淡泊な人の特徴とは?クールな印象がある人との上手な付き合い方を解説

あなたの周りにもちょっと近づきにくいと感じる、淡泊でクールな性格の人っていませんか?
こちらはフレンドリーに接しているつもりなのに、相手の対応がなんだか素っ気なくて「何を考えているか分からなくて苦手かも…」と感じる人もいるかもしれません。
つかみどころのない印象が強いですが、淡泊な人の性格を把握すれば、上手く付き合える可能性がアップします。
そこで今回は、淡泊でクールな印象がある人の特徴や上手に付き合う方法を解説します。
淡泊とは
はじめに「淡泊」の言葉の意味や使い方について説明しましょう。
ドライな性格を意味する
淡泊とは、行動や態度があっさりとしていて物事に対するこだわりがなく、いわゆる「ドライ」な性格を意味します。
感情の起伏も少なく、物事の良し悪しで気持ちが動揺することもありません。
淡泊な人とは付き合いづらいと感じる人がいる一方で、彼らの飾り気がなく自然体な姿に魅力を感じる人もいます。
料理の味に使われるときもある
「淡泊」という言葉は人の性格や行動を表す以外にも、料理でさっぱりした味つけを意味するときにも使われます。
たとえば「淡泊な味付け」というように、脂肪や塩分が少ないさっぱりとした味わいの料理を食べたときに使われることが多いです。
類語・対義語
「淡泊」と似た言葉には「冷めた」「冷淡」「無愛想」といった類語があります。
これらは淡泊よりもネガティブな意味合いが強い印象があります。
一方で、淡泊と反対の意味を持つ対義語として、人の性格や態度であれば「熱血」「熱心」、料理などには「濃厚」が挙げられます。
淡泊な人の特徴
次に、淡泊な人に見られる特徴を挙げていきましょう。
感情を表に出さないポーカーフェイス
感情を表に出さずに内に秘める、いわゆる「ポーカーフェイス」を保つのが淡泊な人の特徴です。
仕事や学校で何かトラブルがあっても、喜ばしいことがあっても、滅多に表情を変えることはありません。
相手の問いかけに対してリアクションも薄く、「何か気に入らないことを言ったかな?」と周りを不安にさせてしまう傾向があります。
感情をなかなか表に出さないことで、人との会話やコミュニケーションにおいて、周りとの温度差が生じてしまうことも多々あります。
基本的にそっけない
どんな場面でもそっけない態度を示し、クールに見られるのも淡泊な人の特徴です。
たとえば、本人の誕生日で友人や恋人からプレゼントをもらったり、夫や妻から結婚記念日のお祝いをしてもらったりしても、表情を一切変えることなく「ありがとう」とお礼の一言だけ、ということもあります。
プレゼントを渡した相手から「せっかく選んだプレゼントなのに…ちょっと無神経な人かも」と思われてしまうのは当然かもしれません。
物事を論理的に考える
淡泊な人は、行動する前に自分の頭の中で物事を論理的に考える傾向があります。
何事も考えてから行動に移すので、その分のタイムラグがあり、相手に「なんですぐに反応が返ってこないんだ」と疑問に思われてしまうことも少なくありません。
慎重な行動は長所にもなりますが、「あの人は行動力がない」とネガティブな印象を与えてしまうこともあるでしょう。
真面目に取り組む
淡泊な人はマイナスイメージに結びつく特徴ばかりではありません。
頭が良く物事を論理的に考える慎重さがあり、基本的には何事も真面目に取り組もうとする姿勢があります。
周りの状況に感情が大きく左右されず、自分のことに集中して仕事や勉強を淡々とこなせるのは長所です。
仕事や学校では、信頼のおける人として何かを頼まれることも少なくありません。
ストレスを抱えることが少ない
多くの人が抱えがちなストレスをそれほど抱え込まない傾向があるのも、淡泊な人の特徴です。
悩みがあっても「クヨクヨ悩んでも仕方ない」とあっさり割り切って考えられるので、普通の人よりもあまりストレスが溜まることがないのです。
他人から見れば「よくやっていられるな」と思うようなストレスが多い状況でも、本人にとっては大したことがないため、割とスムーズにこなすことができます。
淡泊な人に共通する心理
次に淡泊な人の心理面にはどんな共通点があるのか見ていきましょう。
いつでも自分を優先したい
淡泊な人には、基本的に自分のことを優先に考えて行動したいという心理があります。
彼らは冷静沈着で、物事を論理的に考える思考があるので、いつも「これは自分にとっていいことかどうか」を考え、自分を大事にする傾向があります。
そのため、LINEやメールも自分のペースを守るあまりすぐに返事はせず、しばらく既読スルーになることも…。
送った相手に「連絡がなかなか来ない」とやきもきさせてしまうことも少なくありません。
人とのコミュニケーションに対してもドライなので、相手に密な関係を求めている人は、寂しい気持ちになることが多いでしょう。
他人に興味関心がない
自分を優先する心理になる原因には、そもそも他人に興味がないことが挙げられます。
他者との関係性でも、自分中心で考える傾向があるため、見方によっては「人のことはどうでもよくて、自分さえ良ければそれでいいんだ」と思われてしまいます。
他人への興味や関心の低さから、冷たい人という印象を抱かれてしまうのです。
淡泊な人と恋愛する上での上手な付き合い方
好きになった人が淡泊な性格の持ち主の場合、どう接していいか悩みどころですよね。
ここでは、淡泊な人と恋愛する上での上手な付き合い方を紹介します。
相手の干渉は一切しない
淡泊な人を好きになった場合、仕事やプライベートのことなどガツガツと干渉するのはやめましょう。
淡泊な人は何事も自分のペースで物事を運びたいと思っているので、他の人にいちいち口を出されて干渉されることを好みません。
相手のペースに合わせ、適度な距離感を保ちながら接することがポイント。相手からアドバイスや意見を求められたときに、相談に乗ってあげるスタンスでいるのがおすすめです。
LINEやメールは用事があるときだけにする
好きな人とはいつも連絡を取り合っていたいというのが本音でも、淡泊な人に頻繁にLINEやメールを送るのはNGです。
自分のペースを大事にしているため、不必要なLINEやメールを送られると自分の時間を邪魔されたと思ってしまいます。
相手のペースを乱さないためにも連絡は用事があるときだけにして、急がず少しずつ関係を育んでいく我慢強さが大切です。
ときどき少しだけ甘えてみる
相手に干渉せず連絡も用事があるときだけ…となると、愛情表現を示すことができず、2人の距離が縮まる気がしませんよね。
そんなときは、相手の様子を見ながらときどき少しだけ甘えてみましょう。
相手が淡泊な男性なら、彼が得意としている分野のことを「時間があるときにもっと詳しく教えてくれる?」と言ってみたり、相手が女性なら「〇〇ちゃんの作った料理、ちょっと食べてみたいな、今度作ってくれるかな?」と軽くおねだりしてみるのがおすすめです。
ただし、相手の表情を見て使う言葉に注意しながら、心理的負担にならない程度に抑えるのがポイントです。
彼氏・彼女の関係になったら過度な期待はしない
晴れて淡泊な人と彼氏・彼女の恋人関係になったからといって、相手の淡泊な性格が変わることはありません。
恋人になり付き合い方が変わっても、淡泊な人からあなたへの接し方に大きな変化は見られないでしょう。
「恋人になったんだから、もっと感情表現もしてかまってほしい!」と期待を強く持ってしまうと、相手の反応が薄いことに自身でストレスを感じるだけです。
「こういう人なんだ」と割り切り、相手の良いところや悪いところをありのまま受け止めることが、淡泊な人との上手な付き合い方です。
ドライな人相手に、恋愛の刺激を求めるなんてもってのほか。過度な期待は禁物です。
淡泊な男女と相性が悪いタイプ
淡泊な男女と相性が悪いタイプの人もいます。
とくに恋愛をするとき、お互いに愛情表現をたっぷりして関係性を深めていきたいという人は、淡泊な人との恋愛は厳しいかもしれません。
一般的な恋愛を求めていると、どうしても愛情表現の物足りなさを感じてしまうからです。
また、普段からとても寂しがり屋なタイプも、淡泊な相手との恋愛は向いていないでしょう。
淡泊な人は「人は人、自分は自分」という軸があるため、恋愛関係で相手が寂しく思っていても気づかず、また気づいても理解できません。
そのため、寂しい感情を自分自身でケアしなければならないので、一方的にストレスが溜まってしまう可能性があります。
淡泊な人との恋愛では、相手に何かを求める関係だとなかなか上手くいかないため、注意が必要です。
淡泊な人に悪意はない!
淡泊な人の特徴や心理、付き合い方を見ると、ネガティブな印象が強くなりがちですが、当の本人たちに悪意はありません。
ドライな性格が影響して、周りに冷たく見られたり、社交性が低いと捉えられたりもしますが悪気はないのです。
また、淡泊な人には物事を慎重に考える傾向があるため、頼りがいがあるなどの良い面もあります。
淡泊な人と友人や恋人として付き合うときは、彼らの性格や行動を把握しながら、お互いが付き合いやすい関係性を少しずつ築き上げていくことをおすすめします。