人の劣った部分から「優越感」に浸る人の心理・特徴や取り除く方法を解説!
どこにでも出没する「優越感に浸る人」にイラッとすることはありませんか?
今私のこと下に見たよね?明らかに比べられたんだけど…と、優越感に浸っている人は表情から「優越感」が溢れ出ているのです。
そんな姿に腹が立つ反面、実はいつの間にか自分も優越感に浸っていた…なんてこともあるかもしれません。
そこでこの記事では、優越感の意味や優越感に浸りやすい人の心理・特徴、取り除く方法を紹介していきます。
ぜひ『嫌なやつ』のレッテルを貼られてしまう前に直しましょう。
Contents
「優越感」の意味・読み方とは
「優越感」とは「ゆうえつかん」と読み、自分が他人よりも優れていると感じることを指します。
自分が他人よりも劣っていると感じる「劣等感」の対義語です。
「優越感」は以下のような使い方をします。
- サッカーの大会で優勝して、優越感に浸った
- テストが満点で優越感を覚える
- 数量限定のカバンをゲットして、優越感を覚えた
優越感に浸りやすい人に秘められた心理や特徴5選
優越感を感じたエピソードに、「相手の年齢を聞いたら自分の方が若かった」「友達が中古車を買ったが自分は新車で買った」といったエピソードは定番ではないでしょうか。
そんな男女問わず優越感に浸りやすい人の心理や特徴5選を紹介します。
人より優位に立ちたい
優越感に浸りやすい人は、常に「人より優位に立ちたい」「人より上にいたい」と考えています。
- あの人がAプランなら、私はより価格の高いBプランにするわ
- 絶対に◯◯より営業成績が上にいないと気が済まない
- 自分の方がモテてる
- 自分の方が上司に気に入られている
と常日頃から人よりも優位に立つことを意識しているのです。
しかし、そこには「本当は心が折れてしまいそうな弱い心理」が隠されています。
自分は人より上だ、自分は優れた人間だ、と自分に言い聞かせることでメンタルを保っているのです。
実は劣等感を持っている
優越感に浸っている人の中には、前述で記した対義語でもある「劣等感」を隠し持っている人もいます。
強い劣等感を持っている人は、人よりも自分が劣っている部分・人と差が出てしまっている部分にとても敏感です。
劣等感を取り除きたいがあまり、人と比べ優越感を感じようとするのです。
人に認められたい
自己顕示欲が強く、人に認められたいから優越感に浸っている人もいます。
褒められたい、認められたい、すごいと思われたい一心で優越感に浸れる自己アピールを周囲にし、「どう?」といわんばかりに見せつけるのです。
このようなタイプは、幼少期に愛情不足だった人や兄弟が優秀でコンプレックスを抱いている人に多いといわれています。
人と自分を比較してしまう
人と自分を比較してしまうのは優越感に浸りやすい人の大きな特徴でしょう。
常に「あの人と私」「あいつと俺」というように比較しているのです。
比較することが癖になってしまい、意識しなくてもマウンティングしてしまうことも。
自分の方が劣っているかも…と気付いたら、とてつもなく落ち込んでしまうのです。
しかしその反動で、自分の方が勝っているとなるとものすごく優越感に浸ります。
こうなれば、マウンティング癖も直らずますます自己アピールすることになってしまうでしょう。
プライドが高い
プライドが高いのも優越感に浸りやすい人の特徴でもあります。
プライドが高い人は、人に見下される・軽く扱われることを非常に嫌う反面、他人を見下したり、馬鹿にしたりするのです。
人からそのような態度を取られないためにも優越感に浸り、相手より優位に立つために見下したような発言をします。
プライドを守るために優越感があるような人ですね。
優越感に浸っていてもいいことはない!取り除く方法3選
優越感に浸っている自分を想像してみてください。
思い描いていた自己像とは違って、怖い顔になっていたり妬ましい顔になっていたりしますよ。
そこでそんな優越感を取り除く方法を解説していくので、少しでも「優越感に浸っていたかも…」と思ったら取り組んでみてください。
人と比べてもどうしようもないことを知る
「人と比べない」まさにこれに限ります!
性格・容姿・能力・価値観・立場なにをとっても人と自分が一緒になることはないのですから比べてもしょうがないのです。
人には人の魅力があり、あなたにはあなたの魅力があるのですから、比べて落ち込むことも比べて優越感に浸ることもありません。
人にどう見られるかではなく、自分らしくいられているかを考えてみましょう。
人も自分もネガティブな捉え方をしない
人に対しては当然ですが、自分のこともネガティブに捉えないようにしましょう。
- 「年式の古い車に乗っている」からお金がないとは限らないのです。年式の古い車が好きなコレクターなだけ。
- 「料理ができない」からなにもできないのではないのです。料理全般ができないのではなく凝った料理が苦手なだけ。
このように自分の線引きだけで勝手にネガティブに捉えるのはやめましょう。
目先の情報だけで優劣をつけていると真実が見えなくなってしまいますよ。
相手のことをすべて知っているわけじゃないことを理解する
相手と比べる前に、相手のどこまでを知っているのか考えてみてください。
職場で見せるあなたのライバルは、職場以外ではどうでしょう?
あなたの居ない時間どう過ごしているかご存知ですか?
ほんの一部しか見ていない相手に、優越感を感じるのは無駄に等しいでしょう。
優越感に浸りそうになったら、「自分にはまだ見えていない素晴らしい部分があるかもしれない」と感情を引き戻してくださいね。
誰にでもあるコンプレックスを見て優越感に浸る必要はない!
誰しもコンプレックスはあります。
そんな人のコンプレックスを見て、優越感に浸ることはやめましょう。
優越感に浸って、自分は優れた人間だと感じるのはほんの一瞬です。
そんなほんの一瞬のために多くのものを失う可能性があります。
優越感に浸ることを止めれば、新たな自分を発見し、豊かな心を持って人と接することができるようになりますよ。
- 「優越感」とは、自分が他人よりも優れていると感じること
- 優越感に浸りやすい人の特徴は優位に立ちたい、認められたい、プライドが高いなど
- 人と比較しない、ネガティブに捉えない、相手のほんの一部しか知らないことを理解すれば優越感が取り除かれる
- 優越感に浸ることを止めれば、豊かな心が手に入る