「緊張しい」とは?緊張しやすい人の特徴や緊張したときの対処法を解説

大きな発表の場や目上の人の前だと「緊張してしまう」という人は多いのではないでしょうか。
ここぞというときに緊張してばかりいると、実力が発揮できなくて不安になりますよね。
この記事では、「緊張しい」の意味と「緊張しい」といわれる人の特徴について紹介します。
緊張してしまったときの対処法も併せて紹介するので、緊張を和らげて自分の実力を発揮するのに役立ててくださいね。
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「緊張しい」とは
「緊張しい」とは、一体どのような意味なのでしょうか。
その由来と併せて紹介します。
「緊張しい」の意味
「緊張しい」とは、緊張しやすい人のことを指す言葉です。
大勢の人の前で何か発表をしたり、店員さんに話し掛けたりするときに、緊張してスムーズに物事を進められない人は「緊張しい」かもしれません。
「緊張しい」は方言?標準語?
「緊張しい」は関西弁が由来だとされています。
関西では、人の特徴的な性質を言い表すときに、よく「〜しい」という表現が使われます。
緊張しいの「しい」は、標準語でいうところの「〜しやすい人」に言い換えることができるのです。
「緊張しい」の他には、自慢ばかりする人を「自慢しい」、なんでも気に病んでしまう人を「気にしい」といったように表現します。
「緊張しい」な人の特徴
さまざまな場面で緊張しやすい「緊張しい」な人には共通した特徴があります。
詳しく見ていきましょう。
声がうわずってしまう
人は緊張すると、無意識に力んでしまいがちです。
体に力が入ると、発声に使われる喉の筋肉も強ばってしまいます。
そのため、緊張したときに話そうとすると、声がうわずってしまうということが起こるのです。
緊張で手足が震える
緊張して手足が震える経験をしたことがある人も少なくないでしょう。
この震えは、緊張による自律神経の乱れによって引き起こされるものです。
一般的には手が震えやすいですが、足や頭部にも震えが現れる場合もあります。
頭が真っ白になる
人前に出ると、緊張して頭が真っ白になってしまうということもあるでしょう。
この現象は、緊張により脳の理性を司る「前頭前野」の働きが悪くなることで起こります。
また、緊張からくるストレスで、ストレスホルモン「コルチゾール」が分泌され、結果的に頭の働きが悪くなってしまう場合もあります。
「緊張しい」の原因
緊張しやすい人は、どのようなことから「緊張しい」になってしまったのでしょうか。
その原因を探ってみましょう。
失敗した経験を引きずっている
過去の失敗した経験を引きずって「緊張しい」になっている人もいます。
「あんな思いは二度としたくない」と強く思いすぎると、なかなか前向きな気持ちになれないものです。
失敗に対して強い恐怖心があったり、トラウマになってしまったりすると「失敗は許されないこと」と思い込んで、余計に緊張してしまうといったこともあるでしょう。
自分に自信を持っていない
自分に自信を持てない人は、成功するイメージよりも「失敗するんじゃないか」という不安を感じてしまいやすい傾向にあります。
そのため、すぐに緊張してしまいがちです。
また、自分のすることに自信が持てず、ネガティブに考えてしまいがちで、堂々とした立ち振る舞いができないこともあります。
真面目でプレッシャーを感じやすい
真面目な性格の人も、「緊張しい」であることが多いといえます。
真面目な人は責任感が強く、気を抜いていい場面でも緊張感を緩めることができません。
「失敗したらどうしよう」という気持ちが強すぎることでプレッシャーを感じやすくなり、緊張しやすくなってしまうのです。
緊張する場面に対する経験が少ない
どんな人でも、不慣れなことや経験が乏しいことに対しては緊張してしまうものです。
つまり、緊張する場面に対する経験が少ない人は、緊張する場面に慣れていないので、どうしても過剰にドキドキしてしまいます。
人前に立つ機会が少ない人は、「人前に立つ」といったシチュエーション自体に緊張してしまうので、経験を重ねることが必要かもしれませんね。
【緊張しいの人向け】緊張したときの対処法
いざという場面でも、緊張を和らげる方法を知っていれば必要以上に緊張しなくて済むかもしれません。
これから紹介する方法を実践して、程よいリラックス感を心がけましょう。
深呼吸をして落ち着く
緊張すると人は呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと息苦しくなってしまい、ますます緊張していってしまいます。
自分が緊張していると感じたら、一度落ち着いて深呼吸をしてみましょう。
大きく息を吐くと、自然と大きく息を吸い込むことができます。
深呼吸を繰り返して呼吸が落ち着けば、緊張も和らぎますよ。
軽いストレッチをする
緊張すると無意識に力んでしまいます。
体に力を入れると筋肉が強ばり、発声しづらくなったり呼吸が浅くなったりしてしまいます。
緊張をほぐす意味でも、軽いストレッチをしてみましょう。
気分転換を図って、緊張から気持ちを切り替えるのにも効果的ですよ。
緊張していることを相手に伝える
緊張は誰もが経験する感覚です。
本題に入る前に、前もって緊張していることを相手に伝えてみましょう。
前もって伝えておけば、緊張で言葉が出てこなくても相手に「緊張しているんだな」と理解してもらえます。
相手の理解があると思えれば、リラックスすることができ、安心して話を進められるでしょう。
目の前の人だけを見るようにする
大勢の人に対して緊張してしまう場合は、目の前の人だけを見るように意識してみましょう。
「大勢に見られている」と思うと余計に緊張してしまうので、ターゲットを目の前の人に絞って話してみてください。
話し始めはとくに緊張しますが、出だしがうまくいけば後は大丈夫なはずですよ。
「緊張しい」な自分を変えよう
「緊張しい」は、必要以上に緊張してしまい、自分の実力を十分に発揮できない、もったいない性格といえます。
今回紹介した対処法を実践して、少しずつでいいので緊張する場面に慣れていきましょう。
成功体験を増やすことができれば、プレッシャーに打ち勝てたり自分に自信が持てたりして、必要以上に緊張することはなくなるはずですよ。
この記事を読んで、ぜひ「緊張しい」を改善するのに役立ててくださいね。
- 「緊張しい」とは関西弁の一種で、緊張しやすい人を指す言葉
- 「緊張しい」に見られる特徴は「声がうわずってしまう」「緊張で手足が震える」「頭が真っ白になる」
- 「緊張しい」になる原因には、「失敗した経験を引きずっている」「自分に自信を持っていない」「真面目でプレッシャーを感じやすい」などがある
- 緊張を和らげるには「深呼吸をして落ち着く」「軽いストレッチをする」「緊張していることを相手に伝える」などの方法がある