他人に興味がない人って優しい?特徴や本当に優しい人との違いを解説

他人に興味がない人は、極力人と関わらないように行動しようとします。
しかし、その行動が周囲の人に「優しい人だな」と思われることがあります。
他人に興味がない人が「優しい人」と思われるのは、一体なぜなのでしょうか。
今回は、他人に興味がない人の特徴や、優しいと思われる理由、他人に興味がない人と本当に優しい人の違いについて詳しく紹介します。
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他人に興味がない人の特徴10選
まずは、他人に興味がない人の特徴をチェックしていきましょう。
人を叱ったり注意したりしない
他人に興味がない人は、叱ったり注意したりしない傾向があります。
他人に対して無関心なので、人が間違ったことをしても「自分には関係ない」「わざわざ自分が言うことじゃない」と思っています。
そもそも他人の言動を気にしていないので、怒りを感じないことも多いです。
「叱った後にフォローするのが面倒臭い」「無駄なエネルギーを使いたくない」という考えがあり、他人に干渉しないようにしている場合もあるでしょう。
表面的にいい顔をして場を取り繕う
他人に興味がない人は、表面的にいい顔をして場を取り繕おうとします。
いわゆる八方美人タイプで、誰に対しても笑顔で接して、その場の空気を壊さないようにします。
意見を求められても本音を言わず、多数派の意見に同意したり相手に合わせた言動を取ったりして、波風を立てないようにしているのです。
本人は面倒なことを避けたいだけなのですが、人当たりが良くて誰にでも気さくに接しているように見えるので、「優しい人」という印象を持たれてしまうことがあるでしょう。
1人で行動するのが好き
他人に興味がない人は、他人と行動するよりも1人で行動するのが好きな傾向があります。
仕事帰りや休日は1人で外食や買い物、旅行などに出かけたり、趣味に没頭したりすることが多いです。
気ままに行動したいと思っているので、基本的に自分から人を誘うことはありません。
カラオケや居酒屋など複数人で行くことが多い場所も、周りを気にせずに1人で楽しむことができるのです。
自分のことばかり気になる
他人に興味がないということは、自分のことばかり気にしているということです。
自分にしか関心がないので、他人の考えや言動に興味を持てないのです。
「自分が良ければ他人のことはどうでも良い」と考えていて、自分と他人を比べないのも特徴だといえます。
自分勝手な印象を与える場合もありますが、他人を羨ましがったりライバル視したりしないので、周囲から好感を持たれることもあるでしょう。
他人と深く関わりたくない
他人に興味がない人は、他人と深く関わりたくないと思っている傾向があります。
自分のことに干渉されたくないので、人に対しても深く関わらずに適度な距離感を保とうとするのです。
積極的に他人と交流しないので人間関係のトラブルが少なく、周囲の人と良好な関係を築けているケースも。
恋愛面では恋人に対して束縛することがないので、自分の時間を大切にしたい人とは相性が良いといえるでしょう。
問題を起こさず平穏に過ごしたい
「問題を起こさずに平穏に過ごしたい」という気持ちから、他人に興味を持たないようにしている人もいます。
過去に人間関係のトラブルに悩んだ経験がある人は、「もう嫌な思いをしたくない」「もう傷つきたくない」という気持ちから人を遠ざけてしまいがちです。
そのため、なるべく1人で行動をしたり、他人と深い関係にならないようにしていたりするケースもあります。
人間不信になっている状態で、人と関わるのが怖くなっているパターンだといえるでしょう。
人の気持ちを察するのが苦手
他人に興味がない人は、人の気持ちを察するのが苦手です。
積極的にコミュニケーションをとろうとせず、相手の言葉や行動について深く考えることがありません。
相手を知ろうという気持ちがないので、人の気持ちを察することができないのです。
人の気持ちを察するのが苦手だと、どうやって人と関わればいいのかわからなくなってしまうこともあります。
「自分の言動で相手を傷つけるかもしれない」と考えて、あえて他人と距離をとっている人もいるでしょう。
他人の噂話に関心がない
他人への興味が薄いため、噂話に関心がないのも特徴のひとつです。
噂話が好きな人は他人への興味が強く、好奇心旺盛で人のことに過干渉になりやすい傾向があります。
社交的な性格で、人と噂話をして盛り上がるのが好きなことも多いでしょう。
一方、他人に興味がない人は「他人が何をしていても関係ない」と思っているので、噂話を楽しむ感覚がありません。
噂を広めたり悪口を言ったりすることがないため、周囲の人からは好印象を持たれやすいでしょう。
SNSをあまり使わない
他人に興味がない人は人とのつながりを重視しないため、SNSをあまり使わないことも多いです。
「身近な人の近況をチェックしたい」「自分のことを知ってもらいたい」といった気持ちがないので、SNSの楽しさがわからないという人もいるでしょう。
また、人に干渉されるのを避けるために、アカウント自体を作っていないこともあります。
自分のやりたいことを優先したがる
他人に興味がない人は、自分のやりたいことを優先したがることも多いです。
「仕事に集中したい」「趣味に没頭したい」など理由はさまざまですが、優先したいことがあると他人と関わる時間が惜しくなりやすいです。
他人と関わるのが苦手なわけではなく、自分のことで手一杯で、他人に興味を持つ余裕がない状態といえるでしょう。
他人に興味がない人が「優しい」と思われる理由
他人に興味がない人が「優しい」と思われるのには、どのような理由があるのでしょうか。
ここでは、考えられる理由を2つ紹介します。
他人に対して期待をしないから
他人に興味がない人は相手に対して期待していないので、周囲の人から「優しい」と思われがちです。
他人に期待する人は、相手にプレッシャーをかけたり、期待通りにならないと責めたりすることがあります。
一方、他人に期待しない人は相手の行動に不満を抱えたり、イライラしたりすることがありません。
まるで大らかに受け入れてくれているように見えるので、優しい人と思われやすいのでしょう。
自分が傷つかないように干渉を避けるから
自分が傷つかないように干渉を避けることも、周囲の人から「優しい」と思われる理由でしょう。
適度な距離を保ち、他人のことに口を出したりプライベートに踏み込んだりしないので、好感を持たれることが多いです。
さらに、いつも笑顔で接していて、喧嘩や揉め事を起こすこともありません。
本人はあくまでも自分を守るためにしているのですが、周囲の人から見ると穏やかで優しい人に見えやすいのでしょう。
他人に興味がない人と本当に優しい人との違い
他人に興味がない人は「優しい人」と思われやすいです。
しかし、他人に興味がない人の優しく見える行動には、実は以下のような気持ちが隠れています。
- 人と関わるのが面倒
- 自分のことを優先したい
- 干渉されたくない
- 傷つきたくない
このような気持ちから自分のために行動していることが、人から優しく見えているだけなのです。
一方、優しい人は相手のことを考えて行動しています。
「相手を傷つけたくない」「大切にしたい」といった思いから、距離感に気をつけたり噂話をしなかったりするのです。
また、本当に優しい人は、相手の成長のために必要なときは叱ったり、注意したりすることもあるでしょう。
他人に興味がない人は優しい人に見えるだけ
他人に興味がない人は、一見優しい人に見えることがありますが、本当に優しい人とは本質的な違いが多数あります。
他人に興味がない人のことをよく知ると、「そっけない」「案外冷たい」といった印象に変わることもあるでしょう。
本当に優しい人と似た行動をしていても意味が異なるので、本当に優しい人と出会いたい人はよく見極めることが大切ですよ。
- 他人に興味がない人が「優しい」と思われるのは、『他人に期待していない』『傷つかないように干渉を避けるから』
- 他人に興味がない人は自分のために行動する、本当に優しい人は相手のことを考えて行動する