マウントをとる人の特徴とは?マウンティングする男女の心理や取りたがる人への対処法を解説
みなさんは上司や同僚、友人などから自慢話をされたことはありませんか?
その際、多少なりともイラっとしたこともあるでしょう。
実は、それは他人にマウントをとる行為です。
この記事では、人がマウントをとる心理や対処法を解説。
相手から自分のほうが上だとアピールをされたことがある人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
「マウントをとる」の意味とは?
「マウントをとる」とは他人と比べ、いかに自分のほうが評価できるかを主張すること。
つまりステータスや実績、功績などを自慢し相手よりも自分が上だと示す言動のことです。
話のなかで相手を見下す意図がある場合は、マウンティング行為になり得ます。
ただ、自慢話自体は悪いことではありませんので、どう感じるかは話の受け手次第でしょう。
マウントをとる男女の心理
では、相手にマウントをとる人は一体どんな思惑があるのでしょうか?
ただ単に誇らしげに語りたいだけなのか、承認欲求が高まっているのか。
ここでは、男女それぞれでマウントをとる人の心理を解説します。
男性心理
まずは、男性の心理についてです。
いつでも自分が正しいと思っている
自分の言っていることが妥当だと思う人ほど、マウントをとりがちです。
劣位とは縁がなく、優位性や根拠のない自信に満ちているため平気で自慢話をします。
どんな時でも自分が正しい自信があるため、自分が間違っていると思わないのでしょう。
誰よりも優れている存在でありたい
周囲に比べ、常に優れていると思われたい人ほどマウントをとる傾向にあります。
周りから自分が劣等生と思われることが許せないので、優越感を得るためにマウンティングするのでしょう。
誰しも相手から格下と思われるのは嫌ですが、彼らはとくに顕著です。
女性心理
つづいては、女性の心理についてです。
承認欲求が強い
自己顕示欲が強い女性ほど、マウント気質といえます。
人間誰しも周りから賞賛されたり、認められたりしたら嬉しいですよね。
それでこそ、自分の存在価値があるというものです。
特に、SNSが主流になっている今の時代、人々の承認欲求は常に高まっています。
とはいえ、周囲を見下してまで認めてもらおうとは思いませんよね。
女性の場合、承認欲求が人一倍強いからこそマウントをとるのでしょう。
他人への競争心がある
競争心が強いゆえ、マウントをとる女性も少なくありません。
いわゆる、負けず嫌いです。
「私が一番よ!」という競争からマウンティング行為に至ります。
敗北による劣等感が許せないのは女性も同じということですね。
主導権を握りたい
自分が輪の中心になりたがる女性も、マウントをとる傾向にあります。
仕事やプライベートにおいて、特に大人数がいる場では顕著です。
主導権を握ることで紅一点かのごとく、周囲からもてはやされたいのでしょう。
マウントをとる人の特徴
どんな人であれ、誰かに認められたら嫌な気はしませんよね。
負けず嫌いだからこそ、仕事などでのし上がっていった人もいますから。
とはいえ、すべての人がマウントをとってきたわけではありません。
マウントをとる人には、共通の特性があります。
アドバイスしてくる
アドバイスと称して、自分の見解を押し付ける人はマウントをとりがちです。
おそらく、経験値の差を誇示しているのでしょう。
根拠のない自信で、さらには求めてもいないアドバイスをされるのは
大きなお世話ですよね。
自分に自信がない
自信がなく自己肯定感が低い人ほど、マウントをとる傾向にあります。
自己肯定感とは、どんなに欠点があっても、他人と比較することなく、ありのままの自分を受け入れること。
しかし、マウンティング行為をする人は、それができません。
弱さが周りに露呈しないよう、見栄を張っているのです。
自慢話が多い
うぬぼれが強く自慢話が多い人は、マウント気質の代表でしょう。
相手がうらやましがることで優越感に浸れますし、自分のほうが格上だとアピールもできます。
そして、他人の自慢話に興味がないのもポイント。
そんなことよりも、自慢話で自分を上塗りしたい気持ちでいっぱいなのです。
自分と他人を比較する
マウントをとる人に多いのが、他人と比較することです。
というのも、マウントをとる人のコンプレックスは劣等感です。
加えて、自分が秀でていると考えており、常に一番だと周りに示さなければ気が済みません。
劣等感を抱こうものなら、何が何でも相手を蹴落とそうとするでしょう。
上から目線で話してくる
横柄な態度をとる人ほど、マウント気質といっていいでしょう。
誰よりも上の立場でいたいだけでなく、周囲の人も思い通りにできるから。
ここでポイントなのは、どんな些細なことでも上から目線で話してくることです。
きっと「え、そんなことまでマウントとるの…?」と驚くでしょう。
どんな場合でも、相手を軽んじていないと気が済まないのです。
人の意見を聞かない
マウントをとる人の本質は、人の意見に聞く耳を持ちません。
相手へ意見しても、他人からの意見はお断りというスタンスです。
自分が正しく、誰よりも勝っていると思い込んでいるので人によっては、相手の話を遮ってまで話しはじめる場合も。
周囲の気持ちを推し量れないのです。
「こうしたら迷惑かな」「これは相手にとって不快だよね」と思い至りません。
自分の価値観が第一です。
何事も負けるのが嫌だと思っている
敗北を何よりも毛嫌いする人ほど、マウントをとりがちです。
おまけに、ただ負けず嫌いなのではありません。
どんな手段を使ってでも優位に立ちたいという強い思いが込められています。
仕事も恋愛も友人関係ですら、どうしたら負けないかを常に考えているのです。
優越を実感できていないと不安なのでしょう。
マウントをとる人への対処法
こちらが見下しているわけでもないのに、理由もなくマウントをとられたら苛立ちを覚えますよね。
できることなら、どうにかして反論したいところでしょう。
しかし、感情的になっては元の子もありません。
マウントをとる人に対してうまく立ち回るには、対処法を知ることが先決です。
正直に嫌だと伝える
もしマウントをとられたら、尻込みせず正直に嫌だと伝えてください。
相手の気持ちを推し量れない人には直球勝負が得策で、はっきり主張することが肝心なのです。
そうでないと、いつまでも伝わりませんし、何度もマウントをとられてしまいます。
怒る必要はありませんので「やめてください」「迷惑です」と、丁寧かつ冷静に言いましょう。
さらっと聞き流す
相手が調子に乗らないよう、さらっと受け流すという方法もあります。
マウントをとるのは、自己顕示欲を満たすため。
結局のところ、些細な言葉でもいいので認めてほしいのです。
なので、言葉の上でだけ寛容になってあげるのが吉。
「さすがだね」「すごいね」などと適当に相槌を打つだけでOKです。
すると承認欲求が満たされたのか、マウンティング行為がぴたりとなくなる可能性もありますよ。
距離をとる
思い切って距離をとるのも対処法のひとつです。
嫌だと伝えたり、聞き流したりするのも、そう簡単なことではありません。
物理的に距離をとって、関わらなくていいようにするのがポイントです。
相手が誰であれ、なかなか勇気がいりますが、無理して関わる必要はありませんよ。
相手を持ち上げる
仏のごとく多少なりとも寛大になるなら、相手を持ち上げてみるのもいいでしょう。
マウントをとるのは自信がなく、承認欲求が高いからです。
さらに、優位なマウントポジションにいる安心感に浸っていたいとも考えています。
なので「すごいね!」「あなたにしかできないね!」と、相手を持ち上げてみましょう。
認められた充足感から、マウンティング行為が減るかもしれません。
ただし、場合によっては相手を増長させる危険性もあります。
あくまでも、程よくおだてましょう。
関わらなくていいよう無視する
距離をとるのと同様、どうしても関わりたくない場合は無視しましょう。
特に、近年は現実世界だけでなく、SNS上でもマウンティングされることが多いですよね。
むしろなんでも言えるネット社会だからこそ、マウントをとる人が増えています。
このような場合は無視一択です。
心労がたたるようなことを無理してする必要はありません。
ブロックやミュート機能を利用してもいいですし、そもそもアプリを開かなければいいのです。
マウントをとる人とは適度な距離を保ち対処法を知って聞き流そう
「私は優れている!」と誇示してくるマウンティング行為は、誰だって不快な気持ちになりますよね。
イラっとしたり、嫌だと言い出せなかったりしてつらい思いをする人が多いはずです。
何かきっかけがない限りいつまでも続くので、まずは彼らの思惑に対して理解を深めましょう。
その状況下で対処法を実践すれば、自然とマウンティングされなくなるでしょう。
適切な距離感で付き合っていってくださいね。
- 「マウントをとる」とは自分が優位であることを示す言動のこと
- マウントをとる人の心理はさまざまで、特徴もいくつかある
- マウントをとられたら正直に嫌だと伝えることが大事
- もし、言えない場合は距離を置くのもひとつの方法
- SNSの場合、無視するのが一番である