小心者とは?気が小さい人の特徴や克服する方法をわかりやすく解説
気が小さく臆病で常にビクビクしてしまう、そんな小心者の自分が嫌だと悩んではいませんか?
「小心者」という言葉は基本的にネガティブな意味合いで使われることが多いです。
できれば、そんな小心者の自分から卒業したいと思っている人も多いでしょう。
そこで今回の記事では、小心者の特徴や克服する方法を解説していきます。
Contents
小心者とは
「小心者」とは、気が弱く臆病な人・怖がりで些細なことを気にしてしまうような人のことを意味する言葉です。
小心者の人は気が小さく、心のままに動くことが苦手な傾向にあります。
「失敗したらどうしよう」「嫌なことがあるかもしれない」とネガティブに考えた結果何もしない、なんてことも少なくありません。
大胆な行動力やフットワークの軽さを持つ人とは真逆な性格の人だといえるでしょう。
しかし、一方で「小心」には細かなところまで気を配るという意味もあります。
その言葉通り慎重で丁寧な行動を心がける傾向があるため、周囲からの信頼は厚いという一面も持っています。
小心者の特徴7選
続いて、小心者の特徴を具体的に見ていきましょう。
当てはまる項目が多ければ、もしかしてあなたも「小心者」タイプかもしれません。
新しいことにチャレンジするのが苦手
小心者の人は、新しいことにチャレンジするのが苦手です。
何か始める前にあれやこれやと心配が先立ってしまう性格のため、自分から積極的に行動を起こすことは滅多にありません。
そのため、新しいお店を開拓したり友人関係を広げたりするよりも、「いつもの場所でいつものメンバーで」という状況を選ぶほうが落ち着くのです。
過去の失敗に囚われやすい
小心者の人は過去の失敗に囚われやすい傾向があります。
一度の失敗でも大きなダメージを受けてしまい、「なぜそうしてしまったのか」「そのときの周囲の反応はどうだったか」と何度も繰り返し思い出しては暗い気持ちになりがちです。
「失敗は成長への糧になる」と前向きに捉えることができず、いつまでも「嫌な思い出」「自分にとっての黒歴史」として引きずってしまいます。
そのため失敗自体を極端に恐れており、ミスを回避するために行動をセーブすることも多いでしょう。
人の目が気になってしまう
人の目が気になってしまうのも、小心者の特徴といえます。
「とにかく周囲から批判されたくない」「平穏に過ごしたい」という気持ちが強く、目立って叩かれる可能性を増やすよりも、大人しくしていようと思うタイプです。
周囲から反発されても自分の意見を通すような反骨精神は薄く、すこし不満があっても周囲に合わせてしまいやすいでしょう。
虚勢を張って自分を大きく見せようとする
小心者の人は、虚勢を張って自分を大きく見せようとしがちです。
たとえば、グループ内のリーダー格の人と親密なふりをしたり、そこまで親しくない有名人やインフルエンサーなどと、さも知り合いであるかのように振る舞ったりします。
根底では「自分は気が弱く大した人間じゃない」と思っているので、それを隠すために虚勢を張ってしまうのでしょう。
消極的で自分から誘うのが得意じゃない
小心者の人は消極的であり、自分から誘うのが得意ではありません。
「断られたらどうしよう」「迷惑だと思われるかも」といった不安が先立ってしまい、友達を誘いたい気持ちがあっても躊躇してしまいます。
誘いを断られて傷つきたくないという気持ちが強く、常に相手から誘われるのを待っているのです。
自分を守るために他人を批判することがある
自分を守るために他人を批判してしまうのも、小心者ゆえの特徴です。
「自分が攻撃される側になりたくない」と常に思っているので、先手必勝とばかりに他の人を攻撃する方に回ってしまうのでしょう。
他人にマウントばかりとる人や、他人の細かい落ち度を批判する人は、小心者の可能性が高いといえます。
不満やストレスを溜め込みやすい
小心者の人は、不満やストレスを溜め込みやすいです。
臆病でマイナス思考なので常に気を張っており、周囲からのちょっとした批判にも弱いため、普段から心に余裕がありません。
ゆえに、楽観的なタイプの人と比べると、ストレスが溜まりやすくイライラすることも多いのです。
普段はイライラを抑えてなんとかやり過ごしていますが、限界を迎えると周囲が驚くほどに感情を爆発させることもあるでしょう。
小心者な自分を克服する方法
「いつもビクビクと過ごしている小心者の自分が嫌だ!」と思ったら、少しでも克服できるように努力していきましょう。
最後に、小心者な自分から卒業するためのヒントを紹介していきます。
思い切って新しいことに挑戦する
小心者な自分を克服したいなら、思い切って新しいことに挑戦してみましょう。
チャレンジが苦手な小心者さんにとっては最初はストレスに感じるかもしれません。
しかし、思い切って新しいことを始めてみることで「意外と大丈夫な自分」に気づくはずです。
まずはハードルの低そうなチャレンジから始めるのがおすすめ。
何度か成功体験を繰り返していけば、大きな挑戦にも立ち向かえるようになるでしょう。
自分のことを褒めてあげる
小心者タイプの人は、そもそも自己評価が極端に低いです。
ぜひ普段から自分のことを褒める癖をつけていきましょう。
周囲とは比べずに、自分が「頑張った」と思ったら、その頑張りを素直に認めてあげるのです。
ときには自分自身でご褒美をあげるのもよいでしょう。
自分の評価をプラスに持っていくことで、全体を前向きにとらえられるようになりますよ。
小さな成功体験を大事にして自信をつける
小心者を克服するためには、小さな成功体験を大事にして自信をつけていきましょう。
たとえば、「いつもと違うランチの店に行ってみる」「自分から職場の人に挨拶してみる」など、ちょっとした目標を立ててチャレンジしてみてください。
そして成功できたら、その「できた」ことに注目することが大切です。
小心者タイプの人は「できなかったこと」を気にしてしまう傾向があります。
意識的に「できる」ことを増やしていくことで、自信をつけていくことができるはずですよ。
周りの人が喜ぶことをして信頼関係を作る
小心者を克服したいなら、周りの人が喜ぶことをして信頼関係を作っていきましょう。
周りに悪く思われる・批判されるということばかりを気にしてしまうと、何も行動できなくなってしまいます。
そうではなく、「誰かを喜ばせるために行動するのだ」と意識を変えることが大切です。
そうすれば、すこし積極的になれるのではないでしょうか。
さらに、周りの人たちから感謝や信頼をされることで、行動することへのマイナスイメージが払拭できるはずです。
小心者なことを長所に変換する
小心者の性格を全面的に変えるのは不可能です。
なので、ある程度は割り切って「小心者」な部分を長所に変換していきましょう。
たとえば、小心者はネガティブ思考で積極性に欠けることもありますが、裏を返せば「慎重で丁寧である」ともいえます。
そうした良い面を生かしつつ、小心者な性格と上手く折り合いを付けていけば、もっと前向きに自分を受け入れられるようになるでしょう。
小心者を克服するために新しいことにチャレンジしよう
小心者タイプの人は、その臆病さやネガティブさのせいでコンプレックスを抱えやすい傾向にあります。
しかし、小心者であることを過剰にマイナスに捉える必要はありません。
他の人より慎重だったりミスを回避できたりする部分は、十分長所にもなりえます。
もちろん、小心者がマイナスに働く部分もありますが、そうしたところは少しずつ克服することも可能です。
ぜひ今回紹介してきた克服方法を参考に、小心者の自分と上手く折り合いをつけていってくださいね。
- 「小心者」とは、気が弱く臆病な人や怖がりで些細なことを気にしてしまう人などを意味する言葉
- 小心者には、新しいことへのチャレンジが苦手・人の目を気にする・不満やストレスを溜めやすい、などといった性格的特徴がある
- 小心者な自分を克服したいなら、思い切って新しいことへ挑戦したりしつつ小心者の性格を長所に変えていくことが大事