雑な性格とは|大雑把な人のあるある特徴と長所を活かして直す方法
雑な性格だと指摘されたり、自分でも大雑把だなと自覚したりしている人は少なくありません。
雑・大雑把なことが悪いわけではありませんが、場合によっては損してしまったり思わぬトラブルを引き起こしたりすることもあるでしょう。
そこで今回の記事では、大雑把な人の特徴や長所を活かしながら改善していく方法を解説していきます。
Contents
雑な性格=大雑把とは
雑な性格を表す「大雑把」とは、そもそもどういった意味を持つのでしょうか。
大雑把という言葉が表すのは以下の2通りです。
- 細部にまで注意が行き届かないこと
- 細かいことは気にせず、物事の全体像を捉えること
前者は「大雑把な性格」で想像されるように、ややガサツで適当なことを意味します。
一方後者のほうは、細部にこだわり過ぎず全体像を捉えられるということで、プラスの意味合いを表現しているといえるでしょう。
つまり大雑把というのは決してネガティブなだけでなく、長所としても働く可能性があるということです。
もし自分自身が雑な性格だという自覚があるのなら、そのマイナス面とプラス面をよく把握した上で改善していくことをおすすめします。
雑な性格と丁寧な性格の違い【大雑把あるある】
続いて、大雑把な人の特徴から「雑な性格」と「丁寧な性格」の違いを見ていきましょう。
以下の大雑把あるあるに当てはまる部分が多ければ、あなたも大雑把タイプかもしれませんよ。
めんどくさがり
雑な性格の人は基本的にめんどくさがりです。
そのため、よほど困るようなことでなければ気を遣わないことが多いです。
大雑把な人の部屋が汚なかったりカバンや机の中がぐちゃぐちゃだったりするのは、掃除しなくてもなんとかなるからでしょう。
掃除するめんどくささよりも、汚い部屋にいるほうがマシだと判断しているのです。
物を雑に扱う
大雑把な人は物を雑に扱いがちです。
丁寧に使おう、傷つけないようにしようといった気遣いがないため、乱雑に扱って物を壊してしまうこともしばしば…。
また、ドアの開け閉めや足音もうるさい人が多いです。
場所に関係なく声が大きい
大雑把な人は場所に関係なく声が大きいという特徴があります。
丁寧な人はその場に合わせて声のボリュームを調節しますが、雑な人はそこまでの配慮はしないため静かな場所でも声が大きくなってしまうのです。
大きい声で他人が不快にならないかな、といったことはあまり気にならないのでしょう。
人の目を気にしてない
人の目を気にしないのも大雑把な人の特徴です。
その性格のせいで他人に迷惑をかけることもありますが、一方ではポジティブな面も存在します。
周囲に何を言われても気にせず、自分の意志を貫くことができるのでやりたいことを完遂しやすいです。
また気持ちの切り替えが早く、他人との軋轢も生まれにくいのもメリットです。
物事を広く見るのが得意
大雑把の言葉が示すとおり、このタイプの人は物事を広く見るのが得意です。
全体像を捉えるべき仕事ではその能力を遺憾なく発揮できるでしょう。
プロジェクトの企画開発や、全体をまとめ管理するリーダー向きの資質だといえます。
精神的に強いタイプ
大雑把な人は精神的に強いタイプだといえます。
丁寧な人は細かな部分が気になるため、ちょっとしたトラブルや不調には弱いです。
一方、大雑把な人は些細な問題を気にせずやるべきことをやれるので、窮地に陥ったときも強いです。
チームで活動するとき、こうした大雑把さが周囲を救うことも多いでしょう。
察する・気遣いが苦手
大雑把な人は、他人の気持ちを察したり気遣ったりすることが苦手です。
自分自身が周りを気にしない性格なので、相手の感情の変化にも気付くことができません。
一方、丁寧な性格の人は気遣いができるぶん繊細な人が多いので、場合によっては「面倒な人」として悪印象を抱かれてしまいます。
細かいミスが多い
大雑把な人はあらゆる面において雑です。
そのため、細かいミスのせいで仕事量が増えることもしばしばです。
大局を見る場合はいいのですが、繊細な作業が求められる場面では正直足を引っ張ってしまいます。
物をなくすことが多い
大雑把な人は物をなくすことが多いです。
使い方も雑ですが、保管の仕方も雑なので何がどこにいったのかわからなくなるのです。
なくし物を減らしたいのなら、「使ったら定位置に戻す」という基本的なことを身に付けることをおすすめします。
雑な性格のメリットを残しながら直す方法
雑な性格は良い面もありますが、物をなくしたりミスしたりするのはできるだけ直したい、と思っている人も多いでしょう。
そこで、雑な性格のメリットを残しながら改善するための対処法を紹介していきます。
何事も確認する癖をつける
ミスが多いという大雑把な人のデメリットを改善するには、何事も確認する癖をつけることが大事です。
ひとつ仕上げたら間違いがないか見直しする、出かける前には持ち物をもう一度チェックするなど、確認作業にも手を抜かなければミスは大幅に減らせるはずです。
忘れやすい人はメモをとる癖をつけるのもよいでしょう。
ケアレスミスや忘れ物の多い人は、対策としてぜひ試してみてください。
始める前に計画を立てる
猪突猛進型の大雑把な人は、思いつきで始めて失敗することも少なくありません。
そうしたことを減らすには、始める前にまず計画を立てることをおすすめします。
大雑把な人の旺盛なチャレンジ精神や決断力の速さはよいことです。
そうしたポジティブな部分をなくさないためにも、計画性もプラスできるよう心がけるとよいでしょう。
『丁寧』を心がける
大雑把な人は仕事が思っている以上に雑です。
周囲からはそのままだと雑過ぎると思われる可能性があるため、何事も「丁寧」を心がけることをおすすめします。
一つひとつを面倒がらずに丁寧に行えば、粗雑さが抑えられ対局を見極める良い面も活かすことができるでしょう。
人から指摘してもらう
丁寧を心がけていても、元が大雑把だとできているのか心配になると思います。
そんなときは、ぜひ周囲の力を借りましょう。
雑になっていたら注意してほしい、と周りに言っておけば必要なときに指摘してもらえるはずです。
周りを観察し気を配る
大雑把な人は、周りを気にしないことがトラブルの引き金になる場合も多いです。
自分の振る舞いで周りが迷惑していないか、困っている人はいないか、よく観察して気を配るよう心がけましょう。
どう気を配ればいいのかわからないなら、丁寧な人の行動を真似するのもおすすめです。
雑な性格の長所を伸ばしながら丁寧さも取り入れよう!
雑な性格にはメリット・デメリット両面があります。
物事の大局を捉えられるという意味では長所ですが、一方で仕事が雑になったり周囲への配慮が欠けてしまったりというのは短所でしょう。
雑な性格のせいでトラブルを引き起こさないためには、自分が思う以上に丁寧さを心がけることが大事です。
大雑把な人が持つ長所を伸ばしつつ、丁寧な人を見習うことで仕事もプライベートもより円滑に進みやすくなるはずですよ。
- 「大雑把」には、細部にまで注意が行き届かない・細かいことに惑わされず全体像を捉えるという2つの意味がある
- 雑な性格の人はめんどくさがり、人の目を気にしない、精神的に強いといった特徴がある
- 雑な性格を改善したいなら、確認や事前の計画を怠らないなど物事を丁寧に進める癖をつけるのがおすすめ