感受性とは?意味や感受性が強い人の特徴・上手な接し方やNGな話題も
「感受性が強い人」は嬉しいことや悲しいことに人一倍敏感です。
優しく他人の気持ちにも寄り添ってくれますが、一方で繊細で傷つきやすい面も。
周囲に感受性が強い人がいる場合、どう付き合っていくのがベストなのでしょうか。
今回の記事では「感受性が強い人」の特徴や上手な接し方・NGな話題について紹介していきます。
Contents
そもそも「感受性」とは?
そもそも感受性とは何なのか、と疑問に思っている人もいるでしょう。
「感受性」とは外からの刺激や印象を感じ取れる働きを意味します。
例えば、音楽や映画に感動したり、他人の気持ちに心を寄せたりするのは「感受性」があるからです。
感受性が強い人は普通の人よりも外界の刺激に敏感であり、環境の変化や他人の感情に影響を受けやすい傾向にあります。
周囲の状況によっては人一倍ストレスが溜まってしまうといったこともあり、自分と関係ない部分で疲れやすいのが難点だといえます。
感受性が強い人の特徴
続いて、感受性の強い人に共通する特徴を見ていきましょう。
困っている人を放っておけない
感受性が強い人は、他人のことでも自分のことのように感じてしまう傾向があります。
そのため、困っている人が近くにいると放っておけません。
しかし、余計な部分まで背負い込んでしまうため当人以上に疲れてしまうこともあります。
感受性が強い相手に相談するときは、過度に心配させないのがベターです。
周囲の目や反応が気になる
感受性が強い人は周囲の目や反応を気にしがちです。
他人のちょっとした仕草や言葉を深読みしてしまうため、常に過剰に気を遣っています。
実際はそこまで相手が気にしていなくても、「怒っているのかも…」「余計なことをしてしまったかも…」と気に病んでしまうことも少なくありません。
心配性で目立つことを嫌う
感受性が強い人はとにかく心配性です。
自分の意志よりも周囲がどう思うかを優先してしまうため、しっかり準備してからでないと行動に移せません。
目立つことを嫌うのも、突飛なことをして非難されるのを避けたいからです。
決められたことをコツコツやるのが得意
感受性が強い人は慎重で努力家です。
ゆえに、決められたことをコツコツ進めていくことが苦ではありません。
むしろ、枠組みの中で物事を進めるのに安心感を得るタイプなので、コツコツ系作業は得意だといえるでしょう。
マイワールドがある
感受性が強い人はマイワールドをもっています。
小さい頃から空想の世界を作るのが好きだったりと、独自の感性を獲得している人も多いのです。
そのため、周囲からはちょっと変わった人として見られることもありますが、その空想の翼がクリエイティブな仕事に結びつくパターンも少なくありません。
感受性が強い人への接し方
感受性が強い人は、ちょっとした相手の言動に傷ついたりショックを受けたりする可能性があります。
上手く付き合っていくには、ぜひ以下の点に注意して接するようにしましょう。
共感する
感受性が強い人と上手く接するには「共感」がポイントになります。
相手が無理解だと感じてしまうと一気に心を開かなくなる可能性があるので、会話の中ではなるべく共感してあげることをおすすめします。
相手が言葉や態度をどうとるか考えて行動する
感受性が強い人は他人の言動に敏感です。
関係ないことで不機嫌でも「自分のせいかも…」と気にしてしまうタイプなので、感受性が強い人と接するときは相手がその言葉・態度をどう受け取るかを想像することが大事。
無意味に傷つけてしまわないよう、フラットで丁寧な態度を心がけましょう。
強い言葉を使わない
つい強い言葉遣いになってしまう人は要注意です。
強めの言い方は感受性が強い人にとって地雷であり、嫌われている・怒られていると受け取られる可能性があります。
何か指摘するときも「悪い」「間違っている」というストレートな言い方よりも、「ここを改善してほしい」といったように柔らかい表現に変えるのがおすすめです。
感受性が強い人に言わないで!NGな話題とワード
感受性が強い人への言動を間違うと、一気に関係性が切れてしまう可能性があります。
ここでは、感受性が強い相手へのNGな話題・ワードを紹介していくので、相手と接するときの参考にしてください。
感じ方の否定
感受性が強い人は繊細で敏感です。
そのため、普通は気にしないような部分でも辛さや恐怖心を感じることがあります。
あなたが気にならないからと言って「気にし過ぎでは?」と相手の感じ方を否定するのはNG!
「あなたはそうなんだね」と受け入れることから、対話をはじめてみてください。
不安に思う前置き
感受性が強い人に何か伝えるとき、不安に思えるような前置きはNGです。
「話がある」「ちょっと聞いてほしいことがある」などと意味深に前置きしてしまうと、感受性が強い人は最悪の事態を想定してしまいます。
そうした前置きが過ぎると、その人と会話すること自体がストレスになる可能性も。
そこまでの内容ではないのなら、前置きなどせずストレートに話しはじめるのがベターです。
傷つく冗談
感受性が強い人に傷つく冗談を言うのは絶対避けましょう。
いくら親しい友人関係だったとしても、「馬鹿」「ヤバい」といった傷つけるような物言いは必ず相手を傷つけます。
そもそも人間関係において、誰が相手であっても傷つける冗談はマイナスにしかなりません。
感受性が強い人にはもちろん、他の友達にも言わないほうが良いでしょう。
アドバイスを押し付けたり見下したりする
感受性が強い人に、アドバイスを押し付けたり見下したりするのは厳禁です。
感受性の強さは決して弱点ではありません。
それを心の弱さや子供っぽさと決めつけて上から目線のアドバイスをしても、相手を傷つけるだけです。
上手く付き合っていきたいなら、感受性の強さを特性と理解し見下さないことが大事です。
責めたり急かしたりする
感受性が強い人は何かと慎重になりがちです。
そのため、せっかちな人からするとイライラしてしまうかもしれません。
しかし、感受性が強い人が立ち止まっているのは、本人の中でいろいろと想像を働かせているからです。
そうした慎重さが上手く物事を進める可能性もあるので、できるだけ急かさず見守ってあげることをおすすめします。
感受性とは外から刺激を受ける感度のこと!感受性が強い人への接し方には共感を重視しよう!
感受性が強い人は他人の感情や機嫌に非常に敏感です。
そのぶん、他者に寄り添い共感することが得意ですが、一方で外部からの刺激に弱く不安を感じてしまうことも少なくありません。
もし身近に感受性が強い人がいるのなら、その特性を理解した上で接することが大事です。
相手に威圧感や不安感を抱かせるような言動は避け、自分自身も共感力を高めることで感受性が強い人からの信頼を得られるはずです。
- 感受性とは、外部からの刺激を受け感じ取る能力のこと
- 感受性が強い人には、困っている人を放っておけない・心配性・目立つことを嫌うといった特徴がある
- 感受性の強い人には共感を示しつつ、態度や言動に気を付けることが大事
- 感受性が強い人と上手く付き合っていきたいなら、相手の感じ方を否定したり傷つけるような冗談を言ったりするのは絶対に避けよう