適当な人と上手に付き合っていく方法とは?いい加減な人の特徴を徹底解説
あなたの周りに適当な人はいませんか?
適当な人と聞くと、だらしない性格でいい加減な仕事をする迷惑な人をイメージしますよね。
しかし、適当というのは悪い意味だけではなく、仕事ができる人を指す場合もあります。
この記事では適当な人の2つのタイプと、上手な付き合い方を紹介するので、適切な距離感を保てるようにしましょう。
Contents
適当な人に当てはまる2つの意味
適当な人という言葉にはネガティブな意味とポジティブな意味の両方が含まれています。
まずは適当な人を『いい加減タイプ』と『仕事できるタイプ』に分けて紹介するので、適当な人と一括りにせず理解を深めましょう。
いい加減タイプ
一般的に適当な人というと、雑な仕事をして周りに迷惑をかけるいい加減タイプを指すことが多いです。
言われた期日を守らなかったり、ミスが多かったりと周りから適当な人だとみなされてしまう行動が目立ちます。
職場以外でもお金にルーズ、遅刻が多いなどだらしない行動をとるので、周りの人たちとの人間関係を自ら壊してしまうことも少なくありません。
仕事できるタイプ
「適当」という言葉には「適する」「ちょうど良い」などポジティブな意味も含まれています。
そのため、肩の力を抜いて仕事とプライベートのバランスが上手くとれている人のことを適当な人と呼ぶ場合もあります。
このタイプの適当な人は、仕事でしっかり結果を出していることが多いです。
頑張りすぎずにひょうひょうと仕事をこなしている姿に憧れを抱く人も多いでしょう。
【いい加減タイプ】迷惑をかける適当な人の特徴
冒頭で説明したように、適当な人には2種類のタイプが存在します。
ここでは『いい加減タイプ』の特徴を紹介するので、正すべき言動を行っているか確認してみましょう。
凡ミスが多い
適当な人は少し気をつければ防げるような凡ミスをすることが多いです。
「話をよく聞いていなかった」「時間を間違えていた」などのミスを連発して迷惑をかけるので周りからは白い目で見られています。
「凡ミスが直らない」という理由で、会社の上司や同僚から見放されてしまうことも少なくありません。
チェックを怠る
適当な人は責任感がなく、最終的なチェックを怠りがちです。
そのため、誤字脱字が多かったり、記載したデータが間違っていたりすることがよくあります。
本人は「指摘されたら直せばいいくらい」の気持ちでいるかもしれませんが、毎回間違いだらけだと受け取る側はうんざりしてしまいますよね。
時間・期日を守れない
時間や期日を守れないというのもいい加減タイプの適当な人の特徴です。
計画性がなく、締め切りまでに仕事が終わらないことは日常茶飯事。
会議や打ち合わせに遅刻して、大勢の人に迷惑をかけることもあるでしょう。
時間を管理できない人間は社会人としての信用を失っても仕方ありません。
片付けができない
いい加減タイプの適当な人は片付けができません。
- デスクが書類や不要なもので溢れている
- どこに何があるのか把握していない
- すぐにモノを無くす…など
整理されていない散らかったデスクで仕事をしていては、ミスが起こるのも当然です。
仕事の内容を正す前に、まずはデスク周りの片付けからはじめる必要がありますね。
【仕事できるタイプ】羨ましい適当な人の特徴
一方で、仕事ができるタイプの適当な人は、注意するよりも自由に仕事をやらしてあげたほうが実力を発揮できるかもしれません。
以下の特徴に当てはまるようであれば、少し目を瞑り、寛大な心で見守ってあげましょう。
効率よく仕事をこなす
仕事ができるタイプの適当な人は、仕事に優先順位をつけて効率よく仕事をこなします。
そのため、周りからは余裕を持って作業している印象をもたれます。
必死な姿を見せずに次々と仕事をこなしていく姿は、部下から尊敬の眼差しを浴びるでしょう。
力の入れ方が上手
力の入れ方が上手というのも、仕事ができるタイプの適当な人の特徴です。
「仕事には全力で取り組んでくれないと…」と思われるかもしれませんが、力を入れるべきところとそうでないところのメリハリがあります。
途中でバッテリー切れになってしまうこともないので、結果を出し続けることにも期待できます。
仕事に根を詰めすぎることがないのでワークライフバランスが取れていて、私生活も充実している人が多いです。
人からの評価を気にしない
仕事ができるタイプは、人からの評価を気にしません。
手早く仕事をこなす反面、周囲からは手を抜いていると思われて適当な人だと誤解を招くことがあります。
しかし、いい意味での「適当さ」を持っているということ。
自分は自分、と要領良く仕事をこなしていることから、そのような意見には耳を貸さず自分のやり方を貫きます。
芯がしっかりしているからこそ、周りの目を気にせずに自分のペースを保てるのです。
時間を無駄にしない
仕事ができる適当な人は時間を無駄にしません。
とくに無駄話や興味がない人との会話が大嫌いです。
その相手が上司や目上の人の場合は、事務的に話を聞きますが、話を早く終わらせようとすることもあります。
そのことが、「あいつは適当だな」と思われる要因になりますが、仕事もプライベートも時間を大切にしようとしている効率重視な人だと捉えると気にもならなくなるでしょう。
適当な人とうまくいく上手な付き合い方
『仕事ができるタイプ』の適当な人には、ある程度目を瞑ることが必要です。
しかし『いい加減タイプ』の適当な人は、こちらが配慮しなければミスが多発し余計なストレスを被ってしまうかもしれません。
社会人としてのルールが欠落している可能性もあるので、上手に付き合っていくことが求められます。
最後に適当な人との上手な付き合い方を解説するので、相手を上手くコントロールしましょう。
細かく指示を出す
適当な人に仕事を任せると、勝手なやり方で進められてしまう可能性があるので、細かく指示を出すようにしましょう。
「これくらいは言わなくてもやってくれるだろう」とたかを括っていると、後で痛い目を見るかもしれません。
きちんと言葉にして相手に伝えることが大切です。
口頭で伝えてもダメな場合は、マニュアルを作って何度も確認できるようにしてあげる対処法も効果的でしょう。
余裕を持って業務を任す
仕事ができるタイプの適当な人は、納期よりも早く納品してくれやすいので余裕を持ってこちらも対応できます。
しかし、いい加減なタイプの場合は納期を守らないことがほとんど。
期日が近くなってから焦り出すこともあり、適当な人の典型的な行動パターンです。
たとえギリギリ納期に提出しても、「ミスが多くてやり直しになり結局間に合わない」ということも珍しくありません。
そのため、業務を任せるときはスケジュールに余裕を持つようにしましょう。
まめに進捗を確認する
適当な人と仕事をするときはまめに進捗を確認するのがポイントです。
仕事の状況を逐一聞いていれば、納期を忘れていたり、間違った方法で進めたりしていたときに、早めに修正できるからです。
しかし、進捗確認の連絡すらなかなか返ってこないこともあるので、根気強く対応しなければなりません。
相手の進捗を上司に共有する
仕事の進捗は必ず上司と共有するようにしましょう。
2人だけのやり取りで完結させてしまうと、相手が期日を守らなかったり、ミスをしたりしたときに「言った」「言わない」の水掛け論になってしまう可能性があります。
相手のいい加減な仕事を抑止するだけでなく、自分の身を守るためにも大切なことです。
相手に対して頑張りすぎない
適当な人の対応は、精神的に疲れてしまいます。
- 常に進捗を確認しないといけない
- 相手がミスしないように気を掛ける
- 相手に合った仕事内容を選ぶ…など
あの手この手で頑張っても、その努力を台無しにされてしまうことも少なくありません。
適当な人に向き合いすぎると、自分の仕事時間まで失い、プライベートも疎かになってしまうでしょう。
「どうにかしてあげたい」と思う気持ちも大切ですが、付かず離れずの適切な関係性を保つことも重要です。
適当なタイプを見極めて上手に付き合っていこう!
適当な人は、のらりくらりと仕事をしていることが多いです。
そのため、一緒に仕事をするとイライラさせられて、こちらが疲労困憊してしまうこともあるでしょう。
とくに真面目な人からすると、その適当っぷりが理解できないこともあります。
まずは、『仕事ができるタイプ』か『いい加減タイプ』かを見極めて、いい加減タイプと判断したらここで紹介した上手な付き合い方を実践しましょう。
ただし、入れ込みすぎてしまうと自分の心は何も改善されないので、適切な距離を保つことが重要です。
仕事ができるタイプの適当な人の場合は、こちら側も学ぶべき部分があるはず!
いいとこ取りをして、うまく仕事をこなせるよう見習いましょう。
よく観察し、見極めて付き合い方を考えてみてくださいね。
- 適当な人は「いい加減タイプ」と「仕事ができるタイプ」の2種類に分かれる
- いい加減タイプの特徴は「凡ミスが多い」「チェックを怠る」など
- 仕事ができるタイプの特徴は「効率よく仕事をこなす」「力の入れ方が上手」など
- 適当な人と上手に付き合うには「細かく指示を出す」「余裕を持って業務を任す」などの方法が効果的