「欲しいものがない」と感じるのはなぜ?何か買いたくなる心理も解説!
近年「欲しいものがない」「自分の欲しいものがわからない」と感じる人が増えています。
欲しいものがなければ節約にもなり、一見良いことのようにも感じられますが、「仕事へのモチベーションが上がらない」「生活の楽しみがない」など、ネガティブな影響も少なからずあります。
また、プレゼントをあげたい相手が「欲しいものがない」状態の場合は、どうすればいいのでしょうか。
そこで今回の記事では、「欲しいものがない」と感じる理由や、何か買いたくなる時の心理などについて解説していきます。
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欲しいものがないと感じるのはなぜ?
基本的な人間の行動原理のひとつに、「欲しいもの」や「やりたいこと」に突き動かされて行動するというものがあります。
しかし、現代人が時として「欲しいものがない」と感じてしまうのはなぜなのか、そこに隠された心理を見ていきましょう。
忙しくて買い物する時間がない
欲しいものがない時は、忙しい場合が多いです。
何か欲しいと思うにはそのアイテムの情報が必要です。
しかし、本当に忙しい場合はそうした情報すら入らないことが多いでしょう。
ネットやテレビをチェックする暇もなく、買いに行く時間もなければ物へのモチベーションが下がり、結果的に欲しいという欲求すらなくなってしまうのです。
現状に十分満足してしまっている
何も欲しいものが思いつかない場合、現状に満足してしまっている可能性もあります。
衣食住が十分足りており、今使っているもので満足している場合は、これといって欲しいものが思い浮かばないということもあるでしょう。
もともと物欲が少なく、一度買ったものを大事に使うタイプの人はこうした状態になりやすいです。
節約する意識が強い
節約する意識が強い人も、欲しいものがないと感じることが多い傾向にあります。
何かを買うよりもお金を貯めることを優先したい気持ちが強いため、たとえ必要なものができても「今あるもので代用できるのではないか」「買うほどのものではない」と判断しがちです。
お金を使うことへの抵抗感のほうが強く、「散財するくらいなら買い物はしたくない」と考えているのでしょう。
歳を重ねて物欲がなくなった
歳を重ねたことで、物欲がなくなるというケースもありえます。
長く生きていれば、買い物で失敗したり散財したりといった経験も多くなります。
そうした経験の蓄積から、物に対して「今買わなくてもいい」という冷静な判断ができるようになるのです。
また、「必要な物は十分揃っている」「歳をとったから自分の管理できる範囲で物を増やしたくない」といった心理も、物欲の低下に影響します。
自分以外に優先するものがある
自分以外に優先するものがあると、相対的に自分の欲しいものがないといった状態になりがちです。
たとえば、「自分よりも家族の欲しいものを買ってあげたい」「より良い暮らしをさせてあげたい」といった気持ちが強いと、家族への奉仕が優先になって自分のことは後回しになる傾向があります。
それで本当に満足しているのならOKですが、時には自分自身の欲求にも耳を傾けてあげることをおすすめします。
物より心の充足感の方が大切
物ではなく、心の充足感のほうが大切だと考えているがゆえに、欲しいものがなくなる人もいます。
物を得るよりも心が豊かになることへの欲求を重視しているので、旅行やレジャーなど実際に行動することで満足感を得たいと考えるのです。
欲しい物がいわゆる物品ではなく、「体験」や「思い出」という人は欲しいものがないと感じることがあります。
欲しいものがないのに何か買いたくなる心理とは
「とくに欲しいものがないのに何か買いたい!」と思ったことはありませんか?
なぜこのような矛盾した気持ちが生まれるのでしょうか。
続いてはその心理状態について解説していきます。
ストレスが溜まっている
ストレスが溜まっていて、買い物がしたくなる場合があります。
ストレスの解消法は人によってさまざまですが、疲れたり嫌なことがあったりした時に「買い物したい!」という気持ちが強くなる人は、散財が一種のストレス解消法になっている可能性大です。
物欲が高まるのはストレスが溜まっているからという人は一定数います。
高価なものを買う快感を得たい
高価なものを買うことに快感を得ている可能性もあります。
誰もが手に入れられるわけではない高級品やレア物は、購入することで自尊心を満足させる効果があります。
そうしたものを手に入れることで得られる、一種の優越感や快感が癖になっているのかもしれません。
買い物依存症になっている
欲しいものがないのに物欲を抑えられない人は、買い物依存症かもしれません。
「買い物したあとはスッキリするけれど、また買い物したくなってしまう」「高価な買い物であるほど満足度が高い」といった状況が続いているなら要注意です。
お金に困っていないならまだしも、自分の経済状況に見合わない買い物を自制できないのなら買い物依存症の可能性が高いでしょう。
早めにカウンセリングを受けるなどして対処することをおすすめします。
欲しいものがない人におすすめのプレゼント
自分ではなく周囲の人が「欲しいものがない」ということもあるでしょう。
欲しいものがない人に何かあげたい場合はどうすればいいのか。
ここでは、物欲のない人におすすめのプレゼントを紹介します。
実用的なギフトカード
欲しいものがない人には、実用的なギフトカードがおすすめです。
コーヒーショップやサブスクリプションサービスのギフトカードなど、誰もが使うような実用的なギフトカードであれば、今欲しいものがないという人でも持て余さずに済みます。
「単に欲しいものが思い浮かばない」「家にものを増やしたくない」というタイプの人への贈り物としてもぴったりでしょう。
一緒に買いに行く
欲しいものがない人にプレゼントしたい時は、一緒に買いに行くという方法もあります。
あれこれリサーチしてもわからないものはわからないので、いっそのこと本人と買いに行ってしまったほうが話が早いでしょう。
あれこれとお店を回っているうちに、相手もなんとなく自分の欲しいものがわかってくるかもしれませんよ。
物ではなく体験をプレゼントする
「物」が欲しくないという人は少なからずいるものです。
ならば何か適当に買ってしまうよりも、体験をプレゼントしたほうがよいでしょう。
親しい間柄なら一緒に旅行を計画したり、遊園地や水族館といったテーマパークチケットをプレゼントしたりするのもおすすめです。
体験であれば、物欲のない人であっても喜んでもらえる可能性が高いでしょう。
欲しいものがない理由は人によってさまざま
「欲しいものがない」「何が欲しいかわからない」という気持ちは珍しいことではありません。
単純に物欲がなく現状に満足している場合もあれば、忙しすぎて物欲すら湧かないという場合もあるでしょう。
欲しくないのなら無理に買い物する必要はありませんが、もし「何も欲しくないのに買い物欲が抑えられない」「人よりも高価なものを買っているのに満足できない」という気持ちが強いなら要注意です。
欲しいものがあるときもないときも、身の丈にあった適切なお金の使い方を心がけるようにしてくださいね。
- 欲しいものがないと感じるのは、忙しくて買い物にいく暇がない・現状に満足している・節約意識が強い、などといった原因が考えられる
- 欲しいものがないのに何か買いたいと思ってしまう場合、ストレスがたまっているあるいは買い物依存症になっている可能性が高い
- 欲しいものがないという人には、実用的なギフトカードや物ではなく体験系のプレゼントがおすすめ