「意地っ張り」の意味とは?意地っ張りな人の特徴・心理・改善法を解説!
「もっと素直になればいいのに」「本当に頑固だなぁ…」と、意地っ張りに感じる人っていますよね。
その人の性格自体は魅力的でも、「そんなことで?」と思うような部分で意地を張るため、損な性格に見えることもあるかもしれません。
そこで、この記事では「意地っ張り」の意味、意地っ張りな人の特徴や心理、改善方法などを解説します!
もし自分が意地っ張りだという認識がある人は、ぜひ読んでみてくださいね!
Contents
意地っ張りとは
まずは「意地っ張り」という言葉の意味について理解しましょう。
意味
「意地っ張り(いじっぱり)」とは、「自分の意見を頑なに変えないこと」「どんなことがあっても意地を押し通すこと」という意味があります。
たとえば新しい恋をした女性に対し、「その男性とはあまりいい恋愛はできないかもしれないよ」と善意でアドバイスをしても、「そんなこと絶対にない!」と主張して周りの意見を一切聞き入れない人は、意地っ張りな性格と思われるでしょう。
類語&対義語
「意地っ張り」の類語には「強情っぱり」「頑固さ」「執拗さ」などが挙げられます。
いずれも、良くも悪くも芯がブレない姿を表す言葉ですね。
対義語には、優しく穏やかな様子を意味する「柔和」、性格にひねくれたところがないという意味の「素直」、考え方などに融通がきき、しなやかな様子を意味する「柔軟」などがあります。
意地っ張りな人の特徴
意地っ張りな人に出会ったことがないという人は、なかなかいませんよね。
自分ではそんなつもりがなくても、周囲から「意外と意地っ張りだね」と言われた経験がある人もいるでしょう。
そんな意地っ張りな人の特徴を解説します。
プライドが高い
意地っ張りな人の特徴として挙げられるのが、プライドが高いことです。
このタイプの人は、自分という存在に絶対的な自信を持っており、他人の意見は右から左に受け流すのが当たり前です。
なにかアドバイスをされようものなら、「どうして俺がお前にそんなことを言われなくてはならないんだ」と逆ギレっぽく言い返してしまうこともあります。
常に自分は一番でなくては気が済まず、他人に意見されると自分のプライドを傷つけられたような気になり「いいや、俺の意見が正しい」と感情的に物事を決める傾向も見られます。
みんなのルールを守るというよりも、自分が決めたルールを守るという感じなので、周囲からは「意地っ張りで困る」と言われてしまうこともあるでしょう。
負けず嫌いで好戦的
意地っ張りな人には、負けず嫌いで好戦的な面もあります。
ビジネスであれば負けず嫌いな性格は功を奏することもありますが、プライベートではデメリットになることが多いです。
たとえば、恋人や友人同士のゲームで本気になって戦い、自分が負けたときはとてつもなく機嫌が悪くなったり、あからさまに不機嫌な態度を見せたりして、その場の空気を悪くします。
身近な人たちからは「面倒な人」と認定されて、敬遠されてしまうこともあるでしょう。
また、競馬やパチンコなどの賭け事にハマってしまうと、いいところを見せたくて有り金を全て賭けてしまう可能性もあるので、思い当たる節がある人は、自制する必要があります。
芯がブレない
意地っ張りな人は、芯がブレないという特徴もあります。
「意地っ張り」をポジティブに捉えると、「自分の信念をしっかり持っている」というように言い換えることが可能です。
いつも他人の意見に流されてしまう優柔不断な人と比べれば、意地っ張りな人のほうが一貫して自分の意見を主張するので、筋が通った人だと思われるでしょう。
ひねくれている
意地っ張りな人には、ひねくれている人が多いのも特徴的です。
一般的に素直な人というと、自分の意見も持ちつつ、相手の意見も聞き入れることができますが、意地っ張りな人はこれができません。
素直に感情を表現することが苦手なので、たとえ相手の意見が正しいと思っても、あれこれ難癖をつけたりあえて真逆のことを主張したりして、相手の意見を捻じ曲げようと試みます。
このタイプは素直になれないがゆえに失敗したり、自分の発言に後悔したりすることが多い傾向にあります。
自分を優先しがち
自分を優先しがちな傾向があるのも、意地っ張りな人の特徴です。
たとえば、仕事よりも自分の都合を優先するので、定時までに業務が終わらなかったり、プレゼンの準備が間に合わなかったりすると、「ごめん、今夜予定があるから残りやっておいてくれる?」と同僚に仕事を丸投げすることがあるのです。
恋愛においても、相手より自分を第一に考えているような自己中心的な振る舞いをすることがあります。
そして、一度言ってしまったから引くに引けない…という状況を自ら作ってしまうのです。
周りからは空気が読めない人と評価されている人も少なくありません。
意地っ張りな人の心理
ここからは、どうして意地を張ってしまうのか、意地っ張りな人の心理状態を解説します。
弱い部分を見せる自信がない
弱い部分を見せる自信がないために、意地っ張りになってしまうケースがあります。
「弱い部分を見せたら嫌われるかも」「落胆させたら嫌だな」とあれこれ考え、相手からの評価を気にしすぎてしまうのです。
そのため意地っ張りな人は、弱みを隠すために強がっていることが多いでしょう。
傷つきたくない
意地っ張りな人の心理には、傷つきたくないという気持ちが強いことが挙げられます。
過去の何かしらのトラブルや、大切な人に裏切られた経験があると、どうしても他人に心を開くことができず、甘えたくても意地を張ってしまうのです。
誰だって傷つきたくないですし、心に深く傷を負っている人は、素直になろうとしてもそれが難しかったりします。
意地を張ることで自己防御しているのですが、逆に自分を苦しめていることも少なくありません。
変化することが怖い
意地っ張りな人は、変化することが怖いと思っていることもあります。
相手の意見を受け入れ行動するメリットよりも、それで失敗したときのデメリットのほうにフォーカスするため、積極的になれません。
今まで通りの方法で物事を安全に進めたいと考えるので、ダイナミックな変化や改革などに対しては否定的な態度を取りがちです。
これは自己防衛本能の一種といえるでしょう。
素直になりたい!意地っ張りな性格を改善する方法
意地っ張りな性格は、マイナスになってしまう場面が多々あります。
意地っ張りな人が素直になるために、性格を改善する方法を伝授します。
男子でも女子でも「自分を変えたい!」と強く思う人は、ぜひ取り入れてみてくださいね!
「自分のため」と考えて意見を取り入れる
意地っ張りな性格を改善するためには、「自分のため」と考えて相手の意見を取り入れてみるのがおすすめです。
意地っ張りな人は、「他人の意見を受け入れると、負けたような気持ちになる」として自尊心が傷つけられる傾向がありますが、その考え方をチェンジしましょう。
まずは他人の意見を取り入れることで、自分にとってプラスになることにフォーカスを当てるのです。
「この人のおかげで自分は成長できる」「自分にはない意見を取り入れることで視野が広がる」などといい方向に考えられれば完璧です。
今まで意地っ張りだった自分がいきなり素直になって、相手の意見をまるっと受け入れるというのは抵抗が大きいかもしれませんが、少しずつでいいので相手の意見を取り入れることを意識するといいでしょう。
他の人にも「自分ルール」があることを認める
意地っ張りな人は世界の中心が自分であるかのように、他人のルールなんてお構いなしに振る舞うことがあります。
しかし、「自分は自分、他人は他人」というように、他の人にも自分ルールが存在します。
その人ならではの「妥協できること」「譲れないこと」などのポイントがあり、それぞれ考え方が違うことを認めましょう。
自分に周りが合わせてくれているとしたら、それは彼らが譲ってくれているからです。
そういうことにひとつずつ気付き、自分にはない価値観やアドバイスを否定せずに受け入れてみてください。
今までとは違った価値観が理解できると、「目から鱗だ!」と勉強になるかもしれませんよ!
思いやりを持って人と接する
意地っ張りな性格を改善するには、思いやりを持って人と接することが大切です。
売れる商品をリストアップして、バリバリ数字を出すなどのスキルが高いビジネスマンでも、優しさのかけらもない冷酷な人であれば、周囲からの信頼を獲得することは不可能ですし、いつかは数字も下がっていくはずです。
相手の立場になって物事を考える習慣をつけ、「自分がどう思うか」ということよりも「相手は今どう思っているか」ということを考えるようにしましょう。
思いやりの心で過ごしていると、感謝の気持ちが生まれて、頑なな自分が少しずつ柔軟な性格に変わっていくでしょう。
あなたの身近にいる意地っ張りな人との上手な接し方
意地っ張りな人とコミュニケーションを取るのは、イラっとすることもありますし、なぜそんなに意地を張るのか理解に苦しむこともあるでしょう。
意地っ張りな人と接するときは、あらかじめ「理解してもらうことを期待しない」ことがポイントになります。
人間は相手に理解を求めるがゆえに、イライラしたり悩んだりします。
しかし、他人を変えることはできません。
そこで「この人は自分を曲げないし、こちらの意見は受け入れてくれない」と考えると、イライラする回数も減りますし、冷静でいられるようになるでしょう。
ただ、恋人や夫婦など、時間を多くシェアする間柄でこちらばかりが我慢していると、いつかイライラが爆発してしまうかもしれません。
そうならないために、相手が理解してくれなくても、自分の意見を優しく伝えるようにしましょう。
その場では理解を示してくれなくても、ふとしたときにあなたの言ったことを思い出し、「もしかしてこういうことを伝えたかったのかな?」と冷静に考えてくれる可能性があります。
意地を張らず素直に思いを伝えたほうが気持ちが楽!
誰だって自分や相手に素直でいたいと思いますよね。
意地を張り続けるより、周りの意見を受け入れて思いを伝えたほうが気持ちが楽に決まってます。
意地を張っていると周りから疎ましく思われてしまうことがありますし、恋愛面でも意地を張っていると、上手くいくことも上手くいかなくなります。
長い人生のなかで意地を張らなくてはいけない場面が出てくるかもしれませんが、普段は意地っ張りよりも素直なほうが周りからも愛され、きっと楽しく過ごせるでしょう。
芯があることはモテ要素でもあるので、ぜひ長所は活かしつつ、本記事を参考に意地っ張りな部分を改善していってください!