自分がない人に共通する特徴とは？原因と克服するための6つの方法を解説

「自分を持っていない」といわれてしまうと、まるで自分のすべてを否定されているようで劣等感を抱いてしまうでしょう。

「自分がないのはどうしてだろう…」「自分を持っている人が羨ましい」と悩みを抱える人も多いはずです。

そこで今回は、自分がない人に共通する特徴を記事にまとめました。

原因や克服するための方法についても解説しているので、自分がないことに悩んでいる人は参考にしてください。

会社やプライベートで周囲に対して自分を出せないことを自覚している人は、今こそ改善のチャンスです！

「自分がない」って具体的にどんな意味？

「自分がある」「自分がない」というのは、自分の考えや意見が『ある』か『ない』かを意味します。

もっとも、誰もが何らかの考えや意見を持っているでしょう。

それをきちんと表明・行動できなければ「自分がない」とみなされてしまいます。

言い換えれば、自分がないとは「自分らしく生きられていない」とも解釈でき、似た言葉として「主体性がない」が挙げられます。

【自己診断】自分がない人に共通する特徴

周囲に「自分がない」と思わせる人には、どのような特徴があるのでしょうか。

この項目では、自分がない人に共通する5つの特徴を紹介するので、自分自身に当てはまるものはないかチェックしてみましょう。

自己主張が苦手

自分がない人は口数が少ない上に、自己主張が苦手な傾向にあります。

たとえば会社で意見を求められても「はい」の一言しかいわない人が多いでしょう。

人前で意見を発言するのが苦手であり、思うところがあっても主張しようとはしません。

「いつも何も言わないよね」と、自分がない人という印象を与えてしまいます。

周囲の意見に流されがち

自分の意見や思考を持っていても、すぐに周囲の意見に流されがちな人も自分がない人に含まれます。

• 商品企画の会議で自分の意見を引っ込めて他の意見に同意する
• 広告のアイデアを出しても他人のアイデアを支持する
• 多数決をとる場面で支持数の多い側につく

このような具体例が挙げられますが、これは押しに弱くて反対意見を出されると反論できない性格や、自分への自信のなさ・気弱さが関係しています。

決断力や責任感に欠ける

自分がない人は、すぐに他人に頼ったり共同作業を求めたりする傾向があります。

これは決断力や責任感に欠けているのが理由です。

自己肯定感が低く自分に自信が持てない性格が要因でしょう。

責任を負いたくない気持ちから、他人任せになり自分がない人とレッテルを貼られることになります。

行動力がない

前項で解説したように自分がない人は決断力や責任感に欠けているため、頭では分かっているのにそれを実行に移す行動力がありません。

このような人は社会において非常に多く、せっかく高い能力を持っていても行動力がないことで才能が埋もれてしまいます。

達成感を味わったことがない

自分がない人の特徴の多くは「自信のなさ」が深く関係しています。

自分に自信を持てないのは達成感を経験したことがないのが心理的原因です。

会社の上司に仕事を任せてもらえない、学生の間に何もチャレンジしてこなかった、という人はとくに自分を持ちにくくなってしまいます。

人材育成に参加してみたり、新しいことに挑戦してみたりすることで乗り越えることができるでしょう。

自分がない人になってしまう原因

自分がない人は、いつの間にか自分のない人間になっているケースが多いです。

そのため、自分を取り戻すには原因を知ることが大切。

そこで、考えられる3つの原因を解説します。

過保護な家庭環境

過保護な家庭環境だと親がすべての物事を決めてしまいます。

子どもの意見は聞かなかったり、思い通りに全て進めてしまったりと子どもの成長を止めてしまうのです。

親の引いたレールを歩んできているので、なんでも肯定してしまいます。

たとえば、精神心理学の仕事に就きたくても親が「広告業界がいい」といえば従います。

そんな家庭環境が、自分がない人を育ててしまうのです。

他人と競争した経験がない

他人と競争した経験がないということは、自分を最大限発揮した経験がないということ。

自分のない人になる原因になってもおかしくないでしょう。

誰しも学生時代の受験、体育大会などで競争経験をしているのですが、自分が競争している意識がなければ、そこに他者と競い合っている感覚は生まれません。

自分を剥き出しにして競争してこそ夢や目標を実現することができるため、そんな経験がない人は自分を出せずに物事を諦める性格になってしまいます。

大きな挫折や困難に直面したことがない

大きな挫折や困難に直面したことがない人は、『打たれ強さ』『踏ん張る力』といった人生経験値が乏しいです。

そのため、何か困難に出くわした場合、恐怖心を抱いてしまいます。

また、そのような場面に遭遇しないためにも自分の意思や意見をぶつけることはありません。

自分がない…悩みを改善！克服するための6つの方法

自分がないまま人生を歩むこともできますが、果たしてそのままで楽しいのでしょうか？

「やっぱり自分の気持ちをいいたい！」「自分はこう思う！」と気持ちが揺れるタイミングが訪れるかもしれません。

そんなときに、克服できていなければ辛い毎日を過ごすことになるでしょう。

そこで最後に、自分がないことから抜け出すために効果的でおすすめな克服方法を6つ紹介します。

ぜひ実践していきましょう。

自分の思っていることや感情を紙に書き出す

自分を出せない現状に悩んでいるなら、まずは自分の思っていることや感情を紙に書きだしてみましょう。

自分の意見は言うべきだ！とわかっていても、すぐにオープンになれるものでもありません。

少しずつでも自分の気持ちを出せるように、文字に起こすことで伝えやすくなりますよ。

自分を出せないイライラも発散できるでしょう。

小さな目標を立ててみる

自分に自信を持てなければ、自分が出せない性格を変えることはできません。

そこで、達成感を得ることが必要になります。

自信を持つために小さな目標を立ててみましょう。

• 毎日30ページ読書する
• 毎日10分ジョギングする
• 500円玉貯金をして10万円貯める

このように自分が達成できそうな目標を立ててみてください。

自分の力でやり遂げることで達成感を味わうことができ、そうすれば無力感や劣等感を払拭することができます。

自分から積極的に行動できる自信を持てるようになるでしょう。

自分の言動に責任を持つよう意識する

責任を持てないことが自分がない人になってしまう原因の一つ。

そのため、改善するには自分の言動に責任を持つよう意識しましょう。

一つの言葉、一つの行動に対して責任を持てるかどうかを自問自答します。

それを習慣として身につけることで責任感の大切さを学べるようになるでしょう。

普段から責任持った言動を心がけていれば、次第に自分に自信を持てるようになって改善されます。

人に頼らず自分で行動する癖をつける

人に頼ってばかりだと相手の意見に流されてしまいます。

そんなことでは、いつまで経っても自分がない人から抜け出すことができません。

自分で積極的に行動する癖を身につけ、決断できる人間を目指しましょう。

判断や決断が必要な場面ではおのずと回答が求められますから、そこで答えを導き出すことができれば、自分を出せるようになります。

「自分の考えたプランでデートする」そんな些細な行動でも十分自分を出すことにつながります。

人と交流しそれぞれの価値観に触れる

人と交流してそれぞれの価値観に触れるようになれば、人間関係が築けるだけでなく他人に対する理解が深まります。

会話してそれぞれの価値観に触れることで、誰もが自分を持っていると実感できるようになり、自分という存在も客観的に見えてくるでしょう。

自分を見直すことができたり、自分を変えるために必要なものがわかったりと、心を成長させることができます。

本を参考にするのもおすすめ

自分がない性格を改善するには、本を参考にするのもおすすめです。

5日間で「自分の考え」をつくる本｜齋藤孝

出典元：https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81895-5

明治大学文学部教授である齋藤孝さん著者の一冊です。

企業採用などでは自分の考えを持つ人が求められているため、「自分の考えを持っている人」を目指したい人にピッタリの内容です。

5日間の合宿感覚で読み進めることができるので、短期間で自分を変えたい人にはとくにおすすめですよ。

自分を持って恋愛を有利に進めよう！

自分がない人は魅力に欠けるので、恋愛が上手くいかないことが多いです。

自分を持っている人を目指して、恋愛を有利に進めましょう。

しかし、どれだけモテる人でも出会いがなければ、恋は始められません。

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自分がない人を卒業して自分を持っている人を目指そう！

自分がない人は仕事でも恋愛でも不利であり、社会において反論せず大人しく従うという性格はプラスの評価になりません。

そのため、自分がないと自覚している人はこの機会に自分を変えて、自分を持っている人を目指しましょう。

自分の考えや意見をはっきりいえるようになれば、それが思わぬ発見や才能の開花につながる可能性もあります。