「投げやり」の意味とは?投げやりになる人の特徴・心理・対処法も紹介!
仕事の失敗や失恋などが原因で、「もう全部いやだ~!」と投げやりになることはありませんか?
中には、「こんな投げやりになる自分はダメだ…」と自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。
そこでこの記事では、投げやりになる人の特徴や、投げやりになる人の心理についてまとめました。
投げやりになったときの対処法も紹介しますので、投げやりになってさらに落ち込むことのないよう、ぜひ参考にしてみてください。
「投げやり」とは
まずは「投げやり」という言葉の意味や類義語、反対語を解説します。
具体的な使い方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
言葉の意味
「投げやり」という言葉には、
物事をいいかげんに行うこと。成り行きまかせにすること。また、そのさま
引用元:goo辞書「投げ遣り(なげやり) の意味」
という意味があります。
物事を雑に扱ったり丁寧さが足りなかったりするような、無責任でやる気のない様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
類義語&反対語
投げやりという言葉の類義語には、以下の言葉が挙げられます。
- 自暴自棄
- いい加減
- ぞんざい
- やさぐれ
また、投げやりの反対語は、「丁寧」「思いやり」といったポジティブな言葉が該当します。
「投げやり」の使い方
「投げやり」の使い方は下記の通りです。
- プロポーズを断られ、友人はすっかり投げやりになっている
- 彼の投げやりな態度には不満だ
- 上司に対して投げやりな態度をとってしまった
投げやりになる人の特徴
早速、投げやりになる人の特徴を見ていきましょう。
努力が苦手で自分に甘い
投げやりになる人は、努力が苦手で自分に甘いところがあります。
たとえば仕事が行き詰まると、「できないからやめた!」とすぐに諦めて投げ出してしまうなど、楽なほうを選ぶクセがあります。
さらに「上司からの指摘でやる気にならない」「部下が言うことを聞かない」などと、投げやりになる原因は自分以外にあると主張し、周囲からの評価を自ら下げてしまうことも…。
完璧主義
投げやりになる人は、自分の失敗や短所を許すことができない完璧主義な人が多いです。
「こうじゃないとダメ!」と肩に力が入っていたり、「これができなかった」とミスをした自分を責めたりして、ネガティブ思考な傾向があります。
理想的な結果が得られない可能性を感じたら、「うまくいかない」とすぐに投げ出してしまうのです。
計画性がない
投げやりになる人には、計画性がないところが目立ちます。
仕事や試験勉強などに取り掛かるときも、なにをどのような順序でどれくらいのペースで作業に当たるのかといった計画を立てることができません。
その結果、「なにをやればいいのかわからない」「いつも思ったような結果が出ない…」と途中で放棄してしまうことも少なくありません。
精神的に幼い
精神的に幼いことも、投げやりになる人の特徴です。
大人になれば少々嫌なことがあっても、周囲に迷惑をかけないようグッと我慢するなど、ネガティブな気持ちをコントロールすることができるでしょう。
しかし、投げやりになる人は、少しでも嫌なことがあると不機嫌になるような子供っぽさがあります。
「もうどうでもいい」と投げやりな態度や発言をして、周囲の人を困らせることも…。
向き合ってくれる人が身近にいない
厳しい意見を言ってくれる家族や友達など、向き合ってくれる人が身近にいないことも、投げやりになる人の特徴の1つです。
心から怒ってくれたり、的確にアドバイスしてくれたりする人には、「自分に真摯に向き合ってくれるんだ…」と愛情を感じますよね。
ところが投げやりになる人の周囲には向き合ってくれる人がいないため、「気にかけてくれる人はいない」と自暴自棄になりやすい傾向があります。
投げやりになる人の心理
投げやりになる人には、どのような心理を抱えているのでしょうか。
ここでは、投げやりになる人の5つの心理を解説します。
自分の存在意義がわからない
投げやりになる人は、自分の存在意義がわからないという心理を抱えています。
「自分は何のためにいるのか…」と考えるほか、「自分がいなくても誰も困らない」と自己否定に陥ることも…。
その結果、仕事へのモチベーションが低下したり、堕落した生活を送ったりと、物事に取り組む姿勢が後ろ向きになるのです。
自分が劣っていると感じる
自分が劣っていると感じることも、投げやりになる人が抱える心理です。
「なにをしてもダメ」という劣等感が強く、自分に自信がありません。
自己肯定感の低さから「どうせうまくいかない」と仕事や恋愛に全力で向き合えず、さらに自己嫌悪に陥るのです。
不満や怒りでいっぱい
投げやりになる人は、不満や怒りでいっぱいになることが少なくありません。
自分の考えが周囲に理解されないときや、思い通りに事が運ばないとき、ネガティブな感情が溜まりに溜まって、心の余裕がなくなります。
ストレス発散できずにいると、些細なことがきっかけで「もういいや」と投げやりになりやすいでしょう。
開き直っている
「どうにでもなれ~!」と開き直っていることも、投げやりになる人の心理的特徴です。
とくにめんどくさがり屋な人は、物事がうまく進まないと早々に「もうなんでもいい!あとはあなたに任せた!」と他人任せモード全開になります。
「開き直らないとやってられない」と、投げやりな自分を無理やり肯定しているのかもしれませんね。
人生に絶望している
人生に絶望していることも、投げやりになる人が抱える心理の1つです。
「どうせ仕事は全然できないし、結婚もできない」などと考え、未来に希望を持てずにいます。
生きる希望や目標を見いだせなくなると、人は気力を失っていくものです。
スキルアップや婚活に取り組むなど対処法はいくらでもあるのに、努力が苦手で行動しないとなると、いつまでも悲観的なままでしょう。
投げやりになったときの対処法
身近な人に迷惑をかけないためにも、「投げやりにならないようにしよう」と普段から気をつけることは大切です。
とはいえ、ネガティブなことが起こると、投げやりになりたいときもあるはずです。
最後に、投げやりになったときの対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
とにかく休む
投げやりになったときには、とにかく休むことが大事です。
投げやりでいい加減な気持ちのまま仕事を頑張ろうとしても、思うように身が入りませんし、ますます負のスパイラルに陥るでしょう。
家でゆっくり過ごすなど、なによりもまず心身の休息を優先してください。
たっぷり睡眠をとれば、投げやりになりたくなる気持ちが少し落ち着くはずです。
自分がしたいことをする
自分がしたいことをするのも、投げやりになったときの改善方法として有効です。
がっつり身体を動かしてストレス発散したり、大好きな映画を観て作品の世界観に浸ったりして、自分の好きなように過ごしてみてください。
投げ出したくなる現実を一旦忘れて、心が踊るようなことをやってみましょう。
そうすれば、きっとポジティブな気持ちを取り戻せます。
美味しいものを食べる
投げやりになったときは、美味しいものを食べるのも対処法の1つです。
仕事が立て込んでいて余裕がないからといって乱れた食生活を続けていると、栄養も偏りますし、食事の時間も楽しめないので心が荒むのは当然です。
自暴自棄になりそうなときは、ちょっとお高めのお肉や有名店のスイーツなど、美味しいものでテンションを上げてみましょう。
甘いものが好きなら、チョコレートを食べるだけでも幸福感を味わえるはずです。
自然に触れる
投げやりになったときの対処法として、自然に触れることもおすすめです。
裸足で海水に浸かったり、きれいな空気を吸いに森林浴をしたりして、投げやりな気持ちをリフレッシュさせましょう。
「わざわざ出かけるのは気が乗らない…」というときには、ぼーっと青空を眺めるだけでも、癒し効果を得られますよ。
誰かに助けを求める
投げやりになって、自分1人ではどうしようもないときは、誰かに助けを求めることが大切です。
自分だけで抱え込まず遠慮なく質問するなど、積極的に周囲を頼りましょう。
投げやりになる原因が友人には言えない内容なら、SNSで助けを求めるのも手段の1つです。
顔も知らない赤の他人だからこそ、煩わしい人間関係を気にすることなく、自分の悩みをさらけ出せるかもしれません。
投げやり状態のときはいかに早く気持ちを切り替えられるかがポイント
失敗したり嫌な気分になったりと、投げやりになりたくなることは誰にでもあります。
中には「投げやりになる自分にうんざり…」という人もいるでしょう。
投げやりは悪だと捉えてしまうとより辛くなるので、いかに早く気持ちを切り替えられるかがポイントです。
投げやり状態になった場合、この記事で紹介した対処法をぜひ試してみてください。
自分の行動を少し変えるだけでも、気持ちの切り替えができるようになります。
気持ちを切り替えて物事に取り組むことで、うまくいかなかったことも成功に近づくかもしれませんよ。