屁理屈の意味や使い方とは?身近に潜む屁理屈な人の特徴&対処法も解説
屁理屈を言う人って、職場や学校など意外と身近にいますよね。
街コンや婚活でも屁理屈を得意げに話す人は珍しくありません。
しかし、屁理屈を言われる身としては、気分がいいものではないし、言ってしまう心理も理解できない場合が多いです。
そこで今回の記事では、屁理屈の意味や使い方、身近に潜む屁理屈な人の特徴や対処法を詳しく解説します。
社会人でも大学生でも、屁理屈な人の対応に困っている人は要チェックです。
Contents
「屁理屈」という言葉をわかりやすく解説
まずは、「屁理屈」という言葉の意味や類語、使い方をわかりやすく解説します。
意味
屁理屈とは、「道理の通らない話」「言い逃れに過ぎない話」という意味の言葉です。
「屁」はおならという意味をもつ日本語ですが、「値打ちのない」というニュアンスも含まれています。
「理屈」は「物事の筋道」という意味があり、「屁理屈」はこの2つの単語が組み合わさることで、苦しい言い訳をするような場面で使用されることが多いです。
類語
- こじつけ
- 詭弁(きべん)
- 減らず口
- ああ言えばこう言う
屁理屈の類語は、以下の通りです。
ちなみに、屁理屈は英語で「quibble(クイブル)」と表します。
例文を用いた使い方
屁理屈は、相手の言い訳に筋が通ってなかったり、疑問ばかりが生じたりする状況で使います。
例文を用いた使い方は、以下の通りです。
・政治家の言っていることがあまりにもむちゃくちゃで、屁理屈にしか聞こえない
・謝罪の記者会見でいい大人が屁理屈をこねるなんて信じられない
身近に潜む屁理屈な人の特徴
屁理屈を言う人は、母親や父親、上司や同僚など意外と身近にいるものです。
ここでは、屁理屈な人の特徴を紹介するので、当てはまる人はいないか、または自分と照らし合わせながらチェックしてみてください。
自分の非を認めない
屁理屈な人は、何かでミスしたり失敗したりしても、絶対に自分の非を認めません。
自分に責任が降りかかってくることを回避するために、「自分は悪くない」という主張をします。
「他のことで忙しかったから」「向こうも同じことしてたから」と、何かにつけて自分を正当化し、苦しい言い逃れをしようとするのです。
また、「謝る=負け」だと思っている節もあり、謝罪の言葉を素直に口にすることもめったにありません。
あらゆる屁理屈を並べて自分の非を認めようとしない姿は、周りからドン引きされる原因となっています。
プライドがかなり高い
屁理屈な人は、プライドがかなり高いという特徴もあります。
プライドの高さから自分を否定されることを極端に嫌い、自分が正しいと主張しようとするあまり屁理屈を言ってしまうのです。
一種の防衛本能のような役割をしているので、言い返そうものなら自分の身を守るかの如く、一気に畳みかけるように屁理屈を言ってくることも…。
相手が目上だろうと目下だろうと関係なく屁理屈で言いくるめようとするので、プライドの高さゆえに屁理屈を言うタイプは、かなり厄介な存在です。
人の評価を過剰に気にする
人の評価を過剰に気にするということも、屁理屈な人の特徴です。
常に身だしなみや行動に気をつけ、自分の振る舞いに確固たる自信があるので、意に反した評価を受け入れることができません。
代表的なタイプは、
- トレンドに固執する人
- ブランドもの好き
- ナルシスト
などです。
このようなタイプの人は、人目を過剰に気にする傾向があるため、人前で批判されることを大いに嫌います。
もし周囲から不評を言われようものなら、「そう思うのはあなたが貧乏だから」「この価値がわからないなんて大丈夫?」などと屁理屈をもって対抗し、自分が正しいことを主張します。
人の評価を過剰に気にして行動しているからこそ、反発して屁理屈を言ってしまうのです。
高学歴OR勉強が得意
高学歴だったり、勉強が得意だったりするタイプにも屁理屈な人が存在します。
勉強が人よりできると自負している屁理屈な人は、「自分は人より優れている」「素晴らしい存在」と思っている節があります。
そのような考えから他人を見下し、たとえ自分が間違っていたとしても、負けたくないという気持ちから屁理屈をもって制しようとします。
このタイプは実際に人より学力が優れている分、論理的思考をもって知的な屁理屈をこねるので、対抗するのが難しい場合が多いです。
高学歴や勉強が得意だからといって屁理屈な人とは判断できませんが、難しい言葉で論破するような傾向が見られたら苦しめられる可能性大なので、注意しておくべき特徴です。
器が小さく他人の意見を受け入れない
器が小さく他人の意見を受け入れないことも、屁理屈な人の特徴です。
他人の意見を受け入れる余裕がないため、屁理屈を言って意見を跳ね返そうとします。
「でも…」「だって…」と何事にも否定的な態度をとり、聞く耳をもちません。
器の小さい人間は、屁理屈を言うことでしか自分を守れないのかもしれませんね。
恋愛では不利?屁理屈な男女がモテない理由
屁理屈な人は、男性・女性問わずモテない傾向があります。
ここでは、屁理屈な男女がモテない理由を紹介します。
屁理屈な男性がモテない理由
屁理屈な男性がモテない理由は、以下のような特徴が関係しているからです。
- 女性の揚げ足をすぐにとる
- 口先だけが達者で行動に移さない
- 基本的に自分のことしか考えない
常に自分の揚げ足をとってくるような男性に惹かれる女性はいませんよね。
また、「今度○○に連れて行く!」「誕生日には好きなものを買ってあげるね」などと言ったにも関わらず、一切実行に移すことなく言い訳がましく屁理屈を並べる男性もいます。
そんな男性は正直言って信頼できないので、彼氏にしたいとも思いませんよね。
自分のことを最優先に考える男性がモテないのは、言うまでもありません。
屁理屈な女性がモテない理由
屁理屈な女性がモテない理由は、以下のような特徴が関係している可能性大です。
- 相手から指摘されたら逆ギレする
- 自分から相談したにも関わらずアドバイスを一切聞かない
- 負けず嫌いで余計な一言が多い
屁理屈な女性は相手から指摘された途端、逆ギレして「それはあなたのせいでしょ!」と理解不明な言葉で攻撃してくることがあります。
冷静に会話することができないため、多くの男性は「めんどくさい女だな…」と思い、敬遠する傾向があります。
親身になって聞いてあげた相談も、「でも」「だって」と言いながら屁理屈で対抗し、余計な一言を発するため、男性に好かれるどころか嫌われている可能性が高いです。
超厄介!屁理屈な人の対処法
屁理屈な人とまともに言い合っても、大多数の人は勝ち目がありません。
ここでは、屁理屈な人の対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
相手を適当におだてる
屁理屈な人が何か意味不明なことを言いはじめたら、適当におだててあげるのが有効です。
屁理屈な人は、自分の理屈を相手が聞き入れ、感心してくれることを望んでいます。
「いい考えですね!」「なるほど!さすが!」と少しだけ大袈裟に納得する姿勢を示すと、相手は満足して屁理屈を終わらせるはずです。
屁理屈な人は適当におだてて、屁理屈がひどくなる前に回避しましょう。
基本的に全て聞き流す
屁理屈な人には付き合っていられないという人は、基本的に全て聞き流すのがおすすめです。
相手が屁理屈を言ってきたら、「ふーん…」「へー…」とだけ返したり、「そういえばさ~」「あっ、ところで…」と話題をすり替えてみたりしてください。
あからさまに聞き流されたことがわかれば、相手も「屁理屈なこと言ってたのかも」と自覚して、自分の振る舞いを改めてくれるかもしれません。
もし屁理屈を止めない場合も、反応してくれないことがわかると、屁理屈を聞いてくれる誰かを求めてあちらから離れていくでしょう。
屁理屈に付き合いたくない人は、シレッと聞き流して対処するのがいいですよ。
屁理屈だと指摘する
屁理屈な人の中には、自分が屁理屈を言っていると認識していない人もいます。
これからも付き合い続けていきたい人が気付いていない場合は、屁理屈だと指摘してみるのもいい対処法です。
指摘を受けたことにより自分が屁理屈を言っていたと気づき、相手は言葉に詰まって黙り込む可能性があります。
その後の屁理屈も徐々に減っていくかもしれません。
ただし、屁理屈だと指摘しても、さらなる屁理屈で言いくるめようとしてくる人には無駄な行為です。
3回ほど言っても、変わらず屁理屈を並べて攻撃してくるなら諦めたほうが得策です。
屁理屈だと自覚していない可能性のある友達や恋人など、意見を言い合える関係の相手に使う対処法としておすすめします。
屁理屈な人を論破する方法
屁理屈な人を言いくるめるのは難しいとわかっていても、彼らを黙らせる方法も使えるなら使いたいですよね。
そこで最後に、屁理屈な人を論破する方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
矛盾点を見つけて指摘する
屁理屈な人を論破したい場合は、矛盾点を見つけて指摘しましょう。
人は矛盾点を指摘されると、自分の言うことに自信が持てなくなり、言葉に詰まったり、勢いが弱まったりするものです。
そこから体勢を立て直そうと必死になっても、矛盾点があるからこそ苦戦します。
矛盾点をはっきりと突きつけるほど、相手の勢いは弱まり、最終的に言葉を失ってしまうでしょう。
屁理屈な人を論破したいなら、相手の話に耳を傾け、矛盾点を見つけて的確に指摘することで道は開けます。
「なぜ?」を繰り返し質問する
屁理屈な人を論破する方法として、「なぜ?」を繰り返し質問するのもおすすめです。
たとえば、相手がミスをして「誰も注意しなかったから私のミスではない」と屁理屈を言ったとします。
そしたら「なぜ注意しなかったらミスにならないの?」と質問して、「注意されなかったら気づける訳ないから」と答えたら、「なんで注意されなかったら気づけないの?」とまた質問で返します。
このように質問攻めにされると、相手はいつしか答えをなくして、屁理屈を言えなくなるはずです。
黙らせるだけでなく「自分が無能だから」と言わせれば、自分の非を認めたことになるのでこれも成功です。
屁理屈を言う相手を黙らせたい場合は、「なぜ?」と質問攻めをしてみてください。
相手の主張に対して信憑性を追求する
相手の主張に対して信憑性を追及することで、屁理屈を論破できる可能性もあります。
屁理屈を言う人は、自分の思い込みや価値観だけで道理の通らない話を並べるため、基本的に裏付けるものは何もありません。
そのため、相手が屁理屈を言ってきたら、「それは何でそう言えるの?」「その理由や確かと言える情報はありますか?」と信憑性の提示を求めてみましょう。
相手が理由や具体例を出してきたとしても、信用できるまで「他の例は?」「他には?」と続けてください。
相手の主張が思い込みや価値観に基づくものなら、最終的には黙り込んでしまうはずです。
そのときにこちらから相手に信憑性がある主張を返せたら、完全論破も叶います。
屁理屈をこねる困った人を論破したいなら、信憑性を追及する方法を試してみてください。
屁理屈に付き合う必要はない
屁理屈は決して聞いていて気持ちのいいものではありません。
実際、屁理屈を聞くと「何でそうなるの?」「そんな言い分通ると思っているの?」と思いますよね。
基本的に、そんな道理の通らない屁理屈に付き合う必要はありません。
相手が何か意味不明なことを言ってきたら、大袈裟に理解したフリをしたり、聞き流したりして、ストレスをため込まないように対処するのがおすすめです。
チャレンジャーは、屁理屈を論破する方法を試して、相手を黙らせるのもアリ。
自分に合いそうなやり方で、屁理屈な人と上手く付き合ってみてください。