独身貴族とは?独身貴族の特徴や貫くメリット・デメリットを紹介
独身を楽しんでいる男女は「独身貴族」などと呼ばれることがあります。
独り身の気楽さや自分の生活を謳歌できることを考えると、独身貴族には恩恵が多いように感じる人もいるでしょう。
しかし、独身貴族を続けることに本当にデメリットはないのでしょうか?
今回の記事では、独身貴族の特徴や貫くことのメリット・デメリットについて紹介していきます。
Contents
「独身貴族」とは?
独身貴族とは、独り身であることを生かして人生を謳歌している人を意味します。
未婚の割合が多い若い世代はたとえ独り身でも「独身貴族」と呼ばれることはありませんが、結婚適齢期を過ぎた独身者であり、尚かつお金に余裕があるタイプは独身貴族と称されることが多いです。
既婚者や子供のいる人は、お金も時間も自由に使うことがなかなか難しくなります。
しかし、経済的余裕のある大人の独身者は自由なライフスタイルが可能なため、そうした優雅さがまさに「貴族」と呼ばれる所以だといえるでしょう。
また、単に独り身を楽しんでいる人を指して「独身貴族」と呼ぶこともあります。
ちなみに似た表現として、主に女性の独身者を意味する「おひとりさま」という言葉も存在します。
独身貴族の特徴とは?
続いては、独身貴族に当てはまる特徴を見ていきましょう。
自由に使えるお金がある
独身貴族の人は基本的に金銭的余裕を持っています。
年齢的なこともありますが、養う家族がいないため自由に使えるお金が多いのが特徴です。
自分に投資することをいとわないため、服装やスキンケアなどに気を遣っている人も多いです。
仕事が生きがいで楽しい
仕事や会社が生きがいというタイプが多いのも、独身貴族の特徴です。
そもそも仕事が好きであり、自分にぴったりの仕事でバリバリ稼げるがゆえに生活への満足度も高く、結婚への憧れがあまりないのかもしれません。
むしろ、仕事の邪魔になるくらいなら結婚しなくてもいいとすら思っています。
趣味が多く仲間も多い
趣味やそれを通じた仲間が多いのが独身貴族の特徴です。
ゴルフやサーフィンといったお金のかかる趣味も、独身貴族なら難なく楽しめるでしょう。
また人間関係も広いので、週末は飲み会にパーティーなどスケジュールが詰まっていることもしばしば。
独身でも寂しさを感じるヒマがないほど充実しているため、わざわざ結婚を選ぶメリットがないと感じるのです。
一人でも孤独を感じない
独身貴族は一人でもあまり孤独を感じません。
むしろ、一人で過ごす時間を好む傾向が強いです。
もしも家族ができてしまうと、なかなか一人で過ごせなくなることから「独身のほうが気楽でいいや」と考えています。
恋愛はいいけど結婚となると躊躇してしまい、適齢期であっても婚活とは一切無縁に過ごすタイプが多いです。
結婚を面倒なものと思っている
独身貴族は結婚を面倒なものだと思っています。
たしかに結婚すれば、独身の頃とはライフスタイルを変えざるを得ません。
子供に時間やお金を割いたり、家族で過ごす行事が増えたりと、そうしたことをデメリットとしてとらえてしまうのが独身貴族なのです。
生活に強いこだわりがある
生活に強いこだわりがあるのも独身貴族の特徴です。
朝のルーティンやコーヒーの銘柄など、一つひとつが自分のこだわりのもとに成り立っているため、そこに他人が介入することが許せません。
ゆえに、生活に干渉してくる可能性のある「家族」は持ちたくないと思っています。
自分のテリトリーやこだわりを守りたい人にとって、結婚は面倒に感じる部分も多いのです。
まだまだ遊びたい
独身貴族が独身を貫く理由として「まだまだ遊びたいから」という人も多いです。
結婚してしまうと、当然他の異性と遊んだり夜中に突然出かけたりといったことはできなくなります。
そうした自由を奪われてしまうなら、好きに遊べる独身のままがいいと思っているのです。
【アンケート】独身貴族の割合
優雅な独身貴族は世の中にどれくらい存在するのでしょうか。
成人男女200人にアンケートをおこなったところ、独身貴族を貫きたいと答えたのは57人でした。
一方「貫きたくはない」という人は143人であり、進んで独身貴族のままでいたいと考えている人は全体の中では少数派だということがわかります。
たしかに独身貴族は自由ではありますが、年齢を重ねると周囲はどんどん結婚していきます。
同じペースで遊ぶ仲間がいなくなれば独身貴族といえどやはり孤独であり、本当の意味で孤独を愛せる人以外は独身貴族を貫くのは難しいということなのかもしれません。
独身貴族を貫くメリット・デメリット
最後に、独身貴族を貫くことのメリット・デメリットを紹介します。
このまま独身貴族でいるべきか迷っている人は、ぜひ参考にチェックしてみてください。
メリット
独身貴族の主なメリットは以下の通りです。
時間もお金も自由に使える
独身の最大のメリットといえば、時間もお金も自由に使えるという点でしょう。
既婚者であれば子供のために貯蓄したり、家族サービスにお金や時間が必要だったりと、自由が制限されるのも事実です。
しかし、独身貴族は自分しかいないため、お金も時間も好きなように使うことができます。
自分の稼いだ分は100%自分で好きにしたい、という人にとって独身貴族でいることはメリットが大きいでしょう。
親族問題に悩まないで済む
親族問題に悩まなくていいのも、独身貴族のメリットです。
結婚すれば相手の家族とのつながりを無視することはできません。
奥さんと自分の母親の折り合いが悪い、面倒な親族がいるなど、結婚したせいで厄介な繋がりができてしまう可能性もあるでしょう。
独身であればこうした繋がりとは無縁でいられるので、余計な親族問題で頭を悩ませる必要はないのです。
縛られることなく行動できる
独身貴族は誰にも縛られることなく行動できる、というメリットがあります。
ふらりと飲みに行きたくなっても、既婚者だとパートナーからの了承が必要になるかもしれません。
相手とのすり合わせがストレスにならないなら良いのですが、いちいち家族に合わせなければいけない生活が苦痛だと感じる人もいるでしょう。
そうした人にとっては、縛られることのない独身生活は何よりも代えがたい利点です。
デメリット
独身貴族でいることのデメリットは以下の通りです。
家族を持つ幸せを知れない
当然ですが、独身でいるかぎり家族を持つ幸せを知ることはできません。
結婚ってあんまりいいことなさそう、というのはあくまでイメージであり、経験のないことはわかりようがないでしょう。
楽しいことや辛いこと、さまざまなライフイベントを一緒に分かち合える相手がいるのは、人生において非常に心強いものです。
そうした絶対的な味方がいるという幸せは、やはり家族をもたなければわからないことだといえるでしょう。
不意に孤独感に襲われる
人間はつながりを求める生きものであり、不意に孤独感に襲われる可能性は否めません。
まだ若く健康なうちは大丈夫かもしれませんが、年を取って体の自由が効かなくなってきたらどうでしょうか。
また、周囲は家族をつくりその幸せな姿を目の当たりにすることで、うらやましいという感情が芽生えてしまうかもしれません。
独身貴族を貫くということは、不意に訪れる可能性のある孤独感と戦わなければならないのです。
老後準備を一人でしないといけない
どんな人でもいつかは年を取ります。
いずれ独り身でも老後の準備をしなければならないときが来るでしょう。
独身者の場合、そうした準備はすべて一人でおこなわなければなりません。
もちろんお金さえあれば何とかなる部分もありますが、そのためには若いうちから老後資金をコツコツ貯めておく必要があります。
また、家族や子供に介護を頼れないぶん、自分でカバーしなければならないことが多くなってしまうなど、既婚者よりもしっかりとした老後対策が必要になるのは少々デメリットです。
独身貴族に危機を感じたら早めに行動に移そう!
未婚率が上昇している今、経済的にも時間的にも余裕のある独身ライフを謳歌する人も多いです。
そうした独身貴族でいることには、金銭的・時間的自由が保障されているなど、自分自身の人生を大切にしたい人にとってはメリットのある生き方といえるでしょう。
しかし、一方で孤独感に襲われる可能性がある、老後も一人ですべて準備しなければならないなど、デメリットの部分を無視することはできません。
もし独身貴族でいることに危機を感じたら、早めに行動に移すことをおすすめします。
相性のよい結婚相手が見つかれば、独身時代よりも楽しい結婚生活を送ることができるはずですよ。
- 独身貴族とは、独り身の身軽さを生かして人生を謳歌している人たちのこと
- 独身貴族には、お金や時間を自由に使える・仕事が生きがい・趣味や仲間が多いといった特徴がある
- 独身貴族を貫くことは、時間もお金も自由に使え周囲に縛られないというメリットがある
- 独身貴族でいることは、家族を持つ幸せを知らずいずれ孤独感に襲われるというデメリットもある