疲れた時の対策方法を知っておきましょう。
Contents
人といると疲れる原因
そもそも、なぜ人といると疲れを感じてしまうのでしょうか。
まずは人といると疲れる原因について解説します。
周りの意見を優先している
自分の考えよりも周りの意見を優先しすぎると、人といるのが疲れてしまいます。
誰かと一緒にいると、多少は気を遣いますよね。
他人の意見や用件を優先して、自分の時間を後回しにしてしまうこともあるでしょう。
しかし、周りの意見を優先しすぎる「過剰適応」の状態が続くと、次第に疲れが生じてしまいます。
日本人は周囲との調和を重要視する傾向が強いので、過度に他人に気を遣ってしまう人が多いようです。
自分を偽っている
対人用のキャラを作ることも、度が過ぎると過剰適応になってしまいます。
周りと上手くやっていくために、会社や学校用のキャラを作っている人は多いでしょう。
しかし、偽りの自分から抜け出せず、本音を出せないままでいると、他者との付き合いが苦痛になってしまいます。
本来の自分を隠さざるを得ない状況が、人といると疲れる原因になっているのです。
人といると疲れる人の特徴
人といると疲れるかどうかは、その人自身の性格が大きく関わっています。
続いては、人といると疲れる人の特徴を解説します。
神経質
人といると疲れる人は、神経質なタイプが多いです。
このタイプの人は、他人のちょっとした表情の変化や言い回しも気になってしまいます。
必要ない部分まで気にしてしまうので、他人といることに疲れてしまうのです。
自己肯定感が低い
人といると疲れる人は、自己肯定感が低い傾向があります。
自己肯定感が低い人は、他人からの評価を極端に気にして、過剰に相手に気を遣ってしまいます。
自分の意見に自信がないので、相手の意見に合わせてしまうことも多いでしょう。
何をするにも他人基準になってしまうため、対人関係にストレスを抱えてしまうのです。
他人と一緒にいる時に、「自分の話なんて面白くない」「意見は言わないほうがいい」と思っているなら、自己肯定感をアップさせる必要があるかもしれません。
なんでも受け入れてしまう
なんでも受け入れてしまうのも、人といると疲れる人の特徴です。
断るのが苦手なので、1人でゆっくりしたい気分であっても、飲み会や遊びに誘われればそちらを優先してしまいます。
飲み会や遊びの誘いだけでなく、頼み事を引き受けてしまうこともあるでしょう。
苦手な人との交流を断ち切れなかったり、面倒な仕事を任されたりするため、次第に人といることに疲れてしまうのです。
人見知り
人といると疲れる人は、そもそも人見知りであることが多いです。
本来1人で過ごすのが好きな人は、人付き合いや新しい出会いにストレスを感じてしまいます。
他人といること自体が緊張や心配を引き起こす要因になっているので、相手が誰であっても疲れてしまうのです。
会話するのが苦手
会話するのが苦手な人も、他人といることに疲れを感じやすいです。
このタイプの人は、会話中に「どんなことを話せばいいんだろう」「こんなことを言って変だと思われないだろうか」と考えてしまうため、コミュニケーションを素直に楽しむことができません。
そのため、人と会話をすること自体がストレスになってしまうのです。
また、自分の言動で場の雰囲気を乱したことがあり、空気を読むことに対して苦手意識を持っているタイプもいます。
人といると疲れると感じた時の対処法
人といると疲れるタイプだと、職場や学校での人間関係が辛くなってしまいますよね。
最後に、人といると疲れると感じた時の対処法を紹介します。
周りの目を気にしないようにする
人といると疲れると感じた時は、周りの目を気にしないようにしましょう。
100人中100人の人に好かれるのは無理です。
全員から好かれようとは思わず、「自分が受け入れられなくても仕方ない」とある程度割り切ってみてください。
他人からの評価を求めず、自分軸で動くようになれば、疲れる機会が少なくなっていくはずです。
自分を受け入れる
人といると疲れる時は、そんな自分を受け入れるようにしてください。
疲れてしまうことに引け目を感じていると、ますます自信を失ってしまいます。
まずは、職場の人や友人たちと付き合ってきた自分の頑張りを認めてあげましょう。
疲れてしまう自分を認めてあげれば、コミュニケーションで少し失敗したとしても、あまり落ち込まずに済むはずです。
1人の時間を作る
人といると疲れる時は、1人の時間が足りていない場合も多いです。
休みの日やオフの時間は、できるだけ1人で過ごしてみてください。
1人で映画を見たり、1人でランチを楽しんだりすれば、人付き合いにも前向きになれるはずです。
環境を変える
自分ではなく、環境が悪くて疲れてしまうこともあるでしょう。
他人の言動にストレスを感じているのなら、環境を変えるのも一つの手です。
パワハラ気味な上司や噂好きな同僚など、職場環境が悪いと感じているなら、いっそのこと転職してみてください。
絶対にストレスがなくなるとは限りませんが、今の環境が悪いなら、まずは離れてみることをおすすめします。
人といると疲れると感じた時は自分を甘やかそう
真面目なタイプの人ほど、他人といることに疲れを感じてしまいます。
そうした付き合い方を続けていると、人間関係自体がストレスになってしまう可能性もあるでしょう。
もし人といると疲れると思ったら、他人と離れて自分の時間を大切にしてみることも大事です。
自分を甘やかすことが、疲れの解消やストレスの軽減につながるはずですよ。
- 人といると疲れる原因は、周りの意見を優先している・自分を偽っている
- 人といると疲れる人の特徴は、神経質・自己肯定感が低い・人見知りなど
- 人といるのが疲れると感じる時は、周りの目を気にせず、自分自身を受け入れることが大事
- 人といることがストレスになっているなら、1人の時間を増やしたり、環境を変えたりすることも考えよう