社会人になっても学生気分のままの新入社員の特徴、社会人との違い、改善法
社会人になっても学生気分から抜け出せない人たちっていますよね。
そもそも学生気分が抜けていないとはどういうことなのか、特徴や抜け出すための方法も紹介していきます。
この記事をチェックすれば社会人と学生の違いが詳しくわかるので、これから社会人になる人必見です。
Contents
学生気分が抜けないってどういう意味?
社会人になると「いつまでも学生気分でいられると困る」「もう学生じゃないんだから」といわれることもありますよね。
ここでいう学生気分が抜けないとは、社会人としてあるまじき発言や行動をすることを意味します。
- 自己中心的な発言
- 仕事に対するやる気がない
- 公私混同している
- 遅刻が多い
などが例に挙げられ、このような無意識行動が幾度となく続くと、社会人失格といわれてしまうことも少なくありません。
自分の立場をわきまえ、社会人としてふさわしい言動ができるよう責任感を持つことが大切です。
社会人との違いとは?
社会人になると、学生の頃には求められなかったものが求められるようになります。
大人に守られているかどうかが、大きな違いでしょう。
具体的にどのような違いがあるのか、詳しく解説します。
社会を支える責任がある
学生時代は社会に守られていましたが、社会人になると社会を支える側になります。
ここでいう社会を支えるとは、所得税や住民税などを納める納税者を指します。
年金や保険の支払いも始まり、お年寄りを支え、医療費負担を自分で行うようになるのが当然の義務とされるのです。
これらは社会人になった途端に、一番学生との違いを感じる瞬間でしょう。
多種多様なコミュニケーションが必要になる
社会人になると、さまざまな人と関わる必要があります。
職場では会社の先輩や上司など、自分よりも目上の人との付き合いがでてきます。
また社内の人だけではなく、営業職など社外の人間と関わる機会がある場合は、価値観の異なるさまざまな人達と関わるでしょう。
自分の常識や話が通じない人と接する機会もあり、苦手な人とのコミュニケーションも必要になるのです。
社会的責任が増える
社会人になると、自分の行動一つで与える影響が大きく変わります。
例えば、飲食店の厨房でふざけた動画をSNSに出して問題になった事件がありましたよね。
会社の信用問題になるだけではなく、自分も損害補償しなければなりません。
その後会社をクビになったり、転職も決まらなかったりするでしょう。
社会人になると、おふざけや失敗による責任が伴います。
自分の行動一つでトラブルや迷惑がかかる場合もあると、自覚しましょう。
評価基準が変わる
学生時代は勉強している姿勢や、テストの成績で評価されてきました。
しかしビジネスの場面では、どれだけ会社に貢献できたかで評価されます。
そのため、元のスキルがどれだけ高くても、結果を残さなければ評価されません。
社会人は利益を生むことが目的ということを忘れず、自分は何ができるかを意識すれば、社会に役立てる人へと成長できるでしょう。
すべてが自己責任になる
社会人になると、何をするにもすべて自己責任になります。
スキルアップや資格取得の勉強をする際も、自分で調べて勉強時間を確保しなければなりません。
自分の人生なので、どう生きるかは自分次第です。
失敗しても上手く進めなくても、周りの責任ではありません。
学生時代のように親や教師に助言をもらって決めるわけではないので、自分自身で人生設計をし、存分に楽しみましょう。
学生気分が払拭できていない7つの特徴
次に、学生気分が抜けていない人の特徴7選を見ていきましょう。
実際に新人研修などの教育の際に、先輩が困ってしまう新人のNG行動を紹介します。
言葉遣いが正しくない
学生気分が抜けていない人は、誰に対しても言葉遣いが荒めです。
上下関係を理解していないため、学生感覚で誰にでもラフに話してしまいます。
そういう人には、大切な取引先や顧客は任せられないでしょう。
特にサービス業だとお客様との会話が基本なので、言葉遣いが正しくなければ難しくなります。
業界にもよりますが、ビジネスの世界では正しい言葉遣いは重要です。
時間・約束が守れない
学生時代は遅刻をしても自分だけの問題ですが、社会人になると周りに迷惑がかかります。
時間にルーズで平気で遅刻をしたり、納期を守らなかったりすると、信用を失います。
なにか理由があったり、事前報告をきちんとしたりするならいいですが、当たり前のように約束を破るのは論外です。
人を待たせるのは、相手の時間を奪っていることと同じという認識を持ちましょう。
無責任な行動
学生気分が抜けていない人は、アルバイト感覚で仕事をしています。
アルバイトではバイトリーダーなどの立場がなければ、責任はそこまでありません。
最終的には社員や役職のある人が責任をとってくれるでしょう。
しかし社員になると、新入社員でも責任が伴います。
「先輩がやってくれるだろう」「多少失敗してもなんとかなるだろう」という軽い気持ちで行動すると、周りに迷惑がかかるのです。
飲み会は同期のみ
会社の飲み会は上司や先輩と話せるいい機会です。
しかし学生気分が抜けない人は、上司や先輩との飲み会を避け、同期のみで交流しようとします。
同期だけで話す方が気を遣わずにいられますが、さまざまな人と交流するのは大事なことです。
部下と交流を持ちたい上司も多いので、コミュニケーションは積極的に取っておきましょう。
社内の人と交流をはかれる人ほど、社会人として成長できます。
遊ぶことが中心
友達と遊ぶことや恋愛が中心で、仕事が疎かになる人もいます。
夜遊びをしたり休日に遊んだりするのは自由ですが、その影響で寝不足など仕事に支障をきたすのは言語道断です。
社会人としての意識の低さが感じられます。
身だしなみが整っていない
業界によっては服装自由の会社も多く、おしゃれができる企業も増えています。
だからといって、ビジネスな場面にそぐわない派手なメイクや服装はNGです。
ラフすぎる服装もだらしない印象を与えるので、オフィスカジュアルを意識しましょう。
学生の頃とは違い、仕事と休日のオンオフを切り替えることが大切です。
嫌い・苦手な感情が出てしまう
学生時代とは違い、社会人になると仕事場では自分の感情の多くは出せません。
苦手な上司と話す時も、理不尽なお客様の対応をする時も、冷静に対応する必要があります。
しかし学生気分が抜けていない人は、そんな場面でも素直に苦手な感情を出してしまうのです。
相手が嫌いだから、ムカつくことをいわれたからという理由で、感情を出していいのは学生までです。
他にも、「人見知りだから」「苦手だから」という理由で、業務を避けている行為も社会人とは言い難いですね。
2年目になれば先輩になる!学生気分から抜け出そう
入社2年目になれば先輩になります。
いつまでも学生気分のままでいると、社内の人に信用してもらえません。
後輩にも示しがつかないでしょう。
ここでは、社会人生活で意識しておきたい5つのことを紹介します。
絶対遅刻しない
まずはだらしない印象を与えないために、時間を守りましょう。
新人のうちは仕事でミスをするのは仕方ありません。
その分時間は必ず守る、積極的に取り組むなど仕事への姿勢で信頼を獲得することが大切です。
挨拶はきちんとする
きちんと挨拶できる人は、周りの人から良い印象を持たれます。
社会人として基本的なマナーでもあるので、挨拶は必須です。
学生時代は挨拶しなくても許されていましたが、社会人になると失礼にあたります。
大きな声でハッキリ話す
新人のうちは仕事に自信が持てず、上司や先輩と話す際は声が小さくなりがちです。
しかし、大きな声でハッキリ話す人ほど、自信があるように感じられます。
女性は特に普段から声が小さくなりがちなので、意見がある時は大きな声を意識しましょう。
なんでも引き受けない
新人のうちに、できないことはできないと断りましょう。
周りを気にしすぎたり、期待に応えようと無理をしたりする人ほど「NO」というのが苦手です。
先輩の役に立ちたいという気持ちがあるかもしれませんが、結果できなければ信用を失う可能性があります。
今の自分の仕事状況や、業務内容を確認した上で、できることだけを引き受けましょう。
ニコニコする
常にニコニコと笑顔を浮かべている人は、親しみやすい印象を抱かれるため、人気があり周りに人が集まってきます。
新人時代は必死になるあまり仏頂面になりがちなので気をつけましょう。
とっつきにくい、仕事しづらいといった印象を与えてしまうと、業務が円滑に進みづらくなります。
挨拶をする時、休憩中の雑談や取引先との会話など、人と接する時は笑顔が大事ですよ。
学生気分から抜け出して、大人な社会人になろう!
社会人になると学生時代とは違い、さまざまな責任を伴います。
いつまでも守ってもらえる、誰かがやってくれると思わず、自分の行動に責任を持ちましょう。
このページで紹介した特徴を理解しながら、まずは当てはまる行動をしていないか確認してみてくださいね。
2年目になれば立派な先輩です。
いつまでも学生気分だと思われないために、紹介した5つの行動を意識することが立派な社会人になるための第一歩です。
継続することで、一人前の社会人として頼りにされる人間になれますよ。