人と上手く話せない原因は?会話が苦手な人がうまく話せるようになる方法も
友達となら普通に話せるのに、初対面の相手だとぎこちなくなってしまうという人は少なくないようです。
誰とでも楽しく話せるようになりたいものですが、トークスキルを上げるにはどうすればよいのでしょうか。
今回の記事では、人と上手く話せない原因と、会話が苦手な人がうまく話せるようになる方法について解説します。
Contents
人と上手く話せない原因とは
人間関係を築いていく上で欠かせないコミュニケーション力ですが、中でも特に重要なのがトークスキルです。
誰もが毎日のようにおしゃべりしているはずなのに、なぜトークスキルはアップしないのでしょうか。
まずは、人と上手く話せない原因を見てみましょう。
人の目を気にしすぎている
家族や友人とは普通に話せるのに、初対面の人や仕事関係の相手だと途端にぎこちなくなってしまうのは、人の目を気にしすぎているからかもしれません。
他人からどう見られているかが気になりだすと、自意識過剰になってしまい、言葉を口にするのすら怖くなってしまうのです。
誰でも自分をよく見せたい気持ちはあるものの、思いが強くなり過ぎるとかえって逆効果になってしまうので注意しましょう。
緊張してしまう
就活の際に自己紹介や志望動機をうまく言えるよう、繰り返し面接練習をしたという人も少なくないでしょう。
面接力をつけようと質問例や回答例を参考に面接対策を頑張っても、面接官を前にすると緊張感からうまくいかなくなるというのはよくあることです。
緊張してしまうと事前準備も台無しになってしまいます。
上手く話したいなら、リラックスを心がけましょう。
何を話せばいいのか分からない
話のネタが思いつかず、上手く話せなくなってしまうこともあります。
初対面の相手やさほど親しくない相手の場合、共通の話題もなく、相手が何に興味があるかもわかりません。
そのため、何を話せばいいのか、言葉が一言も思い浮かばないという経験は誰しも一度はしたことがあるかもしれませんね。
会話に関係するトラウマがある
過去に会話がらみで失敗した経験があると、それが原因で上手く話せなくなることもあります。
何かしゃべろうとするとトラウマが蘇り、頭が真っ白になって何も言葉が思いつかなくなるのです。
口は災いの元といいますが、うっかり口を滑らせるとトラウマとなってしまうこともあるため、十分に注意しましょう。
そもそも相手に興味がない
共通の話題がない相手とは会話は成立しにくいものです。
親しい相手なら何が好きかわかりますし、同じ職場の仲間なら共通の話題もたくさんあります。
しかし、そもそも相手に興味がない場合、コミュニケーションを取るのは至難の業です。
たまたま居合わせた相手と雑談しようとしても、思いつくのは天気の話題くらいでしょう。
会話が弾むか否かは、相手への関心度に比例するといってもいいかもしれませんね。
人と上手く話せるようになる方法
顔見知りの相手だけでなく、初対面の相手とも上手く会話できるようになるにはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、人と上手く話せるようになる方法を解説します。
相手の話を徹底して聞く
トークスキルを上げようと思うと話すことばかり意識してしまいますが、話す以上に話を聞くことが大切です。
相手の話には話のネタになりそうな話題が紛れているかもしれません。
話題探しのためにも、まずは相手の話を徹底して聞くよう心がけましょう。
相手に興味を持って質問を投げかけ、相手の話を引き出すことができれば、自然と会話は弾んでくるはずです。
共通の話題を見つける
たとえば初めて会った相手が同郷とわかったら、それだけでテンションが上がりますよね。
会話を盛り上げるためには、共通の話題を見つけましょう。
誰もが天気の話をしたがるのは、みんなに共通の話題だからです。
天気の話に限らず、相手の話の中に共有できる話題がないか探してみましょう。
話だけでなく、相手の持ち物からも共通点を探すことは可能です。
相手が青い服を着ていたら「素敵な青ですね。私も青が好きで、つい青ばかり買ってしまいます」と切り出すこともできますよね。
適度に質問をする
会話は言葉のキャッチボールのようなものです。
言葉を投げかけ、相手が投げ返す、このラリーが続けば会話も続きますし、相手から言葉が返ってこなくなれば、話は終わってしまいます。
ラリーを続けるために役に立つのが、質問です。
「最近どうですか」といった漠然とした質問でも、相手にコミュニケーションを取る気があれば必ず何かしらの返事が返ってくるはずです。
適度に質問をし、相手の答えの中からさらなる話題を見つけ、話を広げていきましょう。
前置きをしてから話す
話し下手な人にありがちなのが、いきなり時系列で話し始めてしまうパターンです。
例えば失敗談を語りたい時に「今日、朝起きて会社に行って、部長に会って…」といきなり始めると、聞き手は「何の話?」となってしまいます。
なので、最初に「今日、あり得ない失敗しちゃって」など、前置きをしてから話し出すようにしましょう。
聞き手も「今から失敗談が始まるんだな」とわかれば、話を聞く心の準備ができます。
笑顔で話す
深刻な話題でない限り、できるだけ笑顔で話すよう心がけましょう。
真顔で話しかければ真面目な話かと思われますし、眉間にシワが寄っていては怒っているのかと警戒されてしまいます。
笑顔でいれば敵意がないことが伝わるので、相手も安心して話に耳を傾けることができるでしょう。
ほどよいスピードで話す
ストレスなく会話を楽しむためには、できるだけ相手に合わせて話しましょう。
ゆっくりペースの相手には早口を避けて、ほどよいスピードで話すことが大切です。
心理学では、話すスピードや声の調子など相手に合わせることをペーシングといい、カウンセリングなどで取り入れられています。
よりよい聞き手を目指す際に役立つスキルなので、日常会話にも取り入れてみましょう。
オウム返しを活用する
話を聞いている際は、適度にオウム返しを活用しましょう。
相手の話を上の空で聞いていては、相手の言葉を繰り返すことはできません。
そのため、オウム返しは話を聞いているアピールになりますし、相手も安心して話し続けることができます。
心理学ではバックトラッキングと呼ばれる手法で、対話の中で良好な関係性を築くのに有効なテクニックとされています。
こちらもぜひ取り入れてみてくださいね。
相手がイメージしやすいように話す
どう話せば言いたいことが伝わるのか悩んでいる人は大勢いますが、大切なのは相手の立場になって考えることです。
相手がイメージしやすいように話すよう心がけましょう。
自分自身は話の全容を知っていますが、相手は全く知りません。
そのことを踏まえれば、先述したように「今からこんな話をするよ」と前置きすることが大切であることに気づけるはずです。
また、自分の感情を伝えようとすると、つい主観的な表現になってしまいがちです。
しかし「今日はホントすごかった」と言ったところで、同じ経験をしていない他人には全くイメージできません。
5W1Hといわれるように「誰が・どこで・何を・どうやって・どうした」が伝われば、話の輪郭は見えてくるでしょう。
相手の反応を確認する
興が乗ってくると滔々と語り続ける人もいますが、聞き手を置き去りにしてしまっては、どれだけ流暢に話せても話し上手とはいえません。
自分が話をする際には、常に相手の反応を確認するようにしましょう。
相手が怪訝そうな顔をしていれば、話についていけていないサインです。
いったん話を止めて「わかりにくかったかな?」と訊いてみましょう。
話し手が気持ちよさそうに話していると、聞き手は話がわからなくても言い出しにくいものです。
黙って聞いているからといって理解できているとは限りません。
聞き手の理解が追いついているかこまめにチェックしましょう。
上手く話せないと悩んだら、人と上手く話せるようになる方法を実践して会話上手になろう!
生まれつき話し上手な人はいませんから、上手く話せないと思ったら、人と上手く話せるようになる方法を実践して会話上手になりましょう。
テクニックを身につければ、悩みも一つずつ改善していけるはずです。
トークスキルというと話すことばかりが気になりますが、相手を知らなければ会話もうまくいきません。
聞き上手になって共通の話題を見つけていきましょう。
また、ジェスチャーや表情、アイコンタクトなど、言葉にならない部分でも気持ちを伝えることはできます。
話すことだけに囚われず、さまざまなスキルを身につけて会話を楽しんでくださいね!
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