涙活で気持ちスッキリ!涙活で得られる効果・正しい泣き方を完全解説
最近話題の涙活をご存知でしょうか。文字通り涙を流す活動のことですが、涙にはあまり良いイメージがないかもしれませんね。
しかし、涙を流すことは必ずしも悪いことではないようです。
こちらのページでは、涙活で得られる効果と正しい泣き方について完全解説します。
あなたも涙活で気持ちをスッキリさせてみてはいかがでしょうか?
涙活で得られる効果とは
悲しかったり感動したりするときに人は涙を流すものですが、泣くことによってさまざまな効果を得ることが期待できます。
まずは涙活で得られる効果について見てみましょう。
ストレス解消効果
「泣くとスッキリする」と昔からよくいわれますが、実際に悲しい出来事があったときに大泣きして、気持ちが軽くなったという経験をしたことがある人は多いでしょう。
これには、人間の自律神経と深い関わりがあります。
人は涙を流すと、緊張を司る交感神経よりも、安静を司る副交感神経が活発化するため、泣くことで気持ちが落ち着いた状態になるのです。
涙活によって興奮した気持ちを落ち着かせることで、脳が癒しを感じるため、ストレス解消効果が期待できるといわれています。
リラックスできる
泣くことで緊張が緩和されると、リラックスできるようになります。十分な睡眠をとったときと同程度のリラックス効果が期待できるという声もあるほどです。
もっとも一口に涙といっても、
- 目を保護するための「生理的な涙」
- 目にゴミなどが入った際に出る「反応性の涙」
- 感情が高ぶった際に流れる「情動性の涙」
の3種類があり、それぞれに成分も異なります。
このうち、気持ちのデトックスが期待できるのは情動性の涙だけです。
タマネギを切っていっぱい涙が出たからといって、リラックスできるわけではないということですね。
不眠が解消する
ストレス状態が続くと夜に眠れなくなることがありますが、これはストレスで交感神経が活発化しているためです。
人はストレスを強く感じると、ストレスホルモンと呼ばれるアドレナリンが分泌し続けてしまうため、身体が興奮状態となり眠れなくなってしまうのです。
そういう状態のときは、涙を流して副交感神経が活発化すれば気持ちが穏やかになるため、結果として不眠が解消する効果が期待できます。
人は泣き疲れて寝てしまうことがありますが、泣くことで気持ちが安らぐからかもしれませんね。
ポジティブ思考になれる
涙活にはポジティブ思考になれる効果も期待できます。
これは涙を流すことで、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が活性化するためです。
セロトニンとは、脳内にある神経伝達物質のことで、感情をコントロールして気持ちを安定させる働きがあります。
セロトニンが増えることで気持ちが安定し、前向きに考えやすい状態を作れるというわけです。
ダイエット効果
ストレスが溜まるとやけ食いに走る人も少なくありません。そのため、涙活で気持ちがデトックスされることで、ダイエット効果が期待できます。
泣くことでストレスが軽減されるため、ストレス解消法としての過食も必要なくなるというわけです。
ストレスを感じたらドカ食いするよりも、感動ムービーで涙を流してストレス発散した方がよさそうですね。
うつ病の予防効果
涙活にはうつ病の予防効果も期待できるのではないか、と指摘する声もあります。
涙にはさまざまな成分が含まれていますが、中でもうつ病との関係が指摘されているマンガンの含有量がとても多いため、涙を流して体外に排出することで、うつ病になりにくくなるのではないかと考えられているのです。
【涙活の方法】正しい泣き方
さまざまな効果が期待できる涙活ですが、どのような方法で行うのがよいのでしょうか。
正しい泣き方について見てみましょう。
時間帯は夜がベスト
涙活をする時間帯は、夜がベストといわれています。
ストレス社会といわれる現代、1日働けば1日分のストレスが溜まります。そのため、夜に涙活することでより大きな効果が得られるでしょう。
また、副交感神経が活発化することで眠りにつきやすくなるため、寝る前に行うことで良質な睡眠も期待できます。
毎夜行うのが理想的ですが、多忙な人は週末の休日前夜に行うのがおすすめです。
ある実験では、「涙を流すことによるストレスホルモン物質の抑制効果が1週間持続した」という結果が出ています。この実験結果に基づけば、週1回の涙活で効果の持続が期待できるということです。
毎週末の夜に思い切り涙を流せば、翌週も1週間頑張れることでしょう。
さらに翌日が休みなら、よりリラックスして涙活に臨めるはずですよ。
感動の涙を流せる題材を選ぶ
デトックス効果が期待できるのは情動性の涙を流した場合に限られます。そのため、効果的に涙活を行うためには、感動の涙を流せる題材を選ぶことが大切です。
人によってグッとくるポイントは違います。「全米が泣いた!」というキャッチフレーズに惹かれて観た映画なのに、泣きどころが全くわからなかったということもありますよね。
映像よりも小説の方が泣けるという人もいるでしょうし、音楽がツボという人もいるでしょう。自分の泣けるポイントを把握することは、涙活を成功させるコツの1つです。
泣くことに集中できる環境を整える
涙活をするときは、泣くことに集中できる環境を整えることも大切です。たいていの人は他人がいると安心して泣けませんから、自分ひとりになれる環境を確保するようにしましょう。
リラックスできるようクッションやひざ掛けをあらかじめ用意し、途中で席を立たなくてもいいように、タオルやティッシュなども手の届くところに置いておくのがおすすめです。
週1回の実践が推奨される涙活ですが、疲れていたり体調が悪かったりすれば、無理に行う必要はありません。必ずやらなければと思い込んでしまうと、かえってストレスになってしまい、本末転倒です。
気分がすぐれないときは、ベッドに入り体を休めることを優先しましょう。
涙は一気に流す
効率よく涙活するには、涙は一気に流すことがポイントです。
泣きたいときに途中で止めようとすると、それ自体がストレスとなってしまい、せっかく涙によって副交感神経が活発化していても、負荷がかかることで精神は再び緊張状態へと引き戻されてしまいます。
普段泣く習慣がない人は、涙を流すことに照れや恥ずかしさを感じてしまいがちです。
とくに男性は女性よりも抵抗を覚える人が多いかもしれませんが、泣くことは人として自然なことで、本来我慢する必要のないものです。
泣きたいときには思い切り泣きましょう。
涙活におすすめの動画を厳選紹介
涙腺を刺激する映画や音楽など数多くの商品がリリースされ販売されていますが、何を手に取ればいいか迷ったら、話題の作品をチェックしてみましょう。
最後に、涙活におすすめの動画を4本厳選して紹介していきますので、あなたのツボに合うか、ぜひチェックしてみてくださいね。
邦画『君の膵臓を食べたい』
出典:https://www.toho.co.jp/movie/lineup/kimisui.html
住野よるさんの小説を実写化した邦画『君の膵臓をたべたい』は、不思議なタイトルが印象に残る、切ない青春ラブストーリーです。
余命いくばくもない女子高生の日記に書かれた、死ぬ前にやりたいこと。偶然日記を拾った主人公の「僕」は、彼女が願いを叶えるのに付き合うことになります。
次第に惹かれ合う正反対の2人と彼女を大事に思う友達の思い…何気ない日常の中で理不尽に訪れる突然の別れに涙を流さずにはいられません。
洋画『最強のふたり』
出典:https://www.thecinema.jp/program/03187
実話を基にしたフランス映画『最強のふたり』は、パリを舞台に繰り広げられるハートフルストーリーです。
障害者となり車椅子に乗る大富豪フィリップと、介護人として雇われたスラム街育ちのアフリカ系青年ドリス。何もかも違う2人があらゆる垣根を乗り越えて友情を育んでいく様子を、ユーモラスに描いている感動作品です。
あることがきっかけで契約解除になるドリスですが、最後はきっと見る者の心を揺さぶってくれるでしょう。
アニメ映画『ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』
出典:http://lineup.toei-anim.co.jp/ja/movie/2008_onepiece/
泣けることで定評のある週刊少年ジャンプ連載の大人気漫画『ワンピース』。
中でも屈指の感動エピソードとして有名な映画が『ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』です。
麦わら海賊団の1人、チョッパーが仲間になるまでのお話となっています。
孤独だったチョッパーの友であり名付け親でもあるDr.ヒルルクの最期と、麦わらの一味になる経緯に、鼻水を流して号泣すること間違いなしです。
ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』
出典:https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1198/
放映当時「セカチュー」と呼ばれて大ブームを巻き起こしたドラマが、片山恭一さん原作の『世界の中心で、愛をさけぶ』です。
病魔との闘いに日々弱っていく恋人と過ごした高校時代の切ない恋物語が、過去と現在を交錯しながら描かれていきます。
山田孝之さんと綾瀬はるかさんの名演技が印象に残る、一度は見ておきたいドラマの1つといえるでしょう。
大ヒットを受け、後に森山未來さんと長澤まさみさんによって映画化もされています。
涙活イベントに参加するのもおすすめ!
日本人は感情を抑えがちで、大人になると涙を流す機会はあまりないかもしれません。しかし、涙を流すことでストレス解消やリラックス効果が期待できるため、週に1度は涙活をしてみてはいかがでしょうか。
自宅で映画や音楽に浸ることがなかなか難しい場合は、涙活イベントに参加するのもおすすめです。
感涙療法士である吉田英史さんや、「涙活」の考案者として知られる寺井広樹さんらと企業がコラボしたイベントも数多く開催されているので、情報をチェックしてみましょう。参加者と一緒に涙を流せば、恥ずかしい気持ちも軽減できるのではないでしょうか。
あなたも涙活で心の元気を取り戻してくださいね。