策士の正しい意味とは?策士と呼ばれる人の特徴や気をつけたい注意点を解説
「策士」という言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
「ずる賢い」「卑怯」というようなネガティブな印象を受ける人も多いのではないでしょうか。
しかし、策士は頭の回転が早かったり、細かいところまで気を配れたりとポジティブな面がたくさんあります。
この記事では策士の正しい意味や策士と呼ばれる人の特徴を徹底解説します。
記事後半では、仕事にも恋愛にも有利な策士になる方法を紹介しているので、周りから一目置かれる存在になりましょう!
Contents
「策士」の意味とは?
そもそも策士とはどういう意味なのでしょうか。
策士を辞書でひくと
策略を立てることに巧みな人。好んで事をたくらむ人。
引用元:https://www.weblio.jp/content/策士
とあります。
とくに男性は三國志の軍師「諸葛亮孔明」のイメージが強い人も多いでしょう。
先のことまで見据えて行動したり、計画や作戦を立てたりするのが得意な人は策士といえます。
策士の類語・言い換え
策士の類語、言い換え表現は
- やり手
- 凄腕
- 切れ物
などがあります。
どれも頭の回転が早く、能力が高い人を指す言葉です。
類語からも策士という言葉にポジティブな意味が含まれていることがわかります。
策士の使い方・例文
実際に策士をどのように使うのか例文つきで紹介します。
- 今回の仕事は策士である彼のおかげでうまくいった
- 相手チームの監督は策士なので油断ならない
- あの議員は政界の策士と呼ばれている
- あの棋士は新しい戦術を次々と生み出したことで策士と呼ばれた
- 強豪校が策士策に溺れる形で敗退した
策を講じたことが裏目に出てしまったときの「策士策に溺れる」という表現もよく使われるので覚えておきましょう。
策士の英語表記
策士の英語表現は「tactician」で、策士の他に「戦術家」と訳されることもあります。
また、日本語でいう「計画者」や「陰謀家」のニュアンスを出したいのであれば「schemer」を使って表現しましょう。
周りから一目置かれる策士の特徴7選
策士というとずる賢くて腹黒いイメージを抱く人もいるかもしれませんが、いい意味で使われることも多いです。
ここでは策士と呼ばれる人の特徴を7つ紹介するので、チェックしておきましょう。
冷静で不測の事態に強い
策士は先の状況を読みながら行動しているので、不測の事態が起こっても臨機応変に対処できます。
感情に流されると正しい判断ができなくなることを理解しているため、常に冷静で何があってもパニックになったり、感情的になったりすることがありません。
大事な局面でこそ頼りになるため周りからの信頼が厚く、若くして出世しているタイプが多いです。
考え方が論理的
物事を論理的に考えられるのも策士の特徴です。
目的を設定し、そこから逆算することで、達成するための道のりや計画を組み立てます。
一方で、目標を達成するために不要なことは容赦無く切り捨てていくので、薄情な印象を抱かれることも少なくありません。
円滑な人間関係が築ける
策士は常に物事を俯瞰で見ていて視野が広いため、疲れている人に差し入れしたり、会議で必要な書類を事前にまとめていたり細かな気配りが得意です。
相手の求めていることを察する能力が高いので、気の利く人として周りから評価されています。
そのため、職場でもプライベートでも円滑な人間関係を築けるのです。
頭の回転が早い
頭の回転が早いのも策士の特徴といえるでしょう。
情報を整理して筋道立てた計画を実行することに長けています。
また、計画を立てるだけでなく、計画がうまくいかなかったときの代案を考えるのも得意です。
会議が行き詰まったときに、状況を打破するようなアイディアを出すこともよくあります。
相手の立場になって考えることができる
策士は視野が広く、いろんな人の細かい動きまで見えているため、相手の立場になって考えることができます。
「あの人に負担がかかりすぎている」「あの人はここに不満がある」など、それぞれの考えを理解しているため、チームの統率をとるのがとても上手です。
恋愛の駆け引きが上手
策士は人の考えていることを理解するのが得意なので、恋愛の駆け引きが上手です。
押し引きのタイミングが絶妙なので、「気づいたら心を掴まれていた」ということも珍しくありません。
ワンパターンなアプローチではなく、相手の性格やタイプに合わせて切るカードを変えられるのも策士がモテるポイントです。
異性との距離を自然に縮められる
策士はコミュニケーション能力が高いので、異性との距離を自然に縮められます。
会話を常に盛り上げたり、会話の流れでさりげなく相手を褒めたりと、一緒にいて楽しいと思える空気を作るのが上手です。
あえて自分の弱みを見せることで懐に入り込む高等テクニックを見せることも。
初対面でもすぐに打ち解けることができるので、出会って間もないうちにお付き合いに発展することも少なくありません。
恋にも仕事にも有利な策士になる方法
職場では一目置かれていて、プライベートでは異性にモテる策士に憧れる人は多いですよね。
ここでは、策士になるための方法を解説するので、実践して公私共に充実した生活を送りましょう!
目標を定めて行動する
まずは目標を定める癖を付けましょう。
明確な目標がなければ、計画を立てることは出来ません。
自分がやりたいことやなりたい姿をできるだけ具体的にイメージしましょう。
ゴールが決まったら、そこから逆算してさらに長期、中期、短期と細かく目標を設定します。
目標を達成するために今の自分がやるべきことがわかれば、意欲的に行動できるようになるでしょう。
物事に優先順位をつける
「あれもこれも」と闇雲に行動しても全て中途半端になってしまう可能性が高いです。
手をつける前に物事に優先順位をつけるようにしましょう。
現在の状況を整理して俯瞰で見ることは、計画を立てる上で非常に重要です。
周りの状況をよく観察する
いくら完璧な計画を立てても、「いざ蓋を開けてみると思い通りに進まなかった」ということは珍しくありません。
その場の状況に合わせて臨機応変に対応することも、策士には重要な能力です。
行き詰まったときこそ、周りの状況をよく観察しましょう。
今やらなければいけないことや修正すべきポイントが見えてくるはずです。
勉強する時間を設ける
策士は一朝一夕でなれるものではありません。
冷静な判断力を身につけるためには、豊富な知識が必要です。
向上心を忘れずに勉強する時間を設けましょう。
策士になるにはコツコツ努力することが1番の近道です。
誤解されがちな策士にならないように気をつける注意点
策士は目的達成のために感情よりも効率を優先するため、誤解されてしまうことも少なくありません。
最後に策士の人が気をつけるべき注意点を紹介するので、心当たりがある人は行動を改めるようにしましょう。
損得勘定だけで考えないようにする
策士は自分にとって利益があるかどうかを基準に物事をみる傾向があります。
損得勘定だけで人付き合いをするのは、周りから見て気持ちのいいものではありません。
誰とでも平等に接するように心がければ、持ち前のコミュニケーション能力が発揮されて、より人を惹きつけられるようになるでしょう。
自分の気持ちに素直になる
策士は自分の本音を話すよりも、「今何をいうべきか」を考えて発言することが多いです。
素直に感情表現することがないと、徐々に相手の不信感が募っていきます。
本当の意味での信頼関係を築くためには、心を開いて自分の弱みを見せることも必要です。
思わぬ恨みを買うことがある
ビジネスライクに人付き合いをしがちな策士は、思わぬ恨みを買うことがあります。
打算的な行動や若いうちからの成功は反感を買うことも多いので、本人からすると「一生懸命仕事をしていただけなのになぜか恨まれていた」ということになりかねません。
能率や結果だけではなく、角が立たないように行動することも意識してみましょう。
陰口や噂話は慎む
策士は視野が広いため、周りの人の至らない部分や欠点にも気付きやすいです。
ただでさえ誤解されやすい策士が陰口を言っているとわかったら、総スカンを食らってしまう可能性があります。
たとえ欠点に気づいても心の中に留めておくようにしましょう。
策に溺れる策士にならないように、常に向上心を持ち続けよう!
策士は頭の回転が早く、コミュニケーション能力が高いので、周りから一目置かれる存在であることが多いです。
仕事ができて異性にモテる策士になりたいのが本音ですよね。
しかし策士は無意識のうちに敵を作ってしまうことも多く、油断していると足を掬われてしまう可能性があります。
策に溺れる策士にならないためにも、常に向上心を持ち続けて成長することが重要です。
- 策士の意味は「策略を立てることに巧みな人」
- 策士と呼ばれる人の特徴は「冷静で不測の事態に強い」「考え方が論理的」など
- 策士になる方法は「目標を定めて行動する」「物事に優先順位をつける」など
- 誤解される策士にならないように「損得勘定だけで考えないようにする」「自分の気持ちに素直になる」などに注意しよう