保身の意味とは?保身に走る上司の特徴と心理から考える対処法を紹介!
仕事でミスしてしまったり、問題が発生したりしたときに、つい保身に走ってしまう人は少なくありません。
しかし、保身に走る人は客観的に見るとマイナスな印象が強いですよね。
何かのトラブルに直面しても保身に走らず、責任を全うできる人は心から尊敬できる存在です。
今回の記事では、保身の意味や保身的な人の特徴・心理、保身に走る上司への対処法を紹介します。
さらに、自分自身が保身に走らないための方法も紹介しますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
Contents
「保身」とは?
まずは、保身の意味や使い方などを紹介します。
保身の意味
「保身」という言葉を、国語辞書のデジタル大辞泉で検索してみると、「自分の地位・名誉・安全などを守ること」とあります。
参考元:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%BF%9D%E8%BA%AB/
この意味だけを捉えるとあまり悪い印象は受けませんが、「物事の筋道に反してでも、身の安全を保つこと=保身に走る」という意味で使われることが多いため、ネガティブなイメージが強い言葉です。
保身の類語
保身の類語は次のような言葉があります。
・護身
・自己防衛
・自己防御
・自衛
・自己保全
いずれも自分を守る行動や事柄を指す言葉です。
保身の使い方
保身という用語の使い方として、次のような例が挙げられます。
・相手の過去の問題を引き合いに出して保身に走る
・保身を図るために編集のミスを他人に押し付けた
・日本の社会で生き残るために、保身に走る
保身の英語
保身の英語は、「self-protection」となります。
他にも「self-defense」と表すことが可能です。
保身的な人の特徴や心理
保身的な人は、男性・女性問わず存在します。
ここでは、保身的な人の特徴や心理を解説します。
自己中心的な考え
保身的な人は、自己中心的な考えをもっています。
・自分さえ助かれば他人がどうなっても構わない
・自己利益が最優先
・自分の意見が常に正しい
上記のような概念が自分の中に存在していて、仕事でもプライベートでも、常に自分の安全や保障を第一に守ろうとするのです。
自分の地位や名誉が保たれることが最優先なので、周囲の気持ちや意見に対して配慮することはありません。
責任転嫁が当たり前
保身的な人は、責任転嫁が当たり前になっています。
仕事で自分がミスしても、「周りが言うことをきかなかったからだ」と考えたり、自分の言動が原因で喧嘩になっても「そっちが嫌なセリフを吐いたんだ」となじったりなど、どんなケースでも責任を自分以外の誰かになすりつけるのです。
心の底から責任を取りたくないため、トラブルが発生した場合は誰かに押し付け、自分は安全なところへ一目散に逃げだします。
プライドが高い
プライドが高いということも、保身的な人の特徴の1つです。
プライドが高い人は、「自分は絶対にミスをしない」と確固たる自信をもっています。
そのため、何か問題が起きたときに、自分の過ちを素直に認めることができません。
自分に都合のいい解釈をしたり、責任を他人に押し付けたりするのも、プライドが高いことが原因になっているのでしょう。
自分に自信がない
自分に自信がないことも、つい保身に走ってしまう人の特徴です。
自分の力や行動に自信がもてないタイプは、常に逃げ道を作ります。
「〇〇かも」「~だと思う」と語尾を濁したり、プレゼンやテストなどの大事な場面の前には必ず言い訳を用意しておいたりと、失敗から逃れられる可能性を残しておくのです。
トラブルを起こさない自信もなければ、失敗を認めて挽回させる自信もないため、常に保身に走ることを考えています。
嘘をつきがち
保身的な人は、嘘つきな人が多いです。
自分のミスを隠すために嘘の報告をしたり、責任を逃れるためにとぼけたりなど、自身を保護するためなら口から自然と嘘がこぼれます。
一度ついた嘘を守るために嘘を重ね続けて、身動きが取れなくなるケースも…。
保身のために嘘をつきがちな人は、信用されず、尊敬の眼差しを受けることはありません。
会社の上司が保身に走りやすい理由
部下のことを全く思いやらずに保身に走る上司がいると、転職したくなりますよね。
ここでは、会社の上司が保身に走りやすい理由を解説します。
上の目を気にしているため
会社の上司が保身に走りやすい理由は、上の目を気にしていることが要因の1つです。
社長や役員クラスの上司などの悪評や叱責を避けるためには、保身に走りたくなる気持ちもわかります。
とくに、上からの圧力が大きい縦社会の体制の会社では、保身に走る上司は珍しくありません。
上の目を気にしなければいけない立場にある上司は、周りから「あの人は小心者だなぁ」と思われてしまうほど、保身に走ってしまう傾向があります。
社内での地位や評価を守るため
会社の上司は、社内での地位や評価を守るために保身に走る傾向があります。
「社内での地位=プライド」となっている上司は意外と多いです。
とくに、長年第一線で働いてきたことに誇りをもっている人は、社内での地位にしがみつく傾向があり、問題が発生すると我先に保身に走ることもあります。
また、肩書や出世が家庭の経済状況に直結している上司も、自分の評価を守るために保身に走りがちです。
どんな理由があっても、自分のことを最優先にして行動するような上司は、嫌いな上司の性格ランキング上位に入るでしょう。
職場にいる保身的な上司への対処法
保身に走る上司がいるとき、こちらとしてはストレスが溜まりますよね。
職場にいる保身的な上司への対処法を紹介するので、冷静に対応してみてください。
仕事中は適度な距離感を保つ
保身的な上司とは、仕事中は適度な距離感を保つのがおすすめです。
上司に限らず、すぐに保身に走る人の近くにいると、ミスをなすりつけられたり、嘘に巻き込まれたりなど、被害を受ける可能性が高いです。
保身的な上司とは、仕事中は必要以上に関わることを避け、事務的なやり取りのみに徹するようにすれば、被害は最小限に抑えられますよ。
言うべきことはきちんと伝える
保身的な上司は、責任やミスを他人に押し付ける傾向があります。
とくに、反発しないおとなしいタイプの人がターゲットにされやすいので、言うべきことはきちんと伝えるようにしてください。
ミスを押し付けられた場合は、「〇〇さんのおっしゃっていることは違います」など、証拠を示しながら指摘するのがベストです。
上司の保身のために利用されても、黙っていてはつけ込まれて、あなたの評価が下がるだけです。
疑わしかったり、問題があったりするときは、しっかり言葉にして伝えると、上司の保身に巻き込まれずに済むはずです。
自分自身が保身に走らないための方法
自分が保身に走りすぎてしまうと、信用を無くしたり、人間関係にヒビが入ったりする可能性があります。
最後に、自分自身が保身に走らないための方法を紹介するので、チェックしてみてください。
自分の弱さを認める
保身に走らないためには、無駄なプライドは捨てて、自分の弱さを素直に認めることが大事です。
保身に走ってしまう人は、自分の弱さを認めたくないあまり、問題や責任から逃げ回ってしまいます。
責任逃れをするような汚い人間になりたくないなら、まずは自分の弱さから目をそらさないでください。
自分のネガティブな部分を受け入れられたら、失敗しても素直に謝ることができるため、周りから「素敵な人だな」と思ってもらえるはずですよ。
責任や失敗を恐れない
責任や失敗を恐れない心をもつことも、保身に走らないために大切です。
「責任を取ることはステップアップの1つ」「ミスしても次がある!」とポジティブに捉えて、どんな困難にも立ち向かう姿勢をもちましょう。
恐れるものがなくなれば、保身に走る必要もありません。
失敗しても挽回するチャンスはいくらでもあるので、何事も恐れることなく、一生懸命取り組むことが大事です。
客観的な意見を周りからもらう
保身に走らないためには、客観的な意見を周りからもらうことも有効です。
ミスをして何かに悩んだときは、自分一人で考え込まずに、信頼できる友達や家族からアドバイスをもらいましょう。
客観的に「〇〇してみれば大丈夫だよ!」などと前向きな意見を聞くことができたら、保身に走りたくなる気持ちをグッと抑えられるかもしれません。
また、責任を正面から受け止めるきっかけにもなるはずです。
ビシっと意見を言ってくれる人が身近にいるなら、問題が起きたときは、自分自身が保身に走らないように相談してみてください。
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常に保身に走る人には要注意!
仕事上でもプライベートでも、状況によっては保身に走りたくなる気持ちがわかるケースはあります。
しかし、常に保身に走る人には要注意です!
近づきすぎると被害が飛んでくる可能性が高いので、適度な距離感を保つようにして、トラブルに巻き込まれないように注意してください。
また、自分自身も保身的になってしまわないように弱さを受け入れて、責任や失敗を恐れずに取り組んでみてくださいね。
- 保身とは、自分の地位や名誉を守ること
- 保身的な人は、自分を優先して、嘘をついてしまうことが多い
- 保身的な上司とは適度な距離感を保って、言うべき意見はきちんと伝えることが大事
- 保身に走らないためには、自分自身の弱さを認めて、責任や失敗を恐れないことが大切