二度見知りの意味とは?人見知りとの違いや二度見知りの克服方法も解説!
初対面より2回目に会ったときのほうが緊張してうまく話せない…そんな辛い経験をしたことはありませんか?
人見知りではないはずなのに、何が原因で2回目に会う人と話すことに苦手意識があるのでしょうか。
今回の記事では、そんな二度見知りの意味や人見知りとの違い、二度見知りの克服方法を解説していきます。
「人間関係を円滑にしたい」「デートで会話を盛り上げたい」と考えている人も、ぜひ参考にしてみてください。
二度見知りの意味
「二度見知り」という言葉を聞いたことがありますか?
人見知りと言葉が似ていることから、なんとなく人と接するのが苦手なことを指しているのかな?と想像がつくかと思います。
ここでは、二度見知りの本来の意味や、人見知りとの違いを解説していきます。
二度見知りの意味
二度見知りとは、初対面のときは普通にコミュニケーションがとれても、2回目以降だとうまく話せずに、沈黙したり会話がつまったりしてしまうことです。
初対面の場合は、相手のことを何も知らないので聞けることもたくさんあり、会話も盛り上がります。
しかし、2回目に会うときは「前回会ったときより会話を盛り上げなければ」と、緊張やプレッシャーを感じてしまうのです。
二度見知りの人は、他人と接するのが苦手というより、相手のことを考えすぎて空回りしているといえるでしょう。
近年はSNSの普及により、ネット上では仲良くなれても直接会うとうまく会話ができない…と悩む人が急増しています。
初対面は良い雰囲気で会話ができるのに、二度目以降だと緊張して話せなかったり、挙動不審になったり、そもそも会うのが怖いと感じたりする人は二度見知りの可能性大でしょう。
二度見知りと人見知りの違い
人見知りとは、初対面でも会ったことがある人でも関係なしに、相手の目を気にして恥ずかしがったり嫌ったりすることです。
とくに初対面の相手に対し、人見知りな性格が発揮されるでしょう。
一方の二度見知りは、2回目以降での会話に苦手意識はあるものの、初めて会う人とはそれなりに会話ができます。
このように、二度見知りと人見知りでは、初対面の相手に対する反応が大きく違います。
二度見知りの特徴
ここでは、二度見知りの特徴をまとめて紹介していきます。
以下の項目に多く当てはまるようなら、二度見知りの可能性が高いでしょう。
他人に気を使いすぎる性格
二度見知りをする人は、他人に気を使いすぎる性格をしています。
話題ひとつ考えるにしても、相手が不快に思わないか心配するあまりうまく話せません。
「仲良くなりたいけど、あだ名で呼んだら馴れ馴れしいと思われるかな?」と、名前を呼ぶだけでも躊躇してしまうこともしばしば…。
マイナスな思い込みが強く、他人と会話をするだけで疲れてしまうという人は、二度見知りの可能性が高いでしょう。
話が続かない
二度見知りの人は、話が続かないという特徴があります。
初対面のときに、名前や年齢、出身地など、相手のプロフィールに関しての質問をしているので、2回目以降では同じ話ができず、頭の中が真っ白になることも。
沈黙にならないよう、当たり障りのない話題を話しますが、内容が薄いのでたいして盛り上がることなくすぐに会話が終了してしまうのも二度見知りあるあるです。
初対面では良い感じに会話が弾んだのに、2回目に会うと話が続かないことで、相手から「居心地悪いのかな」「相性が合わないのかも」と思われてしまうことも…。
自分に自信がない
二度見知りをする人は、自分に自信がないことも特徴的です。
自信がないことが原因で、人と上手にコミュニケーションがとれず、相手との関係性が悪くなってしまうこともあります。
自分の話すことに自信がもてないので、他人と会話する際の言葉選びでは、曖昧な言い回しが多いのです。
二度見知りをする人は、自信のなさが言動から周りにも伝わってしまうため、人間関係の悩みも絶えないかもしれません。
新しい友達ができづらい
二度見知りの人は、新しい友達ができづらい特徴があります。
なぜなら1回会えば充分であり、次に会おうという気が起きないからです。
初対面では仲良くできても、再度会ったときの距離感の縮め方がわからず、深い話に踏み出せないのが原因でしょう。
たとえ2回目に会う機会があっても、プライベートな話は相手に気を使ってしまうので、天気の話やニュースなど当たり障りのない話題ばかりで、なかなか距離を縮めることができないことが悩みの種かもしれませんね。
恋のチャンスを逃しがち
悲しいことに二度見知りをする人は、恋のチャンスを逃してしまいがちです。
恋愛はお互いを知れば知るほど、相手に興味をもち惹かれあっていくものです。
二度見知りをする人は、相手を深く知ることができずに終わってしまうパターンが少なくありません。
初対面で相手が興味をもってくれても、2回目会ったときにうまくコミュニケーションがとれずに、「最初のときと印象が変わったな」と恋愛対象から外されてしまうことも…。
原因はコレ!二度見知りをする人の心理
良好な人間関係を築くためには、二度見知りを改善したいですよね。
ここでは、二度見知りをする人の心理について解説していきます。
なぜ二度見知りをしてしまうのか、原因を理解できれば解決に近づきますよ。
何を話せばいいかわからない
単純に相手と何を話せばいいかわからないという心理から、二度見知りをしてしまうケースがあります。
年齢が離れている人や職種が違う人、自分と立場が違う人に対して、とくに強い苦手意識をもっていることが要因としてあるでしょう。
「何を話せばいいのかな」と頭で考えすぎて、逆に何も話せなくなってしまうのです。
距離感やコミュニケーションの取り方がわからない
二度見知りをする人には、相手との距離感やコミュニケーションの取り方がわからないという心理もあります。
どこまで踏み込んでいいのか、相手にとって心地よい距離感とはどこまでなのか…などと悩み、相手との間に壁を作ってしまう二度見知りさん。
「近づきすぎて馴れ馴れしい人と思われないだろうか」という不安があるため、無意識的に距離をとろうとしているのです。
人に嫌われるのが怖い
二度見知りをする人の根底には、人に嫌われるのが怖いという思いがあります。
とくに、過去に人間関係のトラブルを経験したり、人に裏切られたことがトラウマになったりしている人は、他人と関わるのを極度に怖がります。
二度見知りをする人も、もしかしたら辛い過去があったのかもしれません。
相手に嫌われたくないという考えが真っ先に浮かんでしまうので、うまく自分を表現できず空回りしてしまうのでしょう。
素の自分を知られたくない
二度見知りをする人は、素の自分を知られたくないという心理から、自分を偽ろうとします。
初対面の場合は、お互い気を使い自分の本性を見せない人がほとんどですが、二度目となると、初回よりも心の距離を縮めようとするものですし、親近感も増しているはずです。
素の自分を見せたくない人は、プライベートの話をすることを好まないので、心を閉ざしたままの状態になってしまうのです。
本音は相手と仲良くなりたいと思っていても、自分から心を閉ざしてしまっては相手からも近寄ってくる可能性は低いでしょう。
他人に興味がない
二度見知りをする人の中には、他人に興味がないという理由で、あえて二度見知りをするタイプもいます。
他人から良くも悪くもどう思われてもいい、という人はそもそも頑張って話題を見つけようとしません。
基本的に好きな人には愛想よく振る舞いますが、どうでもいいと思っている相手にはわざとらしく「あなたに興味がないです」というアピールをすることも…。
しかし、社会人になると会社や会社外の人たちとも接する機会が多くなるため、二度見知りを克服しないと周りからの印象は悪くなるでしょう。
二度見知りの克服方法
最後は、二度見知りの克服法を5つ紹介していきます。
仕事や恋愛に取り入れて、人間関係を円滑にしていきましょう。
「二度目まして」に慣れる
二度見知りを克服するには、積極的に人に会って「二度目まして」に慣れることが重要です。
手っ取り早い方法として、新しい出会いがあったら、自分からお誘いして「二度目まして」の場数を踏み、経験値を上げていきましょう。
1人は不安だという人は、友達を誘って複数人で会うことをおすすめします。
緊張して話せなくても、周りの人同士で自然と盛り上がりますし、事前に話を振ってもらうようお願いしておくことで、仲良くなりやすい雰囲気は作れるでしょう。
相手をよく観察する
相手の発言や表情、仕草などをしっかり観察することも、おすすめの二度見知りの克服方法です。
目の前にいる相手をよく観察することで、人間関係がスムーズになるだけでなく、二度見知りも克服できるでしょう。
相手の身につけているものや、見た目の変化、口癖など、すみずみまでよく観察すれば相手の喜ぶポイントが見えてきます。
相手が女性なら、ヘアスタイルや化粧など、努力していそうな部分をさりげなく褒めると、相手から好感をもたれやすいです。
男性なら、身につけている時計やネクタイなど、相手が自信をもっているものに視点をおいて褒めると喜ばれるでしょう。
人と一緒にいるときに相手の良い部分を見つける習慣をつけると、人間関係も円満になっていくはずです。
コミュ力がある人のやりとりを参考にする
コミュニケーション能力が高い人を観察していると、二度見知りを克服するヒントが見つかるでしょう。
会話中の表情や仕草、話題の振り方や冗談を言うタイミングなど…お喋り上手な人を分析することで、自分にはない会話術を発見することができます。
気づいたことはメモして、忘れないうちにすぐ実践を繰り返していくことで、二度見知りが自然と克服されていくはずです。
合コンや婚活パーティーなど出会いの場に参加したときも有利になるので、日頃からコミュ力がある人を参考にして、素敵なところはたくさん盗んじゃいましょう。
話題を用意しておく
前もって話題を豊富に用意しておくことで、二度見知りを未然に防ぐことができます。
明るいニュースや笑える体験談など「会話につまったらこの話をしよう」という話題を考えておくと、話す内容がなくて焦るという心配もなくなるでしょう。
可能な範囲で、会う前に相手が好きな食べ物や出身地の情報などを調べておくのもアリです。
初対面のときに話した話題を深堀りして、そこから話題を広げていくことで「前に会話した内容を覚えてくれてたんだ」「この人と話すの楽しいな」と、相手から好感をもたれますよ。
聞き上手になる
職場や飲み会など、必ず1人はいる聞き上手な人。
自分から話すのが苦手なら、聞き上手になりましょう。
以下のポイントをおさえておくと、相手が話したくなる聞き上手になれます。
- 表情や声のトーンを相手に合わせる
- 多少オーバーリアクションになる
- 会話を遮らないよう、適度に相槌をうちながら聞く
- 聞くだけでなく、適度に質問をする
こういったことを意識してみてください。
大切なのは、相手の話に興味をもって聞き、価値観を尊重することです。
自分が知らない話題でも「もっと教えてほしい」というスタンスで聞いていれば、相手から気に入られるだけでなく、心から会話を楽しめるようになり、気づいたときには二度見知りが克服できていることでしょう。
二度見知りを改善すれば人とより深くつながれる
二度見知りは短所に思われがちですが、裏を返せば優しい性格だということです。
相手を楽しませたいという気持ちから焦ってしまうのであれば、まずは聞き上手になることを意識しましょう。
聞き上手から質問上手になり、少しずつ話し上手になっていけばいいのです。
二度見知りを改善すれば、会話が楽しくなりたくさんの人と深くつながることができます。
素敵な人との出会いを無駄なものにしないためにも、二度見知りを克服して人生を楽しんじゃいましょう!
- 二度見知りとは、初対面では普通にコミュニケーションがとれても、再び会うとうまく話せずに沈黙したり、会話がつまったりすること
- 二度見知りの特徴は、他人に気を使いすぎる性格・話が続かない・自分に自信がない・新しい友達ができづらい・恋のチャンスを逃しがちなどが挙げられる
- 二度見知りの人の心理として、何を話せばいいかわからない・距離感やコミュニケーションの取り方がわからない・嫌われるのが怖い・素の自分を知られたくない・他人に興味がないなどが考えられる
- 二度見知りの克服方法として、「二度目まして」に慣れる・相手をよく観察する・コミュ力がある人を参考にする・話題を用意しておく・聞き上手になるなどの方法がおすすめ