オフィスにもデートにも使えるラフな格好の意味や服装、注意点を解説!
面接やデートなど、さまざまなシーンで見聞きする「ラフな格好」という言葉。
フォーマルではないにしても、ジーンズはOKなのか、スーツでも大丈夫なのか、境界線がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では「ラフな格好」の具体的な意味や、オフィスやデートで使えるラフなコーディネートについて紹介していきます。
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「ラフな格好」は英語でカジュアル
「ラフな格好」と聞くと、人によってはスウェットのような普段着を想像するかもしれません。
しかし、英語における「rough(ラフ)」は「粗い・雑な」という意味の言葉であり、日本での使われ方とはニュアンスが異なります。
和製英語としてのラフの意味に近いのは、「casual(カジュアル)」や「dress down(ドレスダウン)」です。
両者ともフォーマルのように格式にこだわらなくて良い服装を意味します。
とはいえ、何でも良いというわけではなく一般的には普段着よりもキレイ目な格好が求められます。
さらに「カジュアル」と一言でいっても、その内容はさまざま。
「スマートカジュアル」や「オフィスカジュアル」という言葉があるように、TPOに合わせた服装選びが必要なのです。
もし「ラフな格好で」と指定された時は、その場所や自分の年齢・立場などを踏まえた上で服装を決めるようにしましょう。
就活・面接・仕事で「ラフな格好」を指定してくる理由は?
就活や面接、あるいは仕事場で「ラフな格好」や「オフィスカジュアル」を求められた経験がある人も少なくないでしょう。
企業が「ラフな格好」を指定してくる場合、以下のような理由があると考えられます。
常識のある人かチェックしている
第一の理由は、会社側が就活生の常識度をチェックするためです。
「ラフな格好」という自由度の高いお題を出すことで、その人の人間性や常識の程度を見ることができます。
「ラフな格好」や「オフィスカジュアル」の知識がない、あるいは調べもせず適当に判断するような人は、デニムパンツやデニムスニーカーといった場にふさわしくない服装で来る可能性が高いです。
会社側は、社会人として相応の判断ができるか、それなりの常識を持ち合わせているのかを服装からある程度判断しています。
マイナス評価を受けないためにも、就活・面接といった場であることを踏まえた服装で望むことが大切なのです。
気負いなくお越しくださいの意味
あまりに格式ばった雰囲気だと、ただでさえ緊張している就活生がより萎縮してしまいます。
リラックスした雰囲気で気負いなく面接に望んで欲しい、という意味合いを込めて「ラフな服装」を指定してくる企業も少なくありません。
ゆえに、スーツよりもカジュアルダウンした服装で参加するのがおすすめです。
しかし、この場合でもサンダルやスウェットのような普段着はNG。
ある程度場にふさわしいきちんと感がありつつ、自分がリラックスできるような服装を選ぶと良いでしょう。
きちんと感の出るラフな格好おしゃれコーデ【レディース】
続いて、私服通勤スタイルやデートなどでつかえるラフなレディースコーデを紹介していきます。
ブラウス×パンツ
王道のカジュアルコーディネートといえば、ブラウスとパンツの組み合わせです。
ラフな格好でOKの場合セットアップにこだわる必要はありません。
その点、ブラウスとパンツならキレイ目な雰囲気を押さえつつ、カジュアルスタイルを楽しむことができます。
ブラックやベージュパンツなら、トップスの色を選ばないのでおすすめです。
白シャツ×黒パンツ
面接や会社説明会など、ある程度きちんと感が求められる場なら、白シャツと黒パンツの組み合わせがおすすめです。
このコーディネートならカジュアル度を上げ過ぎることなく、周囲にも好印象を与えることができるでしょう。
ジャケット×タイトスカート
上級者コーデを目指すなら、ジャケットとタイトスカートの組み合わせも良いでしょう。
ネイビーやブラックなどの落ち着いたカラーのジャケットを選べば、インナーやスカートの色は少々冒険してもOK。
フェミニンなスタイルが好きな人にはぴったりです。
黒のセットアップ
色の組み合わせを考えるのは苦手…という人には、黒のセットアップがおすすめです。
アンクル丈のパンツを選べばすっきりとした印象になります。
また、カラーの小物や靴をプラスすることで重たさがなくなるでしょう。
ジャケット×ふんわりスカート
カジュアルの中にも可愛らしさを強調したいなら、ジャケットにふんわりスカートを合わせてみてはいかがでしょうか。
Aラインのふわっとしたスカートであれば、品よく女性らしい雰囲気にまとめることができます。
ただし、マキシ丈のスカートや短すぎる丈のものはビジネスシーンにはそぐわないため注意しましょう。
ラフな格好を着こなす基本アイテム【メンズ】
「ラフな格好」といわれてもピンとこない…という男性は少なくないものです。
特にスーツかスウェットの2択しかない!というタイプだと、どういう服装を選べばよいか悩んでしまうかもしれません。
ここでは、ラフな格好を着こなすために必要なカジュアルアイテムについて解説していきます。
これらを揃えておけば、仕事だけでなくデートや婚活にも活用可能です。
ジャケット
シャツやニットと組み合わせ可能なジャケットがあれば、さまざまな着回しができるようになります。
黒やネイビー、グレーなどのベーシックなカラーを購入すれば、ビジネスカジュアルにも使いやすいでしょう。
また、デザインも装飾の少ないシンプルなものがおすすめです。
ラフなキレイ目ファッションには欠かせないので、ぜひ一着は持っておきたいアイテムです。
シャツ
襟付きのシャツは数枚持っておくことをおすすめします。
暖かい時期は一枚でOK、ジャケットと合わせることもでき何かと便利なアイテムです。
まずは基本の白シャツから、コーデの幅を広げたいならストライプシャツやチェックシャツ、デニムシャツなどを買い足してもOK。
雑誌やサイトのオフィスカジュアルメンズコーデ例などを参考に、自分に似合う柄を探してみてはいかがでしょうか。
パンツ
きちんと感のあるラフさを目指すなら、テーパードシルエットのスラックスを用意しておくと良いでしょう。
同じパンツでもチノパンやジーンズの場合、カジュアル感が強くなりすぎてしまいます。
オフィスコーデやデートなど、汎用性高く使うなら断然スラックスです。
細身の人ならスリムパンツもおすすめですよ。
コーデが難しい女性のラフな格好の注意点
アイテムが多い分、男性よりも難しいのがラフなレディースファッションでしょう。
オフィスカジュアルやデートにピッタリのラフコーデを作るには、以下の点に注意することが必要です。
ベーシックカラーでまとめる
好感度の高いラフな格好を作るためには、ベーシックカラーでまとめることをおすすめします。
あまりに派手な色はオフィスカジュアルや婚活スタイルとしてふさわしくありません。
基本的に黒やネイビー、ベージュ系、白などのアイテムを使うと良いでしょう。
少し華やかさを出したいなら、一部パステルカラーを取り入れてもOKです。
過度の露出はしない
ラフな格好だからといって過度な露出をするのはNGです。
特にオフィスカジュアルの場合、一気に場にふさわしくない格好になってしまうので注意しましょう。
肩の大きく出るオフショルダーやミニスカート、ショートパンツなどは、プライベートで楽しむことをおすすめします。
ボディラインを主張しない
カジュアルなアイテム選びの際はサイズ感やデザインも重要です。
ボディラインを主張するような服装は、ラフコーデとしてはふさわしくありません。
ラフな格好であるカジュアルファッションには、ある程度のきちんと感が必要です。
周囲に不快感を与えないよう、節度ある上品さを心掛けましょう。
ストッキングは必ず着用する
ラフな格好といえど、生足はあまりおすすめできません。
特にオフィスや面接、婚活などの場であればストッキングの着用はマストです。
夏場であってもスカート着用の際は、必ずストッキングを使うようにしましょう。
鮮やかな色をメインにしない
ラフな格好をコーデするとき、色選びに迷う人もいるでしょう。
しかし、カジュアルコーデの基本はベーシックカラーです。
ポイントで使うのは構いませんが、鮮やかな色は面積の広いジャケットやスカートなどのメインアイテムに取り入れるのは避けた方が無難です。
カラーを取り入れたいなら、ベルトやスカーフ、靴などの小物で使うと主張しすぎずオシャレに見えるのでおすすめです。
ラフな格好は婚活にも活躍してくれる!
つい、ジーンズや短パンなどの普段着を連想しがちですが「ラフな格好」の基本は、ベーシックなキレイ目コーデです。
オフィスカジュアルやデートスタイルとして欠かせない「ラフな格好」。
大人としてはぜひ覚えておきたい洋服の選び方といえるでしょう。
また、そうしたカジュアルコーデに慣れておけば、仕事だけでなくさまざまなシーンで活用することもできます。
万人に好感度の高い「ラフな格好」をぜひ恋活や婚活にも役立ててくださいね!