先延ばしする人の特徴や心理とは?先延ばし癖を改善する方法も伝授!
「この課題は明日やろう」「ダイエットは明日から」などと、やらなければならないことや、目標を叶えるための行動を先延ばしする人っていますよね。
そして明日からやろうという人に限って、いつまでも先延ばしにして、結局やらないなんてことも少なくありません。
物事を先延ばしにすると、そのときは楽かもしれませんが、後ろ倒しにしたことによりトラブルが生じる可能性もあります。
そこでこの記事では、先延ばしにする人の特徴や心理、先延ばし癖を改善する方法などを伝授していきます!
Contents
先延ばしがストレスになっている可能性アリ
物事を先延ばしにすると、なんだか自分に言い訳しているようでスッキリしないですよね。
今やるべきことを後回しにすれば、「自分はだらしない人間だ」と自己嫌悪に陥り、ストレスを感じることもあるでしょう。
また、自分が同僚に頼んだ仕事を後回しにされれば、信頼度も落ちますし、スムーズに事が進まないので、イライラさせられることもあるかもしれません。
前々から約束しているのに何度も先延ばしにされると、不信感を抱いてしまうでしょう。
このように、先延ばしはする側もされる側もストレスを生むことがあるのです。
先延ばしにする人の特徴
できれば先延ばしにする人とは仕事や恋愛をしたくないですよね。
次の特徴に当てはまる人が周りにいたら、要注意人物かもしれませんよ!
目先の誘惑に弱い
物事を先延ばしにする癖がある人は、目先の誘惑に弱いという特徴があります。
「今日中にこの仕事をまとめる!」と考えていたにもかかわらず、夕方に友人から飲みの誘いがあれば、つい自分の仕事を後回しにして、飲み会に参加してしまうのです。
意志力が低く目先の誘惑に弱い人は、自分が本来やるべきはずだった事柄をしないことで、未来にどう影響を与えるかを想像することができません。
あらゆることをどんどん先延ばしにすることで、自分の未来が慌てふためくことになることなど知る由もないのです。
切り替えが早い
先延ばしにする人は、切り替えが早い傾向にあります。
「明日でいいか」と思っていたことでも、「いざやるぞ!」と気持ちを切り替えると、持ち前の集中力であっという間に課題や仕事を終わらせることができます。
そのことを自分でも知っているため、「やる気になればできるし」と考えてしまい、つい先延ばしにしてしまうのです。
完璧主義
先延ばしにする人は、完璧主義なところがあります。
完璧主義であるがゆえに、目標実現するまでの細々したタスクも100%でなくてはいけない…と考えてしまうのです。
たとえば、ダイエットのためにジムに通おうとしても、「スポーツウエアを買わなくては」「吸収性の高いタオルを用意しよう」などと考えていれば、トレーニング開始までのタスクが多すぎて、ジムに行くまでに膨大な時間がかかってしまいます。
この場合、必然的に「ジムに行ってダイエットする」という本来の目的が先延ばしになり、なかなかスタートできない状態になるというわけです。
責任感がない
先延ばしにする人は、責任感がないという特徴も挙げられます。
自分のミスや決断を他人に責められることに恐怖感を感じ、可能な限り自分からは何も行動を起こそうとしません。
変にプライドが高いため、絶対にミスしたくないという思考から、言われたことだけをこなすという受け身のスタンスになりがちです。
先延ばしにする人の心理
どうして、今やるべきことを後回しにするのでしょうか?
ここでは、物事を先延ばしにしがちな人の心理を解説します。
不安がある
物事を先延ばしにする傾向がある人は、不安な思いを抱えているケースが多いです。
「自分のせいでプロジェクトが失敗したらどうしよう」「自分の意見を述べてバカにされたらどうしよう」などの不安感が大きく、成功しないイメージが先行してしまうのです。
そうすると、最初はトライしてみたいと思っていたことでも、だんだんとモチベーションが低下していき、結果的に何もせずに終わるということが少なくありません。
そのため、積極的に行動を起こす人よりも成功体験が少なくなり、自信をつけることができずに、どんどん物事を後回しにしてしまうのです。
めんどくさい
先延ばしにする人には、めんどくさいという心理があります。
小学校や中学校の夏休みの宿題をめんどくさがって、夏休み最終日までやらなかったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
そういうタイプの人たちは、自分の怠惰な心に負けて、悪気なく先延ばしにしてしまいます。
「めんどくさいからやらない」ということが習慣化すれば、物事を後回しにする癖がついてしまうため、周囲に迷惑をかけることも少なくないでしょう。
なんとかなる
先延ばしにする人は、「なんとかなる」と思っている可能性が高いです。
今までの人生でいろいろと物事を先延ばしにしてきても、結果オーライでなんとかなってきた人は、それが変な自信につながり、「今までもなんとかなったから大丈夫」と考えます。
楽観的に物事を捉えることは一概に悪いこととはいえませんが、周りをハラハラさせたり、心配させたりすれば、相手の信頼を失ってしまう可能性があるので要注意です。
先延ばしにする原因
先延ばしにする原因がわかれば、どう対処すればいいかわかるはずです。
ここからは、先延ばしにする原因を解説していきます。
優先順位をつけられていない
先延ばしにしてしまうのは、優先順位をつけられていないことが原因かもしれません。
基本的に物事は、以下の3つに分けられます。
- 緊急で重要なこと
- 緊急じゃないけれど重要なこと
- 緊急でも重要でもないこと
これらの事柄は、上から優先順位が高いことが一目瞭然です。
しかし、先延ばしにする人は物事の重要度を判断することができないため、緊急じゃないし重要でもないことから取りかかることがあります。
心や体が疲れている
先延ばしにする原因として、心や体が疲れているケースも考えられます。
普段はやるべきことをすぐにこなせる人でも、毎日残業して終電で帰っていたり、「商品を売ってこい!」と上司から半端ないプレッシャーを与えられ続けていたりすると、心身共に疲弊してしまいますよね。
疲れが溜まって気持ちに余裕を持てないときは、ゆっくり休みたいという気持ちが勝り、物事を先延ばしにするのは仕方がないことでしょう。
人間は心や体が疲れていると物事を正しく判断することができなくなり、いつもは当たり前にできていることができなくなることも少なくありません。
先延ばしにすることでどうなるか考えていない
先延ばしにすることでどうなるか考えていないことも、物事を後回しにしてしまう原因のひとつです。いわゆる「今が良ければそれで良し」のタイプです。
何かを先延ばしにすることで自分が困ることもあるでしょうし、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
企画を締め切りまでに出さないと他の同僚に迷惑がかかると最初から考えられれば、先延ばしにしないはずですが、そういった想像力が欠けている人ほど、「まだ大丈夫だろう」と自分勝手に考えてしまうのです。
後回しはもうやめたい!先延ばし癖を改善する方法
先延ばしをして周りに迷惑をかけているという自覚がある人は、そんな自分を改善したいですよね。
最後に先延ばし癖を改善するための方法を伝授するので、今日からやってみてくださいね!
ToDoリストを作る
先延ばし癖を改善するには、ToDoリストを作りましょう。
やらなければいけないことを記載することで、視覚的にチェックすることができます。完了するたびにチェックを入れていくことで、達成感を味わうこともできるでしょう。
小さなノートを持ち歩く習慣をつけ、やらなければいけないと思ったことは、すぐに書き込むようにするのがおすすめです。
できることから手をつける
先延ばし癖をなんとかしたいと思ったら、できることから手をつけてみてください。
やるべきことはたくさんあるのに、何から手をつければいいのかわからないこともあるでしょう。そんなときは、とりあえず「今すぐ行動できること」からスタートするのがおすすめです。
たとえば、「取引先にアポイントメントを取る」「家の掃除をする」「健康のためにダイエットをする」の3つをやらなければいけないとすれば、1つ目が1番難易度が低いうえに、重要度も極めて高いでしょう。
いきなり達成することが難しい目標をやろうとするから、タスクが増えていき、結果的に後回しにせざるを得ない状況に陥ってしまうのです。
できることから手をつけはじめれば、少しずつやらなければいけないことが減っていくので、自然と気持ちも楽になるはずです。
生活習慣を整える
先延ばし癖の改善には、生活習慣を整えることが必須です。
アムステルダム大学での実験では、睡眠の質が翌日の先延ばし度に大きな影響を及ぼす結果となったことが報告されています。
寝るギリギリまでスマホで作業をしていたり、寝不足が続いていたりするだけで、物事を後回しにしやすくなるというわけです。
先延ばし癖がある自分を変えるためにも、充分な睡眠時間を確保し、栄養バランスのとれた食事を心がけるなど、生活習慣の見直しをしてみましょう。
先延ばしをしなくなれば心が身軽になる!
物事を先延ばしにすることが続けば、「あれもこれもやらなきゃいけないのにできない…」と焦りや不安が出て、心に余裕がなくなります。
せっかくの人生、そんなマイナスな気持ちを常に持ち続けてはもったいないですよね。先延ばしをしなくなれば、今よりずっと心が身軽になるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、後回しにしない生活を目指してみてくださいね!