怖がりな人は想像力が豊か?怖がりな性格の人の特徴&心理を徹底解説
何かに挑戦する機会があっても、「ミスしたらどうしよう…」と失敗を恐れ、結局行動に移さないことが多い人はいませんか?
それでは成長するチャンスを失ってしまうだけです。
怖がりな性格を変えたいと思っていても、どうしたら変われるのかわからない人も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、怖がりな人の特徴や心理、克服する方法を紹介していきます。
男性でも女性でも、怖がりな自分を変えたいと思っている人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
Contents
怖がりな人の特徴
怖がりな人には、共通する特徴がいくつかあります。
ここでは、怖がりな人の特徴を紹介していきます。
驚くことが多い
怖がりな人は、驚くことが多い傾向にあります。
人は自分の想像範囲内での警戒しかできません。
怖がりな人は想定外の出来事が起きると、大きな声を上げたり、飛び上がったりしておおげさなくらい驚きます。
また予期せぬことが起こったらどうしようと、ビクビクしてしまうこともあるでしょう。
リアクションがいいという理由で、周囲の人が面白がって脅かすことも少なくありません。
想像力豊か
怖がりな人は、想像力豊かです。
まだ起こってもいないのに、ネガティブな出来事を想像するだけで、どんどん怖くなってしまいます。
たとえば、暗い道を1人で歩いているときに夜空を見上げ、「星が綺麗だな」と思えば、恐怖を感じることはありません。
しかし怖がりな人は、ホラー映画やホラーゲームの映像のように、ひたすら怖いイメージを膨らませ、自分で作り上げた空想によって怖さを倍増させます。
起こりうる危険を事前に想像して注意を払うことは大切ですが、怖れすぎると日常生活に支障をきたすかもしれません。
トラウマがある
トラウマがあることも、怖がりな人の特徴です。
過去に怖い体験や辛い経験をしたことが原因となり、トラウマを抱えています。
たとえば、人間関係で悩み辛い思いをしたことがトラウマとなり、人を信用できなくなったり、自分に自信がもてなくなったりすることがあります。
このように、「また裏切られたらどうしよう」「もう傷つきたくない」と思ってしまうような経験があると、人と関わることへの恐怖心はなかなか拭えないでしょう。
小心者で気が小さい
怖がりな人は、小心者で気が小さいことも特徴的です。
気が小さい人は人見知りであることが多く、積極的に行動したり言葉を発したりすることが苦手なので、職場では「やる気がない」と思われてしまうことも少なくありません。
上司から注意を受けたり、仕事への意欲を問われたりすると、自分の意見をうまく伝えることができず、「自分はこの会社に合ってないんじゃないか」とその環境から逃げたくなってしまうことも…。
とはいえ、臆病な性格のため、転職や起業を決意するまでにも時間がかかるでしょう。
目に見えない存在を信じている
怖がりな人の多くは、目に見えない存在を信じています。
とくに幽霊やスピリチュアルなことを信じている人は、普通の人なら気にも留めないことを霊的な意味合いで捉える節があります。
さらに自分の中でどんどん想像を膨らませ、一度でもネガティブな方向に考えてしまうと、恐怖心でいっぱいになってしまうのです。
幽霊の存在を認めていなくても、お化け屋敷や怪談が怖いと感じるなら、それは霊的な存在を信じている証拠です。
怖がりな人の心理
ここでは、怖がりな人の心理について詳しく解説していきます。
不安でいっぱい
怖がりな人は、常に不安でいっぱいです。
何事も必要以上に心配になって、自分にとって良くないことが起こるのではないか…とネガティブな感情に支配されます。
たとえば、好きな相手に告白したいと思っても、「振られたらどうしよう」「告白は相手にとって迷惑なのではないか」と考え、恐怖心が勝ってしまい行動を起こせません。
不安や心配な気持ちが強く、ネガティブな想像が湧き上がると、いつまでも行動に移すことはできないでしょう。
警戒している
怖がりな人には、強い警戒心があります。
自分に不利益が発生しないよう警戒しているので、些細なことにも敏感に反応します。
行動することで背負うリスクを考えるほど、余計に恐怖心を高めてしまうでしょう。
怖がりな人は、自分を守りたい気持ちが大きいのかもしれません。
「死」への恐怖心が強い
誰しも「死」への恐怖心はあるものですが、怖がりなタイプの人ほど、人一倍「死」を恐れています。
そのため、胃が痛いと感じた場合、病院で「胃もたれ」と診断されても、「もしかしたら大病なのではないか」と勘ぐったり、別の病院を訪れてもう一度検査をしたりすることもあるでしょう。
「死」に対する恐怖が強いあまり、少し体調を崩しているだけでも「死」を連想しては怯えてしまうのです。
死んだらどうなるかハッキリと証明されていない点も、未知なる恐怖となっているのでしょう。
人の目が気になる
怖がりな人は、人の目を気にする傾向があります。
自分に自信がなく、人の評価を気にしているからこそ怖く感じるのです。
たとえ自分の意見があっても「わがままだと思われるかもしれない」「間違っていたら恥ずかしい」と考え、主張することが怖くなって、本音を言えない人も少なくありません。
危険やリスクを回避したい
怖がりな人には、危険やリスクを回避したいという心理があります。
恐怖を感じることは、危険を避けるために人間が持っている本能です。
自分に不利益が生じることは好ましくないため、事前に危険やリスクを想定して、回避しようとするのは自然なことです。
何も怖がらずリスク回避をしない人よりも、怖がりな人のほうが危機管理能力が高く、失敗するリスクが少ないといえるでしょう。
怖がりな性格を克服する方法
最後に、怖がりな性格を克服する方法を紹介します。
自分にとって何が怖いのかを把握する
怖がりな性格を克服するために、まず自分にとって何が怖いのかを把握しましょう。
人間関係が怖い・幽霊が怖い・車の運転が怖いなど、怖いと感じる対象や恐怖心の大きさは人それぞれです。
これらのことを自己分析して把握できれば、ピンポイントで解決策を探ることができるでしょう。
いろんなことにチャレンジする
いろんなことにチャレンジすることも、怖がりな性格を克服する方法としておすすめです。
「自分にはできないかも…」と失敗を怖れ、一歩も踏み出さなければ、いつまでたっても変わることはできません。
勇気を出していろんなことにチャレンジすることで、度胸がついて経験値も増えます。
たとえ失敗しても、自分の成長につながると考えればいいことしかありません。
また、さまざまな経験をすれば、新しいことにチャレンジする勇気がもてるため、少しずつ怖がりな性格を克服できるでしょう。
人と積極的に関わる
怖がりな性格を克服する方法として、人と積極的に関わることが効果的です。
人と関わることで、さまざまな価値観に触れることができ、自然と恐怖心が薄れていくことが期待できます。
ときには人間関係のトラブルに見舞われる可能性もゼロではありませんが、そこから得られる学びもあります。
また、1人だと怖くて行動できないことも、誰かと一緒にやれば怖さを感じないことや、1人では味わえない楽しさを発見できることも少なくありません。
趣味を見つけて熱中する
怖がりな性格を克服する方法として、趣味を見つけて熱中することもおすすめです。
何か好きなことに熱中している時間は、怖いことを想像する暇もなく、嫌な出来事も忘れられます。
読書やスポーツなど、自分の趣味を見つけて時間を忘れるほど没頭することで、怖いと思っていたこと自体、どうでも良くなっていくでしょう。
視野を広げて固定観念をなくす
怖がりな性格を克服するためには、視野を広げて固定観念をなくしましょう。
固定観念が強いと、視野が狭くなりやすく、新しい出来事への警戒度が高まってしまいます。
失敗しない範囲だけで行動していては、新しいことにも挑戦できず、いつまでたっても怖がりな性格を克服することはできません。
まずは「失敗は怖い」という固定観念を手放し、「失敗しても成長できるきっかけとなる」という考え方にシフトするといいでしょう。
あらゆる物事を前向きな気持ちに転換できるようになれれば完璧です。
固定観念を手放し、視野が広がることで、怖いと思っていたことも自分のプラスに転換できたり、楽しいと思えたりする機会が増えるでしょう。
極度の怖がりは心臓に負担がかかるから少しずつ克服しよう
いくつかの対処法を実践することで、怖がりな性格を克服することが可能ですが、中には自分1人の努力では変われないケースも存在します。
オランダのある研究グループによると、怖がり度には遺伝子が影響しているという研究結果もあるようです。
また、極度な怖がりの場合は、激しすぎる鼓動で心臓に負担がかかったり、精神的負担が生じたりする可能性もあります。
そのような場合は、家族や医者に相談し、少しずつ克服していくことが大切です。