仕事が遅い人の特徴とは?遅い理由と仕事が早い人に近づくための改善方法
どんな職場にも仕事が遅い人っていますよね。
周りの人と同じ作業量なのに、なぜかいつも残業したり締め切りに間に合わなかったり…。
仕事が遅いと周囲からの信頼を失いかねません。
最悪の場合、企業からクビを宣告される事態に陥ることもあります。
そこで今回は、仕事が遅い人の特徴や遅い理由について解説していきます。
仕事が早くなるための改善方法も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
自覚なしの人も要チェック!仕事が遅い人に見られる特徴
仕事が遅い人には共通する特徴があります。
ここでは、仕事が遅い人によく見られる特徴を、性格編と行動編に分けて紹介していきます。
自分にも当てはまる項目があるか、チェックしながら見ていきましょう。
【性格編】
まずは、仕事が遅い人の性格の特徴について見ていきます。
常にマイペース
自分のペースを大事にしている人は、仕事が遅い傾向にあります。
日頃から「マイペースだね」と言われている人は要注意。
チームで協力して作業するときにいつも自分のところでタスクが滞っていませんか?
マイペースすぎると、周囲を巻き込んで他人の仕事にも影響が出てしまいますよ。
細かいことが気になってしまう
仕事が遅い人は、一つの作業を終わらせるのに人の倍の時間がかかってしまったりします。
そのような人は、作業中に他人が気にしないような細かいことが気になってしまい、その結果時間がかかりすぎてしまっている可能性があるでしょう。
メインの作業を終わらせたあとに修正すればいいものを、メイン作業を中断してやろうとするために時間がかかり過ぎてしまい、結果的に仕事が遅れてしまうのです。
完璧主義すぎるがゆえの特徴といえるでしょう。
責任感に欠ける
責任感が弱い人は、目の前の仕事に対して「決められた期日を守ってやらなければ!」という気持ちが薄いため仕事が遅くなりがちです。
責任感がない人は企画書に必要な資料作りをする際、期限に間に合うような作業スピードに調整したり、間に合いそうになければ周りへ協力を呼びかけたりするというような行動を起こすことも少ないでしょう。
責任感に欠ける仕事への姿勢から昇格することもなくずっと同じ立ち位置のまま会社に居続ける人もいます。
頼まれたら断れない
上司や同僚に仕事を頼まれると断れない人は、仕事が遅い傾向にあります。
引き受けるのは簡単ですが、自分一人でできる仕事量には限界がありますよね。
自分の仕事が終わっていないのに、他の人から頼まれた業務までやろうとすると時間がかかってしまうのは当然でしょう。
本音は断りたいのに人から嫌われるのを恐れて断れない人は、ずっと仕事が遅いままになってしまいますよ。
嫌な仕事は基本的に後回し
自分の苦手な仕事や面倒な仕事を後回しにしていませんか?
嫌な仕事を後回しにするのは、デメリットが多くおすすめしません。
好きな仕事だけ先に済ませて嫌いな仕事を後回しにすると、計画的な仕事ができず結果的に生産性が下がってしまうからです。
また、やりたくない仕事が残っているとストレスが溜まりやすくなります。
気持ちにも余裕がなくなるため、納得のいく成果を得られない可能性も高まるでしょう。
【行動編】
続いて、仕事が遅い人の行動の特徴を見ていきましょう。
整理整頓が苦手
仕事が遅い人は、整理整頓が苦手な傾向にあります。
「仕事で使う書類が見つからない」「机まわりがごちゃごちゃして仕事がはかどらない」など、整理整頓ができていないことで作業に取り掛かるまでに無駄な時間を費やしてしまうこともしばしば。
机周りに限らずPC内部の整理整頓ができていないことも多いため、必要な資料やメールを頻繁に探しているのもあるあるな行動といえるでしょう。
段取りをせず行動に移す
仕事が遅い人は、無計画のまま作業に取り組もうとします。
「好きな仕事から先にやろう」「上司に急かされたから」などの理由で、抱えている仕事の優先順位を考えずに取り組んでしまうことも珍しくありません。
その結果、緊急性の高い仕事を後回しにしてしまうなどのミスが発生します。
また、無計画な人とは仕事のうえで連携が取りにくいため、仕事が遅れる原因になることもあるでしょう。
指示されたことだけを対応する
上司から言われた仕事だけに対応していませんか?
指示されたことだけをこなそうとすると、仕事の全体像をイメージできないため、必要ない部分にまで時間をかけてしまいがちです。
また、指示待ち人間が定着してしまうと、イレギュラーな事態が起こったときに自分で意思決定ができず、適切な対応ができないという事態に陥りやすいでしょう。
最終目的を把握しないまま作業を進める
最終目的を把握しないまま作業を進めるのも、仕事が遅い人によく見られる行動です。
「なんとなく進めればいいだろう」と考えているため、だらだらと時間だけが過ぎてしまいがち。
基本的にゴールを見据えて仕事を進めていないため、何の成果にも繋がらない…なんてことも珍しくありません。
一から十まで調べようとする
入念に調べるのは悪いことではありませんが、全て調べてから仕事に取りかかろうとするのは非効率的だといえます。
事前準備はもちろん大切ですが、調べたことが全て役に立つとは限りません。
実際に作業してみて初めて理解できることもあるため、一から十まで調べようとするのは時間の無駄になる可能性が高いといえるでしょう。
仕事が遅いのはどうして?考えられる理由とは
仕事が早い人と仕事が遅い人が生まれるのはどうしてなのでしょうか。
ここでは、仕事が遅くなる原因について解説していきます。
時間を意識していない
だらだらと仕事をしている人は、いつも仕事が遅いでしょう。
5分で終わる作業を10分かけて終わらせるなど、時間を意識せずに仕事をしていたらいつの間にか退社時間になっていた…なんて経験はありませんか?
周りから見てもやる気のないように映るため、時間を常に意識してテキパキ動きましょう。
仕事の全体像が掴めていない
仕事の全体像が掴めていないと、時間配分を間違えてしまう可能性が生じるため、仕事が遅くなってしまいます。
本来は必要のないところに時間をかけてしまうなど、仕事の全体像が見えていないと結果的に無駄な作業時間が増えてしまうのです。
報連相を怠っている
仕事が遅い人は、周りへの報連相を疎かにしがちです。
報告・連絡・相談は、会社員としての基本でしょう。
これらが円滑に行われていないと、情報不足や連絡ミスなどが起こり周囲との連携もとりにくくなります。
すでに終わっている業務に手を加えてしまい、一から修正しなければならなくなった…など、無駄な作業を増やしてしまう要因にもなりかねません。
残業が当たり前になっている
「残業代が出るから」と、そもそも残業することを前提に仕事を進めている人も多くいます。
仕事が間に合わなそうでも「残業すればいいや」と、会社に残ることを当たり前と考えているのです。
そのような心持ちでは、仕事スピードが早くなることはもちろんなく、集中力が続かないままだらだらと仕事を続けてしまうでしょう。
上司からの圧に悩み心にゆとりがない
上司からパワハラを受けている状況では、どんなに頑張っても良い成果・成果物は残せません。
毎日ストレスが溜まるような環境で仕事をしていると、仕事が遅くなる悪循環に陥りやすくなります。
仕事に集中したくても、人間関係で悩んでいたらそれどころではなくなりますよね。
反対に仕事が早い人にはどんな特徴がある?
仕事が遅い人の特徴や原因を紹介しましたが、反対に仕事が早い人とはどのような点に違いがあるのでしょうか。
ここからは、仕事が早い人の特徴について紹介していきます。
探しものに時間を割かない
仕事が遅い人は無駄なことに時間を費やす場合が多く、なかでも「探し物をする時間が長い」などが例として挙げられます。
一方で仕事が早い人は、無駄な時間を削減するために常に整理整頓を心がけています。
綺麗にまとめられたファイル、整理されたパソコンのデスクトップなど、ほかの従業員や上司に質問されたときにもすぐ対応できるようにいつでも準備万端な状態にしているのです。
判断力・決断力に長けている
仕事が早い人は、悩んでいる時間も無駄だと捉えています。
一秒でも時間の無駄を省くため、瞬時に判断し決断する能力に長けているのです。
日頃から意思を持って仕事に取り組んでいるので、判断を迫られたときに悩むことなく決断できます。
躊躇なく周りを頼れる
仕事が早い人は、すぐに周りを頼る判断を下せるという特徴が挙げられます。
人の手を借りたほうが時間短縮にもなりますし、質の高い成果物を作りあげることが期待できるでしょう。
企画を練るときも、一人の意見より多数の意見を聞いて取り入れたほうが、より良い商品に仕上がりますよね。
仕事が早い人は、効率的かつ質の高い成果をあげようとするのです。
視野が広く全体の状況を把握できている
視野が広くいつも全体の状況を把握できているのも、仕事が早い人の特徴といえます。
自分だけでなく周囲の仕事状況まで見えているので、効率的に仕事を進められるのです。
また、予期せぬトラブルが起こった場合でも、全体の改善点をすぐに見つけ出し対処することができます。
このような視野の広さを持っていることが、仕事の早さに繋がっているといえるでしょう。
「仕事が遅い自分にイライラ…」5つの改善方法でクビを回避しよう!
最後に、仕事を早くするための対処法を紹介します。
自分に合う方法を見つけて、会社でもぜひ実践してみてくださいね。
業務に優先順位をつける
仕事を始める前に、緊急度の高いものはどれか?優先順位をつけてみると良いでしょう。
なかには締め切りが近くても、それほど重要でないものもあります。
期限だけに注目するのではなく、重要性が高いものからこなしていくと効率的に仕事を進められるはずです。
期限を見える化しておく
スケジュール管理は社会人として当たり前の業務ですが、抱えている仕事量が多いと締切日を間違えたり忘れたりなどのミスも増えるでしょう。
期限に間に合わないと、相手の信頼も失われていきます。
そんなミスを防ぐには、期限をいつでも見える化しておく方法がおすすめです。
卓上カレンダーや手帳に記入するなど、全体の仕事状況を一目で把握できるようにすると作業の漏れもなくなりますよ。
完璧を求めすぎない
最初から最後まで全てを完璧に仕上げようとすると、時間がかかりすぎてしまいます。
気になる部分は後から修正して、まずは完成に近づけるのが優先です。
作業が終わってから、修正が必要な箇所と不必要な箇所を分けて全体のバランスを見ればいいのです。
時間は有限ですので、無駄なところには時間も労力もかけないよう意識しましょう。
部下や新人にも仕事を振る
仕事が遅い人は、最初から最後まで全部一人でやろうとします。
責任感ある行動ですが、このやり方ではいつまで経っても仕事は早くなりません。
ときには、他の人に仕事を振って協力してもらうことも必要です。
部下や新人の手が空いていたら、その人たちでもできる業務をお願いしてみましょう。
また、いつでも協力し合えるような良好な人間関係を築いておくことも大切です。
パワハラがある場合はすぐに相談
精神的に辛くなるようなパワハラを職場で受けている場合、一人で悩まず周囲の人に相談しましょう。
どんなに仕事を早くしようと改善を試みても、職場環境自体が辛いなら意味がありません。
信頼できる上司に話を聞いてもらうなど、働きやすい環境を整えることが、まず第一優先でしょう。
仕事が遅いのは改善可能!今日からさっそく打開策を実践してみよう!
仕事が遅いのは、行動を改善すればすぐに治せます。
とくに、時間を意識する習慣を身につければ、だらだら作業することもなくなるはずです。
自分を客観的な視点で見て、無駄な作業はないのか、効率的にやるにはどうすれば良いのかを考えましょう。
効率化をはかり無駄な時間を削ることで、気持ちにも余裕がでてきて仕事もスムーズに進められますよ。
毎日残業してストレスを溜めるより、一度きりの人生の限られた時間を有意義に使って楽しみましょう!
- 仕事が遅い人に見られる性格の特徴に「常にマイペース」「頼まれたら断れない」などが挙げられる
- 仕事が遅い人の行動面での特徴は「整理整頓が苦手」「段取りをせず行動に移す」などが挙げられる
- 仕事が遅い理由は「時間を意識していない」「報連相を怠っている」などの理由が考えられる
- 仕事が早い人の特徴は「探しものに時間を割かない」「躊躇なく周りを頼れる」などがある
- 仕事の遅さを改善するには「業務に優先順位をつける」「完璧を求めすぎない」などの方法がおすすめ