裸で寝るには理由があった!日本では少数派の裸で寝る7つのメリットなど
寝るときには何を着て寝ますか?もちろん「パジャマ」なんてお声もたくさんあるのではないでしょうか。
しかし、世界中に裸で寝ている人も多数存在します。
日本人にはまだ浸透していない『全裸で寝る』には研究結果や理由があるのです。
そこでこの記事では、「全裸睡眠」のメリットとデメリット、「全裸睡眠」をする上での注意点を紹介していきます。
美容や健康効果も実感できるといわれているので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
一人でも二人でも裸で寝る7つのメリット
今のご時世、睡眠不足で悩む人たちも多いのではないでしょうか?
そんな眠りの浅い人にもお役立ちの裸で寝る習慣。
一人で寝るときも二人で寝るときも、それぞれメリットがあるので要チェックです。
専門家による科学的根拠に基づいた説もあるので、さっそく見ていきましょう。
早く眠りにつけるようになる
完全に目が覚めている状態から熟睡するまでの時間を「入眠潜時」といいます。
アメリカ国立睡眠財団によると、この「入眠潜時」を短くすることで睡眠の満足度が高くなるといわれています。
「入眠潜時」を短くするポイントは、体温を下げること。
体温が下がると、脳が寝るサインを体に出すので、体温を下げるために手っ取り早い方法が裸になることなのです。
深い眠りにつきやすい
「裸で寝ること」は、質のいい眠りをすることができるともいわれています。
睡眠のスペシャリストである、W・クリストファー・ウィンター博士によると、眠りに最適な部屋の温度は18℃です。
しかし、体温は寝ている間に変化し続けるので、体温調節をするなら裸で寝てブランケットで調節するのが、一番簡単な方法で眠りを妨げないと提唱されています。
パジャマを着て寝ることで、着たり脱いだりと温度調節のたびに起きなくてはならなくなってしまうので、一層『着ない』という手段が生まれたのでしょう。
ストレス・不安の緩和
ストレスを軽減させる効果が期待できるオキシトシンは、素肌の触れ合いで分泌されるといわれています。
ウィンター博士は、「パートナーと一緒に眠る人にとって、ベッドに入る前に服を脱ぐことでストレスが解消される可能性がある」と説明しています。
ストレスは、身体的にも悪影響を与えることがあるのは周知の事実ですよね。
人間関係や性生活に不満がない人は、あまりストレスを感じず、安定した精神状態でいられるのです。
また、下着の締め付けや寝間着のゴムの締め付けもないことから解放感を感じられることでしょう。
ダイエットに効果的
「深い眠りにつくことで、体重を減らせる可能性がある」ということもウィンター博士は提唱されています。
温度を少し下げることで、体温を保つために体はエネルギーを消費し熱を発生させようとします。
裸で寝ることで体温を下げて、寝ている間に「エネルギー消費=カロリー消費」が促されダイエットに繋がるのです。
若返りにも効果的
裸で寝ることで見た目の若さを保てるといいます。
「深い眠りはヒト成長ホルモンに欠かせない。そのホルモンは体の成長を助けるだけでなく病気と闘ったり、一日の疲れを癒したり、若々しくいられるために重要な役割を担っている」ということもウィンター博士は断言されています。
若さを保つために、質のいい睡眠をとる。
その秘訣が「裸で寝ること」に繋がっているのですね。
とくに女性にとっては、嬉しい効果になってくれます!
素肌同士の方が愛情を感じられる
イギリスで成人1,000人に対して行われた調査で、裸で寝ている人の方が衣服を着て寝ている人よりも「パートナーとの関係が良好だ」と答えた人の割合が多いという結果が発表されています。
ウィンター博士によると、「素肌の触れ合いによって、オキシトシンという愛情ホルモンが多く分泌されるので、カップルの関係が良好になる」と解説されています。
セックスの頻度が高まる
お互い裸であれば、セックスの頻度が高まるのは納得のいく説です。
回数が多いことが重要ではありませんが、性生活の満足度はストレス解消に直結する問題なので、セックスがあること自体はカップルにとってはプラスの要素といえるでしょう。
裸で寝るのにデメリットも存在する・・・
裸で寝るにはもちろんデメリットもつきもの。
ここでは3つのデメリットを紹介していきます。
これから「やってみようかな」と考えている人は、デメリットもしっかり把握してから挑戦してみましょう。
寝具が汚れやすい
当たり前ですが、裸で寝るということは、パジャマが吸ってくれていた汗や皮脂がそのまま寝具に移ってしまうということなので、必然的に汚れやすくなります。
その汚れた寝具を洗濯せずに放置していると、ダニや雑菌が繁殖してしまい、肌荒れの原因にもなってしまいます。
- こまめに寝具を洗濯する
- レイコップなどの布団用掃除機の活用
- マットレスの天日干し
など対処法を実践しながら睡眠環境を整えましょう。
風邪の原因になるかも
室温は適温だったとしても、寝相が悪いと寝具がはだけてしまい、さらにエアコンをガンガンつけている人は体が冷えきってしまいます。
そのような場合、血液のめぐりが悪くなり脚先やお腹が冷え、「寝冷え」を起こしてしまう可能性があります。
寝冷えになると、免疫力が下がり、風邪などの原因になってしまうのです。
新型コロナウイルスの感染やインフルエンザ感染も心配になるので、「寝冷え」にならないように注意しましょう。
災害時は焦る
日本は、地震大国であり近年では洪水被害や土砂災害などさまざまな災害が多い国です。
裸で寝ているときに万が一災害が起こってしまったら、すぐさま逃げることはできませんよね。
また、裸なので怪我を追いやすいリスクも生じ、閉じ込められて外に出れなくなってしまったなどの緊急事態には、命取りになりかねません。
すぐ手が届くところに衣服を置いておくなどの工夫が必要ですね。
熱帯夜に裸で寝ることはNG!3つの対策方法
夏の暑く寝苦しい夜こそ、裸で寝るほうがよく眠れそうな気がしますが、実際はそうではありません。
熱帯夜こそ質のいい睡眠を取るために押さえておきたい3つのポイントがあるのです。
薄手のパジャマを着る
暑くて着ているものを脱いでしまいたいくらいの熱帯夜には、ぜひ薄手で通気性のいいパジャマを着て寝ることをおすすめします。
寝る前に一気に室温を下げ、そんな中で裸で寝ていると寝冷えを起こしてしまう可能性が高まります。
熱帯夜にエアコン無しでは熱中症になり兼ねませんので、そんなときは、吸湿・吸収性の高いシルク素材のものや薄手のパジャマを着るようにしましょう。
裸で寝るとかえって睡眠の質が落ちてしまうことになりますよ。
寝室の環境を整える
寝室の環境を整えることもとても大切になります。
クッションや厚手の布団は触るだけで暑くなってきてしまいますよね。
体温も室温もあげてしまうようなアイテムは片付けておきましょう。
- シーツは接触冷感タイプのものを使う
- 日中はカーテンを閉めておく
- 枕に保冷枕をひいておく
など、ちょっとしたひと工夫で寝苦しい寝室環境を整えることができます。
寝る前にシャワーを浴びておく
寝る30分前にシャワーを浴びることも、入眠が楽になるといわれています。
冷水を浴びる必要はなく、通常の温度でシャワーを浴びることで、表面より深部体温が下がり、寝入りやすくなるのです。
暑い真夏は避けがちな、入浴タイムを設けるのも一つの手ですよ。
睡眠の質を上げて、心も体もリフレッシュさせよう!
裸で寝ることで、睡眠の質が上がりメリットも多いことが分かりましたね。
加えて筋トレをすることもおすすめです。
筋トレ効果を実感することで、体は筋肉回復のために深い睡眠を促します。
深い眠りにつくことができれば、睡眠の質が上がるだけでなく、自律神経やホルモンバランスを整えてくれる効果もあるので、より心も体もリラックスすることができますよ。
筋トレ方法や関連記事も検索してみて、心身ともにベストな睡眠生活を送りましょう。