逆ギレする人の特徴や心理とは?逆ギレしてくる人への対処法も紹介!

「周囲に迷惑をかけているのに、他人から指摘されたことに怒り出す…。」「人から怒られたことに激怒して、収拾がつかなくなる…。」こんな風に、周囲に逆ギレする人がいると困ってしまいますよね。
できれば逆ギレする人とは関わりたくないものです。
しかし、同じコミュニティに属していればなかなかそれも難しいでしょう。
そこで今回の記事では、逆ギレする人の特徴や、逆ギレする人の心理を解説します。
さらに逆ギレする人への対処法もまとめていますので、ぜひ関わり方の参考にしてみてください。
逆ギレの意味とは
「逆ギレ」という言葉について、おさらいしておきましょう。
逆ギレとは、
相手に損害や迷惑を与えており、その点で責めを受けてしかるべき者が、自分が責められることに対する怒りを露わにし、あたかも自分が不当に責められている被害者であるかのように振る舞うさま。キレられる側の者が逆にキレるさま
引用元:weblio辞書「逆ギレ」
という意味です。
本来怒られるべき立場の人が逆に怒りだすことを、「逆ギレ」といいます。
怒鳴り散らしたり開き直ったりと、表現の仕方は人によりますが、怒られたことに対してふてぶてしい態度で反撃する様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
旦那や彼氏にしたら疲れる…逆ギレする人の特徴
逆ギレする人とは、できるだけ関わりを持ちたくないですよね。
とくに逆ギレする人を旦那や彼氏にするのは精神的に疲れますから、恋活・婚活中であれば逆ギレする人かどうかを早い段階で見極めたいものです。
そこでまずは、逆ギレする人の特徴を5つ紹介します。
強いコンプレックスがある
逆ギレする人の特徴として、なにかしらの強いコンプレックスがあることが少なくありません。
自分のステータスや見た目など、人から触れられたくない弱点をいじられるのは、大変不快なものです。
自分が気にしているコンプレックスを指摘されたら、つい逆ギレしてしまうという人は少なくないでしょう。
強い劣等感から自信を持てずにいるため、攻撃的になることで自分を守ろうとするのです。
プライドが高い
逆ギレする人は、人から見下されることを恐れるプライドの高いタイプが多いです。
「そんなこと言われなくてもわかってる!」と、人の意見やアドバイスを素直に聞き入れることができません。
その高いプライドには自己肯定感の低さが隠れていて、自分自身の非を認められず、人から指摘されたことに逆上してしまうことが多々あります。
見栄っ張りで言い訳や嘘をつく
見栄っ張りで言い訳や嘘をつくことも、逆ギレをする人の特徴です。
とっさに嘘をついてしまうことは、誰にでもあるでしょう。
そんなときでも、後から「あれ、嘘なんだ。ごめんね」ときちんと謝れば、だいたいのことは丸く収まります。
しかし、逆ギレする人はその嘘がバレることを恐れ、矛盾を指摘されたら激高することでごまかし、無理矢理乗り切ろうとするのです。
ストレスを溜めやすい
逆ギレする人の特徴として、ストレスを溜めやすいことも挙げられます。
とくにおとなしくてあまり意見を言えないようなタイプだと、積み重なったストレスが許容量を超えたときに、些細なことでドカンと爆発してしまうことがあります。
おとなしい人ほど、周囲が手を付けられないほどの逆ギレで周りを驚かせることも珍しくありません。
甘やかされて育った
逆ギレする人は、小さい頃に周囲の大人から甘やかされていた過去が関係していることも多いです。
「思い通りにならなかったら、泣いたり怒ったりすれば親がなんとかしてくれた」というような経験から、大人になっても怒ることで願望を押し通そうとします。
このようにわがままなタイプは、自分に都合が悪いと感じたときでも、「逆ギレすればなんとかなる」と思い込んでいる可能性大です。
逆ギレする人の心理
逆ギレする人はどのような心理を抱えているのでしょうか。
ここでは、逆ギレする人の心理を5つ解説します。
自分は人より優れていると思っている
逆ギレする人は、自分は人より優れていると思っている場合があります。
たとえば「年上だから偉い」と思い込んでいる高齢者が、自分より若い人から指摘を受けて逆ギレするというケースがわかりやすいでしょう。
部下から間違いを指摘された上司が、「どの立場から言ってんだ!」などと逆ギレするのも、このような心理が関係しています。
自分に非があることを認めたくない
自分に非があることを認めたくないという心理が、逆ギレの要因であることも多いです。
心のどこかで「自分が悪かった」と理解しながらも、反省するどころか他人から指摘されることで反発心が芽生え、結果として逆ギレしてしまいます。
素直に認めることができず、攻撃的な態度をとってしまうのは、自分を正当化するための手段なのでしょう。
防衛本能が働いている
人が逆ギレするときには、「自分の行動やミスを責められたくない」という防衛本能が働いています。
しかし、本能が要因とはいえ、社会人として仕事をしていくうえでは、ミスしたことへの謝罪やフォローが必要です。
防衛本能を理由に、自分を守ろうと平気で責任逃れをするのは大問題でしょう。
恥ずかしい思いをしたくない
恥ずかしい思いをしたくないという心理から、逆ギレする人も多いです。
人前で指摘されたり怒られたりすると、どんなシチュエーションであれ「穴があったら入りたい…」とシュンとしてしまいますよね。
そんなときに逆ギレする人は、恥ずかしさをごまかそうとして、「だからなに?」「それがどうしたの?」とふてぶてしい態度をとります。
恋愛におけるツンデレな人と似たような心理かもしれませんね。
相手を見下している
逆ギレする人は、相手を見下しているところがあります。
たとえば、同僚の女性からミスを指摘されたときは、「女のくせに」と逆ギレするのに、上司からの指摘は素直に受け入れるというような男性はいませんか?
このような人たちは、自尊心やプライドを保つことが優先なので、「立場が下だ」と判断した相手からの指摘には、「自分のほうが偉い」と言わんばかりに逆キレするのです。
逆ギレしてくる人への対処法
逆ギレしてくる人には、どのように対応すればよいのか知りたいですよね。
最後に、逆ギレしてくる人への対処法を5つ紹介します。
職場の人やパートナーからの逆ギレにはもちろん、接客業でクレーム対応をするときにも応用できる部分は多いので、ぜひ参考にしてください。
指摘しないようにする
逆ギレしてくる人には、いちいち指摘しないようにするのが対処法として有効です。
「ルールは守ってよ!」というように、こちらの指摘や主張が正しく論理的であったとしても、なにかと逆ギレ状態になる人には反発心しか生まれません。
冷静に対応しても、「バカにしているのか!」と火に油を注ぐ恐れもあるため、言う必要がないのであれば最初から指摘しないほうがベターです。
少し時間をあける
逆ギレしているときに、話し合いをしようとしても相手の怒りはヒートアップするだけです。
そのため、相手が激高しているときは、少し時間をあけることが大切です。
逆ギレしたほうも「怒った勢いのせいで、引っ込みがつかなくなった…」なんてこともあるので、落ち着きを取り戻すまで待ちましょう。
まずは話を聞いてあげる
逆ギレしてくる人をうまく対処するには、まず話を聞いてあげるようにしましょう。
怒りの感情をぶつけてくる人は、自分の抱える不安やストレスを、相手に理解してもらおうとしていることも少なくありません。
そのため、主張を聞くという行為によって、逆ギレする人自身の気持ちが徐々に落ち着いてくる可能性が高いです。
相手の主張を一部認める
「あなたが怒るのもわかる。伝えるタイミングが良くなかったね、それはごめん。」というように、逆ギレしてくる相手の主張を一部認める方法もおすすめです。
逆ギレは、自己肯定感の低さが原因であることも少なくありません。
そのため、怒りを落ち着かせる手助けとして、相手を承認してあげることがポイントです。
「自分の気持ちをわかってもらえた」と少しでも感じてもらえれば、意外とあっさりこちらの意見を受け入れてくれることがあります。
自分は感情的にならず冷静を保つ
逆ギレしてくる人への対処法として、自分は感情的にならず冷静さを保つことも大変有効です。
相手が逆ギレしてきたからといって、こちらも声を荒げてしまえば、大きな喧嘩や面倒なトラブルに発展する可能性があります。
言い返したい気持ちをぐっとこらえ、落ち着いた大人の対応をするように心がけましょう。
逆ギレする人をうまく対処してストレスなく過ごそう!
逆ギレする人とは、できれば関わりたくないのが本音ですよね。
とはいえ、職場をはじめとしたさまざまな人間関係においては、逆ギレされるような状況をすべて回避するのは難しく、うまく対処していくほかありません。
この記事でも、逆ギレしてくる人への対処法をいくつか紹介しましたので、うまく対応してストレスなく過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてください。
- 逆ギレとは、本来怒られるべき立場の人が逆に怒ることを意味する
- 逆ギレする人の特徴には、強いコンプレックスがある・プライドが高い・ストレスを溜めやすいなどが挙げられる
- 逆ギレする人は、自分は人より優れていると思っている・自分に非があることを認めたくない・恥ずかしい思いをしたくないなどの心理を抱えている
- 逆ギレしてくる人の対処法として、指摘しないようにする・少し時間をあける・話を聞いてあげる・一部の非を認める・自分は感情的にならず冷静を保つことがおすすめ