無意識の場合も?上から目線の人の心理や特徴、対処方法・改善方法を紹介

会社や友達などの人間関係において、上から目線の人っていますよね。
男性女性問わず、同僚や上司などから、自分のことを下に見ているような言葉をいわれた経験がある人もいるのではないでしょうか。
この記事では、上から目線の人の心理や特徴、対処方法などを紹介します。
Contents
「上から目線」ってどんな意味?
「上から目線」とは、立場が同じまたは下の人が、見下した言動や態度をとることをいいます。
最近では「マウンティング女子」という言葉が生まれるほど身近にこのような人が増えてきています。
尊敬している人からいわれるのなら納得できるかもしれませんが、そうでない場合はイラっとしてしまうでしょう。
どうして上から目線なの?心理とは
上から目線の人は、どのような心理を持っているのでしょうか?
上から目線の言動や態度は無意識的に出てしまうことが多く、自分で意識していなくても相手には上から目線だと思われている可能性があります。
上から目線の人の心理状態を知り、自分が当てはまっているかどうか確認してみてください。
ここでは、上から目線の人の心理について紹介します。
とにかく負けたくない
上から目線な人は極度の負けず嫌いな性格の人が多いです。
ちょっとしたことでも負けることが嫌いなので、人の意見に対してねじ伏せるような言い方をしたり、見下すような態度をとる傾向があります。
とにかく誰にも負けたくないという気持ちが出すぎてしまい、周りが見えなくなってしまうのです。
誰からも認められたい
上から目線な人は心理学の観点から、自己承認欲求が強いといわれています。
このような人の場合、周りの人から認められるための会話をしている可能性が高いです。
そのため、自慢話が多かったり攻撃的な口調で相手を見下したりしてしまうのです。自分中心の会話をすることで周りから認められていると感じることができ、承認欲求の解消をしているのでしょう。
絶対自分主義
上から目線な人の中には「自分が絶対に正しい」という絶対自分主義の人もいます。
自分自身の考えが絶対に正しいと信じているため、言い方がきつかったり見下した態度をとってしまうことが多いです。
「正しいことをいって何が悪いの?」という考えで発言するため、相手が傷つき、反感をかうことを恐れません。
プライドが高い
「人の上に立ちたい」「周りと同じ評価をされるのは嫌だ」などと考えるプライドが高い人も、上から目線になりがちです。
このタイプの人は自分が周りよりも優れた人間であることを認めてもらいたいという強い欲求を持っています。
そのため、自己主張が激しく自分の有能性を誇示する話し方になってしまい、結果上から目線な物言いになってしまうのです。
あるある!上から目線の7つの特徴
上から目線な言動や態度は、さまざまな心理によって引き起こされます。
また、自分自身が気付いていないだけで周りから見れば上から目線になってしまっている可能性もあります。
ここでは、周りの人から「上から目線だな」と思われてしまう人の7つの特徴を紹介します。
勝ち組み・格差をひけらかす
年収や身に着けているブランドなど、勝ち負けや格差をひけらかすのは上から目線の人の特徴といえます。
相手の身に着けている物の価値や序列について語ってしまい、無意識のうちに相手を傷つけてしまっている可能性があります。
このように、相手の生活や所有物を評価し、格差をつけるといった行為が上から目線と捉えられてしまうのでしょう。
「◯◯してないの?」と意識高い主張
例えば「え?インスタやってないの?」「TOEIC取ってないの?」といった意識の高い主張は、上から目線と捉えられてしまう可能性が高いです。
一時期「意識高い系」という言葉が流行りましたが、世間の流行などを「やっていて当たり前」という認識で発言してしまうと相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
流行に敏感なのは悪いことではないですが、全ての人が興味を持っているというわけではありません。自分にとってどうでもいいことを「やっていて当たり前」と押し付けられると相手は上から目線と認識してしまうのでしょう。
聞いてないのに教えてくる
アドバイスや説明など、聞いてもいないのに教えてくる人っていますよね。
親切心はありがたいのですが「自分の方が優れている」という気持ちが全面に出てしまっている場合があります。
思いやりが強すぎる人はついつい口うるさくアドバイスをしてしまうかもしれませんが、相手には上から目線と捉えられてしまう可能性があるので注意が必要です。
「◯◯って知ってる?」と質問ぜめ
上から目線の人は「〇〇って知ってる?」と自分の持っている知識を見せびらかして、質問攻めをしてしまう傾向があります。
知識を見せつけることで、相手にマウントを取りたいと思っている人もいますが、中には無自覚に質問をしている人もいるでしょう。
このように質問が多い人は、相手に「試されている」と感じさせてしまう場合があります。話しかけるたびに「これってどういう意味か知ってる?」「〇〇ってどうすればいいか知ってる?」と質問攻めばかりしてしまうと相手はうんざりしてしまうでしょう。
人を見下している
上から目線な人は「正しければ何をいってもいい」という考えを持っていることが多いため、相手に対して無意識に見下した言動をしてしまう傾向があります。
自分より立場の低い人や性別によって態度を変化させる人も中にはいるでしょう。
英語やカタカナなど難しいワードを使いがち
仕事上で使う「アジェンダ」や「MTG」など、日常生活とは関連のない言葉を普段から使用するのも上から目線な人の特徴です。
相手よりも自分が賢いことを見せつけたいという欲求が強いため、あえて難しいワードを使って「そんなこともわからないの?」と上から目線な言葉を投げかけることもあります。
持っている知識を周囲に見せびらかすことで、自分の欲求を満たしているのでしょう。
話を盛りがち
上から目線の人は承認欲求が強い傾向があります。
これは自信がなく小心者の裏返しでもあり、そのままの自分では認めてもらえないと考えてしまうからです。
そのため、過度に話を盛ってしまったり、小さいことでも大げさに話してしまうことが多いのです。
身の回りの上から目線の人の対処方法
上から目線な人に対しての正しい対処法を知らないと、ストレスが溜まったり、相手との適切な関係性が保てないこともあるでしょう。
そうならないためにも、身の回りにいる上から目線な人の心理や特徴を理解し、上手に対処する必要があるのです。
ここでは、上から目線な人の対処方法を紹介します。
彼氏が上から目線
彼氏に上から目線の対応をされた場合は、それとなく伝えてあげるのが良いでしょう。
「すごい上から目線だね(笑)」という感じで冗談っぽく伝えるのがポイントです。
もしあまりにもひどい場合には「そんな態度されると悲しいよ」と素直に伝えましょう。我慢しているとストレスが溜まりケンカに発展してしまうこともありますよ。
女友達が上から目線
女友達に上から目線な態度をとられた時は話半分で聞くのが良いでしょう。
怖がりな人ほど、自分を大きく見せようとして話を盛ることがあります。後々別の人から話を聞くとニュアンスがかなり違うなんてことも多いはず。
そのため「この人は怖がりなんだな」と思いながら話を聞くことをおすすめします。
上司が上から目線
上司の場合、立場上ある程度上から目線な態度をとられることは仕方ないでしょう。しかし、あまりにもひどい場合には逆に肯定してあげる姿勢が重要です。
上から目線は、自信のなさや承認欲求の強さから来るものなので肯定されることで相手も安心し、態度が緩やかになるでしょう。
後輩が上から目線
相手が後輩の場合は、関係性が確立する前に指摘してあげるのが良いでしょう。
最初に上から目線な態度をとられた場合は「どの立場から物いっているの?(笑)」といった感じでユーモアを交えて指摘するのが良いでしょう。
関係性が固定されてしまうと、改善するのはなかなか難しいので早めの対処が大切です。
もしかして自分も…上から目線の改善方法
上から目線な人の心理や特徴を理解していても、気付かないうちに自分自身も上から目線になってしまっている場合があります。
上から目線は無意識的に出てしまっていることが多いので、意識的に改善を心がけてみてください。
ここでは、上から目線の改善方法を紹介します。
自分の価値観が絶対ではない
上から目線を改善するためには、自分自身の価値観を変える必要があります。価値観は固定されてしまうと、なかなか変化させるのが難しいでしょう。
しかし、あなた自身の価値観が絶対ではないという認識を持つことが大切なのです。広い視野で物事を判断することができれば、上から目線を改善することができるでしょう。
相手の立場になって物事を考える
会話をする上で一番大切なことは、相手の立場になって考えることです。
上から目線の人は、自分の発言ばかりに気を取られてしまい、相手の気持ちを考えることができません。
話を始める前に「これを聞いたら相手はどのような気持ちになるか」を一度考えてから発言するようにしましょう。
自分の発言を振り返る
自分の発言を振り返るのも非常に効果的な改善方法です。
「この発言は不要だったな」「もっと別の言い方があったかも」と考えることで、上から目線な言動を正すことができますよ。
また、自分の発言を振り返ることで日常生活や恋愛などにおいても、考えて行動することができるようになるでしょう。
上から目線は、恋愛・結婚に絶対に不利です!言動に気をつけて慕われる人間になろう
上から目線な態度は、人間関係だけでなく恋愛や結婚など、異性との関係においても絶対的に不利になってしまいます。
社会や企業の中では、自分の意見をはっきりといわなければいけない時があるのも事実です。
しかし、言い方や言葉遣いに気を付けないと「上から目線な人だな」と誤解されることもあります。
日々、自分自身の言動を気を付けていくことで改善できることなので、この記事を参考にしてぜひ慕われる人間になれるよう意識してみてくださいね。