自分の意見がない人の特徴とは?しっかりした意見を持つためのポイント
協調性があるのはいいことですが、周囲の意見に振り回されてばかりでは頼りなく見えてしまいます。
では、どうすれば自分の意見を言えるようになるのでしょうか。
今回の記事では、自分の意見がない人の特徴と自分の意見を持つことのメリット、意見を持つためのポイントについて解説します。
「自分の意見を言えるようになりたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。
自分の意見がない人の特徴6選
自分の意見がない人とは、どのような人物なのでしょうか。
まずは、自分の意見がない人の特徴を紹介します。
都合のいい選択肢を選ぶ癖がついている
自分の意見がない人は、都合のいい選択肢を選ぶ癖がついていることが多いです。
信念がないので自らを律することができず、都合がいい方へと逃げてしまうのです。
たとえば、仕事が残っているのに遊びの誘いに乗ったり、明日の朝が早いのにゲームに夢中になって夜更かししたりしてしまいます。
楽な方へと流されてしまうので、後になって後悔することも多いでしょう。
すぐ周りに合わせてしまう
他人と対立するのが嫌で、あえて自分の意見を持たない人もいます。
「黙っていれば平和」という考えを持っているため、すぐに周りに合わせてしまうのです。
そのため、次第に自分の頭で考えなくなってしまい、意見を言うべき場面でも何も思いつかなくなってしまいます。
他の人が好きなものを好きになる
自分の意見がない人は、流行に左右されやすいミーハー気質です。
何のこだわりもないため、他の人が好きなものを好きになります。
このタイプの人は、恋人が変わるたびに、趣味やファッションのテイストも変わる傾向があります。
責任を取りたくない気持ちが強い
責任を取りたくない気持ちが強くて、意見を持つことを放棄してしまう人もいます。
どんな意見でも、発言する以上は責任がついて回ります。
意見に伴う責任を重く受け止めすぎて、「責任を取らされるくらいなら人の意見に従った方がましだ」と考えてしまうのです。
自分の決断に対する責任感が薄い
自分の決断に対する責任感が薄いのも、自分の意見がない人の特徴です。
自分の意見がない人は、周りに合わせて生きています。
そのため、失敗しても「〇〇さんの意見に従っただけ」と開き直り、他人に責任転嫁します。
「自分の意見ではないのだから、どれだけミスを繰り返そうが自分の責任ではない」と思っているのです。
意見を求められていることに関心がない
そもそも意見を求められていることに関心がなくて、何も考えつかない人もいます。
言われたことには従うものの、積極的に関わろうという意欲がありません。
そのため、「今度の仕事はどう進めたらいいと思う?」と訊かれても、何も思い浮かばないのです。
自分の意見を持つことのメリット

自分の頭で考えることによって得られるものは少なくありません。
ここでは、自分の意見を持つことのメリットについて紹介します。
成長しやすくなる
自分の頭で考え、自分なりの意見を持つことで人は成長します。
自分の意見がある人は、物事の全体像を把握し、あらゆる可能性を考えます。
そのため、物事の長所や短所を分析し、状況に応じた柔軟な対応をとることができるのです。
課題点や改善点を見つけられるので、どんどん自分をレベルアップすることができるでしょう。
自信が持てるようになる
自信が持てるようになるのも、自分の意見を持つことのメリットです。
自分の意見を持つと、自分の意見や発言に対して責任を持つようになります。
そのため、「絶対に成功させよう」「絶対に達成しよう」といった信念を持つようになるのです。
有言実行を繰り返すことで、自分の行動に自信が持てるようになるでしょう。
周囲から信頼されやすくなる
自分の意見を持つ人は、自分の決断に対して責任感を持っているので、理想に向かって行動することができます。
そのため、強いリーダーシップを発揮し、周囲の人に信頼されることが多いです。
多くの人が協力してくれるので、これまで以上に大きな仕事を任されることもあるかもしれません。
しっかりした自分の意見を持つための7つのポイント
自分の意見を持つには、どうしたらいいのでしょうか。
最後に、しっかりした自分の意見を持つためのポイントについて解説します。
自分の考えを明確にする癖をつける
自分の意見を持ちたいなら、自分の考えを明確にする癖をつけましょう。
まずは物事の長所と短所を見つけるようにしてください。
そして、「どうして長所だと思ったのか」「どうして短所だと思ったのか」について考えてみましょう。
そうすれば、徐々に自分の意見を持てるようになるはずです。
最初から何が正しいかを気にする必要はありません。
人とコミュニケーションを取り、自分の意見を明確にしていってください。
自分の意見を持っている人を参考にする
考える習慣がついていないと、自分の意見を持ちたくても、すぐに実行できないものです。
そんなときは、自分の意見を持っている人を参考にするといいでしょう。
どうしてそう思ったかを質問すれば、思考の過程を教えてくれるはずです。
結論に至る判断基準や価値観は人によって違うので、いろいろな人の考え方を参考にして、自分なりのやり方を見つけていきましょう。
自分の意見を伝えるようにする
考えがまとまったら、自分の意見を伝えるようにしてください。
「相手の意見が正しい」と思えば、自分の意見を撤回しても問題ありません。
気負わず、軽い気持ちで口にしてみましょう。
自分の意見を伝えることに抵抗感がなくなれば、少しずつ自分の意見を言う機会が増えていくはずです。
しっかりと意思表示をする
自分の意見がまとまっていないときには、他人の意見に対して賛成か反対か、きちんと意思表示するようにしましょう。
もし相手の意見が理解できなかったとしても、ただ黙っているだけでは、何も考えていないように見えてしまいます。
わからない人は、「わからない」と発言するようにしてください。
また、質問をして、きちんと考えていることをアピールしましょう。
明確な意見がなくても、周囲の人は「ちゃんと考えている人だ」と見なしてくれるはずです。
日常生活での選択に理由をつける
論理的に考える癖をつけるには、日常生活での選択に理由をつけるといいでしょう。
出かけるときのファッションや夕食のメニューなど、日常生活には選択する機会がたくさんあります。
そういった選択の際に、「どうしてこれを選んだのか?」と考えるようにしてください。
些細な選択に理由をつけると、さまざまなものに対して自分の考えを持つことができるようになります。
曖昧な表現を避けるように意識する
たとえ意見に自信がなくても、曖昧な表現は避けましょう。
「どうでもいい」と言ってしまうと、「何も考えていない」と見なされても仕方がありません。
自分の意見に自信が持てないときは、「〇〇よりは✕✕の方がいいと思います」といったように言うことをおすすめします。
わからなければ質問をするなり、人に教えを乞うなりして、思考中であることをアピールしましょう。
興味や関心を持つ
自分の意見を持つためには、興味や関心を持つことも必要です。
その問題に興味や関心がなければ、何の考えも浮かびません。
自分の問題として受け止めることができれば、自然と興味や関心が湧いてくるはずです。
どんなテーマであっても当事者意識を持って、きちんと問題と向き合っていきましょう。
自分の意見がない人は普段の考え方から改善しよう

他人と対立するのが嫌で、あえて自分の意見を持たない人もいるでしょう。
しかし、自分の意見を持たないと、自分に自信を持てませんし、人に信頼されることもありません。
相手の思いに応えるためにも、自分の意見がない人は普段の考え方から改善していきましょう。
当事者意識を持って問題と向き合えば、自分なりの意見を持てるようになるはずです。
- 自分の意見がない人の特徴は、都合のいい選択肢を選ぶ癖がついている・すぐ周りに合わせてしまう・他の人が好きなものを好きになるなど
- 自分の意見を持つことのメリットは、成長しやすくなる・自信が持てるようになる・周囲から信頼されやすくなる
- しっかりした自分の意見を持つためのポイントは、自分の考えを明確にする癖をつける・自分の意見を持っている人を参考にするなど




