人生の目標がない人の特徴|目標の見つけ方や目標を持つメリットを解説
あなたには人生の目標はありますか?
実際のところ、人生の目標が明確にある人はごく少数で、あまり意識したことがないと言う人が大半ではないでしょうか。
しかし、人生において目標を持つメリットは意外と大きいものです。
今、人生の目標がない人は今一度自分を見つめ直してみませんか?
今回は人生の目標がない人の特徴から、目標の見つけ方まで大公開します。
より良い人生を送るヒントを、本記事で見つけてみましょう。
Contents
人生の目標がない人の特徴と理由
「人生の目標がない」という人は、生きる意味や目指すべき目標が定まっていないのかもしれません。
まずは人生の目標がない人の特徴と理由をチェックしてみましょう。
人生に目標がなくても良いと思っている
人生に目標がなくても困らないし別に良いと思っていませんか?
今の生活にとくに不満が見当たらない人は、目標を設定しようとも思わないでしょう。
悩みや強い欲求がある人は、自ずと目標が定まるものです。
仕事が忙しく、人生の目標を考える余裕がない
社会人の場合、仕事に追われていて自分の未来を見据える余裕がないケースもあります。
通常業務に加えて社員指導など、複数の業務を請け負っていたり、責任の重いプロジェクトを任されていたり、いっぱいいっぱいの状態では目の前のことしか見えませんよね。
自分や将来について考える時間がなければ、目標も見えてこないものです。
自分の気持ちに蓋をしている
他人や世間体などが気になって自分の気持ちに蓋をしていては、人生の目標が持てません。
人生の目標を設定するためには、自分の気持ちに蓋をしてしまう原因を取り除く必要があります。
または、誰にもバレないように目標をもち、陰の努力を積み上げていくという方法も使えるでしょう。
人生の目標とはどんなものかを理解していない
そもそも、「人生の目標って何?」「どんなことを目標にするの?」と思っていれば、人生の目標がないのも当然です。
やるべき具体例があやふやでイメージが理解できていないと、行動には移せませんよね。
このパターンの人は、もつべき人生の目標がイメージできれば行動や実践にすぐに移すことができるでしょう。
視野が狭い・受け身
視野が狭い人は将来の自分にまで目を向けられないため、目標を設定する考えまで至らないことが考えられます。
また常に受け身なタイプも、人生の目標がありません。
指示がなければ動けない受け身タイプの人は、新たに何かを始めるきっかけがなく、興味を持てるものに出会いにくい傾向があります。
過去の失敗により無気力・自信がない
過去の失敗がトラウマになり、無気力になったり、新しいことに踏み出す勇気がもてなかったりすると将来のことにまで気が回りません。
トラウマを克服することができなければ、ずっと人生の目標が見いだせないままの可能性が高いです。
やりたいことが分からない
将来の夢やなりたい自分のイメージがあやふやであればあるほど、目標をもつのは難しいです。
最初からやりたいことが明確な人はいません。
新しいチャレンジをしたり、自分と向き合う時間を持ったりして、やりたいことを見つけてみてくださいね。
人生の目標を持つメリット
人生の目標がない人の中には、「目標なんて必要?」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、人生の目標を持っているといないとでは大きな差が表れます。
人生の目標を持つメリットを紹介するので、今一度目標を持つ意味を考えてみてください。
自分の進むべき方向がわかる
人生の目標を持てば、自分の進むべき方向が自然と見えてきます。
たとえば、「結婚したい」という目標を設定した場合、達成方法を考えますよね。
現状相手がいなければ、出会いを増やしたり自分磨きをしたりなど、やることがいろいろあります。
目的意識があれば必然的に決断力がアップし、迷うことも少なくなるはずです。
有意義に時間を使える
目標を持つと、持たないときより有意義に時間を使えます。
目標を設定した場合、達成から逆算して「叶えるために何をするか?」「どのくらい時間が必要か」などを考えながら行動することになります。
計画的に動ける分、有意義に時間を使うことができるのです。
行動力が磨かれる
行動力も人生の目標を持つことにより磨かれます。
目標を達成するためには、自分から行動し努力を積み重ねる必要があります。
そのため、目標を持つだけで自ずと行動力がアップするのです。
前向きな思考でいれる
「きっと失敗するし…」なんてマイナス思考では、目標を達成するためのやる気がおきません。
目標を叶えるためには、ポジティブ思考をもって行動する必要があります。
ポジティブに行動していれば自然と前向き思考が身につき、自信も持てるようになるでしょう。
心身ともに健康で魅力的に見える
目標を叶えるために突き進んでいる人って、輝いて見えませんか。
人生の目標を持つと叶えるためにアクティブになりますし、チャレンジを繰り返して精神的にも強くなれます。
心身ともに健康的で内からパワーが溢れている人は、誰から見ても魅力的です。
人生の目標の見つけ方
人生の目標を見つけたくても、見つけられずにいる人もいるでしょう。
ここで、人生の目標を見つける方法を紹介するので、参考に実践してみてください。
自分と向き合う
まずは自分と向き合って「どうなりたいか」「何が好きなのか」など将来や求めるものを考えてみましょう。
自分のことが理解できていないと、達成したいと思える目標も定めることはできません。
自分と向き合う時間を作って、自分の気持ちや意思の確認からはじめてみてください。
忙しいときは数分でもいいので、自分と向き合うことを週間にしていきましょう。
嫌いなことを洗い出してみる
目標を持つには好きなことに目を向ける方法もありますが、嫌いなことを洗い出してみるのも有効です。
とくに、好きなことがパッと浮かばない人におすすめです。
自分の嫌いなことを把握することにより、「じゃあそれをしないためにどうするか」と考え、取るべき行動も見えてきます。
『外で働きたくない→家で仕事できるスキルを身につける』というように、嫌いなことがきっかけで人生の目標が見えてくることもあるでしょう。
尊敬する人の話を聞きにいく
目標に向かってポジティブに突き進むような人や成功者が身近にいたら、話を聞いてみるのもおすすめです。
尊敬する人たちが目標を見つけたきっかけや、叶えるために何をしたのかなど話を聞く中で、自分にも合った方法が見つかるかもしれません。
質問できるような関係性であれば気になることはどんどん聞いてみましょう。
身近にそういった人がいない場合は、書物を読んだりするのもアリです!
自分でもできそうなことを取り入れたり、「同じ環境でもこんなに頑張れるんだ!」とパワーをもらえたり、成長できるきっかけを手に入れられますよ。
思いついたことを全て紙に書き出す
思いついたことを全て紙に書き出して、現状を整理してみるのも目標を見いだすために有効です。
書き出した項目を客観的に見つめることで、「自分ってこれが好きなのかも」「これは苦手みたい」というような目標を見つけるヒントが見つかります。
「目標を持ちたいのはなぜか」「目標が見つからない理由は?」など、自問自答して思いつくことを紙に書き出してみましょう。
友人や家族に自分の良いところを尋ねてみる
目標が自分一人ではなかなか見いだせない場合は、友人や家族に自分の良いところを尋ねてみてはいかがでしょうか。
客観的な意見を元に自己分析をすると、今まで見えてこなかった得意なことや好きなことがわかることもあります。
自分の良いところがわかると、長所を生かした目標が立てやすくなります。
人より簡単にこなせることを考えてみる
自分が得意なこと、難なくこなせることが何なのかを考えることも、人生の目標のヒントになります。
たとえば、料理が得意なら「シェフになりたい」「好きな人と結婚して料理を振る舞いたい」というような目標が見つかるでしょう。
長時間やっても飽きないものを考えてみる
長時間やっても飽きないものがあったら、そこから目標を探し出す方法もあります。
「長時間やっても飽きないもの=好きなこと」なので、目標に結びつけやすいです。
ストレスなく長時間できるということは、それだけ適正があるということです。
好きなことが仕事になりお金を稼げたら嬉しいですよね。
興味があることをまずやってみる
目標を見つけるのはハードルが高いなら、興味があることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
たとえば、資格に興味があるなら勉強をはじめてみる、筋トレに興味があるならジムに通って体を鍛えてみるなど。
やってみることで、「次これやってみたい」といった目標が見えてくることがあります。
幼少期に夢中になっていたことを思い出す
子どもの頃に夢中になっていたことは、大人になっても変わらず好きだったり、ベースになっていたりするものです。
そこから目標に結びつけて行動に移す方法もあります。
また、なんで好きだったのか、夢中になっていたポイントはどこか、などを考えることで、人生の目標に繋がるヒントが見つかることもあるでしょう。
映画や本を読み色んな世界観があることを知る
映画や本を読むと、自分にはない世界観や思考に触れることができます。
刺激を受けることからひらめく力がアップしたり、人生の目標が見つかったりするかもしれません。
「こういう人生もアリなんだ」「この考え方素敵」と感じる作品・著書に出会い視野を広げるほど、目標も見つかりやすくなるでしょう。
人生の目標を立てる時に気をつけたいこと
最後に、人生の目標を立てるときの注意点を紹介するので、参考にしつつ目標を見つけてみてください。
まずは小さな目標・短期目標から立てる
まずは小さく短期間で達成できる目標から立てるのがおすすめです。
人生の目標がない状態から、いきなり大掛かりな目標を設定するのは難易度が高いです。
目標がなかなか達成できずにネガティブになったり、挫折したりする可能性があります。
まずは小さい目標・短期目標からチャレンジして、成功体験を積み重ねていきましょう。
周りの人と自分を比べたり、羨んだりしない
周りの人と自分を比べたり羨んだりすると、目標を設定しても上手くいかない可能性があります。
たとえば、「みんなが結婚しているから自分も結婚したい」という目標を立てたとします。
この場合、自分が本当に結婚したくてというより周囲に依存した目標なので、仮に叶えられたとしても満たされた気持ちになれないかもしれません。
目標を設定するときは他人を基準にするのではなく、自分の気持ちや価値観をベースにしましょう。
目的と手段を混同しないようにする
目的と手段を混同してしまうと、人生の目標を立てた意味がなくなってしまいます。
たとえば、「会社を立ち上げる」という目標を立てたとします。
起業したことで達成感を得てしまっては、さらなる成長や気づきがなく終わってしまいます。
起業は「今よりお金を稼ぐ」「多くの企業や人の役に立ちたい」などの手段の一つにすぎません。
目的と手段を混同して、「なにが目的だったっけ?」とならないようにしてください。
目標にワクワクするか・ときめくかを意識する
目標にワクワクするか、ときめくかを意識すると、本当に叶えたい目標かどうかがわかります。
目標を叶えた将来の自分をイメージしてみて、ワクワクもときめきもなければ、周りに流されて立てた目標である場合も。
本当に叶えたい目標を立てることは、今より素敵な自分になるために重要なのです。
「SMARTの法則」を意識して目標を立てる
目標を立てるときは、「SMARTの法則」を意識することをおすすめします。
SMARTの法則は、以下の英単語の頭文字をもじったものです。
- specific:明確な
- measurable:測定可能な
- achievable:達成可能な
- relevant:関連性がある
- time-bound:期限のある
これらを意識して考えると、現実的な目標を設定することができます。
目標の立て方に悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分としっかり向き合い、人生の目標を焦らずじっくり見つけよう!
人生の目標を持ちたくても、持てずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
人生の目標を見いだすには、自分としっかり向き合うことが大切です。
焦って周りに流されたまま目標を持っても、むなしくなるだけでしょう。
回り道と思えることでも試しつつ、自分の好きなこと、興味があることを見つけましょう!
人生の目標を持って、今よりさらに充実した日々を過ごしてくださいね。
- 人生の目標がない人は、「目標がなくていいと思っている」「仕事が忙しく考える余裕がない」「視野が狭い・受け身」などの特徴・原因がある
- 人生の目標を持つと、「自分の進むべき方向がわかる」「有意義に時間を使える」「行動力が磨かれる」などのメリットが得られる
- 人生の目標を見つけたいなら「自分と向き合う」「嫌いなことを洗い出してみる」「興味があることをまずはやってみる」などの方法を試すのがおすすめ
- 人生の目標を立てる際には、「小さい目標・短期目標から立てる」「周りと比べない」「目標にワクワク・ときめくかを意識する」などの点に注意