「家にいたくない!」心理や原因、ストレスを上手に発散する方法を紹介
本来、家は自分にとって最も気が休まる場所ですから、家にいたくないと思ってしまうのは決して健康な心理状態とはいえません。
「どうして家にいたくないのか」「家で過ごすためにはどうしたらいいのか」そんな疑問にお答えすべく今回は、家にいたくないと感じてしまう心理や原因をまとめました。
また、家にいるときに感じるストレスを発散する方法についても紹介していきます。
家にいたくない気持ちが解消されなければ、家族関係・在宅勤務などに深刻な影響をもたらしてしまうので、記事を参考にぜひ改善に努めてくださいね!
Contents
どうして家にいたくない?潜む7つの心理
家にいたくないと感じることに年齢や立場は関係なく、学校が終わっても帰りたくない子供たちもいれば、仕事が終わっても帰りたくない大人たちもいます。
まずは、家にいたくない気持ちに潜む心理を知って改善につなげていきましょう。
家で何をしたらいいのかわからない
友達が多い人は、家の中より外に出た方が有意義に過ごせると思っていますし、家の中で楽しく過ごす方法を知りません。
そのため、家にいても何をして過ごせばいいか分からず、家の中でダラダラと過ごすくらいなら外に出たいという気持ちが強いのです。
家族・同居人に気を遣ってしまう
家の中で家族や同居人に気を遣ってしまう人は家にいても気持ちが落ち着かず、居心地の悪さを感じて家から出たくなります。
- 母親がやたらと干渉する
- 同居人が細かいことにうるさい
- 兄弟が友達をたくさん連れ込む
家の中がこのような環境の人は家族や同居人に気を遣いやすく、リラックスできない心理状態から家にいたくなくなってしまうのです。
忙しくて家で過ごす時間がない
会社で仕事が忙しく、残業・休日出勤が習慣化している人は家に対する考え方がそもそも違う場合があります。
『家=寝る場所』と解釈しており、家で過ごす時間の大半が入浴または睡眠になっています。
そのため、荷物のお届け日にドライバーが訪問しても留守だったり、洗濯物が干しっぱなしになっていたりするのも日常茶飯事です。
家に対して家族と楽しむ場・くつろぐ場としての感覚を持っておらず、自由な時間において家で過ごす必要性を感じられないのです。
夫・妻が怖い、または喧嘩してしまった
喧嘩して夫婦仲が悪くなることで家にいたくないと考えるケースもあり、お互い顔を合わせるのが嫌で家に帰りたくなくなります。
この場合、『家にいたくない』よりも『相手と同じ空間にいたくない』と表現した方が正しく、たとえ家以外でも一緒にいればその場所を離れたくなるでしょう。
また、夫婦においては恐怖感が原因で家にいたくないと感じることもあり、妻が毎日育児について夫に文句をいわれるなどのケースが該当します。
家では味わえない解放感が必要
家は外に比べて空間が狭いのでストレスを感じやすく、リラックスできる一方で解放感を得るには不向きな環境です。
たとえば、職場で上司に責められた男性やママ友と衝突した主婦が、心を癒すためのリフレッシュ方法を望むなら家は最適な環境でしょう。
しかし解放感を味わいたい場合は別で、家という閉鎖的な空間ではストレスが溜まり、家にいたくない気持ちになるのです。
誰かと会っておかないと不安を感じる
家にいたくない心理の中には寂しさが関係していることもあります。
寂しがり屋の人は常に誰かと会っていないと不安な気持ちに陥るので、とにかく家から出て誰かと会おうとするのです。
このタイプに当てはまる人は、短時間でも一人で留守番することに不安を感じてしまう傾向があります。
家族に病気を患っている人がいる
一緒に暮らす家族の中に病気を患っている人がいると、家にいたくない心理が働くことがあり、我慢して家にいるとイライラして怒鳴るなどの症状も起こり得ます。
本来なら家はリラックスできる場所なのですが、家族が大きな病気を患っていると看病や介護に追われるため、家にいることで逆に疲れてしまうのです。
家にいたくない心理の中でもこの場合はとくに深刻で、親の介護に疲れて事件を起こしてしまうケースもありますし、一人で責任を背負いすぎないようにしましょう。
辛く苦しい日々が続くようであれば、心理カウンセラーへの相談も視野に入れてみてください。
家にいたくないと感じてしまうケース別原因
家にいたくないと思う理由は家での生活・家族構成・環境によって異なります。
この項目では、ケース別原因を解説するので確認してみましょう。
結婚している場合:夫婦仲が良くない
結婚している人が家にいたくないと感じてしまう場合は、夫婦仲の悪さが原因の可能性が高いでしょう。
「ケンカした」「関係が冷え切っている」「会話がなく居心地が悪い」状態でいれば家族の温かさを感じられません。
この場合、家にいたくないというより『一緒にいたくない』心理が働くこともあります。
逆に夫婦円満の家庭であれば、家にいたくないと感じることはほぼないに等しいといえるでしょう。
一人暮らしの場合:一人で過ごすのが寂しい
一人暮らしをしている人の中には、一人で過ごすことを自由と感じる人がいる一方で、寂しいと感じる人もいます。
寂しがり屋で一人暮らしをしている人は、一人で過ごす時間を充実させることができないため、家にいたくない気持ちが強くなるのです。
とくに、実家暮らしに何一つ不満がなかった人や、家族との会話が多かった人が一人暮らしをした場合、余計に寂しさを感じやすいでしょう。
実家暮らしの場合:親と折り合いが合わない
大学生や社会人になってからも実家暮らしをしていると、門限の決まりや用件を頼まれるなど、親の干渉がうっとうしく感じることがあります。
一人暮らしをすればいいのですが、事情によっては実家を出ることが困難な場合もあるでしょう。
そうなれば、家にいたくない!と友達の家に転がり込んだり、朝まで遊んだりするようになってしまいます。
また親とケンカが絶えない関係性であれば、尚さら家にいたくないと感じるでしょう。
家にいたくないストレスを上手に発散する方法
家にいたくない気持ちが強いと、家にいるときにストレスが溜まってしまうため在宅勤務をしている人にとっては深刻な問題です。
家にいたくないことが原因によるストレスは、以下のリフレッシュ法で上手に発散しましょう。
家にいてイライラするときはお散歩する
家にいてイライラしだしたら気分転換にお散歩することがおすすめです。
ウォーキングをして外の空気を吸うと閉鎖的になっていた気持ちがリフレッシュできます。
どうしても外出できないときは、部屋中の窓を開けて風通しをよくするだけでも気分転換になりますよ。
模様替えをして過ごしやすい部屋にチェンジ
部屋の模様替えは、失恋の傷を癒したいときや気分を変えたいときに効果的な方法で、家にいたくないときのストレス解消にも有効です。
普段見慣れた部屋の雰囲気が変わるだけで気持ちが一新され、家の中で過ごす時間を新鮮に感じられるようになります。
家にいたくない原因は吐き出す
家にいたくないと思ったときに、「なぜ家にいたくないのか」ノートに書き出してみましょう。
文字にして書き出すことで、家にいたくない原因が明確に分かって対処しやすくなります。
また、自分の気持ちを吐き出すことで心もスッキリしますよ。
ストレス発散グッズを見つけよう
最近ではストレス発散を目的としたグッズが数多く販売されており、これらはインターネットで情報収集&購入することが可能です。
マッサージ効果のあるシリコンボール、定番のパンチボール、一風変わったものとして愚痴を叫べるツボなど、さまざまなストレス発散グッズが見つかります。
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コロナの影響で中学生・高校生・大学生・社会人、みんな家にいたくないけど乗り切ろう!
新型コロナウイルスの影響により緊急事態宣言の発令や自粛要請、リモートワークへの切り替えなど、家にいたくないときでも気軽に外出することができなくなりました。
家で過ごす時間が増えたためにこれまで家にいることを苦に思わなかった人が、家にいたくないと感じるようになったケースもあります。
現在では誰もが少なからず家にいたくない気持ちを持っているでしょうが、その中でもできる対処法はあるので、この状況を乗り切って新しい日常を楽しみましょう!
- 家にいたくないと感じる心理に、『家での過ごし方が分からない』『家族・同居人に気を遣ってしまう』などが挙げられる
- 家にいたくないと感じる原因は、既婚者・一人暮らし・実家暮らしによって異なる
- 散歩したり、模様替えしたりして気分を変えることがストレス発散に繋がる
- 家にいたくない人の対処法を実践して今の状況を乗り切ろう!