【自然体とは】言葉の意味・自然体な人の特徴・自然体でいるための心がけ
相手の顔色をうかがったり、言葉を慎重に選んだり…とくに日本人は他人に気を使いすぎて、ストレスを溜め込むことも多いのではないでしょうか。
そんな中、自分を着飾ることなく自然体な姿でいられる人は、周りからとても羨ましがられる存在ですよね。
今回の記事では、自然体な人の特徴と自然体でいるための心がけを解説していきます。
人間関係に悩んでいる人や、いつも自分を偽って息苦しい生活をしている人は、これからの人生を楽しくするための参考にしてみてください!
自然体とは
まずは「自然体」という言葉の意味を説明していきます。
類語や対義語も含めて、意味をしっかりと理解していきましょう。
言葉の意味
自然体とは「気負いすることなく、ありのままの姿でいること」という意味を指します。
無理に繕ったり、先入観をもったりすることなく素の状態でいる人は、周囲に「自然体」という印象を与えるでしょう。
類語&対義語
自然体の類語は「ナチュラル」「あるがまま」「飾らない」などが挙げられます。
いずれも人や物などが、本来の性質のままの状態でいることを表した言葉です。
対義語には「ぎこちない」「気負った」などの言葉があります。
不自然な状態や、緊張感を感じるときに使われる表現です。
恋愛でも有利!自然体な人の特徴
自然体な人は、男性からも女性からも好感をもたれる魅力的な存在ですよね。
自然体でいると実は恋愛でも有利です。
ここでは、周囲に好感を与える自然体な人の特徴を紹介していきます!
心に余裕がある
自然体な人の特徴として、心に余裕があることが挙げられます。
他人に気を使いすぎたり、時間に追われて焦ったりすることなく、常に心に余裕をもって行動しています。
また、ナチュラルに周りを気遣うことができるので、スムーズな人間関係を作るのが得意です。
いつも余裕がなくイライラしている人は一緒にいたくないですよね。
反対に、余裕があって落ち着いている人は「一緒にいて安心できる存在」と思ってもらいやすく、好印象を与えるのです。
お世辞ではなく本音で褒める
相手のことをサラッと褒めてくれる人って素敵ですよね。
自然体な人は、それが素でできてしまうので、周りの人から常に好感をもたれています。
素直に相手を褒め、嫌味な感じも全くしないことから、婚活パーティーなどの男女の出会いの場ではモテモテになることも少なくありません。
自分自身が心から良いと思わないお世辞はすぐにバレてしまいますが、自然体な人はありのまま思ったことをストレートに伝えるので、周囲からの信頼も厚いです。
好きなことを仕事にしている
自然体な人は、自分に正直に生きたいと考えています。
そのため、好きなことを仕事にしている傾向があり、合わない仕事や苦手なことは極力避けます。
自分の好きなことや興味があることを仕事にしているからこそ、常に自然体な状態でいられ、毎日を楽しく過ごすことができるのです。
また、会社員として働くよりも、縛られない生き方の方が楽しい人生を送れそうだと感じ、退職や起業などの大きな決断をする人も少なくありません。
誰にでも平等に接する
どんな人にも同じように接することも、自然体な人に共通する特徴です。
相手によって態度が豹変する人は、見ていてとても不快ですよね。
自然体な人は、上司や部下といった上下関係がある人には言葉遣いや振る舞い方を多少変化させることもありますが、好き嫌いなどの個人的な感情を出すことはありません。
自分と価値観が違う人に対しても、嫌悪感を抱くことなく同じように接するので、いろんな人から好かれます。
他人を疑わない素直な心の持ち主
自然体な人はとてもピュアな心をもっています。
そのため、他人を疑うようなマイナスな感情をもつことはありません。
相手からのアドバイスを素直に聞き入れたり、人の話にきちんと耳を傾けたりして、ありのままの自然体な心を持ち続けられるのです。
その一方で、相手を信じすぎて騙されやすい部分があるのは、自然体な人のネックなポイントといえるでしょう。
他人の幸せを心から喜ぶ
シンプルなことですが、他人の幸せを心から喜ぶことができる人は周りから愛されます。
喜ばしい情報に対して素直に「おめでとう!」と言えるのが自然体な人の特徴です。
相手の気持ちに寄り添うのが得意な人は、共感能力が高い傾向があります。
嬉しいときは一緒に喜び、苦しいときは一緒に悲しみ、励まし合います。
「相手の幸せ=自分の幸せ」と考えられる人は、他人に妬みや嫉妬という負の感情をもつことがなく、良好な人間関係を築くことができるのです。
特別可愛い&かっこいいわけじゃなくてもモテる
自然体な人は、容姿が特別可愛いとかかっこいいわけじゃなくても、異性からモテる人が多いです。
それには以下のような理由があります。
- 面倒な駆け引きがないので、友達のような感覚で付き合える
- 見栄を張らず、自分も自然体でいられる
- いつも笑顔でポジティブな部分が好印象に映る
裏表のない性格や一緒にいて楽なところが、自然体な人の大きな魅力といえそうです。
自然体でいるための心がけ
ここでは、ありのままの自然体な自分でいるための心得を紹介していきます。
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ありのままの自分を認めて受け入れる
自分にコンプレックスをもっている人は、それを認めて受け入れるようにしましょう。
自分のことが嫌いな人は、ダメな部分をカバーしようとして無理に繕い、人に良く見せようとしますが、それでは自然体といえません。
まず自分のダメな部分を認めたうえで、「良いところも悪いところも全部ひっくるめて私なんだ」と受け入れることが大切です。
また、ダメなところを放置するわけではなく、自分と向き合いながら、短所を長所に変える努力をすることで、少しずつ自信をつけていくことも大事です。
とにかく無理をしない
自然体でいるためには、心の声に耳を傾け、無理をしないことが肝心です。
疲れているときの気が乗らないデートや飲み会などの誘いは、断る勇気も必要です。
無理に行っても、気疲れしてしまうだけで余計に疲労も溜まります。
ビジネスの場などの断りにくいイベントは、参加しても極力早めに切り上げたり、2次会は行かないようにしたりして、ダラダラ長引かせないように気をつけましょう。
人と比べることをやめる
自分と他人を比べてしまうことは誰にでもありますが、誰かと比べてもあまり良いことはありません。
「あの人より私のほうがキャリア不足だ」「私は他の人より劣っている」などと比べて落ち込むより、自分にしかない良い部分に目を向ける方が気持ちも明るくなります。
人と比べることをやめると、気負いしたり、ストレスが溜まったりすることもなくなるので、自然体な自分で生きられるようになるはずです。
ときには弱音を吐いてもOK
自分の気持ちに素直にならなければ、自然体な人にはなれません。
ちょっと疲れたときや、悩んでいるときは弱音を吐いても良いのです。
誰にも弱いところを見せまいと頑張り続けていると、いつか身も心もボロボロになってしまいます。
信頼できる人に弱音を吐くのもアリですし、ヨガや運動など、自分の好きなことをしながら心と体をリラックスさせるのもおすすめです。
好きなものを身の回りに増やす
自分の好きなものに囲まれて生活すると、気分が明るくなりますし、なにより自分らしくいられます。
周りの目を気にして、自分に合わないものや好みじゃないものを身につけていると、心のどこかで違和感を感じながら生きることになりますし、無理をしていることも気づかれてしまいます。
それよりも、好きなアクセサリーをして出かけたり、家の中に好きな小物や写真などをたくさん飾ったりして、自然体な生活を送るようにしてみてくださいね。
自然体とはちょっと違う?注意点を男女別に解説
最後は、自然体になるための注意点を男女別に解説していきます。
「自然体」と「気を使わない」ということは似ているようで全く違います。
その違いを理解しておかないと、人間関係にヒビが入る恐れがあるので、ここでしっかり勉強しておきましょう!
「自然体」をはき違えている男性あるある
以下のような人物は女性ウケ最悪なので、自分の立ち居振る舞いには気をつけましょう。
- 女性が気にしていることをズバズバ言う
- 髭や髪を伸ばしっぱなしで、清潔感がない
- ダラダラと仕事するなど、やる気や向上心が薄い
思いやりのない言動や、だらしない部分を前面に出すと嫌われてしまいかねません。
「自然体」をはき違えている女性あるある
自然体を目指す女性は、以下のような人物にならないように注意してください。
- 自分磨きをしない
- 下ネタや下品な話を誰にでもする
- ワガママや自己中な態度で困らせる
自分らしさを出すのは大切ですが、あくまでも女性らしさを忘れないことがポイントです。
自然体な姿でいるほうが自分も楽!
自然体な人は自分に正直に生きているため、ストレスフリーな人が多いでしょう。
周りに流されることなく、自分軸がある人は、誰から見ても魅力的な存在です。
ありのままの自分でいるためには、まず自分自身を知ることからはじめてみてください。
どんなことが好きで、どんなことが嫌いなのか、なにをしたら楽しいと感じるのか…そうやって自分を深く知ることで、ナチュラルな生き方に近づいていけるはずですよ。