誠実な人の特徴とは?不誠実な人との見分け方や誠実になる方法を解説
「誠実な人」という言葉は良いイメージですが、具体的にどんな人物なのか説明するのは難しいですよね。
日常の人間関係や恋愛で、誠実な人はどんな態度や行動をとっているのでしょうか。
この記事では、誠実な人の特徴を男女別に解説するとともに、不誠実な人との見分け方や自分も誠実になるための方法を紹介しています。
Contents
「誠実」の意味とは?
「誠実」とは、真心をもって人や物に対すること。
真心は偽りや飾りのない心のことなので「誠実」の意味は「偽りや飾りのない心で、人や物と向き合うこと」です。
従って「誠実な人」とは「自分の欲や利益のために嘘をついたり、ごまかしたりすることなく、真摯な態度で人や物と向き合う人」のことを意味します。
恋愛では、浮気をせず相手に一途な人のことを「誠実な人」と表現することが多いです。
また、ビジネスでは「誠実な対応」のように、真剣さをアピールする言葉としてよく使われています。
【男女別】誠実な人の特徴とは?
ビジネスで使われる「誠実」とは、私利私欲を交えることなく、人が見ていなくても心をこめて取り組む真面目な態度のことです。
では、人間関係や恋愛面において「あの人は誠実だ」と思われる人には、どのような特徴があるのでしょうか。
続いては、誠実な人に見られる共通点を男女別に紹介します。
誠実な男性の特徴
自分で「私は誠実な男です」と言う人は、あまり誠実そうに感じられませんよね。
誠実とは自分からアピールするものではなく、日頃の態度を見た周りの人が判断することなので、すぐに見分けるのは困難かもしれません。
しかし、次のような特徴がある人は、誠実な男性である可能性が高いでしょう。
誰の前でも態度が変わらない
誠実な男性は、相手が変わっても態度を変えることがなく、誰に対しても同じような接し方をします。
上司や、自分にメリットがありそうな人には丁寧な応対をして、お店の店員さんの前などでは横柄な態度になるような、二面性がある男性は誠実ではないでしょう。
誠実な人は、その場にいない人の悪口を言ったり、目下の人や立場の弱い人に対してだけ偉そうな態度をとったりすることがなく、裏表がありません。
こだわりがあり物を大切にする
時計や財布、靴など毎日使う物や、車、趣味の道具などの物にこだわりを持ち、きちんと手入れをしながら長く大切に使うタイプの男性は、誠実な人が多いです。
物に対する愛着は、心理的に親しい人に対する気持ちを反映しています。
新しいモデルがでたら持っている物への興味を失う人や、手に入れた後はほったらかしで持っていることも覚えてないような男性は、女性に対しても誠実でない人が多いでしょう。
嘘をつかない
誠実な男性は、嘘をついて自分をよく見せようとしたり、その場を適当に取り繕ったりせず、自分の発言には責任を持ちます。
お酒の席で調子にのって言ったことを後日撤回したり、周囲の意見に合わせて本心とは違うことを言ったりすることはしないでしょう。
誠実な人の言葉には偽りがないので、言葉の裏に何か別の意味があるのか推測したり本音はどうなのか疑ったりする必要がなく、額面通りに受け取って信用できます。
約束を簡単に破らない
社会人になると、仕事でデートの約束が果たせなくなるようなことは珍しくありませんが、誠実な人は簡単に約束を破りません。
時間を調整して会えるように努力したり、どうしても無理な場合は埋め合わせをしたりして、相手の気持ちや事情をきちんと思い遣ってくれます。
ただし、自分が約束を破らないので、約束を破られるのも嫌う傾向があります。
誠実な男性と付き合いたいなら、同じように自分も誠実になる必要があるでしょう。
誠実な女性の特徴
男性にとっても、恋人や結婚相手は一緒にいると安心できる、誠実な女性を望む人がほとんどでしょう。
いくらかわいい女性でも、嘘つきで信用できない女性や、相手を思いやれない女性と付き合うのは心配ですよね。
次のような特徴がある女性は誠実なので、安心して交際できるでしょう。
気遣いができる
誠実な女性は、人からよく見られることや見返りを期待することなく、自分自身の素直な気持ちに従って気遣いができます。
助けが必要な人や困っている人がいると、進んで声をかけて手助けするなど、思いやりのある行動をとりますが、それを鼻にかけたり恩に着せたりしません。
人間関係においては、人と争ったり陥れたりすることには興味がなく、他の人を思いやり、トラブルを起こさないので、周りから信頼されています。
悪口を言わない
本人がいないところで、友達や職場の先輩などの悪口を言うのが好きな女性は、誠実な人とは言えません。
そのような女性は本人の前と本人がいないところで態度が変わり、相手のためを思って直接注意してあげるような正直さが欠けています。
人間関係で何か問題が起これば、解決のために真剣に向き合おうとせずに、ネガティブな気持ちを抱いて他の人にも共感を求めるだけでしょう。
収入に合ったやりくりができる
誠実な女性は収入に合ったやりくりができて、見栄を張るために自分の身の丈に合わない生活をしません。
家計に合わせて生活を楽しめるので、将来結婚した際に夫の収入が少なくなった場合でも、愚痴ったり節約節約と口うるさくなったりしないでしょう。
普通の会社員なのに全身ブランド物だったり、SNSでセレブのような生活を自慢したりするような女性は、予算に合わせて生活レベルを変えられず、人に頼りたがります。
素直に「ごめんなさい」と言える
喧嘩して言い過ぎた時や、自分のせいで相手に迷惑をかけた時に、誠実な人は素直に「ごめんなさい」と言えます。
相手に負けたくない気持ちが強い女性や、話をごまかして自分の非を認めようとしない女性なら、その一言がなかなか言えません。
誠実な女性は、自分に悪いところがあれば素直に認めて謝ります。
さらに、そのような事態が起きないようにするためにはどうしたらいいのか、真剣に考えることもあるでしょう。
不誠実な人の特徴とは?
不誠実な人とは、自分の利益やわがままのために、嘘をついたり約束を果たさなかったりしても罪悪感を抱かない人のことです。
そんな人の友達や恋人になると、嫌な気分になるだけでなく迷惑をかけられる恐れもあるので、シビアに見極めた方がいいでしょう。
次は、不誠実な人の特徴を紹介します。
優柔不断
不誠実な人は、優柔不断で発言をコロコロ変えたり約束を破ったりすることが多く、人に迷惑をかけても気にしません。
相手の立場や気持ちを思いやることがなく、その日の気分次第で言うことが変わり、自分の言葉に責任を持とうとしないでしょう。
自分にとってメリットがある人の誘いや、もっと面白そうな話を耳にすると、別の人と約束していてもドタキャンして、そちらに行ってしまうことも多いです。
自己中心的な性格
自己中心的な性格で人の気持ちや状況を思いやることがなく、自分の都合や願望だけで行動する人も、不誠実なタイプです。
自分が得をするためなら、他の人を踏み台にすることも当然だと考えていて、人からわがままだと思われても気にしません。
親しい人が困っていたり助けが必要な場合だったりしても、自分のリスクにつながることはしたがらないため、相手の責任を追及して責めることもあります。
お金や異性にだらしない
不誠実な人はお金にだらしないところがあり、欲しい物があるとお金がなくても我慢できなくなって、金利の高いローンを組んだり人にお金を出させたりして手に入れます。
異性関係も悪い噂が多く、恋人がいるのに浮気したり、二股をかけて異性を悲しませたりすることも多いでしょう。
お金を借りたり異性を口説いたりするために嘘をつくのは日常茶飯事で、自分の欲を満たすために人を傷つけることを何とも思っていません。
トラブルがあると逃げる
不誠実な人は責任感がないので、何かトラブルがあると責任を負うどころか、真っ先に逃げようとします。
仕事で責任が発生するような立場になるのを避けたがりますが、都合のいいポジションでおいしいところだけ持っていこうとします。
しかし、何か問題が起きても自分は関係ないからと責任逃れをするでしょう。
恋愛関係でも、遊びだけの関係性にこだわり、相手が結婚したがるなど面倒になると一方的に別れを告げることもあります。
誠実な人の見分け方とは?
誠実な人と不誠実な人の違いは明らかなはずですが、不誠実な人が誠実なふりをしている場合もあるので、見分けるのが難しいかもしれません。
その人が本当に誠実な人なのか知りたい時は、次の3つのチェック項目に当てはまるか確かめてみましょう。
他人を平等にリスペクトしているか
誠実な人は、他人のことを立場や年齢、性別などで区別することがなく、誰でも平等にリスペクトしています。
ステータスが高い人には気を遣って話すのに、立場の低い人には乱暴な言葉で話したり、相手が傷つくようなことを言ったりする人は、誠実な人間とは言えません。
親しい間柄だからといって、必要以上に相手のプライバシーに踏み込むような言動をとったり、人格を否定したりするような発言をする人も、誠実ではないでしょう。
周りの人から信頼されているか
職場の仲間やプライベートの人間関係の間で信頼されているような、人望がある人物の場合は本当に誠実な人と考えてよいでしょう。
一時的に誠実なふりをしている人の場合は、長く一緒に過ごしている間にふとしたタイミングで本性がバレたり、信用を失ったりすることがあります。
しかし、本当に誠実な人は人目や損得を計算した行動ではないので態度が変わることはなく、時間が経つほど周囲からの信頼を集めるでしょう。
愚痴が多くないか
真面目なタイプの人は愚痴が多い人もいますが、そのような人は誠実な人とは言えません。
誠実な人は私情をはさまないで、真剣に物事に取り組んでいるからです。
また、問題を一人で抱え込むことはしないで、周りと共有して解決しようとするでしょう。
愚痴をこぼす人は、自分の考えに固執して考え方が偏っていることもよくあるのですが、誠実な人の場合は、自分の立場や状況に関係なくいつも公平で広い視野を持っています。
誠実な人になるには?
誠実な人は一朝一夕でなれるものではありませんが、日々の心がけ次第で近づけます。
誠実な人と思われるようになれば、周りから信頼されるようになり、自然に同じような誠実な人が周りに増えてきます。
最後は、誠実な人になる方法を紹介しましょう。
感謝の気持を忘れない
誠実な人は、全ての人や物に対しても感謝の気持ちを忘れません。
ちょっとしたことでも、お世話になった相手や内容を忘れず、感謝する気持ちを大切にしています。
誰に対しても「やってもらうのが当たり前」と考えずに、感謝の気持ちとともに実際に言葉に出して「ありがとう」と言うよう心がけましょう。
また、値段に関係なく物を乱暴に扱ったり簡単に捨てたりせず、丁寧に扱う習慣をつけましょう。
損得勘定で人を区別しない
「この人と付き合うとメリットがある」「この人と一緒にいても得にならない」などと、損得勘定で人を区別していると、誠実な人になれません。
誠実な人は、自分の利益にならないような相手でも真摯に向き合い、誰に対しても同じように相手を尊重します。
損得勘定でしか人を見ない人の周りには、同じように打算的な人が集まりやすいので、友情や愛情よりも自分の欲望を重視する、不誠実な人の中で生きることになるでしょう。
自分の言動に責任を持つ
誠実な人になるには自分の言動に責任を持ち、どんな事情があったとしても、自分が一度口に出して言ったことや、やったことには最後まで一貫性を持ちましょう。
後から人のせいにして責任逃れする人や、事情が変わったからと意見を変える人は、信頼されなくなります。
一度引き受けたことは責任を持って最後までやり抜き、自分を信じてくれた人の期待に背かないように努力する姿勢を持ちましょう。
誰もいないところでもマナーを守る
誠実な人は、誰もいないところでも社会のマナーやルールを守ります。
人が見ていないからと空き缶やペットボトルのポイ捨てをしたり、遊びに行った先で食べた後のゴミをそのまま放置したりする人は、誠実な人にはなれません。
誠実な人になるには、人目があってもなくても同じようにマナーを守り、たとえ周りの人間がルールを守らなくても、流されずに自分のポリシーを変えないようにしましょう。
誠実な人に出会えるように自分の生き方を見直そう!
誠実な人とは、自分の欲や利益のために嘘をつかず、真摯に人や物と向き合う人のこと。
男性は、相手によって態度を変えず物を大切にするなどの特徴があり、女性は自然な気遣いができて人の悪口を言わないなどの特徴があります。
一方、不誠実な人は優柔不断で自己中心的な性格。
人に迷惑をかけても気にしません。
誠実な人を見分けるには、誰に対しても公平か、周りからの信頼があるかなどに着目しましょう。
誠実な人になるには、あらゆる人や物に感謝を忘れず、損得勘定で人を区別しないようにしましょう。
誠実になれるよう生き方を見直したら、誠実な人と出会えるかもしれません。
- 誠実な人とは私利私欲なく人や物と向き合うこと
- 誠実な男性や女性は、自分の言動に責任を持ち周りを思いやるなどの特徴がある
- 不誠実な人は優柔不断で打算的なので、普段の言動から見分けられる
- 誠実な人と出会えるように、生き方を見直して自分も誠実になろう