心が狭いってどんな意味?恋愛に不利になる心が狭い人の心理や特徴、改善策
「あなたは心が狭い」と、恋人や家族、会社の同僚にいわれた経験のある人もいるのではないでしょうか?
仕事や恋愛などいろんな場面で不利になることも多い、心が狭い人。
しかし、いわれた本人は「心が狭いってどういう意味?」といわれた意味を理解していない人もいるでしょう。
そこで今回は「心が狭い」という言葉の意味や外国語表記、心理や特徴までしっかり解説していきます。
最後には改善方法もあるので気になる人はぜひ試していきましょう。
Contents
心が狭いの意味とは?
心が狭いという言葉には、
- 周囲の状況や他人の言動を受け入れない
- 他人に対する思いやりがない
- 度量が狭い
などの意味があります。
自分の話ばかりで他人の意見を聞き入れないなど「心にゆとりのない」状態を指します。
それでは、次に類語を確認していきましょう。
「心が狭い」の類語・熟語
「心が狭い」の類語・熟語には、
- 狭量(きょうりょう)
- 偏狭(へんきょう)
- 寛容さのない
などが挙げられます。
「心が狭い」の英語・韓国語
「心が狭い」は外国語でどのように表現するのでしょうか。
ここでは英語と韓国語での事例を紹介していきます。
<英語>
narrow-minded
He is a narrow-minded person.
<韓国語>
속이 좁다(ソギ チョプッタ)
그는 매우 사교적이지만 속이 좁다.
心が狭い人になってしまう心理や原因とは?
どうして心が狭い状態になってしまうのでしょうか。
その心理や原因を5つまとめました。
まずは、心が狭くなる人の根本的な理由から探っていきましょう。
自分の思考・価値観が正しいと思い込んでいる
心が狭い人は自分の思考や価値観が正しいと思い込みすぎて、他人の意見を受け入れることができません。
もし人と意見の相違などがあれば、自分が絶対に正しいから相手が間違っていると決めつけてしまうのです。
また、柔軟性がなく頑固なため、自分と異なる価値観や多様性を認められず、より許容範囲や視野が狭まっていきます。
自分のことしか考えられない
心が狭い人の頭の中は自分のことでいっぱいで、他のことを考える余裕がなく、「自分さえよければいい」と、他人への思いやりに欠けてしまうようになります。
心にゆとりがあれば自分自身の行動や言動を客観視することもできますが、心が狭いと物事を主観でしか見ることができなくなるのです。
上手くいかなかったことは他人のせい
前述したように、心が狭い人は自分が正しいという思い込みが強く、自らの非を認めようとしません。
そして自分は間違わないという自負から「こうなったのは自分のせいじゃない!」と責任転嫁を図るのです。
また「誰かのせい」だという被害者意識は、喧嘩腰な口調や攻撃的な態度にもなる原因ともいえるでしょう。
絶対に優位な立場に立っていたい
競争心が強く『勝ち負け』で物事を図る考え方で、常に心の中で争いをしているので心の余裕がなくなります。
自分が優位にならないと気が済まない性格には、劣等感や自信のなさが隠されているもの。
また自分の弱さを認めることもできないので、多少非情な方法を取ってでも絶対に優位な立場に立とうとします。
人を疑ってしまうトラウマがある
過去の人間関係などでトラウマがある場合、防衛本能から心にゆとりがなくなることもあります。
相手に「裏切られる」「損させられる」「傷つけられる」などの恐怖心から自己防衛を最優先するのです。
心が狭く人を疑ってばかりの状態でいると、他人と距離を取ることに気持ちがいき、相手を思いやることができなくなるのでしょう。
【自己診断】思い当たるかも…心が狭い人の特徴8選
心が狭い人の特徴がわかれば、付き合い方も考えることができ、ストレス軽減にもつながるはずです。
ここでは心が狭い人の特徴を具体例とともに8選まとめました。
「自分は大丈夫かな?」と心配がある人は自己診断もかねてしっかりチェックしていきましょう。
人への優しさ・配慮がまるでない
心が狭い人は他人に何かをしてあげる心の余裕がないため、自己中心的な行動を取ることが多くなります。
たとえば、
- 面倒なことを人に押し付ける
- 嫌なことは絶対にしない
- 相手の気持ちになって考えない
などの行動が目立つでしょう。
基本的には自分が最優先なため、人のために動くというのはあまりありません。
何かとすぐに怒りだす
心が狭い人は感情の起伏が激しく、急に怒りだします。
たとえば、
- 思い通りにいかないとイライラした態度を取る
- ちょっとしたことで怒り出す
- 責められていると感じると逆ギレする
といった、何かにつけ怒り出すのも心が狭い人の特徴です。
特に心の狭い男性は、怒ることで自分が優位に立とうとする傾向があります。
言い方が否定的
自分の考えが絶対に正しいと思っている心が狭い人は、他者否定をする場面が多くなります。
「でも、これは◯◯の方がいいんじゃない?」「いや、こうでしょ」と、相手の意見や提案に対し、自分の意見を突き通そうと否定するのです。
自己主張が強いこと自体は心が狭いことに直結しませんが、意見を貫き通そうとする人は心が狭い可能性が高くなります。
他人には完璧を求める
自分の非を認めることが苦手な心が狭い人は、他人に過度な期待をしていることがあります。
たとえば、
- 自分のことを棚に上げて文句をいう
- 期待に応えないと執拗に責め立てる
- 他人のちょっとしたミスも許さない
など、「自分には甘く、他人には厳しい」のが心が狭い人の大きな特徴の一つともいえるのです。
他人の成功も幸せも祝福できない
心が狭い人は自分が優位に立っていたい気持ちが強く、他人を簡単には認めません。
たとえば、同僚の昇進を見て「裏で手をまわしたな」などと勘ぐる、友人の幸せそうな結婚を素直に喜べないなど、嫉妬や負けを認めたくない気持ちが強いのです。
嫉妬心から素直に祝福できないというのは、特に心の狭い女性に多い特徴です。
ダメ出し・揚げ足とりが得意
心が狭い人は他人を陥れることで、自分が優越感に浸ろうとすることがあります。
- 特に意見を求めてないのにダメ出しをしてくる
- 揚げ足取りのような発言で会話を中断させる
- 他人のことを褒めずいちいちクレームをつける
など、いかにも嫌な人と思われそうな内容が並びましたが、自分のことばかり考えている心が狭い人は、周囲の白い目に気づくこともできません。
お金に細かい
心が狭い人は「損したくない」という気持ちが強く、お金にも細かい傾向があります。
『一円単位の割り勘』や、みんなで食事した際は『ポイントの有無』まで気にするのです。
また、一度ご馳走したら「あのとき奢ったからな」といつまでも恩着せがましい発言をすることも少なくありません。
損得勘定が強いのはお金に限らず、人間関係にも及びます。
win-winならまだしも「あわよくば儲けよう」という魂胆すら透けて見え、周囲から引かれることもあります。
人からの意見はスルー
基本的に自分が正しいと信じてやまないので、他人からの意見には耳を貸しません。
また、人より優位に立ちたいという心理から、意見をされたり、アドバイスを受けたりすることを苦痛に感じるのです。
基本的に自分に不都合なことは、右から左に聞き流していると解釈しても良いでしょう。
恋愛でも職場でも不利になる心が狭い人の改善策
先ほどの「心が狭い人の特徴」で自分に思い当たる節があった人は改善するチャンスです。
次にまとめた4つの改善策を少しずつ試していき、心にゆとりのある人を目指しましょう!
人の話はきちんと聞く
まずは、人の話をきちんと聞くようにしましょう。
その際は、
- しっかり目を見て話を聞く
- 途中で話の腰を折らない
- 否定的な相槌は打たない
ということに注意するといいでしょう。
人の話や意見をきちんと聞いているうちに、『自分と異なるものを受け入れる』ことができるようになっていきますよ。
自分の考えだけに捉われない
自分の考えが絶対!という認識は一度捨て、広い視野で物事を見るように心がけましょう。
そのためには、まず「否定しないこと」。
そして「自分の思い通りにしようと考えないこと」が大切です。
視野を広げていけば「違う考え方もあるんだ」と心の余裕が生まれるでしょう。
自分はいいけど、人はダメな思考は捨てる
自分に甘く他人に厳しいというのは辞めましょう。
「お互いさま」の精神を持つようにすると他人へのダメ出しも控えることができますよ。
人に厳しく当たりそうになったときは、自分もそういうことがないか、自分がされたらどうかを考えてみてください。
自分至上主義を捨て、人と対等な目線で接することができるようになれば、きっと今より生きやすくなりますよ。
失敗は認める、人のせいにはしない
自分自身を含め、誰にだってミスや間違いはあるものです。
自分や他人の完璧でないところを認められるように心がけましょう。
もし間違いをおかしたと感じたなら、責任転嫁したり取り繕ったりするのではなく、素直な気持ちで謝罪するのです。
そうすることで、周囲からのサポートも受けられ、自分自身のスペックも上げることができますよ。
心の狭さから自己嫌悪に陥る前に、自ら変わろう!
あえて「心が狭くなりたい!」と思っている人はそういないはず。
どうせなら人望があって、心にゆとりのある、穏やかな人を目指したいですよね。
自分の心が狭いと感じている人は、改善策で紹介した対処法の中で取り入れやすいものから試していきましょう。
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