執着心の意味とは？執着心が強い人の特徴9選や捨てる方法・心理も紹介！

恋する相手のことをすべて知りたい、一緒にいたいと想うのは自然なことです。

しかし、四六時中相手のことを把握したい、自分以外の人とは関わってほしくないと考えているのなら、それは恋心というより執着心かもしれません。

とはいえ、執着心と恋の違いは少々わかりにくいもの。そこで今回の記事では、執着心が生まれる心理やその特徴について紹介します。

執着心の意味とは？

執着心とは、物事に対する強いこだわりや思い入れを表す言葉です。恋愛においては相手への異常なまでの想いを指すことが多く、あまり良い意味では使われません。

執着心の類語は？

執着心の類語としては「執心」「拘り」「執念」「妄執」などが挙げられます。

また、似た表現としては「未練がましい」「固執する」など、やはりいつまでも物事にこだわっている様子を表したものが多いです。

彼氏・彼女に向けての執着心の英語は？

ちょっとした知識として、英語での「執着心」の表現について紹介します。

例①：He lacks tenacity of purpose.

翻訳：彼は執着心がない人だね

purpose（パーパス）は「目的」や「決心」を表す単語です。tenacity of purposeで「執着心」や「執念」を意味します。

例②：She is strong in attachment.

翻訳：彼女は執着心が強いんだね

attachment（アタッチメント）は「愛着」や「愛情」を表す単語です。行き過ぎた愛着である「執着」を意味する場合もあります。

同じ「執着心」を示す表現であっても、男性と女性でニュアンスの違う単語を用いているのが興味深いですね。

執着心が強い人の特徴9選

行き過ぎた執着心は、時にパートナーを傷つけることになりかねません。

できれば恋人には執着心の強い人は避けたいもの。ここでは、執着心の強い人の行動的特徴を紹介します。身近に当てはまる特徴の人がいる場合は要注意です。

暇な時間が多い

執着心の強い人の特徴の1つとして、とにかく暇な時間が多いということが挙げられます。

仕事や趣味など、何か没頭することの多い人は恋愛だけにかまっているわけにはいきません。しかし執着心の強い人は他にやることがないため、つい恋人に依存し執着してしまうのです。

諦めが悪く、とにかくしつこい

諦めが悪くしつこいのも、執着心の強い人に見られる行動パターンです。

相手がいくら断ってもしつこく食い下がるなど、自分本位の行動で周りを振り回しがちです。そのため、やっかいな人物として周囲から敬遠されている人も多いです。

束縛がきつい

執着心の強さは恋愛関係にも表れます。

付き合っている相手に対しては、行動を制限したり人間関係に口だししたりと、何かと束縛しがちです。また、好意のある相手にも、付き合っていないにも関わらずしつこく連絡するなど、束縛の片鱗を見せることが多いです。

物への執着心も強い

執着心の強い人は、人間だけでなく物にも執着しがちです。そのため、必要ない物でも捨てられないという特徴があります。

執着心の強い人の部屋は、不必要な物であふれている状態のことが多いです。

プライドが高い

プライドの高さから、相手への執着が強くなっているという場合もあります。
プライドが邪魔して本心を見せられないのは、自信のなさの裏返しです。このタイプの人は「いつか裏切られるのでは？」という不安を常に抱えているため、相手への執着心が強くなってしまうのです。

裕福ではない家庭で育った

執着心の強い人は、あまり裕福でない環境で育ったという場合も多いです。

幼少期の経験から、お金や物がなくなってしまうかもしれないという恐怖が染みついているため、執着心が強くなってしまったと考えられます。

細かいことも覚えている

執着心の強い人は基本的に記憶力が良く、細かいことまで覚えているという特徴があります。しかも「あの時悪口を言われた」などの、ネガティブなことに限ってよく覚えているのです。

過去のことを蒸し返してくるしつこさもあるため、周囲の人はうんざりすることも多いです。

嘘つき

嘘が多いのも執着心の強い人の特徴です。

彼らにとっては自分の執着を満たすことがもっとも優先されるため、そのためには嘘をつくことも厭いません。また恐ろしいことに、嘘をつきすぎてそれを真実だと思い込んでいるケースも一定数存在します。

恩着せがましい

執着心の強い人の記憶力の良さは、恩着せがましさにもつながります。

「あの時これをしてあげた」「昔助けてあげた」ということをしつこく主張し、それを免罪符として相手に要求を押し付けることもしばしばです。

執着心の強い人の心理とは？

なぜ執着心の強い人は生まれるのでしょうか。続いて、執着心の強い人の心理的特徴について見ていきましょう。

損したくない

執着心の強い人の根底には「損したくない」という気持ちが隠れています。

人間関係でも持ち物でも、それを手放すことで本来自分が手にできたであろうメリットを失いたくないのです。とはいえ、そんなメリットは彼らの中だけの妄想に過ぎないこともしばしば。「損したくない」という気持ちが強すぎて、あってないようなものに固執しているのです。

なくすことへの恐怖や不安

なくなってしまうことへの恐怖や不安から、執着心が強くなってしまった人もいます。

子どもの頃物に恵まれてなかった、あるいは手ひどい失恋をした、など何かを失ったり満たされなかった辛い経験が、執着心を生んでしまうこともあるのです。

そのため、過去に失った物に対しては非常に強い執着を見せてきます。例えば、恋人に去られた経験のある場合は、2度と失いたくないがために異常なほど相手を束縛したりします。

愛情表現の仕方がわからない

相手への愛情表現の仕方がわからないあまり、執着という方法を使っている場合があります。

彼らは恋人を束縛し、付きまとうことが愛情の表現方法だと思っています。

なので、たとえ相手から拒絶されたとしてもその理由を理解できません。「こんなに愛情を注いでいるのに！」と、感情が強く前にでてきて、愛が憎悪に変わってしまうことも。ストーカー行為を行うのもこのタイプの人が多いです。

執着心を捨てる方法

困るのは他者からの執着だけではありません。中には自分の執着心に悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。

執着心は周りとの人間関係を壊すだけでなく、自分自身の幸せも遠ざけてしまう可能性もあります。

そこで、自分の中の執着心を捨てるための対処法を紹介します。執着心とさよならしたい人はぜひ参考にしてください。

自分に自信をつける

執着心の強い人は、自分に自信のない場合が多いです。ぜひ自分に自信をつけるよう心掛けてください。

とはいえ、急に自信を持てと言われても難しいでしょう。まずは自分磨きを行うことをおすすめします。そうすることで自然と自尊心が高まり、他人との距離感も上手くつかめるようになるはずです。

環境を変える

周囲の環境が原因で執着心が強くなっている可能性もあります。

執着心でがんじがらめになっているなら、いっそ環境を変えてみるのも1つの手です。

生活環境を変えてみる、いつもと違うメンバーと遊んでみる、あるいは行きつけの店を変えてみるなど、今まで固定されていた環境から卒業してみては？そうすることで、意外とあっさり自分の中のこだわりから楽になれるかもしれません。

損得勘定を捨てる

何かと「これは損か得か」で物事を判断してはいませんか。損得勘定で物事を判断するのは、執着心の強い人によく見られる傾向です。

しかし、時にはそうした損得勘定を捨てることも必要。損得だけでは測れないことも世の中にはたくさんあります。執着心から自由になりたいなら、まずは損得勘定を捨てることが大切です。

いろんな物を手放す

執着心を捨てたいなら、部屋を掃除することをおすすめします。

不要なもの、今の自分には必要ないものはぜひ手放してしまいましょう。断捨離することで物への執着心がなくなり、すっきりした気持ちで過ごせるようになるはずです。

映画鑑賞やジムなど没頭できる趣味をみつける

暇な時間は執着心を生んでしまいます。

特に趣味がないのなら、ぜひ長い時間没頭できることを見つけてください。おすすめなのは、映画鑑賞やジム、手先が器用ならハンドメイドなども良いかもしれません。

いずれも1人でコツコツできる趣味です。集中して時間を過ごすことで、相手に依存心を抱く暇・物事に執着する暇をなくすことができます。

また充実感や達成感も味わえるので、他人に執着しなくても人生を楽しめるようになるでしょう。

自立した恋を見つけよう！

執着してしまう恋は、相手もですが自分自身も疲れてしまいますよね。

しかし大人の恋は、互いに自立しているもの。

仕事も友人も自分も大切にしながら、恋人も大切にしているのです。

そこには自分自身の自立と相手の自立によって、尊敬と信頼関係が生まれ必要以上の執着心を持たなくても安心して恋人と付き合っていけるのでしょう。

ぜひ、あなたもそんな相手と出会ってください。

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ゆっくり愛を育んでいきましょう。

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真実の愛に執着心は必要ない！

執着心の強い人の中には、愛情ゆえに執着しているのだと主張する人もいます。

しかし、本当に相手のことを想うなら、都合を無視した束縛や嘘をついてまで思い通りにするようなことは必要ないはずです。

真実の愛は執着とイコールではありません。相手に執着することで、せっかくの恋の相手から恋愛対象外にされてしまう可能性もあります。

もしも、相手から向けられているものが愛情ではなく執着だったなら、関係を見直すことが必要です。

また、自分自身が執着心に苛まれているなら、ぜひそこから自由になることをおすすめします。執着心を捨てることこそが、幸せな恋愛への第一歩になるでしょう。