人間関係リセット症候群とは?リセットしたいと感じる心理的な原因や治し方も
「すぐ人と関わりを断ちたくなる」
「衝動的に連絡先やSNSを消してしまう」
という人は、人間関係リセット症候群かもしれません。
どうして人間関係リセット症候群になってしまうのでしょうか。
今回は、人間関係リセット症候群の意味や、心理的な原因、なりやすい人の特徴、改善方法について詳しく紹介します。
Contents
人間関係リセット症候群とは?
『人間関係リセット症候群』は、ゲームをはじめからやり直そうとリセットするように、衝動的に人間関係を断ってしまう行動を指します。
人が陥りがちな心理状態を指す造語で、正式な病名ではありません。
人間関係リセット症候群の人がよくする行動は、以下の通りです。
- LINEでつながっている人をいきなりブロック・削除する
- 連絡先を変えても知らせない
- SNSのフォロー・フォロワーを大量に削除する
- 連絡先やSNSを削除する
- 音信不通になる
- すぐに退職して、転職を繰り返す
- 知っている人がいない場所に引っ越す
人間関係リセット症候群に陥る心理的な原因
突然周りの人との関係を断ちたくなるのは、どうしてなのでしょうか。
ここでは、人間関係リセット症候群に陥る心理的な原因を紹介します。
人付き合いが煩わしく感じる
人間関係リセット症候群の原因には、人付き合いが煩わしく感じることが挙げられます。
人間関係は楽しいことばかりではなく、大変なこともあります。
- 職場に苦手な人がいる
- 友達から人の悪口や噂話を聞かされる
- SNSに投稿すると、いろいろと詮索される
といったことがあると、人付き合いが煩わしくなって、周りの人との関わりを避けようとしてしまうことがあります。
気を遣いすぎて疲れる
人間関係をリセットしたくなるのは、『気を遣いすぎて疲れる』というのも原因のひとつです。
- 頼み事をされると断れない
- 周りの話に合わせてしまう
- お世辞を言うことが多い
- 人のミスを注意できない
という人は、我慢することが続いて、ストレスが溜まりやすいとされています。
その状況に耐えられなくなると、突然関係を断ち切ってしまうのです。
自分が嫌われているかもと思い込む
「周りの人から自分が嫌われているかも」と思い込んでいることが、人間関係リセット症候群の原因になるケースもあります。
不安や恐怖を抱えている状態で、良好なコミュニケーションを続けることは難しいものですから、自分を守るために人間関係を避けてしまうのです。
この場合、『回避依存症』や『対人恐怖症(社会不安障害)』が関わっている可能性も考えられます。
近況報告をするのが面倒くさい
「近況報告をするのが面倒くさい」という気持ちから、人間関係をリセットしたくなる人もいます。
このタイプの人は、転職や引越し、結婚など、環境の変化があると、突然音信不通になることがあるでしょう。
単純に面倒くさがりな性格な場合もありますが、そもそも人との付き合い方が表面的で、深い関係を作ろうとしていない人も多く見られます。
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴
ここでは、人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴を紹介します。
完璧主義者
完璧主義者の人は周りからの評価を気にするあまり、期待に応えようとして無理をしがちです。
そのため、心身のストレスが溜まり、人間関係をリセットしたくなることがあるようです。
また、自分だけでなく、他人に完璧を求めるのも完璧主義者の特徴のひとつです。
理想と現実のギャップを感じると、耐えられなくなって関係を断ち切ってしまうことがあります。
自分を出せずストレスを抱えやすい
自分を出せずストレスを抱えやすいところも、人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴です。
自分を出せないのは、自分に自信がないこと、他人を信用していないことが原因になる場合が多いでしょう。
自分に自信がないと素直な自分をさらけ出せないことが多く、気疲れしてしまいやすいからです。
また、他人を信用していない場合も、素直に自分を出すことに抵抗があり、人と関わるときに気を張りすぎてしまうことがあります。
ひとりでいるのが好き
人間関係リセット症候群になりやすい人は、『ひとりでいるのが好き』という特徴もあります。
ひとりでいるのが好きな人は、マイペースで他人に干渉されることを嫌います。
また、人といると気を遣って疲れるため、集団行動が苦手な傾向があります。
しかし、ひとりが好きと言っても、円滑な社会生活を送るには人との関わりが必要です。
そのため、最低限の人間関係は築きますが、人間関係を手段として考えているので、環境が変わると人間関係を断ち切ってしまうのです。
周りに相談できる人がいない
すぐに人間関係をリセットしてしたくなる人は、周りに相談できる人がいないという特徴もあります。
相談できる人がいないのは、
- 自分のことを話すのが恥ずかしい
- 自分の気持ちを話すのが怖い
- 他人に迷惑をかけたくない
といった心理から、人に頼れないのが原因となっていることが多いでしょう。
また、過去に人間関係のトラブルに巻き込まれたり、裏切られたりした経験があると、他人に対して距離を置いてしまいがちです。
生活習慣が乱れがち
生活習慣が乱れがちな人も、人間関係をリセットしやすい傾向があります。
- 寝不足が続いている
- 栄養バランスが偏った食事をしている
- デスクワーク中心で、運動する機会が少ない
など、乱れた生活習慣は自律神経の乱れにつながり、疲労感や情緒不安定、イライラ、不安感などの不調が現れやすくなります。
やる気がなくなったり、何もかもどうでもよくなったりすることもあるため、人間関係をリセットしたい気持ちになってしまうことがあります。
人間関係リセット症候群を改善する方法
関係をリセットしたくなることが多く、改善したいという人は、日頃の行動を変えてみましょう。
ここでは、人間関係リセット症候群を改善する方法を5つ紹介します。
適度な運動と良質な睡眠を習慣化する
不規則な生活は心身に大きな影響を与えます。
生活習慣が乱れている人は、『ウォーキングや筋トレといった適度な運動をする』『寝室環境を整えて、十分に睡眠時間をとる』といったことを習慣にすることが大切です。
食事の栄養面にも気を配り、心身の健康を保ちましょう。
相談できる相手を見つける
気軽に相談できる人がいない人は、相談できる相手を見つけてみましょう。
人に相談するのは、問題を解決するだけでなく、話を聞いてもらって気持ちを軽くすることに役立ちます。
自分の悩みを話せる相手がいれば、関係を断つといった極端な行動を避けられるかもしれません。
心配事や気持ちを紙に書きだす
心配事や悩み、モヤモヤした気持ちがあるときは、紙に書き出してみるのもおすすめです。
自分の思いを吐き出すことで、「人間関係をリセットしたい」という衝動を抑えられる可能性があります。
また、紙に書き出すと頭の中が整理しやすくなるため、人間関係をリセットする以外の解決方法が見つかるかもしれません。
SNSと距離を置く
SNSでの人間関係に煩わしさを感じているときは、必要最低限の関わりだけを持つようにして、少し距離を置いてみましょう。
とくに、自分が悩みを抱えているときは、楽しんでいる人たちの投稿を見ると気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
また、SNSは、衝撃的なニュースやネガティブな情報が流れてくることもあるため、気が滅入ることもありますよね。
疲れを感じたら、スマホを眺める時間を減らして気分転換をしてみましょう。
人にどう思われるかで物事を考えない
他人の評価を気にしすぎてしまう人は、『人にどう思われるか』で物事を考えないようにしましょう。
自分の価値観や意見を大事にして、『自分がどうしたいのか』を意識することが大切です。
そうすることで、素直な自分を出しやすくなり、人間関係のストレスが軽減されやすくなるでしょう。
人間関係をリセットしたら新しい恋を探そう!
一人でも自分をわかってくれる相手がいれば、人間関係をリセットしたいと感じる心を少しは癒すことができるかもしれません。
また、理解し合える恋人がいることで、リセットを繰り返さずに済むようになることもあるでしょう。
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人間関係リセット症候群かもと思ったら改善方法を試してみよう
人間関係リセット症候群は病気ではないため、必ず直さなければいけないわけではありません。
しかし、人間関係をリセットすることが癖になってしまうと、相談できる人がいなくなったり、希薄な関係しか築けなくなったりすることがあります。
人間関係リセット症候群かも…と思ったら、今回紹介した改善方法を試してみてくださいね!