自分本位の意味とは？自分勝手な人の特徴＆嫌われないための改善方法

自己中心的な行動ばかりして、周囲に迷惑がられている自分本位な人っていますよね。

どんなときでも周りのことを考えることができないため、嫌われている可能性が高い人です。

しかし、あなたも気付かない内に周囲の人から自分本位な人だと思われている場合があるかもしれません。

この記事では自分本位の意味や自分本位な人の特徴、改善方法、対処法について詳しく解説していきます。

自分本位とは

まずは、「自分本位」という言葉について解説していきます。

「自分勝手」という意味

自分本位とは、自分中心に物事を考えることを指します。

何をするにも基準が全て自分なので、相手の都合に合わせた行動がとれません。「自分勝手」という意味でよく使われる言葉です。

自分勝手な人は相手を配慮する気持ちや協調性が足りないので、自分の都合だけを考えた身勝手な行動をして周囲の人を振り回してしまうことがあります。

「自己中心的」「利己主義」などが類語

自分本位の類語として「自己中心的」や「利己主義」などの言葉があります。

• 自己中心的：なんでも自分中心に考えていること
• 利己主義　：自分の利益だけを考えて行動すること

どちらの言葉も自分本位と同様に、いい意味で使われることはほとんどありません。

「自分本意」という言葉はない

「自分本位」に似た言葉として「自分本意」の意味を調べる人もいるかもしれませんが、「自分本意」という言葉は存在しません。

ちなみに「本意」とは、「本来の自分の気持ち・意図」という意味があります。

周囲から嫌われる自分本位な人の特徴

ここでは、周囲から嫌われやすい自分本位な人に共通する特徴を紹介していきます。

もし自分に当てはまる項目が多ければ改善する必要があるでしょう。

他人に興味関心がない

自分本位な人は、自分のことばかりにフォーカスするので、他人には興味関心がありません。

そのため、人が困っていても助けようとはせず自分の都合を優先させます。基本的に自分にしか興味がないため、他人のために自己犠牲を払うことがないのです。

もし誰かをサポートしたとしても、「自分に利益がある・得がある」という考えの元、行動している場合がほとんどです。

それによって上手く人間関係を築くことができずに、人から距離を置かれてしまうことも少なくありません。

自分に甘く他人に厳しい

自分本位な人は、とにかく自分を優先するため、とことん自分に甘いです。

仕事でやらなければならないことを先延ばしにしたり、やりたくない仕事は人に押しつけたりして自分が楽になることを考えます。

しかし、友人が約束の時間に遅れて待たされたり、人のミスによって責任を負わされたりなど、自分の都合が悪くなる場合は厳しく当たります。

自分に甘く、他人に厳しくという考え方をするのが自分本位な人の性格なのです。

自分の非は絶対に認めない

自分本位な人の頭の中は全て自分中心に世界が回っています。そのため、自分の意見や主張が全て正解だと思っています。

誰から見ても本人に非があるとしても、当の本人の基準は自分です。傍から見れば悪いことでも、本人はそれが悪いと思っていないので、自分の非を認めることはありません。

仕事の業務や学校のイベントなどで、自分が何かミスをしたとしても「〇〇が悪い」「時間が足りなかった」などと、すぐに責任転嫁するのです。

自分が得をすることが最優先

自分の得を最優先に考えるのが自分本位な人の特徴です。

そのため、人の助けになることや人の役に立つことでも、自分に得がなければ行動することはありません。自分の利益よりも他人の利益を優先する利他主義的な考えは一切ないからです。

困っている人を助けたいという気持ちより、「助けて自分の得になるのか？」と考えて、何も利益がないと判断すれば行動に移すことはありません。

自分本位な人は、常に損得勘定して自分の行動を決めるのです。

社会的マナーを守らない

自分本位な人は自分に甘く自己中心的な考えをしているため、遅刻やドタキャンなど、社会的マナーを守らない行動パターンが目立ちます。

マナーを守っていないにも関わらず、自分に都合が悪くならないように他人のせいにしたり、言い訳をしたりして自分の非を認めることはしません。

約束やルールなどの社会の規律を守らずに、自分本位な行動ばかりするので協調性に欠けてしまい、周囲から距離を置かれてしまうのです。

否定的な発言が多い

自分本位な人は自分に甘く、我慢することができないので、すぐに愚痴や文句など否定的な発言をします。

何か人に頼まれたときは、「めんどくさい」「やりたくない」などと、感情のままにネガティブな言葉が口癖のように出てきます。

基本的に自分に都合の悪いことにはすぐに文句を言ったり、愚痴を言ったりするので、聞いてるほうが嫌になってきます。

自分本位な性格によって嫌われないための改善方法

自分本位な性格は人に迷惑をかけたり、嫌われたりすることがあるので、学校や職場、恋愛の場面で不利になる可能性が高いです。

現時点で周りに避けられているような気がする人は、改善することが必要です。

ここでは人から嫌われないための改善方法を紹介していきます。

時間を管理して精神的な余裕を確保する

忙しくて時間に余裕がなくなれば、人は自分本位になりやすくなります。

たとえば、約束の時間に遅れそうなときに車の運転が荒くなることや、ノロノロ走る車に対して愚痴や文句を言いたくなるシーンを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。

精神的な余裕がないと周囲の人への配慮が欠けてしまうので、自分本位になりがちです。

心の余裕を確保するためにも、まずは時間をしっかり管理して、計画的な行動を心がけてみてください。

相手の意見は一度受け入れて考える

自分本位な人は自己中心的に物事を考えるので、人の意見には一切耳を貸しません。そのため、相手の意見を受け入れることがなく、周りから「あの人は自分勝手だ」と思われてしまうのです。

自己中心的な考え方を改善するには、まずは相手の意見を一度受け入れてみてください。人の意見を受け入れることで、人の気持ちや考え方がわかるようになり、自分本位な性格を徐々に直すことができるはずです。

自分が他人の話に否定的な意見をもっていたとしても、一度「そういう考えもあるよね！」と共感して、その人の考えを受け入れてみてください。

自分とは異なる価値観に触れることで、客観的に物事を捉える能力が高まっていくはずですよ！

マナー違反はせずに自分を律する

自分本位な性格を改善しようと意識はしていても、行動が伴っていなければなかなか変われません。そのためには、時間を守ったり約束を守ったりして、行動で自分を律することが大切です。

とくにマナー違反は周囲に迷惑を欠ける行為であり、自分本位な人がやりがちなNG行動です。「自分さえよければそれでいい」という考え方は、公共の場では通用しません。

周りからの信頼を失う行為でもありますので、マナーをしっかり守り、自分本位な行動を改めてみてください。

自分がされて嫌なことは人に強要しない

自分本位な人は他人に興味関心が薄いので、自分がどんなことで人に嫌な思いをさせているのか気付いていません。

そのため、人に不快な思いをさせないためには、自分の言動を振り返って、自分がされて嫌だなと思うことを見つめ直すことがおすすめです。

「自分だったらこんなこと言われたら嫌だな」「こんなことされたら嫌だな」と感じることは、相手も同じ気持ちになる可能性が高いです。

自分に置き換えたときに不快に感じることは、人に強要しないようにしましょう。

さまざまな本を読む

自分本位な人は、自分の価値観や考え方に固執してしまう傾向があるので、さまざまな本を読み視野を広げることがおすすめです。

自己啓発や心理学、哲学書、小説などさまざまな本を読むといいでしょう。

本を読めば著者の価値観に触れたり、新しい考えを取り入れたりすることができます。選ぶジャンルによっては、自己分析をすることもできるので、自分を見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。

自分の価値観や考え方を改めるためにも、さまざまな本に触れて新しい発見を見つけてみてください。

自分本位な人の対処法

自分本位な人に迷惑かけられたり、嫌な思いをさせられたりして困っている人もいるかもしれません。

そのような自分本位な人から身を守るための対処法を紹介していきます。

相手の言うことは聞かない

自分本位な人は自分の都合が良くなるように、自分の意見やわがままを叶えてくれる人に要求してきます。

そのため、相手から頼みごとやお願いをされても断るか、頼みごとを受ける代わりに相手にも同等のことを依頼しましょう。

相手の思うがままに動かないことが大切です。自分本位な人は自分の思い通りにいかないことがわかると、自然と離れていくでしょう。

相手に期待しない

自分本位な人は自己中心的な考え方をしているので、相手の意見を受け入れようとする姿勢がありません。

そのため「ちゃんと話せば分かってくれるはず」と、相手のためを思って注意や意見を伝えても、耳を貸す素振りすら見せることはないでしょう。

自分本位な人に期待しても、時間の無駄になってしまう可能性大です。相手のためを考えたところで、本人に改善しようという意思がなければ、こちらではどうしようもありません。

「この人には何を言っても仕方ない」と、期待するのは止めるのがおすすめです。そうすることによって余計なストレスを感じることもなくなるはずです。

できるだけ関わらない

自分本位な人に振り回されないためには、できるだけ関わらないようにすることです。挨拶や仕事上の業務連絡だけなどにして必要以上に会話をしないようにしましょう。

関わりを最小限に抑えることで、本人は相手にされなくなったことを感じてあなたから離れていくはずです。

自分本位な人が自覚をするには、周囲の人の態度で気付かせるしかないのかもしれません。

自分本位な人は彼氏・彼女や好きな人に嫌われる可能性大

自分本位な人は自己中心的な考えが行動の基準なので、周囲の人に迷惑がかかろうがお構いなしです。

そのため、好きな人には「わがまま」に見られるでしょうし、恋人ができても彼氏・彼女から嫌われてしまう可能性が高いです。

これからの人生のためにも、自分本位なところがあるなと思った人は改善していきましょう。