人間観察が趣味な人の心理的特徴とは?観察力を高める方法とコツ&メリット
人間観察が趣味な人は意外に多いですが、自己紹介で「趣味は人間観察です」と言っても、よい印象をもたれないことがほとんどです。
確かに自分が人間観察されていると知ったら、誰でも不快な気持ちになりますね。
しかし、対人関係の心理学において「観察法」は、人間関係を構築する上で重要なテクニックの1つです。
今回の記事では、人間観察力を高めるコツや人間観察が趣味な人の心理的特徴を徹底分析していきます。
人間観察のメリットや注意点なども理解することで、恋愛や人間関係が円滑に進む可能性が高まりますので、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。
Contents
【やり方】人間観察力を高めるコツ
人間観察力を高めるにはいくつかのコツがあります。
道行く人や周りの人たちを観察して、弱点ばかりを探す残念な人にならないためにも、人間観察力を高めるコツを具体的に紹介していきます。
人間観察初心者は参考にしてみてくださいね。
思い込みを排除する
人間観察力を高めるコツとして、思い込みを排除することはとても重要なポイントです。
思い込みで判断してしまうと、事実とは異なった認識をしてしまう可能性があります。
たとえば、悪事をはたらく人が善人を装い、常に笑顔でいることもありますし、真面目で誠実な人が、茶髪や奇抜なファッションをしていることもあります。
「笑顔だから信頼できる」「茶髪だから不真面目だろう」などと、思い込みで判断してしまうことは、自分の固定概念に大きく左右される、偏った人間観察といえるでしょう。
「〇〇だから△△に違いない」と決めつけてしまうことがあったら、気づいたときにその思い込みを手放してください。
見た目や服装を観察する
人間観察力を高めるコツとして、見た目や服装をじっくり観察することも欠かせません。
たとえば、スーツを着ていても、シャツにしわがよっている・靴が汚いといったように清潔感がなければ、仕事ができる人とは感じられないでしょう。
また、フリルがついた服やミニスカートなど、可愛らしい服装の女性であればデートかもしれませんし、英語のロゴが描かれたTシャツを頻繁に着ていたら、あのブランドが好きなのかな…と推測できます。
さらに、自分が今流行りのファッションに興味があれば、ファッション街を歩いている人や、オシャレなカフェで人間観察をすると、とても参考になるはずです。
エリアによっても街行く人の見た目には差があり、「どんな人が集まるのか」「それはなぜ?」とさまざまな可能性を考えることで、人間観察力を高めることができます。
行動パターンを観察する
人間観察力を高める方法として、人の行動パターンを観察することも大切です。
行動パターンは、価値観や考え方によって人それぞれ異なります。
たとえば、自分が職場で失敗したときに、先輩が3人いれば3人とも、怒り方や注意の仕方は違いますよね。
感情的にただ怒る人や、自分の経験を例に出して注意する人、ホワイトボードを使って説明しながら指摘する人など、さまざまでしょう。
このような行動的特徴を冷静に観察することで、行動の背景にある心の余裕や、人間性、経験値などが見えてくるはずです。
話し方や言葉遣いに注目する
人の話し方や言葉遣いに注目することも、人間観察力を高めるポイントです。
話し方や言葉遣いから、人柄や育ってきた環境などを読み取ることができます。
仕事中、どんなに丁寧な話し方をする人でも、プライベートで汚い言葉遣いをする人や、攻撃的な話し方をする人もいます。
また、怒っているときでも冷静に順序立てて、ゆっくり話す人もいるでしょう。
このように、話し方や言葉遣いで、その人の性格を察することができます。
普段の口調を知っていれば、話すスピードや声色のちょっとした変化で、相手の感情の動きに気づけます。
コミュニケーション力が高い人や説得力がある人の話し方を観察し、真似ることもおすすめです。
目の動きで心理状態を読み取る
目の動きから心理状態を読み取ることも、人間観察力を高める方法の1つです。
どんなに表情をつくっても、感情は目線や目の動きに表れるものです。
自分では完璧に嘘をつけたと思っていても、無意識的に目が泳いでしまう人もいれば、口元は笑っていても目が笑っていない人もいます。
このように、目を見ればある程度心理状態を読み取ることができます。
目線以外にも、目力・瞬きの数・瞳の輝きなど、さまざまな点をチェックしてみてください。
とはいえ、じっと見続けてしまうと不自然に思われることもあるので、見つめすぎないように注意が必要です。
【男女共通】人間観察が趣味な人の心理的特徴
人間観察が趣味な人には、いくつか共通した心理的特徴があります。
ここでは、人間観察が趣味な男女に共通する心理的特徴を紹介していきます。
仲良くなりたい
人間観察が趣味な人の心理的特徴として、「仲良くなりたい」という好意的な感情が挙げられます。
仲良くなりたいから、相手のことが気になり、好奇心が湧くのです。
恋愛感情としての異性への好意だけに限らず、友達として仲を深めたい場合や、ビジネスパートナーとして友好関係を築きたい場合などさまざまです。
人間観察が趣味な人だけでなく、つい興味があることや好きなものを観察してしまう…これは誰しも経験があることかもしれませんね。
人間観察が趣味な人は相手の行動原理を読み取ろうとしているのでしょう。
優位に立ちたい
人間観察が趣味な人の中には、「優位に立ちたい」という心理的特徴もあります。
このタイプの人は、人間観察をすることで相手の弱点や人柄などを探り、良くも悪くも自分が優位に立つための情報を利用する傾向があります。
たとえば、容姿がそこそこな人を見て「あの人より自分のほうが魅力的だな」なんて優越感に浸っている人は、この心理に該当します。
また、仕事であれば、営業マンは人間観察をし、相手のニーズに合わせて営業トークをすることで実績を上げます。
このように、物事を優位に進めるために人間観察をするケースもあるのです。
他人が怖い
人間観察が趣味な人の中には、「他人が怖い」という心理が潜んでいるケースも少なくありません。
「どんな人なのか」「関わって自分が傷つくことはないか」など、警戒心から人間観察をします。
事前に相手のことをよく観察しておけば、気休め程度でも安心につながります。
仲良しグループから外されないために周囲の人間関係や上下関係を分析して、一番強い立場の人の意見に合わせておくことも、自分を守るための防衛手段になるのです。
自分を理解したい
人間観察が趣味な人の心理的特徴として、「自分を理解したい」という心理もあります。
人間観察をすることで、自分がどうあるべきかを冷静に判断しているのです。
たとえば、壇上で発表する人を観察して、自分が同じ状況になったときに、どのように発表すればよいのかなどを考えるイメージですね。
他人との違いを認識することで、自分の個性が見えてくることは多々あるため、自分を理解するのに人間観察は有効な手段といえるでしょう。
ただ単に気になる
人間観察が趣味な人には、「ただ単に気になる」という心理の人もいます。
好意でも敵意でもなく、ただただフラットな感情です。
また、感受性が強く、相手の動きや心理が気になってしまうタイプや、好奇心から他人に注目してしまう人も少なくありません。
とくに理由もなく、ただ単に気になるから観察する…という行為は、理解に苦しむ人もいるかもしれませんね。
人間観察で得られるメリット
ここでは、正しい人間観察を実践することで得られるメリットを見ていきましょう。
観察力や洞察力が高まる
人間観察で得られる大きなメリットは、観察力や洞察力が高まることです。
人間観察により、小さな変化や違和感などに気付くことができ、物事の背景を推測する能力が高まります。
観察力や洞察力が高まれば、相手の言動から本質を見抜くことができ、相手との距離感も上手に保てるようになるはずです。
ビジネスシーンでも、取引先や職場の上司・部下との関係性において、よりスムーズな人間関係を築くことができるでしょう。
想像力や分析力を高めることもできます。
自分自身の視野が広がる
色々な人を見て自分自身の視野が広がることも、人間観察で得られるメリットです。
人間観察からさまざまな方法や情報を得られるため、自分1人では思いつかないような事柄のヒントを拾うことができます。
たとえば、仕事ができる人を観察することで、仕事を効率よく進める方法が理解でき、新たなアイデアが浮かぶこともあります。
ファッションについても、いろんな人を観察することで、幅広いファッション情報を知り、新たなコーディネートにチャレンジしたくなることもあるでしょう。
このように、人間観察によって新たな考えが生まれたり、発見があったりして、自分の世界が広がるのです。
自分の振る舞いを見直せる
「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあるように、人の振る舞いから自分の振る舞いを見直せることも、人間観察で得られるメリットの1つです。
どんなにオシャレしていても、マナーがなっていなければ、素敵な人とは思われません。
たとえば、歩きながらタバコの吸い殻をポイ捨てする人もいれば、きちんと灰皿がある喫煙場所でしか吸わない人もいます。
自己中心的な行動やマナー違反をしている人に対し、嫌悪感を抱くと同時に、「人からこう見られたくない」という反面教師になり、自分の振る舞いを見直すようになるのです。
人間観察歴の長い人は周りから慕われることも多いでしょう。
人間観察に関する注意点
人間観察をする上で、気をつけるべきことや、やってはいけない行動がいくつかあります。
- 自分の固定概念で決めつけない
- 人間観察がバレるほどじろじろ見過ぎない
- 同じ人ばかり観察しない
- 無意味な人間観察にならないよう、何かに活かす
- 無理に全てを観察しようとしない
- 男性が女性を観察するときは気を付ける
- 人間観察から得た情報を記録や保存して悪用しない
- SNSに特定できる個人の印象を悪くするような投稿はしない
どの内容も最低限のマナーやルールです。
行き過ぎた人間観察はトラブルになりかねないので、細心の注意が必要です。
顕在意識の中で人を観察している人は、気を付けることができますが、潜在意識の中で行動を起こしがちな人は、とくにしっかり意識を持って人間観察する必要があるでしょう。
人間観察が得意な人に最適な仕事
最後に人間観察が得意な人に最適な仕事を紹介します。
人間観察が得意な人の強みである観察力や洞察力を活かせる職種もありますので、ぜひ参考にしてください。
- 相手の気持ちや悩みが理解できる「カウンセラー」
- 人の癖や特徴を真似ることができる「ものまね芸人・役者」
- 相手のニーズを探ることができる「営業職」
- 人間観察で得た情報を作品作りに活かす「漫画家・ライター・作家」
ネット上でも人間観察力が必要な場合がある
インターネットが急速に普及した昨今、人間関係は対面での関係だけではなくネットの中にも広がっています。
実際に顔は知らないけどネットで繋がっているという知り合いのいる方も多いでしょう。
このように、ネット上に無限に広がるコミュニティーの中でも人間観察力が必要になってくる場合があるのです。
たとえばマッチングアプリでは、たくさんの人が出会いを求めて顔も知らない人とコミュニケーションをとります。
会ったことのない人とコミュニケーションをとり、恋愛をするかどうかを決めるわけですから、当然人間観察力が必要となってきます。
しっかりとした人間観察をしなければ効率的に異性と出会うことができません。
これからの時代はインターネットが必要不可欠。
ぜひみなさんもネット上での人間観察力の向上に努めてみてはいかがでしょうか。
その際にはマッチングアプリ「ハッピーメール」の利用をおすすめします。
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その中から自分の理想に近い相手を探すには、やはり人間観察力が必要です。
ハッピーメールは老舗マッチングサービスなのでセキュリティー面は心配しなくて大丈夫。
人間観察に集中できるマッチングアプリとなっています。
フラットな心でさりげなく人間観察しよう
人間観察とは、人に公言できる特技ではありませんし、人間観察されていると感じた人は不快な気持ちになるものです。
そのため、人間観察のしすぎや、あら探しになることがないよう、最善の注意が必要です。
思い込みのないフラットな心をもち、さりげなく人間観察することで、相手に不快な思いをさせることはありません。
さらに、人間観察から得られるメリットはたくさんあります。
自分自身の成長や人間関係をより良いものにするためにも、正しい人間観察の方法を理解し、今後に活かしましょう。
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