かまちょの意味とは?男女別の特徴やうざいかまってちゃんの対処法
「かまちょ」は、若い世代を中心に使われる言葉で、響きはかわいくて親しみやすいのですが、ネガティブな意味で使われる場合もあります。
この記事は「かまちょ」の意味や、そうなってしまう原因を解説、さらに男女別のかまちょな人の特徴を紹介しています。
また、うざいかまってちゃんと上手に付き合う方法も紹介しましょう。
かまちょとは
「かまちょ」とは「かまってちょうだい」の省略形。
意味は「誰かにかまってもらいたい」「誰かに相手をして欲しい」状態のことです。
常に誰かにかまってもらいたがる「かまってちゃん」と同じ意味ですが、「かまちょ」は自分の気持ちを表現するフレーズとして、使われることもあります。
程よい「かまちょ」は、かわいいかもしれませんが、度が過ぎるとうざいと思われてしまうことも。
流行したきっかけは、2012年頃にタレントのくみっきー(舟山久美子)さんが使ったのが始まりだといわれています。
今ではSNSなどでよく使われる一般的な言葉となりました。
かまちょになってしまう人の原因
「かまちょ」は、子供の頃なら誰にでも多少は経験があるでしょう。
しかし、大人になっても「かまちょ」のままで、いつも誰かに相手にしてもらいたがる原因は、何なのでしょうか。
次は、かまちょになってしまう人の心理や原因について解説します。
いつも注目されていたい
「かまちょ」になってしまう人は、常に他人から注目されることを求めています。
その理由は、しっかりとした自分の価値観を持っていないから。
人から注目されたり評価されたりしたこと以外では、価値を認められないのです。
他人から注目されない時は、自分自身を失ってしまったように感じるため、ポジティブになれません。
承認欲求が強いうえ、SNSに依存する人が多く、たくさんの「いいね」をもらうために、わざと目立つような言動をとる人もいるでしょう。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低く、自分のことを好きになれない人も「かまちょ」になる傾向が強いです。
自信がなくて自分自身を認められないので、他の人から「それでいいんだよ」「すごいね」といってもらわないと、精神的な安定が得られません。
特に、心を許せる相手の反応を気にしやすく、しょっちゅう連絡してきて、相手の気持ちを確かめようとします。
周りに自分よりも大切にされている人がいないか気にしたり、他人の評価を気にし過ぎたりすることも多いでしょう。
1人になるのが不安
「かまちょ」になってしまう人は非常に寂しがり屋で、1人になるのが不安で仕方ありません。
1人でいると、ネガティブな考えが浮かんで落ち込んだり、自分と向き合って自己嫌悪に陥ったりすることもあるので、なるべく1人になる時間を避けようとします。
他の人と一緒にいて相手にしてもらっていないと、自分が嫌われていないか不安になったり、誰からも相手にされなくなるのではと落ち着かなくなったりすることもあります。
幼児期に問題がある場合も
幼児期に、家族など周りの人たちから十分な愛情を得られなかった人が「かまちょ」な大人になるケースもあります。
人格の形成には、愛情をたっぷりと受けて幸せな幼児期を過ごしたかどうかが、大きく影響するといわれています。
家庭の事情などで幼い頃に寂しい思いをした人は「自分は誰からも相手にされない」という意識が強くなってしまうため「かまちょ」になるのです。
大人になっても、自分の気持ちより他人に好かれることを気にしながら日々を過ごす人も多いでしょう。
かまちょな女性の特徴
「かまちょ」といえば女性のイメージが強いですね。
寂しがり屋でかわいいモテる「かまちょ」も少なくないのですが、ちょっと重いなと思われてしまう「かまちょ」もいます。
続いては、かまちょな女性の特徴を紹介しましょう。
SNSの投稿が多く不安定
かまちょな女性は、いつも誰かと繋がっていることが必要なので、SNSの投稿頻度が高くスマホを頻繁に操作しています。
「いいね」をもらうため、インスタ映えするようなスポットで撮影した写真をアップしたり、自撮りの写真をアップしたりすることも多いでしょう。
人の関心を集めるために、実際の話以上に話を盛ることもあります。
しかし、メンタルが不安定な一面もあるため、突然「もう疲れた」などと周りが驚くようなネガティブな投稿をして、同情を得ようとすることもあります。
人の話は興味がない
常に他人と一緒に過ごしたがる、かまちょな女性の目的は、自分の話をすることだけなので人の話には興味を示しません。
もし相手が自分の話をしようとすると、興味なさそうにスルーしたり、自分の話に話題を替えようとしたりします。
悪気はないのですが、かまちょな女性の頭の中は、話を聞いてもらって自分が満足したいという気持ちでいっぱいで、相手を思いやる余裕が無いのです。
一方的に話を聞かされるだけなので、相手をした人は、うんざりするかもしれません。
自分より目立つ人に嫉妬する
かまちょな女性は、いつも自分が一番目立つポジションにいることにこだわるため、自分よりも目立っている人がいると嫉妬します。
目立つ異性に嫉妬して対抗意識を持つこともありますが、自分より注目を浴びている女性に対しては特に激しいジェラシーを感じて、露骨に顔に出すこともあるでしょう。
また、自分や家族、彼氏のことやプライベートなどを自慢するのが好きで、得意げに話したがるのですが、もっとすごい人がいると分かると突然不機嫌になります。
思い通りにならないとすぐ拗ねる
かまちょな女性は、自分が思い通りにならないことがあると、すぐに拗ねてムッとしたり、他人を拒絶したりするような態度をとります。
自分の感情を隠すのが苦手で、周りから見るととても分かりやすいタイプなので、ある意味裏表がない性格といえるかもしれません。
かまちょな女性がグループの中にいると、彼女の機嫌が悪くなると全体の雰囲気が悪くなるので、そういう人だと割り切るか、拗ねないように機嫌を取らなくてはならないでしょう。
かまちょな男性の特徴
「かまちょ」は、女性だけではなく男性にも数多く存在しています。
かまちょな男性の特徴は、職場の人や友達、恋愛相手などとのリアルな人間関係や、SNSやLINEなどのオンラインに表れるでしょう。
次は、かまちょな男性の特徴を紹介します。
不幸自慢が多い
かまちょな男性は「寝てない」自慢や「忙しすぎる」アピール、体調不良アピールなど、周りの人に不幸自慢をすることがよくあります。
その理由は「こんなに辛いのに頑張っている自分を褒めて欲しい」という気持ちと「大丈夫?」と、心配してくれたり優しくしてくれたりするのを期待する気持ちの両方です。
メンタルが不安定で自意識過剰なところがあるので、何か嫌なことがあると大げさなリアクションを見せたり、周りに聞こえるような声で愚痴ったりすることも多いでしょう。
常にSNSにアップする
なんでもないことでも常にSNSにアップして、SNSの更新頻度が高いのも、かまちょな男性の特徴です。
いつも自分の言動や考えを人と共有したがっていて「いいね」やコメントをもらうことに夢中になっています。
プロフィール画像を替えたり写真や動画をよくアップしたりするので、タイムラインにいつも登場しているかもしれません。
フォロワーの投稿にコメントすることもありますが、単に話題に入りたいだけで意味がないリプを飛ばすこともあります。
話を盛りたがる
人から褒められて悪い気がする人はいませんが、かまちょな男性は特に他人から「すごいね」といわれることが大好きなので、話を盛りたがる傾向があります。
ほとんど知らないのに有名人や人気のある人のことを「自分とすごく親しい関係だ」といったり、あまり経験がないのに「自分はエキスパートだ」といったりします。
知り合ったばかりの人や事情をよく知らない人だと、感心してチヤホヤされることもありますが、付き合っていくうちに嘘がバレて信用を失うことも多いでしょう。
LINEをすぐ返さないと連投する
かまちょな男性はLINEやメールの返信がマメで、連絡するとすぐにレスがありますが、相手に対してもすぐに返事がないのが嫌で、相手の返事を待たずにメッセージを連投します。
スマホをチェックする時間がなく長時間放置していたら、かまちょな男性から驚くほどたくさんのメッセージや催促の通知が来ていて、うんざりした経験がある人も多いでしょう。
交際中の男性の場合は、すぐに返事をしないと浮気や心変わりなどネガティブな妄想をされてしまい、トラブルに発展することもあります。
うざいかまちょの対処法
かわいいレベルのかまちょなら、暇な時など自分に余裕があれば相手ができますが、うざいレベルになってくると、かなりストレスですよね。
いつもスルーするのはかわいそうですが、これ以上は関わりたくないと思う人との付き合いは「つかず離れず」な態度が大切です。
最後は、うざいかまちょと無理なく付き合うための対処法を紹介します。
一応話を聞いてから受け流す
かまちょな人からあまり頻繁に「かまって」アピールをされて困った時は、一応話を聞いてあげる対応をしてから、受け流すようにしましょう。
最初から無視してしまうと、拗ねて話がこじれることもありますし、少しでも話を聞いてあげれば承認欲求が満たされるので、相手の気分が落ち着く可能性があります。
うざいからとイライラした態度を見せると、逆ギレされたり「嫌いになったの?」などと騒がれたりすることもあるので、大人の対応で軽く話を聞いてあげましょう。
話を長引かせない
うざいかまちょの話を聞く時には、真剣に話を聞いたり相手を褒めたりしないようにして、話を長引かせないよう注意しましょう。
かまちょな人は相手が自分に関心を持っていると思うと、得意になって話が止まらなくなります。
他の人と話す時のように、かまちょな人の話に関して質問したり「マジで?」などと驚いて見せたりするのは厳禁です。
「ふーん、そうなんだ」程度の薄いリアクションで、相手がつまらなくなって話を打ち切りたくなるように聞くのがコツです。
忙しいふりをする
かまちょな人は、自分の相手をしてくれそうな人や暇な人に依存しやすいので、本当はあまり忙しくなくても忙しいふりをして、うまく断ることも大切です。
何度か誘われても、仕事やプライベートな用事などを理由に断り続けていれば、別の人に連絡するようになるかもしれません。
「いつなら大丈夫なの?」と追求されないように、日頃から「最近、忙しくて時間がとれなくて困っている」ような話をして、予防線を張っておくのもおすすめです。
毎回返事しないようにする
かまちょな人からLINEやSNSのメッセージがたくさん来ても、いちいち返事をしてはいけません。
毎回返事をしていると、こちらが嫌がっている気持ちが通じませんし、メッセージをやり取りするのが好きな人だと思われて、ますますエスカレートする恐れもあります。
かまちょはいろいろな人に同時に発信していることも多いので、たまにしか返信がない人には興味を失ってあまり連絡してこなくなるかもしれません。
かまちょの心理を理解して適度な距離感をキープしよう
「かまちょ」とは「かまってちょうだい」の省略形で、誰かに相手をしてもらいたい状態を表す言葉です。
「かまってちゃん」と同じ意味ですが、自分のことを「かまちょ」という使い方もあり、SNSで良く使われるほど一般的に浸透しています。
かまちょになってしまう原因は、自己顕示欲が強かったり自分に自信がなかったりして、1人になるのが苦手な心理が考えられます。
かまちょな人の特徴は男女差がありますが、SNSへの依存、承認欲求やプライドの高さなどは共通した特徴といえるでしょう。
うざいかまちょとストレスなく付き合うには、つかず離れずの関係が大切です。
かまちょの心理を理解し、適度な距離感をキープしましょう。
- 「かまちょ」とは「かまってちょうだい」の略で誰かにかまってもらいたい状態のこと
- 原因は他人の注目を集めたがる性格や自己肯定感の低さなどで、1人になるのが苦手
- 特徴は男女ともにSNSが大好きで、自分の話ばかりして話を盛ることなどが挙げられる
- うざいかまちょとは適度な距離感を保ち、つかず離れずで上手に対応しよう