正義感が強い人に共通する特徴とは?上手な付き合い方と正義感を高める方法
曲がったことを嫌い、正しいと思うことを貫く正義感の強い人。正義感の強い人は周りから評価が高く、好感を得やすいメリットがあります。
しかし、正義感が強すぎると、反対に印象を悪くしてしまう可能性があるのです。
このページでは、正義感の意味や正義感が強い人の特徴、正義感が強い人との上手な付き合い方、正義感を高める方法などを詳しく解説します。
正義感を高めて印象を良くしたい男性・女性は、ぜひ情報をチェックしてみてくださいね!
Contents
「正義感」とは?
はじめに、「正義感」の意味や英語表現からチェックしてみましょう。
正義感の意味
「正義」は人として道理にかなった正しさのことで、社会行動の規範という意味があります。
「正義感」は、正義を貫く気持ちがあり、自分にとって正しいと思うことを守りたいという感情のことです。
正義感が強い人は規律を守る真面目さや誠実さが好印象を与えるため、周りから信頼を得やすいのが特徴です。
しかし、正義感が強すぎると自分の信念を通したいという主張が強くなり、面倒な人と思われたり人間関係にトラブルが起きたりするケースもあります。
ちなみに、正義感に似た関連語として「道徳心」「良心」、反対語には「不義」「悪」があげられます。
正義感を英語でいうと?
日本語である「正義感」を、英語に訳すと「sense of justice」となります。
正義感が強い人は、「a person who has a strong sense of justice」と表現します。
【例文】
She has a strong sense of justice.
(彼女は正義感が強い)
正義感が強い人に共通する特徴
正義感が強い人には、どのような特徴があるのでしょうか。
共通する特徴をチェックしてみましょう。
自分の意見が一番
正義感の強い人は自分の道徳観や価値観が正しいと思っているため、自分の意見が一番と考えています。
他の人の意見に耳を傾けない、高圧的な態度でフィードバックしてしまうなど、正義を通すために周りの人とのコミュニケーションに問題が生じることがあります。
ただし、権力に屈することがなく、上司であっても間違っていると感じれば発言できる強さがあるのも正義感の強い人の特徴でしょう。
ルールやマナーは必ず守る
交通ルールや職場のルール、公共マナー、ビジネスマナーなど、世の中には決まりごとや守るべき行儀作法がたくさんあります。
正義感の強い人は倫理観があり、このようなルールやマナーを必ず守るのも特徴のひとつです。
ただし、正義感の強すぎる人は不正を憎む気持ちが強く、規則を破っている人を見ると嫌悪感を覚えることがあります。
周りの人にルールやマナーを守るように促すので、時には「うざい…」と思われてしまうことも。
嘘をつかない、約束を守るなどの特徴もあるため、友人や恋人としては信用できる相手かもしれませんね。
リーダーシップがある
自分の意見をハッキリといえて、正しいことを貫ける正義感の強い人は、リーダーシップがあるのが特徴です。
責任感があり、弱い立場の人を大事にできる性格のため、職場やプライベートで自然とリーダー的な存在になっていることがあります。
正義感の強さから自分にも他人にも厳しくなりすぎてしまうところがありますが、信念を持って周りを引っ張っていく姿に憧れる人も多いでしょう。
物事を論理的に考える
正義感の強い人は、物事を論理的に考える特徴があります。分析力やリサーチ力に優れ、自分が納得するまで時間をかけて答えを探します。
整合性があってわかりやすい話し方をする、本質を見抜いて成果につなげられるなど、仕事で役立つ能力がある人が多いようですね。
柔軟性に欠ける
正義感の強い人は頑固で気が強い性格である場合が多く、他の人の考え方を認めないところがあります。
柔軟性に欠けるため、空気を読んだり他の人の意見に合わせたりすることができません。このように自分の考えを押し付けているだけでは、ただのわがままになってしまいます。
正義感があるのは悪いことではありませんが、正義感が強すぎると印象を悪くしてしまう場合があるようです。
正義感が強い人との上手な付き合い方
正義感が強い人の中には、自分の考えを押し付けたりルールに厳しすぎたりする人がいます。
そんな、ちょっと面倒なタイプの正義感が強い人の上手な付き合い方を紹介します。
冷静に話し合う
正義感の強い人は自分の意見が正しいと思いこんでいることがあるため、こちらの考え方を伝えても受け入れてもらえない場合があります。
あまりの頑固さにイライラしてしまうかもしれませんが、正義感の強い人とは冷静に話し合うことが大切です。相手の意見を取り入れながら、主張したい部分を丁寧に伝えるとよいでしょう。
1人で太刀打ちできない場合は、周りの人に協力してもらうのがおすすめです。
適度な距離感を保つ
正義感が強すぎる人は、正しいと思っていることを通すために意地になってしまう場合も。
そうなると、周りとの協調性が欠けて、話し合いをするのが難しくなるケースがあります。
理解し合えないと感じたら、適度な距離を保つのも正義感が強い人とのコミュニケーションの取り方のひとつです。
時には受け流すことも大切
正義感の強い人は自分の意見を曲げないため、言い争いになってしまうことがあります。
世論や常識的なマナーを持ち出して自分の意見が正しいことを示し、こちらが納得するまで話し合いが終わらない場合も。
そんな状況を避けるには、相手の意見を否定せずに受け流すことが大切です。自分の思いは一旦心に留めておき、「そうだよね。」と賛同して相手に落ち着いてもらいましょう。
スルースキルをつけるのも対処法になりますよ。
自分自身の正義感を高めるためには?
正義感が強すぎるのはトラブルの元になる場合がありますが、適度な正義感は真面目で信頼できるイメージを与えます。
自分自身の正義感を高めるために、3つの方法を実践してみましょう。
自分に自信をつける
正義感のある人は、自分の価値観を信じています。正義感を高めるなら、まずは自分の考えや価値観に自信を持ちましょう。
失敗したら考えを改め、向上心を持って行動していくのがおすすめです。
常識やマナーを身につける
正義感を高めるには、常識やマナーを身につけることが大切です。
正義感といっても、正しいことの判断基準は人それぞれ違います。
人生において必要となる基本的な常識やマナーを身につけることで、自分にとっての正義がわかってくるでしょう。
一貫性のある言動を心がける
正義感のある人は、整合性のある言葉や行動を意識しています。
いっていることがコロコロ変わったり、正しさの基準が曖昧だったりすると周りの人から信頼を得られません。
正義感を高めるなら、自分の言葉や行動に責任感を持ち、一貫性のある言動を心がけましょう。
強すぎる正義感はマイナスな面も!周囲への気遣いも大事にしよう。
正義感があると、仕事やプライベートで好印象を与えることがあります。しかし、強すぎる正義感はマイナスな面があるので注意が必要です。
例えば、新型コロナウイルスの感染が広がるとともに、飲食店に自粛を促す張り紙をしたり感染者に対してネットで誹謗中傷したりする人たちが出てきました。
正義を守りたい、自分が正しいという思いが強すぎると、いつの間にか他人を傷つける行動をとってしまうことがあるのです。
正義感が強くなりすぎないように気をつけながら、周囲への気遣いや思いやりを大事にしてほどよい正義感を養ってくださいね!