思い込みが激しい人とは?特徴や原因・性格を直す方法を長所も踏まえながら紹介
「思い込みが激しいかも」と自分で感じたり、人から言われたりしたことはありませんか?
思い込みが激しいとは、具体的にどんな意味で、どのような特徴がある人のことなのでしょうか。
この記事では、思い込みが激しい人の特徴や原因を解説しています。
また、思い込みが激しい人の長所も踏まえながら、性格を直す方法も紹介します。
Contents
思い込みが激しいとは?
思い込みが激しいとは、何かの情報を入手した時に事実関係をよく確認せずに、その話が絶対に正しいと強く思い込んだり、こうするべきだと心に決めたりすることです。
周りの人の意見や常識とは合わないことでも、自分の考えに固執し、何を言われても受け入れられません。
一度信じてしまうと考えを改められなくなり、事情が変わったのに自分の中で情報をアップデートできないこともあります。
思い込みが激しい人は、良く言えば自分を信じる力が強い人ですが、頑固で妄想しやすいなどのネガティブなニュアンスもあるので、人に言う場合は注意が必要です。
思い込みが激しい人の特徴
思い込みが激しい人には、独特な癖や周りの人が受ける印象があります。
次のような特徴に当てはまる人は、自分では気づいていなくても、思い込みが激しい性格を持っている可能性があります。
次は、思い込みが激しい人の特徴について解説しましょう。
固定観念が強い
思い込みが激しい人は、固定観念が強く「こうあるべきだ」「今までこうだったからこれが絶対正しい」などの考えから抜け出せません。
「この場合には、こうした方がいい」「この考え方もアリかも」のような発想の転換ができないので、周りから融通の利かない人だと指摘されることもあるでしょう。
別の視点から物事を客観的に判断したり、新しい情報を取り入れて考え方をアップデートしたりするのが苦手で、狭い視野でしか物事を見られない傾向が強いです。
話を聞かない
他の人が親切心からアドバイスしてくれたことだとしても、思い込みが激しい人は全く話を聞こうとしないことが多いでしょう。
他人に心を開くことが苦手なので、心の中に壁を作り、何でも自分で考えて自分が決めた通りに行動したいと思っているのです。
もし周りの人がみんな自分と違う意見だったとしても「自分が正しくて、他の人の方が間違っている」と考えます。
一旦こうだと思い込んだことに関しては、考えを改めることがないので、人から何を言われても自分の気持ちに影響を与えることがありません。
行き過ぎたポジティブ・ネガティブ思考
思い込みが激しい人には、行き過ぎたポジティブ思考、ネガティブ思考の2種類のタイプがいます。
ポジティブ思考の人は「我が道を行く」タイプで、自分を信じて人から何を言われても気にせずに信念を貫きます。
固定観念にとらわれないため大成功する人もいますが、自己中心的だと批判されたり、人の意見を無視して大失敗したりすることもあるでしょう。
ネガティブ思考の人は、他人の言葉に対して自分が攻撃されていると誤解しやすい性格で、落ち込んだり孤独感に苦しんだりします。
また、些細なことでも深刻に受け止めるので、身動きが取れなくなることも多いでしょう。
プライドが高い
プライドが高く、自分の考えに絶対的な自信を持っているのも、思い込みが激しい人の特徴の1つです。
自分の意見に強いこだわりがあり、自分が正しいと思っていることと違うことを言われても、考え直したり柔軟な対応をとったりすることがありません。
仕事や恋愛等のプライベートなシーンでは、相手が自分と異なる意見を言うことがあっても、よく考えないで頭から否定することも。
相手の立場や気持ちを思いやるなど、場の雰囲気を読んで妥協するのが苦手なので、人間関係に影響を与えてしまうこともあります。
他人の気持ちを妄想しがち
思い込みが激しい人は、他人の気持ちを勝手に「こう思っているに違いない」と妄想する癖があります。
例えば、たまたま疲れていて口数が少ない人がいると「あの人は暗い性格だ」とか「あの人は私を嫌っている」と、ネガティブな印象を持ってしまうのです。
エスカレートすると「私が先日言ったことに腹を立てて恨んでいる」などと妄想がふくらんで、1人で落ち込んだり腹を立てたりすることもあります。
気分に浮き沈みが多いように見えるので、周りの人から不安定な人だと思われることもあるでしょう。
思い込みが激しい人の心理・原因
思い込みが激しい人は、生まれつきの性格の場合だけではなく、これまでの人生経験や思考癖が影響を与えている場合もあります。
続いては、思い込みが激しい人が抱えている心理や、そうなってしまった原因について紹介します。
自分だけが不幸だと思っている
困難な状況になったり自分の思い通りにならなかったりすると、思い込みが激しい人は、自分だけが不幸だと思い、悲観的になることが多いでしょう。
自分のことを絶対正しいと信じているので、何かうまく行かないことがあると、原因は全て自分が置かれた環境や周りの人のせいだと考えるのです。
冷静に考えてみれば、自分が間違っていた可能性や、改善すべきポイントに気づくかもしれませんが「周りのせいで損ばかりしている」と思うので、自分のことは見えていません。
挫折経験がない
今までの人生で大きな挫折を経験したことがなく、自分の生き方や選択には何も間違いがなかったと自信を持っている人は、思い込みが激しくなる傾向があります。
大きな失敗をしたことがないので、自分の価値観に疑いを持ったり、別の選択肢があることを想定したりできません。
また、これまで家族や周りの人から厳しくされた経験がない人も、他人から注意を受けたり反対されたりすると、反感を覚えるだけで自分を改めようとは思えない人もいます。
感情的に判断してしまう
思い込みが激しい人は、物事を理性ではなく感情的に判断してしまうタイプの人が多いでしょう。
例えば、何かショックなことがあると、その後はずっとネガティブな感情にとらわれて、他人が何を言っても、全て自分にとって良くないことを言っているように聞こえるのです。
感情をうまくコントロールできない人は、怒りや悲しみなどの強い感情が起こると、冷静に考えられない状態になり、誤った判断をしたり、自分の殻に閉じこもったりしがちです。
思い込みが激しい人の長所
思い込みが激しいと言えばマイナスなイメージが強いかもしれませんが、思い込みの強さは見方を変えてみると、いい面もあります。
では、思い込みが激しい人には、どのような長所があるのか紹介しましょう。
リスクに敏感
思い込みが激しくて心配性な人は、リスクに対して敏感なので大きなミスを犯しにくいと言う長所があります。
人から「絶対安全」と言われたことを盲目的に信じたり、みんながやっているから問題ないと思ったりすることがありません。
自分の決断だけに従って行動するので、思わぬトラブルに巻き込まれることはあまりないでしょう。
基本的に他人を信用しないので、人の話をポジティブに受け止められませんが、いつも最悪の状況を想定して行動しているため、危機管理能力に長けています。
意志が強く物事をやり遂げられる
普通の人なら途中で諦めてしまったり、気力が続かなかったりするようなことでも、思い込みが激しい人の場合は、最後までやり遂げる人が多いです。
意志が強いので、とても難しい仕事や根気のいる勉強などに取り組んでも、モチベーションが下がったり、プレッシャーに負けたりすることがありません。
周囲の人から反対されても流されずに自分の意思を貫く、メンタルの強さも持っているため、逆境に強く何が起きても心が折れてしまうことがないでしょう。
自分を信じ抜ける
自分の考えに絶対的な自信を持っていて、どんな状況下でも自分を信じ抜ける性格は、思い込みが激しい人ならではの長所と言えるでしょう。
自分がこうしようと決めたら、アクシデントが起きたり、うまく行かなかったりしても、最初に掲げた目標を達成するまで自分を信じ、前に進み続けます。
歴史に残るような偉人や世界的に有名な成功者には、周りの人から「そんなことはできるわけない」と笑われても、自分を信じて夢を諦めなかった思い込みが強い人が大勢います。
思い込みが激しい性格の直し方
思い込みが激しい人は、ちょっとした勘違いから人間関係でトラブルを起こしたり、周りの人に悪い印象を与えたりすることがあります。
自覚のある人や周りから指摘されたことがある人は、思い込みが強過ぎる性格を直す対処法を試してみませんか?
最後は、思い込みが激しい性格の直し方を紹介します。
客観的に物事を考える
まず、思い込みが激しい自分を自覚して、いつも物事を客観的に考えることを心がけてみましょう。
第一印象や部分的に聞いた情報だけで想像をふくらませないようにして、想像だけでなく現実を正しく見極めるようにすることが大切です。
細かい印象や感情にこだわらず、物事の全体像を冷静に判断するようにしてみて下さい。
「こうあるべきだ」「普通はこうだ」などの思い込みを手放せるようになれば、柔軟な考え方が身につくでしょう。
そのままの自分を受け入れる
すぐに自分が攻撃されているように感じてしまう、ネガティブな思い込みが強い人は、今のままの自分を受け入れて、自分を否定しないことです。
誰にでも欠点はありますし、生まれ持った性格は人それぞれなので、自分だけがおかしいと卑下したり無理に直そうとしたりする必要はありません。
意識し過ぎるとかえって周りの目に過敏になって、素直に話を聞けなくなったり冷静な判断が難しくなったりします。
自分は自分と割り切って、気にし過ぎるのは止めましょう。
意見を聞き入れる習慣を身に着ける
思い込みが激しい性格を直したいなら、人から意見やアドバイスを受けた時は、すぐに却下しないで一応聞き入れようとする習慣を身に着けましょう。
全部理解しようとしなくても良いので「こんな考え方をする人もいるんだな」とか「どうしてこの人はこう言うのかな」など考えてみるだけでも、効果があります。
特に恋愛相手に対しては、自分が正しいと思うことばかり押し付けていると、関係性が壊れてしまう恐れがあるので、相手の意見も尊重するよう努めましょう。
悩みを相談してみる
悩みがある時、思い込みが激しい人は「絶対無理に決まってる」「誰に相談しても仕方ない」と自己完結しがちですが、思い切って親しい人に相談してみるのも良いでしょう。
親身になって良いアドバイスをしてもらえたり、別の視点への気付きを与えてもらえたりするかもしれません。
自分が抱え込んでいた悩みは、実際は心配する必要がない、単なる誤解だと気づく可能性もあります。
人に頼ることは、他人に対して心を開きコミュニケーションをとる練習にもなります。
幸せな恋愛でポジティブな気持ちになろう
思い込みが激しくなってしまうのは、ネガティブな感情を抱いているのが原因でもあります。
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思い込みが激しいと人間関係にも影響が!長所を残しながら直していこう
思い込みが激しいとは、よく確認しないで物事を正しいと信じたり強く思い込んだりして、自分の考えにこだわり続けること。
ポジティブなタイプとネガティブなタイプがあり、固定観念が強い、人の話を聞かない等の特徴があります。
思い込みが激しくなる原因には、感情や主観で物事を判断したり、自分には非がないと考えたりする心理があるでしょう。
しかし、リスク管理能力の高さやメンタルの強さなどの長所もあります。
客観的な考え方や相手の意見も聞く習慣を身に着けると、性格を改善できるでしょう。
人間関係に影響を及ぼすこともある、思い込みの激しい性格は、自分の長所も大事にしながら無理せずに直しましょう。
- 思い込みが激しい人は、物事を簡単に信じ人と意見が違っても気にしない
- 固定観念が強く、行き過ぎたネガティブタイプとポジティブタイプ等の特徴がある
- 自分だけが不幸だと思ったり、感情で判断してしまったりしやすい
- 見方を変えれば、思い込みが激しい人ならではの強みもある
- 自分の良さを認めつつ、対処法を実践して思い込みの激しい性格を直そう