「ズボラ」の意味とは?ズボラな性格の人の特徴・心理・付き合い方まとめ
ズボラな人というのはどこにでもいるものです。
ズボラな恋人に困った経験のある人や、自分のズボラな性格のせいで大失敗してしまったなんて人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、ズボラな人の特徴や心理、付き合い方のコツなどについて解説していきます。
自分がズボラな性格をしているという人も、気になる人がズボラという人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
ズボラとは
まず「ズボラ」という言葉の意味や使い方について見ていきましょう。
言葉の意味
ズボラとは「だらしない様子の人や態度」を意味する言葉です。
この「だらしない様子」には行動や性格はもちろん、見た目のだらしなさも含まれます。
「ズボラ」の語源には諸説ありますが、一般的には江戸時代の上方(関西地方)で使われていた「ずんべらぼん」「ずんぼらぼん」だといわれています。
ちなみに「ずんべらぼん(ずんぼらぼん)」は、つるつるした様子やのっぺりしたさまを意味しており、米相場がずるずる下がる様子を表すために生まれた言葉のようです。
また、ズボラという言葉に関連した「ズボラ飯」というワードも近年注目されています。
ズボラ飯とは、時間や材料にコストを掛けず簡単に作る料理のことです。
『孤独のグルメ』でも知られる久住昌之原作のグルメコミック『花のズボラ飯』(作画:水沢悦子)のタイトルとして使用されたことから、お手軽料理を指す言葉として広く使われるようになりました。
一人暮らしの人や忙しい社会人にとって、簡単で美味しいズボラ飯は救世主です。
手間暇を掛けなくても、美味しい食事が楽しめるということを知らしめた「ズボラ飯」は、「ズボラ」という言葉と「手抜きご飯」の両方の株を上げた、画期的な用語かもしれませんね。
使い方
「ズボラ」の具体的な使用例は以下のとおりです。
- ズボラだから、部屋がいつまでも片付かない
- あの子はズボラだけど、なんか憎めないよね
- 几帳面な私とズボラな彼で、意外とバランスがとれている
- 彼はズボラだから、しょっちゅう店に遅刻してくる
- 食べ方にもズボラな性格が表れている
ビジネス仲間や恋人にはしたくない!ズボラな性格の人の特徴
ズボラ飯のようにポジティブなイメージもある「ズボラ」ですが、ビジネスや恋愛シーンにおいては困ってしまう場合も多いです。
そこで、周囲が迷惑してしまうズボラな性格の人の特徴について紹介します。
細かいことは気にしない
ズボラな人は、細かいことは気にしない性格をしています。
いい意味ではおおらかともいえるため、友人としては付き合いやすい人も多いです。
しかし、緻密さが求められる仕事においては、そうした部分があだとなることも…。
細かいことを気にしてほしい場面では、少々困った特性といえます。
見た目に気を使わない
男性はヒゲを剃らない、女性の場合はノーメイクなど、ズボラな人はあまり見た目に気を使わない傾向があります。
中には服がよれよれで、寝ぐせやムダ毛は気にしないなど、清潔感がないレベルの人も存在します。
持ち物の中身が整理されていない
その人がズボラかどうかは、カバンの中を見ればわかるものです。
ズボラな人の持ち物は整理されておらず、不要なものが入っていてごちゃごちゃ感があります。
何日も前に突っ込んだゴミがそのままなんてことも、日常茶飯事です。
たとえ見た目を小ぎれいにしていても、カバンやポーチの中身が乱雑だとズボラ認定されること間違いなしです。
部屋が汚い
ズボラな人は、部屋の整理整頓が苦手で、掃除する習慣がありません。
「必要なものは手の届く範囲にあればいい」という感覚なので、お酒の空き缶や読んだ漫画などをそのまま放置するため、部屋は汚くなっていく一方です。
また、来客の予定があっても掃除しておくという概念のない人もいます。
はじめて家にお邪魔する人に驚かれることも少なくありません。
時間や〆切にルーズ
ズボラな人は、基本的に時間や〆切にルーズです。
細かいことを気にしない性格なので遅刻などには寛容ですが、困ったことにそれが自分にも発揮されます。
また、SNSやメールの返信も遅い、あるいは返ってこないことが多いです。
友人ならまだしも、仕事上では非常に困るタイプといえるでしょう。
なぜズボラでいられるのか…ズボラな人の心理
ズボラな人は、周りの人たちだけでなく、時には自分自身に悪影響を及ぼすこともあります。
それにもかかわらず、なぜズボラなままでいられるのでしょうか?
ここでは、ズボラな人たちの心理に迫ってみましょう。
「ズボラな生活に慣れっこ」
ズボラでいられる人は、そもそもズボラな生活に慣れっこになっている可能性大です。
ズボラな自分の生活を、こんなもんだと当たり前に受け止めています。
怒られても平気、あるいは自分が本当に困っているわけではないため、ズボラを改善する必要性を感じていないのです。
「ズボラでもなんとかなる」
ズボラな人は、ズボラなままでもなんとかなると楽観的に考えています。
ズボラのせいでピンチになっても周囲が手を貸してくれたり、ギリギリで乗り越えたり、本格的に困った経験がないことも楽観視する要因でしょう。
「行動するのが面倒くさい」
ズボラな人は根本的に面倒くさがりです。
そのため、ズボラを直すべきなのかなと思っても、結局行動することの面倒くささが先立ってしまうのです。
掃除も洗濯もギリギリまでやらず、ズボラのまま現状維持することが癖になっています。
「時間があるときに頑張りたい」
忙しいせいでズボラが改善できない、という人もいます。「仕事が忙しい」「今は勉強に集中したい」など人によって理由はさまざまですが、時間に余裕がないとなかなか自分自身を改善するというのは難しいもの。
時間ができたらきちんとしようと前向きに考えていればいいのですが、時間のなさを言い訳にしている場合は要注意です。
「今が楽だから抜け出せない」
ズボラな人の心理には、几帳面な生活に憧れてはいても結局今のままが楽かも、という甘えた考えもあります。
生活パターンや行動パターンを変えてまで、これまでの自分を改めるのは、なかなか大変です。
それゆえに、ズボラな人はつい楽なほうに流されてしまうのです。
ズボラな人との上手な付き合い方
ズボラな人は基本的にすべてにおいてだらしないことが多いです。
ズボラな人との接し方を間違うと、こちらにまで被害が及ぶことがあるため注意が必要です。
ここでは、ズボラな性格の人との上手な付き合い方について解説します。
重要な仕事は頼まない
ズボラな性格というのは、時として致命的なミスをする原因となります。
締め切り厳守の仕事や重要な任務は、詰めの甘いズボラな人には頼まないのが得策です。
仕事仲間にズボラな人がいる場合は、なるべくリスクの少ない業務をお願いし、こまめに進捗を確認する、几帳面な性格の人と組ませるなど、それなりの対策をとることをおすすめします。
恋人にはハッキリ指摘する
恋人がズボラな場合は、うやむやにせずハッキリ指摘したほうが自分のためです。
ズボラな人は、自分のどの行為が相手をイライラさせているのかがわかりません。
「説明しなくても常識なのに!」とは思わず、面倒でもその都度意見しましょう。
ただし、相手のプライドを傷つけるような言い方は厳禁です。
「次遅刻したら罰金ね」と言うなど、わかりやすいルールを設けてみてください。
長く一緒にいたい相手なら、お互いのためにも一緒にズボラな面を改善していくくらいの気持ちで接するのがおすすめです。
ズボラな自分を脱却する方法
周りの人ではなく、自分のズボラっぷりに困っているというケースもあるでしょう。人間関係に影響が出ては困りますよね。
そこでズボラ女子・男子たちに知ってほしい、ズボラな自分から脱却する方法について解説していきます。
面倒事から先に済ませる
ズボラな人はやりたくないことを後回しにしがちです。
しかし、そうした行動のせいで、物事がより面倒になってしまうケースも少なくありません。
ズボラなことによる負の連鎖を断ち切るためには、ぜひ面倒なことから先に済ませる癖をつけてみてください。
重い腰を上げ、面倒事から先に片付けることができれば、意外とその後にやるべきこともスムーズに進むようになりますよ。
「やらないデメリット」を考える
やらなくてもなんとかなるならやりたくない、というのがズボラな人の思想です。
しかし、やらないことによるデメリットを考えたことはあるでしょうか。
たとえば、髪は面倒だから自然乾燥、という行為にもさまざまなデメリットがあります。
濡れている状態が長く続くと雑菌が繁殖しやすく、においやかゆみの原因になってしまいます。
他にも、
- 部屋の掃除をしない ⇒ カビやダニが発生し、アレルギーの原因になる
- ダイエットをしない ⇒ 好きな服が着られず、太っていることで健康に影響が出る
- 規則正しい生活を心がけない ⇒ 疲れの蓄積や自律神経の乱れにつながる
など、やらないことで被るデメリットはたくさんあります。
人は得をすることよりも損をすることを避けようとするため、デメリット情報を知ることで自分のやる気を無理なく引き出せるはずです。
ズボラな面を直すことはメリットだらけ!
ズボラな生活は楽なので、つい慣れっこになっているという人は多いかもしれません。
しかし、そうしたズボラさが周囲にとっては迷惑になっている可能性も考えられます。周りに愛想をつかされる前に、ぜひズボラな面を改善することをおすすめします。
また、ズボラの改善は仕事のミスを減らしたり、モテ度アップにつながったりなど、自分にとってもメリットが大きいです。
これまで面倒で避けてきたことでも、やることで得られる効果に気付ければ、きっと自分を変えることができます。
まずは机やカバンの整頓など、できることからはじめてみましょう。
少しずつやれることが増えれば、やがてズボラな自分から卒業できる日がくるはずです。