使命感とは?意味や例文・責任感との違い、使命感が強い人の特徴を解説
「使命感の強い人」と聞くと、熱くてかっこいいイメージがありますよね。
フジテレビの連続ドラマ「アンサング・シンデレラ」という作品でも、石原さとみさん演じる病院薬剤師の使命感の強さに力がもらえると話題になっていました。
しかし、「使命感」の詳しい言葉の意味については知らない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、使命感の意味や例文・責任感との違い、使命感が強い人の特徴を解説していきます。
「使命感が強くなりたい!」という人はぜひチェックしてみてください。
Contents
使命感とは
使命感とは、具体的にどのような意味を持つのでしょうか?
まずは、「使命感」という言葉の意味や例文・英語表現・責任感との違いについて詳しく解説します。
使命感の意味・例文
「使命感」という言葉の意味を辞典で調べると、「自分に課せられた任務を果たそうとする気概」とあります。
つまり使命感とは、与えられた任務を最後までやり遂げようとする強い意思や気持ちのことです。
たとえば、面接の志望動機や自己PRで自分の意気込みを表す時に使う場合もありますが、他の人の言動に対して使うこともあります。
使い方例文としては
- 使命感の強さを地方公務員として活かしていきたいと思います
- 音楽隊の責任者を任せていただき、使命感に燃えています
- 私がやらなければという使命感に駆られている
- 彼は確実に商品を届けるという使命感が強いドライバーだ
といった表現をします。
使命感を英語でいうと?
日本語である使命感を英語でいうと「sense of mission」になります。
使命、任務を表す「mission」と感覚を表す「sense」が合わさった言葉です。
例文としては
うちの子どもの行動は強い使命感に基づくものであった
My child was moved by a firm sense of mission.
といった表現をします。
また、使命、天職を意味する「vocation」という単語を使って
彼女には使命感がない
She lacks any sense of vocation.
といった表現をすることもあります。
使命感と責任感はどう違う?
「使命感」と似た意味の類語で、「責任感」という言葉があります。
責任感とは、責任を重んじそれを果たそうとする気持ちのことです。
どちらも自分の業務を最後まで果たそうとする意思のことですが、「使命感」はポジティブな感情として使われることが多い一方で、「責任感」はネガティブな感情としても使われます。
たとえば、トラブルがあった時に「使命感を持って対応します」とはいいませんが、「責任感を持って対応します」とはいいますよね。
「使命感」は熱意を持ったポジティブな状態、「責任感」は義務感を含んだネガティブな状態を指す言葉なのです。
使命感を強く感じる人に共通する特徴
使命感が強い人は、どんな時でも最後まで諦めようとせずに頑張る姿がかっこいいですよね。そんな彼らには共通する特徴があるのです。
次に、使命感を強く感じる人に共通する特徴について解説していきます。
物事に対していつも全力
使命感の強い人は、物事に対していつも全力で取り組みます。
自分のやりたいことに全力で取り組む人は多いと思いますが、やらなければならないことにはなかなか全力で取り組めないもの。
どんな物事に対しても投げ出そうとせず、最後まで全力を出せる人には使命感を強く感じるでしょう。
管理能力が高い
使命感が強い人の特徴として、管理能力が高いことが挙げられます。
ビジネスにおいては、
- スケジュール管理
- タスク管理
- 情報の管理
などたくさんのことを管理する必要があります。
管理能力が高いと、タスクやスケジュールを上手に管理できるので仕事を効率良く達成できるのです。
また、自分の役割だけでなく、周りの業務の進み具合なども把握しており、いつでも手助けできる姿勢でいるのも使命感が強い人の特徴です。
常に前向きな姿勢
常に前向きな姿勢で、ポジティブ思考な人も使命感が強い人には多いです。
熱い気持ちを持って行動しているので、もし失敗したとしても「この次はきっとうまくいく」と何度もトライして失敗さえも成功に変えてしまいます。
たとえ周りが諦めても可能性を信じて諦めず、最後まで前向きに取り組むでしょう。
行動力がある
行動力があり何でもやってみようと挑戦する人は、迷うことなく先へ進み、大きな物事も成し遂げてしまいます。
反対に、自分からやってみようという気持ちがない人は、そもそもチャレンジをしようとしないので何か大きなことを成し遂げる可能性は低いでしょう。
しかし、使命感がある人は初めてのことでも恐れることなくチャレンジし続けるので成功に繋がるのです。
日々目標設定している
使命感が強い人は、日々目標設定をしているので道筋がしっかりと分かり、目標達成へと確実に近づくことができます。
他人に決められた目標ではなく、自分で決めているので、何が起こったとしても投げ出さずに最後まで取り組むのです。
さらに、目標達成のためにどうすれば良いのかを常に意識し努力をしているので、目標を達成することができるのでしょう。
時間&ルール厳守の真面目な性格
時間&ルール厳守の真面目な性格であることも多いです。
時間やルールの大切さを熟知しているので、それらをしっかりと守ろうとするのです。
しかし決して頭が固いわけではなく、状況が変わっても柔軟に対応できる頭のやわらかさも持ちあわせています。
真面目な性格でも、目的を達成するためには柔軟に対応できる優れた人物には、使命感が強いと感じるでしょう。
使命感があることで得られるメリット
使命感があると、仕事を最後までやり遂げられるだけでなく社会においても有利なメリットがありますよ。
ここでは、使命感があることで得られるメリットを紹介します。「ビジネスで成功したい」という人はぜひチェックしてみてください。
周囲からの信頼度が上がる
使命感があると、必ず物事を成し遂げられます。そうすると、自然に周囲から「この人ならやってくれる」と信頼度が上がっていくのです。
信頼度が上がると人がついてくるようになり、自分を信頼してくれる仲間がどんどん増えて良い人間関係を築くことができるでしょう。
新しい活動を始める時にも良い仕事仲間がいれば安心ですよね。
モチベーションが高まる
お金のために会社に行き、仕事を仕方なく頑張っている人は多いでしょう。
しかし、使命感を持つことで、自分の心からのモチベーションが高まります。
「絶対にやってやるんだ!」と思うことで、お金のためではなく自分のために働けるようになり、やっていて楽しいと思えるようになってくるでしょう。
楽しいと思えるようになると自然と仕事も上手くいくようになりますよ。
使命感が強い人になるためには?
「使命感が強い人になりたい!」と思ってもすぐになれるものではありません。しかし、努力を続けることで使命感が強い人になれますよ。
最後に、使命感が強い人になるための方法を紹介します。
目標を立て突き進む
自ら目標を立て、その目標に向かって突き進めば、使命感を身に付けられます。
目標を決める時は、他人が決めたものでは意味がありません。
自分で考え納得できる目標を立てることで、「絶対に達成する」という強い決意が生まれ、それが使命感に繋がっていくのです。
全ての物事に対してポジティブに取り組む
たとえやりたくないことや、人が面倒に思うことだとしても、全ての物事に対してポジティブに取り組むようにしましょう。
同じ仕事内容だとしても自分の中でそこに価値を見出して取り組むことで、使命感を身に付けられます。
継続的に続けられたら、何事にもやる気を持って取り組める使命感が強い人になれるでしょう。
使命感は生きていく上で必要なもの!
「使命感」という言葉の意味や、使命感が強い人の特徴について解説してきました。
使命感がないとやる気が生まれず、自分からは何も行動をしない人間になってしまいます。使命感は生きていく上で必要なものなのです。
目標を立てて、何事にもポジティブに取り組むようにすれば、使命感を身に付けられますよ。
使命感を身に付けて、仕事や恋愛、日々の生活へのモチベーションを高めましょう!